XCOM 2
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とりあえずのガイド
By wap
一周ベテランをプレイして気づいた内容など
   
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ただし書き
まだベテラン一周しかしてないので、いろいろ見落としがあるかもしれません。いろいろ書きたいことはあるので、随時加筆していきます。
潜入について
潜入について

今作で追加された最も重要な要素の一つである潜入ですが、いまいち仕様が初見だとわかりにくいので解説します。

潜伏状態から発見される条件
潜伏が解除される代表的な条件は、次のようなものです:
  • 武器を発射したり、グレネード(模倣ビーコンもだめ)を投擲したとき
  • 敵に影響を与えるスキル全般の使用
  • 自分が移動した際に、敵の視界マス(目のマークが描かれた赤いマス)を通過する
  • 敵が移動した際に、敵の視界マスに自分が入っており、なおかつ自分が遮蔽に隠れていない(または遮蔽の側面をとられてしまった)場合
  • ステージの攻略目標とインタラクトする(例:X4爆薬の設置、端末のハックなど)
  • ハッキングに失敗したとき
  • 移動時に開いていない扉を通過しようとしたり、窓ガラスを割って通過した場合(敵や民間人が周りにいないとセーフっぽい)
逆に、次の行動では潜伏は解除されません:
  • 敵を目視しているが、敵の視界マスに入っていないとき
  • 敵がこちらに移動してきて自分が視界マスの中に入ってしまったが、自分が遮蔽に隠れている場合
  • (個別潜入時のみ、後述)自分が目視している敵を、他の味方が攻撃したとき
  • ハッキングに成功したとき
  • 装備アイテムの近接地雷を投擲したとき(敵が踏んで爆発すると発見されるっぽい?)
  • 装備アイテムのバトルスキャナーを投擲したとき
  • 敵に影響を与えないスキル全般の使用(要検証)
  • 扉の開閉(扉に隣接してからコマンドで開く場合)
  • 監視(ただし、潜伏状態のキャラは発見されるまでは監視射撃を行わない)
基本的に、潜伏しているキャラは戦闘関連の行動は一切とれないと考えましょう。

基本的に注意深く行動していれば潜伏は解除されないのですが、潜伏解除されてしまう代表的なケースが3つほどあります:
  • 敵がいないと思って前進したら、全遮蔽や高低差によって生まれる死角(灰色の霧エリア)に実は敵がおり、その敵に発見されてしまうケース。 自軍から見えていない敵の視界マスは表示されないので、赤いマスがないからといって油断するのは危険です。 建物の曲がり角や上階、2x2以上のサイズの全遮蔽オブジェクトがあった場合、バトルスキャナーを投げて死角に敵がいないことを確認したほうがよいでしょう。
  • 潜伏者が先行している状態の時、後続の部隊が(特に近接タイプの)敵と戦闘を始め、敵が後続部隊に向けて突進してきた場合。 大抵突進してきた敵に側面をとられて発見されてしまいます。
  • 地中に潜ったクリサリドや、報復ミッションで民間人に擬態したフェイスレスに隣接してしまった場合。 民間人はバトルスキャナーや技術兵のスキャナーで一回スキャンすれば、そのステージ中は完全に安全だとわかるのですが、地中に潜ったクリサリドはスキャンして地上に引きずり出しても次のターンですぐにまた潜ってしまいます。 クリサリドに対しては、むしろ潜伏キャラを下げて非潜伏キャラ(近接攻撃に対して反撃できるスキルや装備を持ったキャラだとより安心)を前に出してさっさと発見してもらった方が安全かもしれません。 潜るAIのクリサリドは単独行動なのと、一旦自軍と遭遇したらもう潜らなくなるので、集中砲火でだいたいなんとかなります。

