War Thunder

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【He112A-0】SB入門
By SHinacho_530
このガイドは、He112 A-0を使用した、SB入門資料です。SBをやったことがない方・SBにチャレンジしたけど、挫折した方向けです。

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微妙な速度性能、1門しかない機関砲、150発しかない弾丸・・・。
He112 A-0は一見扱いにくいと思われがちだが、実はSB入門に最適な扱いやすい機体なのだ!

このガイドでは、ガイドを書く練習もかねて、He112 A-0を使ったSBの入門、特に永久対立モードでの戦い方について解説してみるぞ。
なお執筆時点でのバージョンは1.55.3.135、また、筆者は操作にThrustmaster T-Flight Stick Xを使っている。
*このガイドは気まぐれで加筆修正・動画追加などの更新をし続けています。
*wiki掲載ありがとナス!
   
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永久対立について
はじめに、SBをプレイしたことがない方も居るかも知れないので、これがどんなものか軽く解説しておこう

ご存知のとおり、WarThunderには、AB,RB,SBの3つのモードがあり、SBはその中でも最もリアルに近い(とされている)モードだ。
敵にマーカーが出ないため、目視で見つけなければならなかったり、急旋回すると羽がもげたりする。

今開催されているSBのマッチは、「永久対立」と呼ばれている。
これはハンガー右上のイベントメニューからアクセスできるSBのランダムマッチで、RBとは違って、デッキを組んで複数の機体を持って行って戦うモードだ。


マッチはいくつかのランクに分かれていて、それぞれ指定されたBR帯の機体しか使うことはできない。ただし、指定されたBRの中で、最低のBRの機体がデッキに入っていないと出撃すらさせてもらえないので、注意しよう。(今回はBR 2.0の機体が必要って事だ)
また、永久対立では、高BRの飛行機(永久対立ⅡだとBR 2.7-3.3)を使う場合、スポーンポイント(SP)というものを支払う必要がある。これは、戦果を上げるとゲットできる個人のポイントで、永久対立ⅡではBR2.7の飛行機を使いたければ120 SP、BR3.3では450 SP支払う必要がある。つまり、BRの高い、性能の高い機体を使うために、BRの低い機体も持っていって、さらにそれで戦果を上げなければならないのだ。ちなみに、AIの戦闘機1機撃墜で大体120 SPほどゲットできる。
高BR機の制限として、一度撃墜されると出撃まで待ち時間が発生するというよくわからないシステムもある。この辺のSPに関するごちゃごちゃしたルールはwiki[wikiwiki.jp]にまとめられているので、そちらを参照してほしい。

SL計算については、機体選択のたびに、機体ごとに決められた「出撃費用」を取られるので、
死なずに基地に帰還して補給して戦い抜けば、1回の出撃費用で得点が稼げる。もちろん、強い機体は出撃費用も高いぞ。
そして、好きなタイミングでマッチを抜ければ、そのときに金額が精算される。1戦が長くなりやすいSBではありがたい機能だ。

それでは、今回使用するHe112 A-0はどうなのかというと、SBでのBRは2.3なので、「永久対立Ⅱ (BR 2.0-3.3)」にSP消費なし・初回出撃は待ち時間なしで出撃できる。
だから、これしか使える機体が無かったり、他の強い機体を使うまでの待ち時間としても、これとBR2.0の飛行機が1つあればSBに挑戦できる、お勧め機体なのだ。

RPも、1-2機落とせば、1000以上入るので、序盤の機体がそろっていない時機や、ツリー後半の猛烈に高いRPを稼ぐのにも便利だぞ。


ところで、wikiにも書かれているが、SBではフライトスティックが有利である。といっても、コントローラでプレイできないわけではない。実は筆者も昔はXboxのコントローラでプレイしていたのだが、スティックがほしくなって買ってしまった。
コントローラでプレイする場合、視線移動が難しいことが一番の問題になると思われる。RBのように「ロック中の敵を追従する機能」もSBでは使えないので、自分にあった設定を工夫しよう。
また、意外と重要なのがヘッドホンである。SBではエンジン音で敵を見つけることもよくあり、サラウンド環境だと非常に有利だ。これから一式そろえたい人は、ヘッドホンも必ず準備しよう。
STEP1 機体の特徴をつかもう
いきなり戦場に出るまえに、まずは、こいつがどんな飛行機なのか知っておこう。



He112は1930年代にドイツで開発された戦闘機で、A-0はその改良型だ。
対抗馬だったBf109に比べると、運動性能に長けるが、速度性能は及ばない。
ゲーム内では、MC202と並んで、BR 2.0~3.3の永久対立モードでの初期機体として人気だ。
MC202と比べると、出撃費用が1642SLと100SLほど高いが、SBではほぼ誤差だろう。1-2機落とせばおつりがもらえる。

この機体の長所は、その安定性能と強力な武装にある。
機動性も結構良好で、同ランクのP-40やスピットファイアがスピンしてしまうような急激な操作をしても、そうそう落ちることはないだろう。
また、武装は同軸機銃として超強力な20mm砲を搭載しており、格上の相手でも木っ端微塵にできる攻撃力を秘めている。こいつの20mm砲は元が高射砲なだけあって、そんじょそこらの最初から航空機用に開発された砲とはわけが違う。アホみたいに威力が高いので、単発機相手なら、慣れれば5発程度で粉砕できるぞ。まさに、「たかが1門の砲で何ができる?」状態である。


