VTOL VR
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電子戦装置と運用
De hidorigamo
VTOLVRの電子戦の日本語ガイドです。
   
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1.導入
 VTOLVR ver1.8.0より実装された電子戦(Electronic Warfare,EW)は視程外戦闘(BVR)から敵防空網制圧(SEAD) まで有利に戦闘を進める手段の一つです。しかし必要な知識と操作が多く、何をすればいいかわからないと思う人が多いはず。そんな人の為にガイドをご用意しました。読み込んで是非実践してみてね。
2.装備
AN/ALQ-131
F/A-26B Wasp、T-55 Tyroで使用可能なECMポッド。F/A-26BはE1/E10パイロン(最翼端のパイロン)に二本、T-55はE7パイロン(腹下)に1本搭載可能。ノイズモードのHightとMid周波数の送信が正面120度で可能。ポッド一つあたり最大2目標を妨害できる。
F/A-26B Wasp AN/ALQ-131

T-55 Tyro AN/ALQ-131

AN/APG-91 RADAR (JAMMING FUNCTION)
F-45Aの装備するレーダーのジャミングモード。パイロンにECMポッドを吊るす必要はない。ノイズモードのHightとMid周波数の送信が可能で、妨害対象によって自動で周波数が切り替わる。最大2目標の妨害が可能。

AN/ALQ-245
EF-24Gのみ使用可能なECMポッド。腹下のE1/E2パイロン、翼下E7/E10パイロンに計4本まで装備可能。ノイズモードのHight、Mid、Low周波数、DRFM、SASの送信が可能。ポッド一つあたり最大2目標を妨害できる。送信方位に制限はないが、機体と被る方向は送信停止する。翼下パイロン使用時は注意。

ADM-160J
EF-24Gのみ展開可能なECMデコイ。腹下のE1/E2/E3/E4パイロン、翼下E7/E10パイロンの計6本搭載可能。レーダー波の受信のみを行うコールドモードと、ノイズモードのHight、Mid、Low周波数、SASの送信が可能。一つあたり最大2目標を妨害できる。
3.使用方法
基本的に目標の指定→送信モード、出力の設定→送信(XMIT)の手順を踏みます。


F/A-26B T-55 AN/ALQ-131
Jammingページ

AN/ALQ-131はARAD、TGP、GPSより妨害目標を指定可能です。

まずMFDをJammingページ+ARAD、TGP、GPSの構成にします。今回はARADを使用します。
ARADページをSOI、ARADページでジャミングしたい目標をスティック押し込みで選択、その後ジャミングページのARADボタンを押す。

そうするとレーダージャミングステータスの選択済みスロットの、緑の線の上に白い箱が表示される。

次にBANDを押して周波数を設定する。

その後ジャミングページのスタートボタンを押してノイズ妨害を送信開始する。
Alpha1-1 Music!!

送信が開始されると、ARAD上でオレンジの線が、ジャミングページ上ではスロットの白い箱から白い線が伸びる。

続けて二つ目の目標を妨害するときは、別の標的をARADでロック、その後ポッドのスロット選択ボタンを押す(jammingページ画像を参照)

選択スロットが変更されて、選択を示す赤いインジケーターがAからBになる。
この状態でジャミングページのARAD、BAND選択、STARTで同時に2目標のノイズ送信が可能となる。
ジャミング停止する場合は、スロット選択からSTOP、又はSTOP ALLを押す。






F-45
F-45のジャミングはTSDから行う。

TSDをSOI、カーソルを目標に合わせると、右下に標的の情報が表示される。その左にJAMのマークが出る。このJAMマークを押すことでジャミングが開始される。

続けてジャムする場合は、このままカーソルを別目標に合わせてJAM

これで2目標同時ジャミングができる。

ジャミングを停止するときは、TSD左のJAMの右の✕ボタンを押すことで停止できる。




EF-24G AN/ALQ-245
AN/ALQ-245はラムエアにより駆動します。その為低速時にAN/ALQ-245を使用すると発電量が消費量を下回り、動作停止します。速度を上げて発電できるようにしましょう。

電力が足りてるとき↑
電力が足りてない時↓

AN/ALQ-245はTSD,GPS,TGP,FREZより目標の指定が可能。

左より、TSD(FREZ,RWR) XMIT(TGP,RDR) NAV GPS


TSD,GPS,TGPの場合
[例,TSD] TSDをSOI、目標をスティック長押しでロック

そうしたらXMIT画面のTSDを押す。そうするとポッドのスロットに目標が登録される。
その後モード、バンド選択を行い、XMITボタンを押して送信開始。

TSD、XMIT画面上で送信中の表記が出る。


続けて送信する場合は、次の目標をTSDで選択、ロックをする。
その後ポッドのスロットを変更する(画像のSelect jammer)
そして一度目と同様にXMIT画面のTSD→モード選択→XMITで送信を行う。