部隊の潜伏と個人の潜伏
ここが少しわかりにくいのですが、潜伏状態には2つの判定があります。
一つ目は、部隊全員の潜伏判定です。 大抵のステージ開始時はこの状態なので、誰でも見覚えがあるでしょう。 目印として、画面の上側に潜伏アイコンが複数人出ているのがこの状態です。 この潜伏判定は、部隊員の誰か一人でも発見された瞬間に部隊全体の潜伏判定が解除されます。 一度発見されてしまったら、基本的にもう潜伏状態になる方法はありません(まれにハッキングの報酬で潜伏状態になれますが……)。
二つ目は、部隊員個々の潜伏判定です。 この状態になっている兵士は、画面上に一人だけの潜伏アイコンが表示されます この状態は、主に遊撃兵の伍長スキルのファントムと、同じく遊撃兵の中尉スキルの潜伏で発生します。 ファントムを持っている兵士は、前述の部隊全員の潜伏判定が解かれた後も、自分だけは潜伏状態を維持します。 潜伏スキルはその名の通り、戦闘中に1回だけ行動ポイントを消費せずに能動的に潜伏状態になれます。 この潜伏状態のポイントは、他の部隊員が発見されていようがドンパチしていようが、潜伏者自身が発見されないかぎりは潜伏状態を保てるということです。
先述したように潜伏者はほとんどの戦闘行動をとれないので、個別潜伏状態をキープしようとした場合、実質一人少ない部隊で戦うことになってしまうことは十分に留意する必要があります。

潜伏状態のメリット
一番わかりやすいメリットは、敵に発見されずに敵を目視できることです。
通常の非潜伏状態のときは、敵の視界と自軍兵士の視界は完全に一致します。 つまり、敵を見つけた瞬間に敵もこちらを発見し、その敵グループは戦闘態勢に入ってしまいます。
一方で、潜伏状態のキャラは、自分の視界は通常通りありますが、敵の視界が半減した状態になります。 つまり、敵をこちらが目視しているのに敵から発見されていない、という状態をつくることができるようになります。
どうしてこれが重要なのでしょうか? 敵は巡回している敵と静止している敵がおり、特に前者に対してはこの一方的な目視状態は非常に強いメリットになります。
敵ターンで敵が移動中に自軍と遭遇した場合、そのターンでは敵は移動のみを行ない、攻撃を行なってきません。 この敵ターンの直前の味方ターンで味方が監視(特に、スナイパーのロングウォッチが確実)をしていれば、次のターンに敵が攻撃をしてくるまでの間に、監視射撃と次自ターンの攻撃で、合わせて攻撃を2セット叩き込むことができます。 さすがに敵1グループに対して攻撃2セットも叩きこめば、よほど運が悪くないかぎりは殲滅することが可能です。
一方、静止している敵はもうちょっと扱いが難しいです。 静止している敵を潜伏キャラが発見し、後続の部隊が範囲攻撃を叩き込む……というのが理想なのですが、今作の範囲攻撃は(前作のロケットと違い)ほとんどが視界外まで届きません。 個人的なおすすめは、潜伏キャラに範囲攻撃武器を持たせておき、被発見覚悟である程度接近してから範囲攻撃をぶち込むことでしょうか。 もちろんこれをやると潜伏キャラが発見されてしまうので、可能であれば静止敵グループは迂回して、まず巡回敵グループを全て安全に倒してから処理するといいでしょう。 時限ミッションならなおさら、静止している敵に構っている暇はありません。

また、監視射撃は通常命中率が下がってしまうのですが、潜伏状態からの監視射撃は命中率ペナルティを受けないというメリットがあります。 実質これが活きるのは部隊潜伏状態の時だけなのですが、最初に発見した敵部隊に対して味方を一人以外高所からの監視状態にして、残りの一人で一撃を加えて発見されると、監視ペナルティなしかつ遮蔽ペナルティなし、さらに高所なら命中率ボーナス+20%の射撃を人数分叩き込むことができます。 監視するキャラとしてはキルゾーン持ちの大尉スナイパーが最適ですし、最初の一撃を加えるキャラとしてはグレネードによる複数攻撃+アーマー破壊が効果的でしょう。 アーマーのない相手に対する初撃要員はスナイパーの大尉スキルのフェースオフ(視認してる全員にピストル射撃)でもいいですが、スキルがキルゾーンと排他なので、スナイパー二人目育成でもない限りちょっと取りづらいのが難点です。