一方、短所は、肝心の20mm砲が当てにくいことと、高速が出せないことだ。
20mm砲はあたれば強力だが、いかんせん連射が遅い。発射音がMG151と同じなのだが、音の半分くらいしか弾が出ていない。MG151と弾薬もまったく違うのだから、何か別の音に変更すればいいのにな。…などと書いていたら、1.67でついにサウンドが更新され、やたらかっこよくなった。やったぜ。
速度については、この機体は620km/hくらいで速度表示が赤くなってしまい、700km/hくらいで翼がもげてしまう。
高速で逃げる敵機は、位置だけ通報して他の味方に任せるのが無難だろう。

カウンタートルクについては弱めで、比較的制御しやすい。また、トルクは、ゼロ戦などと同じく左向きに発生する。
この特徴は片翼が吹っ飛ばされたときに、スロットル操作によってロールを制御できるようになるので、ぜひ覚えておこう。
トルクが強すぎる機体では、片翼が吹っ飛ばされてしまうと、スロットルの強弱が調整しにくく、着陸が困難になってしまうのだ。

オープンコックピットのため、視界は良いが、パイロットが死にやすい(気がする)ので、クルーポイントがあまっている人は生命力に全振りしておこう。
スピットファイアやハリケーンとも戦うことになるが、それらの機体は猛烈な弾幕を展開してくるので、パイロットを強化しておかないと一瞬でお陀仏だぞ。

これらの特徴を踏まえて、まずはテストフライトで操作の設定をしておこう。
日本機をメインに使っている人なら、ゼロ戦などの"Turn Fighter"が扱いやすい設定にしておけば、He112も同じ感覚で操縦できるだろう。
300km/hくらいで操縦かんを目いっぱい引いたとき、ベイパーが出てスムーズに旋回できるくらいの設定が理想だ。
STEP2 基本操縦
SBをプレイする時は、最初に必ず視点移動になれておこう。
SBでは敵機を目で追うことが特に重要なので、自分にあった操作方法を工夫しよう。
筆者は右手でジョイスティック、左手はマウスでの視点移動にしている。
(「ベーシック」の「マウスの使用方法」を「ビュー」にして、「マウスのホイール」を「ズーム軸」に設定すると、マウスで視点が自由自在に移動できるぞ。)

それから、ビューの制御の「頭部移動 後方-前方」(これは誤訳で、正しくは"上下"だと思う)は何かと便利なので、できれば使いこなせるようにしておこう。

出撃時の設定については、燃料は30分だと意外と足りなくなるので、45分をお勧めする。
また、弾薬ベルトはすべて榴弾かつ曳光弾になるHEFI-T/AIが最も強力で当てやすいだろう。


SBでは、よく離着陸に失敗して墜落しているもったいない人が居るので、この部分はテストフライトで練習しておこう。
(SBではIキーでエンジンをスタートしないと動かせないので、忘れないようにしよう。また、実戦の滑走路は、テストフライトより短いので、それも注意しよう)
幸い、この機体の離着陸は、Bf109ほど難しくはない。
スロットルをいきなり100%にしても、右に当て舵をしておけば、大体まっすぐ進めるだろう。
速度が150km/hくらいになったら、ほんの少しだけ操縦かんを右に倒しつつ、やさしく下に引こう。
速度が200km/hくらいになったら、フラップは格納してしまってよい。

実戦での離陸時は着陸しようとしている味方機との衝突に注意しよう。離陸したらすぐに変針するとよい。

飛行中、ギアをちゃんとしまったかわからなくなってしまったときは、視点を少し上に上げてみよう。
操縦かんの向こう側にfahrgestellと書かれたパネルが見えるはずだ。
このパネルに、オレンジの「EIN」が点灯していれば格納中、青の「AUS」が点灯していれば、展開中となる。

この計器は他のドイツ機でもだいたい同じものが使われているぞ。

この機体の失速速度はフラップ等を出していない場合、125km/hくらいだが、180km/hくらいになると、運動性能が下がるので、注意しよう。
とはいえ、横急旋回をし続けても200km/hくらいはキープできるので、急激な上昇をしなければ、そこまで速度が下がることはあまりないだろう。

着陸時は、大体200km/hくらいで進入して、180km/h以下で接地するようにしよう。
他に離着陸をしている友軍機が居なければ、もう少し早めでも大丈夫だ。
着陸のコツは、視点を上に上げて、照準器の縦の線が滑走路と同じ向きになるように調整することだ。

そして、なるべく水平に近い角度で、先に前輪を接地させる。
ちなみに、照準機を正面から見た状態で、左にある予備の照準機の○の上端が水平線とかぶるくらいがだいたい水平なので覚えておこう。(画像参照)

このとき、少しバウンドするかもしれないが、機体が前後左右に傾かないように制御しよう。おそらくここが一番難しく、練習するほか無い。
無事接地して安定したら、スロットルを0%にして、Bキーでブレーキをかけ、操縦かんは引き気味にしよう。この、安定してからスロットルを0%にするのが大切で、空中で出力を変えると、トルクで機体が傾いてしまうので、一定出力のまま接地させたほうがよい。
また、味方機の緊急着陸や、敵機襲来でゴーアラウンドを実行するときにも便利である。

なお、接地後に操縦かんを奥に倒せばバウンドを制御することができ、友軍機が離陸しようとしているときに空中衝突を避けるのに有効だが、プロペラを破損しやすいので、なれないうちは滑走路が空いていなかったら少し空中待機したほうが安全だろう。
(Gaijinの温情によって、接地している機体とは衝突しないぞ!少しでも浮いていたら死ゾ!)
また、三点着陸は、地面効果で機首が浮いて失速→墜落となりやすいので、これも慣れないうちはお勧めできない。