GPS、TGPはTSDと同様に目標の指定と送信を行う。


FREZの場合

まずジャミングポッドのスロットを選択する。

次にFREZ画面のSOIを取り、送信したい目標にカーソルを合わせて一度スティック押し込みで目標指定

その後送信モードを選択、再度スティック押し込みでXMITが開始される。
FREZ画面は、横軸が方位(自機の向きは緑矢印)、縦軸が周波数となっている。カーソルを合わせると画面下に周波数と方位、種類が表示される。ハードロックを受けている際は、レーダー信号がFREZ画面の赤い線を超えて高周波数に遷移するので、脅威目標を認識しやすい。被ハードロック時に即座にDRFMを撃ち返すのに最適。しかしレーダー波原と自機の距離情報が分からない。TSDとFREZページを適切に使い分ける事が重要。




EF-24G ADM-160J
ADM-160Jの使用法は、飛行する座標又は飛行ルートの指定、発射、その後情報収集とジャミングを行う。


1.飛行座標指定


GPSを使用する場合は、NAVより高度と座標を取得、その後DECOYページからデコイを選択、GPSボタンを押す。GPSは経路設定にするとデコイが経路通りに進路を取る。


NAVを使用する場合、NAVでカーソルを動かし、DECOYページのNAVを押すことで飛行先を指定できる。座標まで到達したらその場で旋回を行う。


2.発射
DECOYページのDEPLOYボタンを押す。

無線でDuck awayとコールする。


DECOYページではADM-160Jの飛行速度、高度、残飛行時間が表示される。8分間の飛行が可能。


3.モード選択
ADM-160Jの動作モードを選択する。


COLD
レーダー波の検出のみ行う。これにより自機EF-24GとADM-160Jとの三角測量を行え、レーダー波を照射する標的に対して高精度の予測座標を生成できる。デフォルトの動作。


NOISE
ノイズモードのジャミングを行う。高、中、低周波数の設定、その後標的の指定を行う。

AUTOはデコイの最寄り2目標を自動でジャミング、TSD,GPS,TGPはAN/ALQ-245と同様の指定。その後DECOY画面の青いUPDATEを押して適用、デコイが動作を開始する。





DECOY
SASモードで動作する。なりすましたい機体を指定し、エンターを押す。その後DECOY画面のUPDATEを押して適用。

ADM-160JはTSDを用いたレーダー波三角測量の信頼性を極めて高くするMALDである。 ADM-160JはRCSが小さく、被発見被撃墜される事が少ないので、情報収集運用ならば位置を知らせるSAS、又はHOJで撃墜される可能性のあるノイズモードはあまり得策ではない。COLDで飛ばして第五世代戦闘機組へ情報提供、第四世代組に大体の位置のGPS座標送信に使用するのが最も活用できる方法。
4.知識
ノイズモード
ノイズモードは相手のレーダーに対して電波攻撃を行う。相手のレーダーにBricksと呼ばれるブロックノイズが生じ、そのノイズの発生源と標的の間のレーダー捕捉を不可能にする。既にハードロックを受けている際に効果は発揮しない。


ブロックノイズが生じている画像
ノイズモード送信中は自機のレーダーも使用不可能になる

またレーダーの種類や目的に対して適切な周波数を送信する必要がある。

High Band: AH-94, AAA(Z20,CIWS,CRAM), MW(Mobile missile warning truck)

Mid Band: 大体ほぼ全てのレーダー

Low Band: AWACS, EW(Early Warnig Radar),GPS,ラジオ通信


バーンスルー
ノイズジャミングを受けている場合に、距離が近づいてジャミングよりレーダー反射波の出力が高くなると、ジャミングを撃ち破って敵がレーダーに映る様になる。これをバーンスルーという。バーンスルーするまでの距離を短くしたいならジャミングの出力を上げる(jammingページのPWR R,Lを押して、出力を左右に振り分ける)


HOJ
バーンスルーせず敵を攻撃する方法。AIM120やAIM7、AIM54Cで利用できる。SAMシステムもHOJで発射される場合がある。

レーダーのブロックノイズをスティック押し込みでロックオンすると、Home-On-Jammingモードでミサイルが動作し、ノイズを探知して完全撃ちっ放しで敵を追尾する。
この時敵の距離情報が取得できないので、敵がミサイルの射程内に入っているかどうか分からない。

また途中でノイズジャミングが切られた場合は、ミサイルが自動でMADBULL(30度走査角)モードに入る。また通常発射したAIM120はノイズを検知すると自動でHOJモードに切り替わる



DRFM
デジタルラジオ周波数メモリーは敵のレーダー波を記録、ちょっとずらして再送信することで、自機の位置をごまかすジャミング。
ごまかしすぎでは?

