ACE COMBAT™7: SKIES UNKNOWN

ACE COMBAT™7: SKIES UNKNOWN

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Flight Stick EX + X360CE + JoyToKey
By TOMATO
はじめに
これは HORI Flight Stick EX をエースコンバット7で使うためのガイドです。
Hotas Xと同様、X360CE、JoyToKey を組み合わせて使います。フォースフィードバックにも対応できました!

手順がほとんど同じなのでまずは Hotas X 版のガイド「T.Flight Hotas X + X360CE + JoyToKey」をご参照ください。
このガイドでは差分のみを記載します。

これも OTAS04s さんのガイド「非対応スティック使用法」を参考にさせていただきました。

改めてお約束ですが、このガイドの内容は無保証です。利用は各自の自己責任でお願いいたします。


  • 2019/2/7追記
    スティックのベタつきを拭き取る方法について追記しました。
  • 2019/2/10追記
    Windows7でしか動作確認できませんが Flight Stick 2 版ガイドも作りました。
    Flight Stick 2 + X360CE + JoyToKey + hfsd (Win10 1809 not working)

  • 2019/2/11追記
    (レジストしたので)JoyToKey設定画面を追記しました。
   
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前提とするもの
このガイドでは以下の機器・ソフトウェアバージョンを前提としています。
  • Hori Flight Stick EX[www.acecombat.jp]
    XBOX360カラーの初期型
    EX Blackでの動作報告有、EX2 は未確認です。

  • TocaEdit Xbox 360 Controller Emulator 3.2.9.81 64bit (X360CE)[www.x360ce.com]
    Windows対応の汎用ジョイスティックをXbox 360仕様のコントローラに見せかけるエミュレータソフト
    フリーソフトウェア

  • JoyToKey 6.2[joytokey.net]
    ジョイスティックのボタンや軸を任意のキーボードキー入力に変換するソフト
    ¥720のシェアウェア[joytokey.net]

  • OS:Windows10 Pro x64 1809
設定定義ファイル
X360CE、JoyToKeyそれぞれの定義ファイルを以下に置いておきました。
参考になれば幸いです。

JoyToKey 定義ファイル[pastebin.com](15行目以降~最後まで)

以下は必要部分の抜粋
[Joystick 1] Button05=1, 32:00:00:00, 0.000, 0, 0 ##加速+減速/High G Mode Button06=1, 5A:00:00:00, 0.000, 0, 0 ##オートパイロット/Auto Pilot Button09=1, 47:00:00:00, 0.000, 0, 0 ##フレア/Flare
FlightStick EX ではアナログHATスイッチがあるので視点移動はX360CE側で定義しています。

X360CE 定義ファイル[pastebin.com] (34行目以降~最後まで)

以下は必要部分の抜粋
ControllerType=4 PassThrough=0 ForcesPassThrough=1 PassThroughIndex=0 Right Trigger DeadZone=0 Left Trigger DeadZone=0 Combined=0 CombinedIndex=0 A DeadZone=0 B DeadZone=0 X DeadZone=0 Y DeadZone=0 Start DeadZone=0 Back DeadZone=0 Left Shoulder DeadZone=6553 Left Thumb DeadZone=0 Right Shoulder DeadZone=6553 Right Thumb DeadZone=0 AxisToDPadDownDeadZone=0 AxisToDPadLeftDeadZone=0 AxisToDPadRightDeadZone=0 AxisToDPadUpDeadZone=0 AxisToDPad=0 AxisToDPadDeadZone=256 AxisToDPadOffset=0 Left Analog X+ Button=0 Left Analog X- Button=0 Left Analog Y+ Button=0 Left Analog Y- Button=0 Left Thumb=9 Left Analog X DeadZone=0 Left Analog Y DeadZone=0 Left Analog X AntiDeadZone=3277 Left Analog Y AntiDeadZone=3277 Left Analog X Linear=30 Left Analog Y Linear=30 Right Analog X+ Button=0 Right Analog X- Button=0 Right Analog Y+ Button=0 Right Analog Y- Button=0 Right Thumb=10 Right Analog X DeadZone=0 Right Analog Y DeadZone=0 Right Analog X AntiDeadZone=0 Right Analog Y AntiDeadZone=0 Right Analog X Linear=0 Right Analog Y Linear=0 UseForceFeedback=1 FFBType=0 SwapMotor=0 ForcePercent=100 LeftMotorDirection=0 LeftMotorStrength=0 LeftMotorPeriod=120 RightMotorDirection=0 RightMotorStrength=0 RightMotorPeriod=60 A=1 B=2 X=3 Y=4 Left Shoulder=x-6 Right Shoulder=x6 Back=8 Start=7 Left Trigger=x-3 Right Trigger=x3 Right Analog X=4 Right Analog Y=-5 Left Analog X=1 Left Analog Y=-2 D-pad POV=1
操作方法
基本キーは省略します。

個人的にFlight Stick EXは「START」ボタンの位置が悪いと感じていました。
「START」と「BACK」を入れ替えてあります。
スティック上部の「START」でレーダーマップ切替、「Back」がスタートメニューになります。