まとめ:潜伏はこう使え
最優先で遊撃兵のファントムと潜伏スキルを取りに行きましょう。
あとは、時間制限のミッションでなければ潜伏遊撃兵を10マスぐらい先行させて、移動敵が見つかったら見つからない範囲まで接近して(移動カーソルを合わせた時に敵HPバー横に照準マークが出る場所は発見される場所です。 注意しましょう)全員監視したまま敵がこちらを見つけてくれるまで待機(あるいはスナイパーのロングウォッチを発動させて強制的に起こすのもアリ)、静止敵が見つかったら迂回するか、スナイパーのキルゾーンで監視したあと潜伏遊撃兵に持たせた範囲攻撃武器で先制攻撃をかけましょう。
これだけでほとんどのミッションは全く危なげなくクリアできるはずです(難易度ベテラン)。
時間制限ミッションのコツ
辛いという声がよく聞こえる時間制限ミッションですが、難易度ベテランぐらいなら報復ミッション以外はそれほど難しくありません。
主な時限ミッションは次の4種類です:
  • VIP救出/拉致
  • 目標ハッキング
  • 目標破壊
  • 報復ミッション(民間人の救出)
このうち、目標ハッキングと目標破壊は目標を達成した時点で時限タイマーが終了します。 そのため、目標を達成した後はゆっくり敵を処理できます。 潜伏スキル持ちやバトルスキャナー、技術兵のスキャナーを最大限に活用して、敵をできるだけ迂回して目標を視界に入れられるところまで移動します。 目標に隣接する必要はないことに注意してください。 大抵の場合目標は建物内にあるので接近しなければいけないような錯覚に陥りますが、爆発物で壁を破壊してしまえばかなり遠くから目標を破壊/技術兵ハッキングができます。 というか大抵目標物のちょっと奥の方に敵がいるので、接近するとさらに敵を起こす事になってしまい面倒です。 できるだけ遠くから目標物を処理しましょう。
VIPミッションは、マップがやたら広いのと、時限3ターン前頃に脱出付近地点に増援が現れるのが特徴です。 ここも開幕潜伏状態でいかにダッシュできるかが重要で、索敵系スキルをフル活用して敵を回避しながらVIPに接近しましょう。 マップが広いので、敵を回避するのは他のミッションに比べるとやや簡単です。
問題は報復ミッションです。 民間人がものすごい勢いで死んでいくのと、中盤以降は地中に潜るクリサリドが出現するので、潜伏メイン戦法は使わない方がいいかもしれません。近接反撃や防御回避強化のスキルや装備を持った非潜伏キャラをどんどん黄色ダッシュで前に出していき、積極的に接敵する必要があるでしょう。 接敵後は技術兵で援護してあげたり、他の味方は一旦青移動後かがむなどして敵の攻撃を1ターンやり過ごす必要が生じることが多いです。 潜伏してれはどうにでもなる他のミッションと比べて非常に毛色の違うミッションなので、がんばってください。
近接攻撃について
発売前は私も楽しみにしてましたが、ぶっちゃけほとんど使いどころはありません。
最序盤、HPが高めのセクトイド相手に使ってみて「おお、ダメージ出るじゃん!」と思うのですが、実はセクトイドは近接弱点という設定がされているから高ダメージになるだけで、他の敵には射撃並のダメージしか出ません。 しかも命中率が素で90%行かないぐらいなので、確殺の決め手にもなりません。 正直メリットは黄色ダッシュ後に攻撃できるというぐらいのものですし、ラン&ガンを取ってしまえばそのメリットすら消えます。 スタンランサー解剖で手に入る2段階目の剣が確率スタンつきなので、それが発動することを祈って殴ってもいいですが、体感半分もスタン率はないです。
どちらかというと、まだスカルジャックの方が使えるかもしれません。 使える相手が限定される上に命中率は70%ですが、そこを突破すればその後のハッキングの成否に関わらず敵は即死です。

近接攻撃の場所指定
ロード画面の説明か何かで出ますが、気づかない人も多いところでしょう。
ブレード攻撃は画面下のボタンから発動させる他にも、カーソルを敵の隣8マスに合わせ、ちょっと敵寄りにカーソルを移動させるとマス上に近接攻撃マークが出ます。 この状態で右クリックをすれば、好きな方向から近接攻撃をすることができます。
デメリットとしては命中率が見えないことでしょうか。 先に画面下のボタンで命中率を確認しておいた方がいいかもしれません。
また、この手法はスカルジャックでは使えないようです。