ダメージを負っているときに着陸する際には、墜落しないように特に注意しよう。
特に、フラップを展開する前には、左右の主翼を目視で確認して、フラップにダメージが無いかチェックしよう。
片方のフラップだけもげていたりすると、フラップを展開した瞬間に左右のバランスが崩れて制御不能になることがあるのだ。
心配な場合は、着陸前にためしに戦闘フラップを展開して、操縦に異常が無いか確認しよう。
なお、最近のアップデートで、フラップが片方だけ破損しているときに展開すると、警告が表示されるようになった模様。

飛行場付近では、空中衝突しないように細心の注意を払おう。
Lキーでスモークを出したり、「着陸態勢に入る!」の無線を流すのも良いだろう。
特に永久対立モードでは、高BRの機体はSPを稼がないと出撃できないので、それが味方に落とされてしまうと、大変迷惑になってしまう。
万が一衝突してしまったら、直ちにチャットで「I'm sorry」と謝っておこう。
STEP3 索敵と通報
SBでは、味方機に500mくらいまで近づくと、マーカーが出るので、基本的には近づいてみてマーカーが出ないものは敵と思ってよいだろう。照準器の○にちょうど収まるくらいまで近づくのがよい。
ただし、AIの友軍機はちっちゃな▼マークしか出ないので、これを見落として誤射しないように。
接近時は、空中衝突に注意しよう。相手も自分を発見していれば、大体の場合においてヘッドオンになるので、相対速度が高く、衝突しやすい。

自機の高度が高いと、低空の機体は迷彩の効果で見分けにくいので、ほとんど発見できない。
巡航高度は高くても1500mくらいにしておこう。


ただし、敵飛行場や高射砲陣地の上空を通過する必要があるときは、直撃したら即死するので、もっと高高度を飛行しよう。
特にHe112は、高射砲を食らうと羽がもげたり、エンジンが故障したりしやすく、一発で瀕死になるので、注意しよう。
大体2700mくらいあれば、致命傷を負うことはまず無いだろう。当然、迂回できるならそうしたほうがよい。

敵を探すのは、次の6つのポイントで実施しよう。

  1. まず、後ろを見よう
    敵機が居なさそうな空域であっても、とりあえず、後ろを確認しよう。雲の多い空域では、普段より頻繁に確認しても良いだろう。
    照準器が右舷についている関係で、右から振り返ったほうが、後ろがよく見える。「後ろを見る」ボタンでは左から振り返ってしまい、頭の高さも考慮されないので、よく見えない。Gaijinの仕掛けた罠である。


  2. 音を聞く
    飛行中、エンジン音らしきものが聞こえたら、敵とすれ違ったかもしれないので、警戒しよう。
    怪しいと思ったら、スロットルを0%にすることで、聞こえやすくなる。まずは、後ろを見て、それから周囲、最後に下を確認するとよい。
    FPSと同じで、サラウンド環境が有利だ。

  3. 曳光弾
    曳光弾はとても目立つ上、国によって色が違うので、これを目印にしよう。
    一部例外はあるが、白・緑は味方(ドイツ機)、オレンジ・黄色は敵(米英露)と覚えよう。
    白・緑が見えたら、味方優勢。オレンジ・黄色が見えたら味方劣勢だ。


    ちなみに例外とは、主にイタリア機の12.7mm機銃のことである。イタリア、マジ、イタリア。

  4. 高射砲の弾幕
    AIの高射砲は、射程範囲に敵が近づくと、勝手に撃ち始める。味方高射砲は自機が近づくと、マップに表示されるので、味方の高射砲が盛んに撃っていたら、その方向に敵機が居ることがわかるのだ。

  5. 味方の通報
    味方から救援要請がきたり、マップ座標を示していたり、チャットで通報があったら、そこで素敵なパーティが開催されていることだろう。
    チャットで自分から「where is party?」と聞いてみても良いだろう。(外人兄貴たちはあまり返信をくれないが)
    通報空域に到着しても目標が見えない場合は、大抵、低空で戦っているか、追撃して移動してしまっている。低空にいるっぽいが見つけられないっぽいときは、チャットで、「altitude?」とたずねてみるのもいいっぽい。

  6. 目視
    目視で敵機を探す時は、低空の機影はまず見つけられないので、あきらめよう。迷彩の効果で、かなり接近していても見つけられないことも多い。基本的に、同高度くらいの敵を探すようにしよう。遠くの機影はモニタに着いたごみ粒と見分けが付かないくらい小さいので、気合で探そう。
    ちなみに、筆者のグラフィック設定によるものかも知れないが、遠くの機影はズームすると背景に溶け込んでしまってよく見えず、むしろ引いて見たほうが黒点としてよく見えたりする。

    目視で遠くの敵を探す場合は、敵飛行場の方向に向かってジグザグに飛びながら探そう。
    目標空域にまっすぐ向かうと、前と左右をメインに見張る必要があり、しかも前下方は機首に隠れて見えなくなってしまう。ジグザグに飛べば常に片方だけの見張りで済むし、バンクするだけで上も下もよく見えるのだ。もちろん、背後から突然奇襲されることもあるので、気休め程度ではあるがね。

SBでは、敵の位置がマップに表示されないため、有利に戦うためには、これを味方に情報連携する必要がある。敵の情報は積極的に発信しよう。
マップ画面を開き、周囲の地形を目印に、不明機がいる場所をクリックすると、位置を通報できる。
次に、チャットで、自分がわかっている情報を味方に展開しよう。
基本的には、次の情報があると、良いだろう。

