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20.2 hrs on record (4.2 hrs at review time)
Souls-Like戦闘+アンチャーテッドな探索+スターウォーズのよくばりセット

デフォルトは日本語音声だが、steam側のプロパティから言語設定を英語にし、ゲーム内設定でText Languageを日本語にすれば英語音声+日本語字幕でプレイできますぜ。

とりあえずジェダイ・マスター難易度(上から2つ目)でプレイ。
ザコ戦すら適当にボタンを連打していては割とすぐ死ぬバランスで、きっちり直前ガードによるパリイを狙っていく必要があるが、反面パリイのタイミングがつかめれば敵をサクサクと倒すことができ爽快感もある。
難易度はそこまでではないと感じるが、被弾無敵がないので囲まれると危険だったり、回復行動にスキがあったり、拠点で休むと敵が湧き直すなど基本システムはきっちりソウルライクである。
主人公が死ぬと経験値を落とし、倒された敵にもう一度攻撃すると回収できるなんてところもソウルっぽいが、「リトライ」ではなくてパダワンが「復活する」というのは逆にフレーバーを損なっている気もする。ぶっちゃけそこまで盲目的にソウルを踏襲する必要はないのでは・・・

探索要素も豊富で飛んだり跳ねたりよじ登ったり、アンチャーテッドやトゥームレイダーといった風味で踏破しがいがある。
手に入るものは帝国との戦いに巻き込まれた人々のフレーバー遺物や、わかりやすい主人公の強化アイテムなど様々だが、特にライトセーバーのカスタマイズパーツが手に入るのが一押し。
ゲーム的な性能差はなくファッションアイテムなのだが、ブレード色、各部パーツモデルや材質の色合いなどを組み合わせられるので結構なバリエーションがある。主人公は基本ライトセーバー一本で戦い抜くだけに「俺のライトセーバー」にこだわれるのはファン的には嬉しいポイントだと思った。

ストームトルーパーより各地の攻撃的な原生生物がクッソ厄介なので実質モンハンみたいなところもある。ストームトルーパーくん達が色んな所で原生生物からの被害についてぼやいているのが聞けるが、実際ジェダイですら油断すると簡単に死ぬのでセリフに妙な説得力がある。かわいそう。
Posted November 15, 2019. Last edited November 15, 2019.
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18 people found this review helpful
4 people found this review funny
0.4 hrs on record
インタラクティブ・ウォーリーを探せ

大量のオブジェクトの中から目標を見つけ出すおなじみのスタイルである
目標にはヒントテキストが用意されているがちょっとクスっとくるようなものもあっていい感じ
SEはすべて人の声で構成されており聞いているだけでも結構楽しい
日本語完全対応なのでアメリカ語なぞまったく一切わからん! という兄貴もごあんしんです

難点としては童心に帰ってモノクロ画面を凝視していると、目がいつのまにかクッソ疲労していることである
あっ、オッサンになったんやなって・・・
Posted June 26, 2017.
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75 people found this review helpful
132 people found this review funny
3
2.9 hrs on record
Early Access Review
【総評】
ちんぽ

【良い点】
+シングルプレイ(意味深)からマルチプレイ(意味深)まで完備
+クッソきたない愛らしいSE
+ギフトに最適な値段

【悪い点】
-ちんぽに欠点などありません

ちんぽです(直球)
一般に男性の股間に癒着したまに脳のコントロールを奪ったりする、厄介な寄生生物として広く知られていますが、このゲームは彼らが他の生物に寄生していない状態ではどのような振る舞いをしているのか、知られざる生態を描写したドキュメンタリーです

特にDATE NIGHTモードでは一組のちんぽが愛を育む様子をねっとりと観察することができます
キーボードだと矢印キーとWASDキーで2匹のちんぽを同時に操作するので中々トリッキーでもあります
またなにげにフルコントローラーサポートであり、パッドを接続すれば2本のスティック(隠喩)を使って操作することになります

マルチプレイでは世界中のちんぽの異様な吸い込み判定のあるけつの穴を狙って突いたり突かれたりします
8人までのローカル対戦も可能なので友達を大勢家に招いてプレイする(露骨)のもいいでしょう

お手頃な価格設定なのでギフトにも最適です
カジュアルゲームなので友人、恋人、上司、恩師、両親、息子(そのまんま)など広く喜ばれるかと思います
ちょっと遅れてしまいましたが父の日のプレゼントとしていかがでしょうか?