スカルジャックの使い方
初回使用時以外は、技術兵に装備させましょう。 ハッキング能力に補正がかかる上に、スカルジャック命中後にハッキングが発生するためです。 このハッキングに失敗すると、敵は即死するものの自分もダメージを受けてしまいます。 初回使用時のハッキングは確定成功なので誰が装備してもいいです。
また、隣接して使用しろみたいなことを言われますが、前作のアーク放電機のような使い方をイメージしてはいけません。 むしろこれは今作のブレードと同じで、敵が黄色ダッシュの範囲内にいる時に、画面下のボタンから発動させると自動的に敵にダッシュで近づいて使用してくれます。
また初回使用時の注意(ネタバレ)なのですが、使用後に敵が一体出現するため、ターンの最後に使用したりしないようにしましょう。

遊撃兵の近接関連スキルの雑感
  • ブレイドマスター:攻撃力+2の効果は普通にありがとうという感じなのですが、排他選択のファントムが今作の潜伏仕様上非常に重要なスキルであることもあり、初回育成の時には取りづらいスキルです。 そして2人目を育成する頃には、ブレードなんて別になくてもいいやという雰囲気になっていたりするので、あまり陽の目を見ないスキルです。
  • ブレイドストーム:前作の白兵戦の明らかな弱体化版なのですが、今作は近接攻撃を仕掛けてくる敵が序盤から終盤までまんべんなくいるので、発動の機会はそこそこあります。 しかし、命中率がたぶん監視補正だかなんだかで明らかに通常のブレードより下がっているので、これを頼りにすると痛い目を見ます。 保険の域を出ないスキルでしょう。 模倣ビーコンを自分の隣に置いておいて、寄ってきたランサーやアーコンを無理やり殴るという方法もありますが、あんまり当たらないしおいしくないです。
  • リーパー:爆発物などでまとめて削った敵を一人ずつ殺して回るためのスキルです。 正直言ってスナイパーのシリアルキラーの方が、接近して奥の敵を起こす心配もなく、命中率もいい場合が多いので、微妙なところです。 排他選択のラピッドファイアが対強敵や対ラスボスに非常に有効なスキルであることもあり、やっぱり陽の目を見ない感が高いです。
爆発物について
爆発の効果範囲について
今作では爆発範囲はスクエア上に表示されますが、車などのオブジェクト対する破壊判定はそれよりも大きく、たぶんさらに1マス広くなっています。 味方の近くに投げると、意図せず遮蔽を破壊してしまったり、最悪次ターンに車の爆発に巻き込んでしまうので、くれぐれも注意してください。

ロケットランチャーの注意点
E.X.O.スーツで使えるようになるロケットランチャーは、他のグレネード類と違って軌道が直線です。 しかもこいつ、高遮蔽はおろか低遮蔽にすら軌道を妨害されます。 扱いが非常に難しいので、実際早く他の重火器を開発したほうがいいでしょう。
射程はそこそこあるので、これをグレ兵以外に使わせるということは、手での投擲グレネードの軌道の自由さを取るか、ロケットランチャーの射程を取るかの選択になります(もちろん爆発物を2つ持ちたいという理由もアリです)。

建物上にいる敵への爆発物の使用
敵が建物上にいるときは、敵の足場に対して爆発物を当てると足場が崩壊して敵が落下し、数ポイントのダメージ(たぶん高さ依存?)を与えることができます。 逆もまた然りなので、高所に陣取って戦うときは敵のグレ持ち(黒兵の使用を確認しましたが、他の兵士も使うかも)をきちんと確殺したいところです。

爆発物がアーマーを破壊しないことがある
プラズマグレ投げてもアーマー粉砕しないことが多々あります。 命中100%のグレネードさんにもついに確率要素が……
1 Comments
miscdayo Sep 8, 2022 @ 8:07am 
とても整理された文章で、かゆいところに手が届くトピックが書かれていて、ターン制ストラテジー初心者としては非常に助かりました。