  1. 機種・数
  2. 高度
  3. 自分の状況(弾切れ・燃料切れなど)
  4. 敵の指針
  5. 敵の速度
大体、次のような発信をすれば意味は伝わるだろう。
例1「爆撃機1機が高度2000m速度200km/hで指針90度に進行中。味方か?」→ 1 bomber, ALT 2000m, SPD 200km/h, HDG 90, who?
例2「スピットファイアを200mに発見。我残弾少なし。」→1 spitfire 200m, i'm low ammo

不明機の場合は、「unknown」と書けばわかってもらえるだろう。

緊急で使う可能性のある文章は、その意味とともにスプレッドシートなどに書いておいて、
ゲーム中、コピペできるようにしておくと便利だろう。
google翻訳でも十分伝わるので、それでもよい。

チャットで連絡するときは、送信モードが「チーム」になっていることを確認しよう。
「全体」で敵に発信して増援を呼ばれたらまずい状況になってしまうぞ。

通報後、味方から「it's me」とか言われたら「賛成!」の無線メッセージを送っておこう。
また、味方から通報があってそれが自分を指し示していると思われるときも、「it's me」と返しておこう。
味方飛行場の近くなど、比較的安全な空域なら、スモークを出したりして合図しても良いだろう。
STEP4 敵味方識別
この章では、敵・味方の見分け方を紹介しよう。

  • He112
    He112は小柄な機体に、楕円形の主翼が付いているので、比較的見分けやすい。
    色も、白か緑なので、他の機体と混同することはあまり無いだろう。
    正面から見ると、主翼が曲がっているのも特徴だ。
    (実はこれもSBでこの機体が使いやすい点の一つなのだ!味方にこの機体が多いと、見分けやすいからね!)



  • Bf109
    Bf109は全体的にシュッとしている。また、大体の機体は暗めの緑色をしている。
    E-3とF-1は機首が黄色になっており、前方からでも見分けやすいだろう。
    SBではF型よりE型を使っている人が多い印象があるのだが、E型は主翼が角ばった形をしているので、これも見分けるのはそんなに難しくは無いだろう。



  • MC202
    MC202は見分けにくい印象だ。
    ずんぐりした胴体と、細い主翼が特徴だが、遠くから見ると、スピットファイアやハリケーンに似ているので、難しい。
    「東部戦線」の紫の迷彩を使っている人はほとんど居ないと思われるので、茶色っぽい見た目だったら、MC202らしいと思っておこう。、
    とはいえ、スピットファイアも茶色っぽい色をしているので、ズームしてみて、何かわからない飛行機がこちらを追ってきている場合は、一応反撃体制をとっておくとよいだろう。


  • P-400
    P-400はやたらと長い機首が特徴だ。細長い機体にの真ん中らへんに羽が付いているのは大体P-400なので、見分けやすい。似ている飛行機も、P-40かスピットファイアであることが多いので、どちらにしても敵と判断してよいだろう。
    こいつは強力な20mm砲を持っており、奇襲を食らうと危険である。しかし安定性が悪いので、格闘戦に持ち込めば大体勝てる。



  • P-40
    P-40はP-400などと似ているが、機首がずんぐりしていること、主翼の前縁がほぼまっすぐ、尾翼がハート型 の3つが特徴だ。こいつも安定性が悪いので格闘戦で勝てる。



  • スピットファイア
    スピットファイアはP-400やMC202と誤認しやすいが、シュッとしている楕円の翼が特徴だ。
    正面から見ると、片方だけにラジエターが付いているので、これを目印にしよう。ヘッドオンを仕掛けてきている不明機の片方だけにラジエターがあったら、撃ってしまってよいだろう。
    また、サンプル画像のように、上から見ると主翼がU型、尾翼が∩型になっているのも特徴だ。
    イギリス機は大量の機銃を積んでおり、ダメージを受けやすいので、初撃はなるべく回避したい。



  • ハリケーン
    ハリケーンの見分け方は、謎に包まれている。
    特徴らしい特徴が無いので、MC202等と誤認しやすい印象だ。
    正面から見ると、主翼が水平で、分厚いので、わかりやすい。



  • ロシア機
    ロシア機は主翼がひし形になっているので、そんな飛行機は全部敵と思ってよいだろう。
    主翼に大きく書かれた☆マークもよく目立つ。対ロシア戦でも、課金機体のP-40を使っている人がたまに居るので、注意しよう。


  • その他注意
    ・爆撃機は、味方の基地に向かってまっすぐ飛んでいるならば「おそらく敵」とみなそう。
     PBYと味方のHe111は見分けやすい。どうしても機種不明の場合は、味方に通報して、チャットで返信が無ければ敵としよう。
     対米英戦ではまれにハボックを使ってる人がいて、機種がわかりにくいので注意しよう。
     (こいつはやたら固いので、ハボックを見つけてしまったら、味方を呼んでたこ殴りにするのをお勧めする)

    ・米の課金日本機に注意しよう。
     He112でこいつらに格闘戦を挑んではならない。戦闘ログに隼やゼロ戦が登場したら、警戒しよう。幸い、明るい色で目立つので、他の機体に比べると、発見しやすく、見分けやすい。

    ・カスタムデカールに注意しよう。デカデカと模様を貼っている場合、元の塗装が隠されて、機種がわかりにくくなる。

    ・ちなみにSBではA-36、P-47、P-38初期型もBRが3.3なので、普通に出てくるぞ。
     日本でSBをプレイすると、隼2型でこれらの相手をしなければならないので大変だ。
     その点He112A0ってスゲーよな。20mm砲強ぇし。
STEP5 戦い方(優勢のとき)
いよいよ敵と空中戦をする時だ。
だいたいの場合は、格闘戦を挑んでも負けることは滅多に無いだろう。
ハリケーンやスピットファイアは強敵だが、低速での安定性が悪いので、意外と勝てる。