最後に「買い」かどうかですが、あなたがまともな精神の持ち主ならこのストアページを開いた時点で即ブラウザバックしているはずです
つまりこんなちんぽレビューを最後まで読んでいるようなあなたはもはや購入するほかないと言えます

ちんぽ
Posted June 26, 2017.
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5.3 hrs on record
軽快な操作のレトロな見下ろし型アクション。自分も敵もほぼ一撃死のハイスピードな世界。リトライも早い。
チープなグラフィックで生も死も安く、ただでさえよくわからない展開とスピードに背中を押され、殺し、殺され、殺し、殺され、攻略パターンを組む以外は次第になにも考えなくなっていく。
しかしそれが"ゲーム"としての仕掛けであることに気付く時、プレイヤーは感嘆の声を漏らす。
ライトでディープなゲーム性にメタ構造のストーリーを持つ佳作中の佳作と呼ぶにふさわしい一品。
Posted November 24, 2016.
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14 people found this review helpful
12.3 hrs on record (12.0 hrs at review time)
Early Access Review
※全くカードプールが揃っていない段階でのプレイフィールであることをご了承ください


パッと画面を見た感じでは「おっハースストーン」のパクリか?」という印象だが、実際触ってみると基本ルールはほとんどマジック・ザ・ギャザリングのそれを踏襲している。

Sigil(土地)カードをプレイしてその属性のInfluence(マナ)を獲得し、コストを支払ってユニット(クリーチャー)を場に出す。
アタック・ブロックのシステムもほとんどMTGのそれである。通常のスペルの他、コンバットトリックとして用いるFast Spell(インスタント)もある。
オンラインTCGの中でもHSやシャドウバースより複雑なゲームをプレイしたい人にはオススメできそうである。

以下気になった点をいくつか。

・システムが根本的にオールドファッションなため例によって土地事故が起こりうる。今時のこの手のゲームはマナにあたるリソースが自動増加するものが多いためちょっと古臭く感じたりもする。

・デッキは自分で構築したものが最低50枚、土地カードは自動的にその半分の枚数が構築される。つまり最低で75枚デッキである。土地を除く同一カードはデッキに4枚まで。

土地カードの構築は直接自分でいじることはできない。採用したカードに必要な属性のものが自動で用意される。低コストデッキだから土地を減らすとか、重要性に応じて属性比率を意図的に偏らせるとかいうことができない。サーチするスペルやマナを増やしてくれるユニットがいるのでそのあたりで調整する。

追記:Options(画面右上の歯車のアイコン)→GameplayからAdvanced Deckbuildingにチェックを入れることで土地カードの細かいバランスを変更できるようになる。しかし、土地カードをその他のカードの半分未満の枚数にすることはやはりできないようだ。逆に土地カードの比率を増やすことはできる。

・75枚(以上)デッキで同一カードは4枚までなのでなかなかの引き運ゲーに見える。複雑なゲームではあるが、非カジュアルであるかというとそうとは言い切れない感じ。

・引いてくるカードの1/3は土地というのはシステム的に固定なのでドローが重く感じ、いったん盤面不利を取られると覆しづらく、有効カードを引くまでにアドバンテージ差が開く。
Posted November 22, 2016. Last edited December 10, 2016.
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15.0 hrs on record (6.7 hrs at review time)
【総評】
Telltale Gamesお得意の上質なストーリーテリングは健在。
スタイルは要するにいつものTelltaleなので目新しさこそないが、Telltaleのゲームが好きでゲーム・オブ・スローンズのファンなら、プレイしない理由はない。

【良い点】
+原作を踏襲した、血と鉄と冬の時代の素晴らしいストーリー
+大量の会話選択から生まれる、高い感情移入度
+原作ドラマ登場キャラは造形が俳優の特徴をよく捉えており、雰囲気は抜群
+あのオープニングも再現されてるよ!