そのほかスティック部
 アナログハットスティック上下左右で視点移動、押下で視点切替、
 右小指のスイッチでオートパイロット、

そのほかスロットル部
 「Left Bumper(LB)」でHighGボタン、
 「Left Stick Button(LSB)」がフレアになります。

(Flight Stick EX では スティック、スロットル双方のD-PADは同じ扱いです。)

X360CE設定画面
GUIで設定したい人のためにX360CE設定画面を貼っておきます。

[Genaral]タブ

アナログHatスイッチ(AXIS5,AXIS6)があるので右スティックに割り当てています。
スタートボタン(本来はButton8)とBackボタン(本来はButton7)を入れ替えています。

[Axis to Button]タブ

アナログ入力のラダースライダー(AXIS6)をデジタルのLB,RBに割り当てているので、ONと判定する閾値を設定しています。

[Advanced]タブ

Windowsのジョイスティックドライバは FlightStick EXをフォースフィードバックがないデバイスとして認識するようです。
フォースフィードバック信号をX360CEが受け取って(送り先がないので)無視してしまいます。
実際にはFlightStick EXに振動機能はあるので、Force Feedback Path Throughのチェックを入れてX360CEをパススルーして信号を送るようにします。

Path Through IDは 通常は0の自動認識で大丈夫のはずですが、複数接続しているような場合にはXボタンの点灯LED(左上なら1)を指定して下さい。
Device IDはGamepadからFlightStickに変更して下さい。

[Left Thumb]タブ

スティック部分の「あそび」の設定です。
古いのでセンターが出にくくなっているため設定しています。

[Right Thumb]タブ

アナログHATスイッチ部分の「あそび」の設定です。
私のものは大丈夫だったのでデフォルト値のままですが、センターが出ずに視点がぶれる場合には設定して下さい。
そのほか、動かした際のアナログ値の変化量や感度を変更できます。
HATの視点移動が早すぎると感じる場合には調節してみて下さい。

[Force Feedback]タブ

フォースフィードバックを有効にしています。
他はデフォルト値です。

[Options]タブ

今回はこの部分はデフォルト値のままいじっていません。

[Game Settings]タブ

ゲーム毎のフック(横取り)方法を選択するオプションです。
今回は、XInputFile を 64bit v1.4に、
DInput Fileを64bitにチェックを入れいています。
JoyToKey設定画面
GUIで設定したい人のためにJoyToKeyの設定画面を載せておきます。

  • JoyStick 1


  • Options


  • [設定]>[全体設定]

    (デフォルト設定です)

  • [設定]>[ジョイスティックの設定]>[2.デバイスごとの詳細設定]

    (デフォルト設定です)

  • [設定]>[アプリケーションとの関連付け]

    こうしておくと エースコンバット7を遊ぶときにこのCFGファイルが選択されます。
STEAM側のコントローラ設定
動作確認できた状態のSTEAM側の設定画面を載せておきます。

[設定]>[コントローラ]>[一般のコントローラの設定]画面



「Xbox 設定サポート」、「一般のゲームパッド設定サポート」のチェックを「外す」のがポイントです。
このチェックを入れると Steam がDLL等を介さずに直接ジョイスティックドライバから値を読み取ってゲームアプリに渡すようになるよう?です。
X360CEでジョイスティックからの信号をフック(横取り)できなくなり、結果として定義した設定が反映されなくなります。

また、「検出されたコントローラ」の設定も一切いじらないでください。
(X360CEでの変更とここでの変更が重なって、キー定義の把握が難しくなります)
スティックの「ベタつき」について
10数年ぶりに押入れから引っ張り出したFlight Stick EXは異様なほどベタベタしていました。
水を絞った雑巾では全くベタつきを取れません。

これは単純な汚れではなく、スティック表面の樹脂が空気中の水分と反応して起る「加水分解」でべたついています。
樹脂の変質なので水程度では殆ど落ちません。

一般的には無水アルコールをつけて拭くと良いとされていますが、私の手元のものはなかなか落ちませんでした。
代わりにイソプロピルアルコール(IPA)で実用になる程度まで拭き取れました。
100%精製のイソプロピルアルコールは薬局で3000円程度しますが、99% IPAの自動車用ガソリン水抜き剤(200ml)ならホームセンターで100円程度で買えるのでおススメです。
( 私が使ったのは古河薬品工業(KYK) 「鮮烈水抜き剤 ガソリン用」[www.kykk.jp]です。水抜き剤は価格が高いものは色々添加物が入っているので、ラベルの成分表を確認してみて下さい。)

注意点は樹脂の表面を溶かして拭き取ることになるので、元どおりの触感には戻りません。
ボタン番号などの表面の印刷部分も溶けて落ちますので、注意しながら拭き取ってください。

なお、イソプロピルアルコールは引火性危険物、第2種有機溶剤になるので蒸気を吸い込んだり皮膚につかないように、換気のいい場所で薄いゴム手袋など着用して作業してください。