まず最初に、自機の速度に注意しよう。
敵が自分より低空に居る場合、速度が出すぎてしまいがちだが、旋回しようとしてブラックアウトすると、そのまま墜落してしまうこともある。
接敵時は高くても400km/hくらいにしておこう。
速度が出すぎている場合は、スロットルを絞った上で、ラダーを踏んで、逆方向にロールすれば速度を下げやすい。(この技は着陸時にも使える)

敵が高空に居る場合は、速度が下がり過ぎないように注意しよう。自分が不利でも、最初の一撃を回避し、自分が失速していなければ、勝機は十分にある。中途半端に敵を追尾せず、速度を保とう。

次に、場所を確認しよう。
敵の基地や高射砲陣地が近い場合は、高射砲に打ち落とされるリスクが高いので、絶対に深追いしないこと。逆に自分が追撃されているときは、味方陣地に逃げ込むと、高射砲が落としてくれる。(たまに巻き込まれて高射砲にTKされることもある。やつらは謝りもしないので、「おいコルァ!お前報告すんぞ!」とチャットで文句を言っておこう。)

すでに戦闘が始まっている空域に途中参戦するとき、後ろを取っているのが敵か味方かわからない場合は、とりあえず、後ろの機体を追うと良いだろう。前の機影を狙ったとき、後ろが敵だったら、自分がターゲットになってしまうかもしれないからだ。
味方との空中衝突には注意しよう。同じ敵を追尾していると、同じ機動になるので、とても衝突しやすい。

照準器の○に機影がちょうど納まるくらいまで近づいて、それでもマーカーが出ないときは、機種不明でも撃ってしまってよいだろう。撃つときは、照準器の○から機影がはみ出るくらいまで近づこう。

基本的に見越し射撃をすることになるのだが、He112 A-0の機関砲は独特で、射撃音に対して実際の連射速度がとても遅いので、なれないうちは当てにくいだろう。
弾は150発しかないが、連射が遅く、意外と弾もちはよいので、気前よく撃っていったほうが、当てやすい。下のサンプル動画のように、ガンガン撃ちまくって敵を焦らせるのも有効だ。
しかしながら、この砲に限らず、1-2発だけ当てても滅多に落とせない。5発、10発と立て続けに当てることに意味があるので、ここぞというときに連続して当てるため、じっくり射撃機会を伺おう。ちなみに弾速は結構速いので、十分に近づけば直接照準でもOKだ。
射撃方法について補足しておく。筆者は上の動画のように、割と撃ちまくるトリガーハッピータイプである。
しかし、ただの数撃ちゃ当たる戦法ではなくて、ちゃんと理由がある。伝説の剣豪同士の決闘もそうであったように、真剣勝負とは心理戦である。いかに敵を焦らせて、正しい判断ができない状況に追い込めるかが大切だ。
それで、相手にプレッシャーをかけるために撃ちまくっているのである。実際、撃ちながら追尾していると、敵は無駄な旋回をしたりして、結構隙を見せてくれるぞ。
特に曳光弾を使っていると、だいたいの人は弾道とは逆の方向へ逃げたがるので、ある程度敵の機動を制御することすら可能だ。
隼や鍾馗乙のような弾が猛烈に少ない機体で無い限り、気前よく撃ったほうがよい、というのが持論である。

ただし、急旋回しながら追尾しているときは、けん制のためであっても基本的には撃たない方が良いだろう。
当てにくいというのもあるが、敵にとって逃げやすいというのもある。
こちらが曳光弾を使っている場合、敵に射線が丸見えになってしまうが、相手から見て、曳光弾が前をすり抜けていったということは、射線が通っていないということであり、さらに、相手は自機の前を狙っているために機首に隠れてよく見えなくなっている、ということである。
このとき、旋回をやめて、マイナスGをかけると、相手の視界からスッと消え、迷彩効果で見つかりにくい低空に簡単に逃げられてしまうのだ。

また、旋回中は絶対に敵から目を離さないように視線を追従しよう。
見失った敵機は、NINJAのように忍び寄り、いつの間にか真後ろからあなたを狙っているだろう。
もし、空戦中に、敵を見失ってしまったときは、とりあえず同じ方向に旋回を続けておくとよい。戦域からあまり離れずに、索敵・回避するためだ。
史実のエースも言っているように、敵機を一度見失うと、再発見は困難である。瞬きをするかしないかで勝敗が決まるのが空中戦だ。

追尾しながら旋回を続けて、「もうちょっとで撃てるんだけど、撃てそうで撃てない」感を出しておき、敵が「もうそろそろ巻けたかな?」と旋回を中断したところで20mm砲を叩き込んでやろう。HEFI-Tベルトなら威力が高いので、単発機なら狙う場所はどこでもよい。一応狙う場合は、着火する前に粉砕してしまうタイプの砲なので、羽の付け根などの構造的に弱い部分を狙うと良いだろう。PBYなどの頑丈な機体の場合には、エンジンを狙うと燃やしやすい。

射撃前には、できるだけ後ろを確認しよう。あなたが撃てるようになったということは、あなたの後ろにいる誰かも、撃てるようになったということだ。


STEP6 戦い方(劣勢のとき)
自分が不利な状況になったときは、次の操作を試みよう。

  1. 同じ方向への横旋回を続けよう。
    大体の敵より旋回性能が優れているので、いつかは後ろを取れる。一時的にフラップを戦闘にすると良い。
    安易に切り返すと隙が生まれて撃たれてしまうぞ。
    縦旋回は敵の速度を下げやすいため、うまくいけば逆転できるが、自分の速度も下がって撃たれやすくなる諸刃の剣だ。注意して使おう。