【悪い点】
-ストーリー中で重要な選択を迫られるが、実はそれによるストーリー大筋への影響はごく小さいか、皆無
-よって、リプレイ性はあまり高くない

備考
・1エピソードあたりのプレイ時間は約2時間
・原作の知識はほぼ必須 (ドラマを見ていないプレイヤーが楽しむことは難しい、というかたぶん無理)
・専門的な用語が多く、ストーリーにおける政治的、謀略的要素が大きいためThe Walking Dead等と比較して必要とされる英語力が高い


Telltale Gamesのゲームをプレイしたことがない人のために説明すると、このゲームのメインはドラマパートの会話劇であり、ゲームのウェイトの8割ほどを占める。プレイヤーは展開されるドラマを見ながら、視点人物が迫られる行動や返答を選択することでゲームは進行する。多くは3択であるが、4つ目の選択肢として沈黙(あるいは何もしない)を選ぶこともできる。時折、QTEによるアクションや小さなマップを歩き回るパート等も挟まれるが、これらはあくまでアクセントであり、メインはドラマである。

さて、この会話劇であるが、選択肢の登場はかなり頻繁で、数秒~数十秒おきに何らかの返答・行動を迫られる。Aの味方をするのか、Bの肩を持つのか、中立を守るのか。誠実に行動するのか、狡猾に立ちまわるのか。威圧するか、ジョークで誤魔化すか。ごく他愛無いものから深刻なジレンマまで様々だが、これらの選択はすなわちプレイヤーひとりひとりが視点人物のキャラクター性を肉付けしていく行為であり、その膨大な積み重ねは感情移入性を奥深いものにしている。
また、せっかくのゲームなのであるから、多くの人は臆病な選択肢よりも毅然とした選択肢、卑怯な行動よりもヒロイックな行動を取りたくなるであろう。もちろんあえて逆を選ぶこともできるのだが、中にはそういった尺度では測れない選択、善悪や美醜を超えた、どちらが良いとも悪いとも判断のつかないような選択を迫られることがある。それをあえて選ぶという困難に立ち向かう時、プレイヤーは一層ストーリーに没入することができるのである。

難点としては、一見重大な選択を迫られても、実はその選択如何によるストーリー本筋への影響はごく軽微であるということがある。ひとつひとつの分岐ごとに大きく話が変わってしまうと制作量が膨大になるので、仕方のない部分もあろうが、これがガッカリだというレビューも多い。
ここはひとつ考え方を変えて、どんな選択をしてもストーリーを充分に楽しめる、つまりゲーム上の"正解"の選択肢を選ばなければストーリー体験の満足度が下がるのではないかという強迫観念から解放されたと前向きに捉えて、その瞬間瞬間の、このキャラクターならどうするだろうか、どうして欲しいかということに集中できると考えてはいかがだろうか。
結果、リプレイ性のあまり高くないゲームであることは否定出来ないが、上質なストーリーとめまぐるしい展開、そしてプレイヤーのいくつもの逡巡と決断、それらすべてをひっくるめた一期一会の体験は、他のスタイルのゲーム、あるいはドラマでは味わえないものだ。

※このゲームの時間軸は原作ドラマ"ゲーム・オブ・スローンズ"のシーズン3終了時点からの開始となり、ウェスタロス大陸や諸名家の状況などはそれに準じているが、ゲームオリジナルの要素であるフォレスター家以外の説明などはほとんどない。よって、ドラマをそこまで視聴している必要がある。
Posted March 5, 2015.
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0.0 hrs on record
"Horzine"の読みがホーザインだとわかっただけでも12分盗まれる価値はあったかもしれない
Posted February 19, 2015.
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118 people found this review helpful
5 people found this review funny
118.1 hrs on record (81.1 hrs at review time)
総評:事実上Civ5の超大型MOD。良くも悪くもCiv5なので、基本のCiv5が肌に合うならエイリアン要素は新鮮に楽しめる。
元々のCiv5に不満があり、SFものの改良バージョンや、SMACの現代リメイクといったようなものを期待するとほぼ間違いなく落胆する。
長時間遊ぶゲームなだけに、新要素に対するUI・AIの不備が目立つ。現在の状況で6000円の価値があるかというと、おそらくそこまではない。

良い点
+新天地を人間に合った環境に改良する純血、機械的に自らを改良し人類を超越する至高、エイリアンとの融合を図る調和のアフィニティー対立軸
+原生動物であるエイリアンは単なる蛮族ではなく、駆除することも共存することも可能
+地形改善の自由度が上がったので、それに伴い都市設計の自由度も上がっており、ガチガチの立地ゲーではなくなった
+明示される目標をこなしながらゲームへの習熟と文明のビルドを行っていくクエストシステム
+豊富になったゲームの初期設定
+SF設定と雰囲気を感じさせる大量のフレーバーテキスト

悪い点
-幸福→健康 ゴールド→エネルギー 社会制度→美徳と、事実上名前が変わっただけでほとんどがCiv5と同一のシステム
目新しいのは純血・至高・調和のアフィニティーまわりと衛星による地形改善システムくらい
-Civ5から改良されていないどころか、ところどころ劣化さえ感じられるUI、操作感
-明らかにBeyond Earthに適応していないAI
-拡張路線と少数精鋭路線のバランスの悪さ
-軍事ユニットはアフィニティーの進行とともに強化されるが、どの兵科をどのような順番で強化するかは選べない
-テキストの量と逆に全体的に淡白すぎて雰囲気の足りないグラフィック、アイコン、指導者の個性


率直な感想は「Civ5の超大型MOD」である。Civ5→BEよりCiv4→FfH2の方がよっぽどプレイ感覚が変わっており新鮮味があった。もちろん、単にMODっぽいということがお金を払って遊びたくない理由というわけではない。
このゲームの最大の問題点は、充分にテストプレイとフィードバックに時間をかけていないであろう事がわかってしまうほど貧弱なUI周りである。

この最も顕著な例が、Civ5:BNWにもあった交易システムである。交易路は一定ターンごとに更新の時期が来ると必ず手動で繋ぎ直さねばならず、しかも前繋いでいた都市が選択画面の一番上に来るわけでもないので、毎回交易候補一覧の中から探しだす必要があり、Civ5の頃からユーザーに不評だった。
そのちょっとしたUIの欠陥は治っていないどころか、BEのシステムでは交易上限数が文明ごとではなく都市数ごとになったため、交易路の総管理数が増えており、しかも拡張路線のほうが圧倒的に強いのでこれに拍車がかかっている。ゲーム終盤になると毎ターンいくつもの交易路の指示を出さなければならず、大きな負担となっている。交易路からの出力は非常に重要なのでおろそかにもできず、むしろUI上の大きな欠陥として表面化している。
これは100人がテストプレイしたら90人は指摘するような明らかな問題だが、交易システムをBE用に最適化するようなこともなく、そのままリリースされてしまっている。
Civ5にあったUI上の欠陥のようなものは大体がそのまま残っているうえ、既存のプログラムと新しい要素とのすりあわせができていない例も枚挙にいとまがない。強力なエイリアンに無謀な攻撃を仕掛けるAI、強力な代わりに維持費のかかる地形改善を無分別に作り続けて文明を破産させる自動ワーカー・・・。

Civシリーズは1プレイが10時間を超えるようなこともあり得るうえ、本来は極めてリプレイアビリティの高いゲームである。それだけにUI上の欠陥は目につきやすくストレスになりやすい。BEの素材自体は高いポテンシャルがあるが、それを充分にしゃぶり尽くす前にUIとの格闘で疲れてしまう。ただでさえCiv5は非スタック制でユニット操作の作業量が大きく、BEは進入不可の地形が多いためさらにユニットが渋滞を起こしやすい。率直に言って、繰り返しのゲームをためらってしまうほどだ。
エンジンを流用したゲームをそれなりの値段でリリースする以上、ユーザーからのフィードバックを受けたうえでの改良くらいはしっかりしておいてもらいたい。