  2. シザース機動に持ち込む。
    敵と交差して、敵が撃ってきたときは、すばやく逆に切り返すか、そのままの方向のバレルロールで回り込もう。
    ロールをする際には、ロールする方向にラダーを踏むと、早く回れる。
    敵が撃ってこなかった場合は、まだ射線が通っていないので、そのままの旋回を続けたほうがよいだろう。これは心理的な意味合いもあって、敵は発砲するとき、「よっしゃ!俺は今有利や!あと一息で落とせるで!」と慢心しているのである。だから、雑な操作になって、こちらがすばやく回り込むのに付いてこられなくなってしまう。そこに漬け込んで、返り討ちにしてやろう。

    シザーズ機動をするときは、「速度と高度は交換可能」ということを忘れないように。
    オーバーシュートを狙う場合、単純に自機の速度を下げるより、高度を上げることで速度を下げるべきである。高度は速度に変換できる。ただ速度を下げるのでは、保有しているエネルギーの総量が減るので、大体の場合はもっと不利になるだけ。速度を高度に変換してエネルギーを貯金しておけば、オーバーシュートした敵が加速して逃げても、こちらは高度を下げれば簡単に増速できるので、追いつきやすい。
    ちなみに基本的には高度のほうが価値が高いのだが、低BR帯では速度のほうが価値があり、高BRになるにつれて高度のほうが価値が高まる傾向がある気がするぞ。
    これは機体性能が上がったことで、高速を出すのが難しくなくなり、「速度で逃げる」戦法が破綻したためであろうな。相手が自分と同じ速度性能なら、エネルギーを高度に変換している高空に居たほうが有利、というわけだ。

  3. 縦旋回と横旋回を組み合わせて機動する。
    速度が260km/hくらい出ているときは、インメルマンターン機動から垂直になったとき270度ロールしつつ機首を下げて、横の旋回につなげよう。
    P-400等はこのような低速旋回中のロール機動が苦手で、付いてこられないことが多い。
    ただし、速度が下がって敵との距離が詰まるので、あまりに敵との距離が近かったり、すでに撃たれまくっているときはやめよう。
    敵がスピンしてしまったら無慈悲に攻撃して得点を稼いでも良いし、温情で見逃してやっても良いだろう。ただし衝突には注意しよう。

    ちなみに、筆者はスピンから完璧に回復した人を一人くらいしか見たことがない。
    He112では滅多にスピンしないので、不要かも知れないが、一応正しい回復方法を書いておくと・・・
       
    1. 降下速度を下げるため、スロットルを0%にする。後に急降下するので、破損防止のためフラップは格納する。
       
    2. 回転方向を見極める。これが最も重要かつ難しい。見誤ると、いつまで経っても回復できない。
       
    3. 操縦かんをニュートラルに戻す。
       
    4. 回転方向と逆にラダーを踏む。回復まで時間がかかる場合があるので、途中であきらめないように。ただし、回転方向を見誤っていないかは疑おう。
       
    5. 機首が下がってきたら、操縦かんを奥に倒しつつ、回転方向と逆へロール入力。
        ※この操作は、本来無くても回復すると思うのだが、どういうわけかWarThunderではラダーだけでは回復が難しい気がするのだ。
       
    6. ロールの後、急降下状態で安定するので、ブラックアウトしたりオーバーGで羽が折れたり制限速度を超えたりしないように注意して引き起こす。
    もちろん、高度が低いと墜落してしまう。

  4. 「援護せよ!」の無線メッセージを出そう。
    近くに親切な味方が居れば、助けてくれる。

  5. 低空に避難しよう。
    敵が、自機よりも遅い機体だったり、距離があいている場合には、こちらも低空に避難しよう。
    低空に居ると、下からは攻撃できなくなるし、上からの攻撃も、墜落を警戒してやりづらくなるので、大体の場合はシンプルな追いかけっこになる。
    一種の背水の陣である。しかし、He112 A-0は比較的遅いので、複葉機や軽爆撃機が相手でないと使いにくい戦法ではある。

いずれにしても、戦闘中には絶対に水平飛行はしないこと、敵に奇襲された場合、めちゃくちゃでも良いので、とにかく動こう。「ちょっと休憩」とか、「敵を見失ったから探したい」といって旋回をやめると、大抵撃たれる。
まっすぐ飛ぶ者は、墓場に向かってまっすぐ飛んでいるのだ。


ヘッドオンについては、スピットファイアやハリケーンの弾幕が怖いので、どちらかというと回避したほうが得だろう。
回避方法は次の手順が有効だ。
  1. 敵に対して左右どちらかに45度くらい斜めを向こう。
  2. 機首を10-20度くらい下げて、増速しよう。
    速度が速いほうが当てにくいし、敵を上に捕らえることで、こちらから見やすくする効果もあるし、後につなげるため敵の増速を誘う。敵に常に下を向かせて、距離が縮まるごとに相対角度を大きくして、徐々に降下角を大きくさせるのがポイントだ。
    このとき、敵は「あいつの前に弾をばら撒けば一瞬で火達磨さ」と慢心しているので、減速して回り込むなどという考えは頭から排除されてしまっている。
  3. 最初に決めた方向にバンクしよう。旋回はしない。これによって、その方向に旋回して逃げると敵に見せかける。
  4. 敵が射撃する寸前の距離(1.2kmくらい)まで近づいたら、すばやく逆にロールして、そのままシャンデル機動で速度を落としつつ急旋回しよう。このとき、ブラックアウトに注意しよう。
このような機動をとると、敵はマイナスGをかけながら逆に切り返さなければならないため、とっさに行動できない。
さらに、降下してスピードが出ているので、急旋回して追撃しようとしても、速度を下げすぎたり、大回りになってしまったりして、隙が生まれてしまうのだ。
唯一敵が助かる道は、それまでの速度を活かしてまっすぐ逃げることだが、もうすぐ撃てた獲物を見捨てて離脱できる人は、体感では4人に1人くらいなので、ほとんどの場合はこの罠にはまってくれることだろう。逃げられた場合も、こちらが不利になることはあまり無くて、大抵は「もういっかい遊べるドン!」になるのでまったく問題ない。