もう一つの大きな問題はSFならではのプレイ感と雰囲気の不足である。
エイリアンとの付き合い方に慣れてしまうと、Civ5からの冒険的調整がなく、プレイ感覚をあまりに保守的に受け継いでいるため、どうしても単にSFの皮を被ったCiv5であるという感想が出てくる。少なくともゲーム中盤以降は劇的なテラフォーミングや海上進出などの大きな変化が欲しかった。地上に都市を作って道をつなぎ、2ヘックスずつ移動し、谷や山には一部の軍事ユニット以外入れない。終盤ワープ衛星が開発されると限定的な瞬間移動ができるが、そんなことは1900年代のシド星人だって飛行機で事実上やっていたことである。
テックウェブは技術開発上の自由度を上げている長所の一方で、時代の進行に関する雰囲気を損なっているという短所がある。技術進行とともに3アフィニティー陣営のうち2陣営は"人間をやめていく"という面白いテーマがあるわけだが、そういった要素がゲーム中で直接現れるのは軍事ユニットの外見くらいなものでしかない。シヴィロペディアでフレーバーテキストを読むのはかなり楽しいが、いざプレイしてみるとそういった設定がゲームプレイ中に与えている変化はごく限定的なものであることに気づく。
指導者の口調も画一的で能力的な個性も薄い。会談画面に特有の背景すらない。Civシリーズは歴史モチーフなのでプレイヤーの知識でキャラクター性を補うことも可能だが、SFはまっさらな創作物なのだからそういうわけにもいかない。
技術やユニットのアイコンはシンプルな2色デザインとなり、遺産完成画面は設計の青写真か何かのような味気ない線画のみの1枚絵となった。フラットデザインといえば聞こえはいいが、これははっきり言って手抜きだ。

ひとつ言えるのは、Beyond Earthは"SMACの精神的後継作品"を謳っているが、それについては失敗だということである。

追記:Civ5ファンでなくCiv4・SMACファンであることがはっきりしている人はパッチや有志のUI改善MODがリリースされるまで、実際にFall from Heaven 2でも遊んでいるのが良いだろう。縦に広いツリーはテックウェブと感覚が似ているし、強力な蛮族の扱いも似通っているところがある。なによりツンドラをどんどん草原に変え、海上プラットフォームを作り反乱都市を精神操作して鎮圧するFfH2のほうがある意味よっぽどSFしているといえる。
Posted October 24, 2014. Last edited October 26, 2014.
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8 people found this review helpful
144.2 hrs on record (66.3 hrs at review time)
総評:様々な現代ACTゲームのいいところ取りをし、独自の要素も入れて高レベルにまとめあげた良作。敵を従えて自分の軍団を作り上げる独自の要素はユニークで面白いのだが、ゲーム全体におけるウェイトが小さいのが惜しい。大型DLCがリリースされるなら、期待したい。

良い点:
・バットマン"アーカム"シリーズのシステムをベースにした迫力ある戦闘、豊富なモーション
・情報を収集し、敵の特性に合わせた戦略を練る "彼を知り己を知らば百戦危うからず"
・問題を解決するために与えられた強力なアビリティの数々とそれらの組み合わせによる自由度の高さ
・呪いにより死からも見離された主人公と謎の霊のコンビというダークな設定
・他のゲームでは見られないユニークな死の扱い 死ぬだけでも経験値が入り、プレイヤーを倒した雑魚ウルクは名有りの隊長に昇格する
・"敵の軍団を育てる"というユニークな概念
・多すぎず少なすぎない収集要素

悪い点:
・ウルクがうろつく草原と荒野、要塞がフィールドのすべてなため、風景が単調 人の住む街などはない
・序盤はアビリティが少ないため戦略自由度が低く、単調になりがちでやや難易度が高い
・少々あっさりしすぎなストーリーライン
・メインミッションのボリューム不足 このゲームのウェイトの大半はサイドミッションでウルク相手に大立ち回りを演じたりウルクを暗殺したりウルクを洗脳したりすることである
・敵の軍団を従えるシステムそのものはよく出来ているし、ユニークで面白いが、"それを使ってすること、できるようになること"が充分に用意されていないので、もったいない


主人公Talionは2つの剣を背負っており、これはそのままこのゲームにおける戦闘アプローチの象徴である。正面から戦うための長剣と、ステルス戦闘を行うための短剣だ。

まず長剣を用いた基本的な戦闘システムはほぼ完全にアーカムシリーズのそれである。コンボストリークとコンボムーブ、カウンター、リダイレクト、グラウンドテイクダウン、ビートダウンなど、あなたがバットマンになってスキンヘッドをぶん殴っていた時のことを覚えているなら、その要素はほとんどそのまま、同じボタンで出せる。違うのは敵の首が派手にすっ飛ぶことくらい。

短剣を用いたステルス戦闘システムはアサシンクリードシリーズによく似ている。偉大なるアルタイルのようなフリーランニング能力でもって軽々と壁をよじ登り、とんでもない高所から跳びかかって必殺の一撃を決める。

さて、敵の隊長格である名有りキャラはランダムに生成され、それぞれが特性を持っている。攻撃力が高い、ステルス攻撃が無効、足が速いといったような長所と、矢による攻撃に弱い、火が怖いといった弱点である。有利に戦うには事前の情報収集が欠かせない。高レベルの隊長には剣による攻撃も矢による攻撃もほとんど効かない者もいる。しかし彼がステルス攻撃に弱いことを知っているなら、一撃で倒すことだってできるのだ。このシステムにより戦略性が生まれ、正面戦闘とステルス戦闘の楽しさ両方を担保している。

そしてこのゲームが単なる既存ゲームの寄せ集めでないことを象徴するのは、主人公と共闘する謎のエルフの霊である。霊といっても彼は指輪物語世界の"wraith"なので、弓矢でヘッドショットを決めたり、時には自分で剣を振るってウルクの首を刎ねたりと霊にしてはずいぶんとフィジカルな活躍もするが、その真骨頂は"Brand"能力である。敵を従えるこの能力を使って敵を戦闘で裏切らせ、また他の敵の情報を得る。

戦闘中に敵をブランドすれば多対1の戦闘もぐっと楽にすることができるし、あらかじめ高所にいる敵の弓使いを全員ブランドしてから戦闘に入れば矢の雨の援護を受けられる。敵の隊長格をブランドするのは簡単ではないが、成功すれば敵の軍団ごと操れる。敵の1隊を別の1隊にぶつけて乱戦を起こせば、その混乱に乗じて暗殺するのも、単に1隊に加勢して敵を殲滅するのもずっと楽になる。

以上のように戦略性と自由度が高いレベルで共存しているのだが、これらの活用ができるのはアビリティが開放されていく中盤以降なので、それらを充分に楽しめるほどストーリーラインのコンテンツがないのが難点である。サイドミッションの数は多いがサブストーリーのようなものは基本的にないので飽きが来るという人もいるだろう。自分だけのウルク軍団を使った大型DLCに期待したいところだ。


初心者へのアドバイス - 最初のうちは大型獣とは戦わないこと。壁をよじ登り、走って逃げよう。
Posted October 15, 2014. Last edited October 15, 2014.
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58 people found this review helpful
0.6 hrs on record
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=315663580

タイトル画面で"PLAY"が堂々と"再生"と訳されているのを見て非常に嫌な予感がしたが
ちょっとローカライズがひどすぎて普通にプレイできない

操作説明がスマートフォン用のものそのまんまという手抜きはまだ可愛い方で
変数にあたると思われる部分まで翻訳しているためか、なんと各ステージの勝利条件すらわからない
ローカライズの質がどうのとかという次元を越えているためゲームが面白い面白くない以前の問題

まあ英語でプレイできればいいのだが、なんとゲームのプロパティから言語設定を英語にしても反映されないという最悪なオマケ付き

このゲームに限らないが、ローカライズ中にも後にもテストプレイしないパブリッシャ/翻訳者は地獄に落ちろ
Posted September 18, 2014. Last edited September 18, 2014.
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