この機動を上から見た図はこんな感じになる。


この戦法はヘッドオンに弱い日本機で回避するときにも使えるので、大和魂で高額な修理費に耐えている不屈の兄貴達も試してみるとよいぞ。
RBなら敵との距離が表示されるため、練習しやすい。


ヘッドオンの回避について、もうひとつのパターンを記載しておく。
自機の高度が、敵よりもずっと高い場合には、どうすればよいか。
答えは、速度を維持しつつ、そのまま上昇を続けるべし。
敵は、距離が縮まるにつれて、自機との相対角度が大きくなるので、速度が下がり続ける。
この状況で、敵は、急上昇して攻撃すると失速しやすいので、半分くらいの人は攻撃をあきらめてくれるだろう。残りの半分の人は、かまわず撃ちまくってくるが、速度が出ていれば、左右に旋回するだけで割と簡単に回避できるぞ。
ただし、下からの攻撃は見えにくいし、20mm砲やP-47の焼夷弾を食らうと即死するので、基本的には、このような状況にならないように立ち回ったほうがよいだろう。
高空の相手には、よほどの性能差が無い限り追いつけないはずなので、ヘッドオンになりそうな感じがしたら、無理に対峙するよりは、逃げてしまったほうが、生存しやすい。

STEP7 その他の戦い方・テクニック
  • 偵察
    永久対立では、新しいバトルが開始された直後は、敵の飛行場の位置が不明となっており、友軍機が敵の飛行場に近づいて、発見することで、マップ上に位置がプロットされる。
    これにより、爆撃機を使っているプレイヤーが敵の飛行場を攻撃できるようになるわけだ。

    もちろん、飛行場の位置はだいたい決まっていて、変なところに湧くことは無いし、開始されたばかりのバトルに入ることもあまり無いのだが、もしあなたが敵機を見つけられずに暇ならば、敵陣地の偵察に行っても良いだろう。

    運がよければ、高度を上げている最中の敵爆撃機に出くわすかもしれない。

    偵察時は、高高度を飛行したほうが有利だ。雲の上からでは、地上が見えないため、雲の下を飛行することになるが、だいたいの場合は3000mくらいまで上げられるだろう。

    飛行場の近くに行けば、勝手に発見される(っぽい)ので、気長に飛ぼう。
    ただし、AIの戦闘機は2500mくらいの高度を何機かでまとまって哨戒していることもあるので、警戒は怠らないように。


  • 友軍爆撃機の護衛
    永久対立は敵基地や敵飛行場を爆撃することで、得点を稼ぐこともできる。
    (実際、RPを稼ぐだけならこっちのほうが効率は良いぞ。97式艦攻やHe111がお勧めだ!)

    味方の爆撃機を見つけて、あなたが暇なら、それをエスコートしてあげてもよいだろう。

    ただし、爆撃機の護衛は、迷惑にならない範囲で行おう。
    たとえば、爆撃機の後ろにつけている敵のさらに後ろから撃ちまくると、流れ弾が味方爆撃機に当たってしまいかねない。
    銃座もなかなかのダメージを与えられるので、爆撃機に近すぎる敵は爆撃機に任せて、攻撃チャンスを待とう。

    味方爆撃機に接近する際には、誤射されることもあるので、真後ろから近づくのはなるべくやめよう。
    誤射されてしまったときは、チャットで「np」と連絡しておこう。


  • 防衛
    攻撃だけが勝つ方法ではない。
    味方陣地の上空にとどまって、敵を待ってみよう。
    中途半端にダメージを受けている基地は、敵に狙われやすいので、待っていれば爆撃機たくさんがやってくるぞ。味方の基地が近いので、不時着しやすいというメリットもある。


  • 爆撃機への攻撃方法
    ベストポジションは 正面≧真下>真上>それ以外 である、と思う。
    どれにしても、敵がこちらを狙える時間を短くすることと、常に照準の修正を必要とするように角度をつけることが重要だ。
    正面なら、機銃1丁くらいにしか狙われないし、相対速度が高いので、攻撃時間も短い。(ただし、ハボックのような前方火力が強力な機体には注意しよう。)
    真下は単純に機銃が少なくて弱い。真上は、速度の有利を活かして連続攻撃につなげやすいし、敵のシルエットが大きいので、狙いやすくなる。
    真後ろから攻撃するは一番危ないのだが、He112は遅いので、気がついたら追いかけていることも結構ある。
    ダメージ得点も結構金になるので、相打ち覚悟で真後ろから狙ってもよいのだが・・・ロシアの機銃は結構痛くて、一撃で羽が折れることもままある。
    ちなみにもっとも安全な戦法は、「爆撃機を見つけても何もしないこと」だ。


  • AIをいじめて得点を稼ぐ
    敵が見つけられなくて暇なときは、マップ画面を開いてみよう。「任務目標」の欄に色々書かれているはずだ。
    この中に、「敵の哨戒機を撃破せよ」とか、「次の位置の爆撃機を撃墜せよ」があれば、その位置にAIの飛行機が飛んでいるので、攻撃しに行こう。RPもSLもSPももらえる。
    「敵の哨戒機を撃破せよ」は、軽爆撃機1機が4000mくらいの高度で飛んでいる。銃座が痛いので注意しよう。
    「次の位置の爆撃機を撃墜せよ」は、2000m以上の高度を爆撃機4機がまとまって飛んでいて、その上空に護衛の戦闘機が4機居る。単機で突っ込むと危険だが、うまく撃墜できればかなりの得点を稼げるぞ。

  • ダメージを受けたときの対応
    • エンジン故障
      基本的には、後ろを見て黒い煙が出ていたら、オーバーヒートの予兆である。黒い煙が出たら、直ちに帰還したほうがよい。
      オーバーヒートになると出力が下がり、最後には壊れて止まってしまう。エンジン音が変になりはじめたら、一時的に出力を0%にするなどして冷却しよう。
      ただし、エンジン温度を無視して最大出力で無理やり飛んだほうが結果的には無事になるケースもある。エンジンが動いているうちは高度上げておき、不調になり始めたら高度を下げて出力低下を補いつつ帰還するのがよいだろう。


    • 動翼が破損したとき
      エルロンが破損したときは、エンジン出力の増減とラダーでちょっとだけ回ることができるので、これを活用する。
      エレベータが破損したときは、エンジン出力の増減とフラップの上げ下げで対応できる。
      ラダーやフラップの破損は特に問題なし。

    • 主翼に穴が開いたとき
      あて舵しつつがんばって帰還しよう。着陸時はエンジン出力を変えたときにバランスを崩しやすいので、注意。

    • 機関砲故障
      こちらが撃てなくなっても、敵にはばれない。敵が追ってくる場合、戦闘態勢を取って相手にプレッシャーをかけることも可能だ。味方を呼んで、援軍到着まで粘ろう。

    • オイル漏れ
      エンジンオイルが漏れると、キャノピーがオイルまみれになってしまって、前が見えなくなる。
      だいたいは、すぐにエンジン故障で墜落することになるが、帰還できることもある。視点を上に上げたり、左右に移動したりして、視界を確保しよう。

    • 燃料漏れ
      燃料切れまで漏れることはあんまり無いが、ダメージを受けたら早めに帰還しよう。
最後に
実は私自身、He112 A-0をSBで使ってみるまで、こんなに良い機体だとは思っていなかったので、
この感動を伝えるべく、今回ガイドを書いてみた。

この機体のように、WarThunderではそれぞれの機体に長所短所があって、プレイヤーがそれをどうやって活かして戦うかをあれこれ考えるのが、ゲームの楽しみ方の1つだと思うのだ。

ここに書いた内容は、あくまで我流の戦い方なので、まったく違う運用で、高戦果を出している方も居るだろうけれど、こんな戦い方もあるんやな、と参考になれば幸いだ。
そんな人は、その戦い方をガイドに書いて情報共有してもらえると助かる。

そして、クッソ少ないSBの人口を増やしてくれ。

それでは、戦場で会おう!
更新履歴
日付
内容
2016/3/1
執筆開始。
2016/3/4
試験公開。
2016/4/6
・アップデートに伴う追記。
2016/4/10
・更新履歴をこの表で管理することにした。
・あれこれ加筆修正。
2017/1/20
・書いたガイド一覧追加
2017/3/16
・1.67で20mm砲のサウンドが更新されたので、ちょっとだけ追記。
書いたSBガイド一覧
ランク
13 Comments
春日 Jan 25, 2017 @ 2:56pm 
0.0
KEISII Dec 24, 2016 @ 2:37am 
good job!
SHinacho_530  [author] Apr 6, 2016 @ 12:57pm 
4/6 永久対立仕様変更に関する加筆修正。高BR機体の待ち時間システムが廃止されたようです。敵を攻撃してポイントを貯める方式になりました。
SHinacho_530  [author] Apr 6, 2016 @ 12:21pm 
コメントありがとうございます。試験的にガイドに執筆してみたものになりますので、情報がごちゃごちゃしていますが、参考になれば幸いです。
SBで隼を使ってみるガイドも書いているところですので、よろしければご覧ください。
RiCO Apr 6, 2016 @ 9:05am 
SBデビューしたばかりの若輩の自分には大変参考になりました。
この機体にはじめて乗ったとき何て使いやすくて強力な武装を持っているんだ!と感動したものです。
SierraNovemver Mar 28, 2016 @ 5:08pm 
分かりました、返信ありがとうございます。
まだ動画を追加したりしてらっしゃるのですね。
編集頑張ってください! 応援してます。
SHinacho_530  [author] Mar 28, 2016 @ 4:48am 
3/28 試験的に戦闘サンプル動画を追加。
SHinacho_530  [author] Mar 28, 2016 @ 2:56am 
NaSsixi [JP] さん
ありがとうございます。
地面降下はなんとなくあるような気がしています。
しかし、再現されているという表記も、再現されていないという表記も見たことが無いので、
実際どっちかはよくわかりません(笑)
SHinacho_530  [author] Mar 28, 2016 @ 2:56am 
sensya10 さん
コメントありがとうございます。
wikiへはご自由にお貼りください。お役に立てば幸いです。
SierraNovemver Mar 27, 2016 @ 5:16pm 
語り口が面白くて分かりやすい、素晴らしいガイドだと思いました。一つ質問があるのですが、地面効果はWTで再現されていましたでしょうか? いまいち感じた事がありませんでしたので...