レーダーロックを受けた際にRGPO(Range gate pull off)が起動し、自機からハードロックを引きはがし、解除するように動作する。EF-24G AN/ALQ-245でのみ使用可能。フルパワーで動作させることで素早くSAMのハードロック、ピットブルしたミサイルのハードロックを解除できる。ハードロックを受けたらDRFM、復唱ッ

DRFMはレーダーと併用できる

SAS
自機を別の標的と間違わせるジャミング。PvPくらいしか使用用途がない。SAS送信強度と機体の速度を他機体に寄せないと騙されない。PvPなのにB-11が飛んでるはずはないし、T-55がマッハ2で飛ぶはずがない。F-45は60nmの距離でレーダーに絶対映らない。ADM-160Jを使って最前線に複数機急行してるように見せかける程度。

SASはレーダーと併用できる
が、レーダーコンタクトはF/A-26Bなのに、RWRはEF-24Gだと一発でSASがバレるので、レーダーオフにしよう。


Brevity
ECMの送信はMusic、ADM-160Jの発射はDuck away。
Alpha1-1,Music!!
Alpha1-1,Duck away
5.運用
BVR
先述のとおり、ノイズモード時は自機のレーダーが使用不能である。

第四世代戦闘機(F/A-26B、T-55 Tyro)はMFDを二枚占領してECMを行うので、BVR戦闘中にレーダーページ、状況把握(Situation Awareness)の為のNAVページ、ARADページ、Jammingページを高速で行き来しながらECMのON OFF、ミサイル発射の為のレーダーON OFF捕捉 回避機動を繰り返すのは不可能に近い。敵航空機と20nm前後の戦闘時は通常のBVRを行うこと。60〜30nmの範囲で長距離AIM54C AIM120を拒否する目的で使用する事が多い。


第五世代戦闘機はAIM120Dを使用する際、レーダー情報ではなく、TSDのトラック情報を参照しているので、レーダーを使用せずにAIM120Dを用いた発射誘導が可能。敵戦闘機レーダー源に対してノイズジャミングを送信しつつクランク、三角測量で得られた大体の位置にEOTS/TGPを向けて敵航空機を捕捉(20~23nmより可能)、機首を向けて発射後はEOTS/TGP捕捉を維持したままビーム(敵に対して90度の角度を取る)又はコールド(敵戦闘機に背を向ける)に移行する。


EF-24Gの場合、DRFMを使用することで敵戦闘機のレーダーを攪乱、ピットブル後のハードロックの解除が可能。加えてDRFMはレーダーの使用を阻害しないので、BVR戦闘の対面にDRFMを浴びせながらロック&ミサイル誘導、ピットブル後にビーム機動、FREZ画面を操作して敵のピットブルしたミサイルにDRFMを浴びせてロック解除を行う。

ノイズ送信しているから、と油断しているとバーンスルー、HOJでミサイルが飛んでくる事があるので、油断せず周囲を警戒すること。

戦闘機の STT(ハードロック)とARHミサイルのピットブル(RWR赤Mマーク)されたときに、

ノイズジャミングは効果を発揮しない。

困ったときはフルパワーDRFM


SEAD
AGM-88HARM、AGM-88S、AGM-188対レーダーミサイルの射程に入る前に、敵防空レーダーからミサイルが発射される事、ありますよね。地形を使ってポップアップ攻撃すればいいけど、対レーダーミサイルの射程が短くなるので更に近づく必要がある。海上だと回避使える遮蔽がないetc…

そんな時はノイズMID BANDで送信、高度と速度を上げて対レーダーミサイルの射程を稼いで発射する事で、敵SAMの射程圏内に居ながら撃たれる事なく撃つ事が出来る。


対MW
対レーダーミサイルを撃っても撃っても敵のSAMが撃破できないとき、多くの場合移動式ミサイル警戒トラック(Mobile Missile Warning Track,RWRシグナルMW)が存在します。
荷台に半球が生えた車、これがMMWT,GMWSとも

移動式ミサイル警戒トラックは、SAM、IRMD、GECM、DecoyRadarTransmitterと連携し、対レーダーミサイル、対地ミサイル、爆弾のハードキル迎撃、GPS妨害によるGPS爆弾のソフトキル、偽のレーダー波照射装置を使用してSAMのレーダー保護を行います。

この防空陣地を撃破するには2つの手段があります。1つは飽和攻撃、レーダーミサイルを飛ばして敵SAMを一時的に沈黙させ、その間に近づいて光学照準ミサイルを20本ほど叩きつける。

二つ目がノイズモードECMによる攻撃です。

MWに対してHigh BANDのノイズモードを送信、そしてMWに対してレーダーミサイルを発射します。この際対レーダーミサイルが自機とMWの間に居続ける(ECMの効果範囲内)に収まるように動きます。そしてMWに対レーダーミサイルが直撃するまでECMを継続します。前者と比較し、圧倒的低コストで達成可能なMW攻略法です。MW攻撃中に他SAMから攻撃を受けたくないので、他SAMに対してMID BANDノイズをかける事も忘れないでください。近づきすぎるとフレア耐性の高いIRMDの餌食になるのでご注意を。


電子戦士官(Electronic Warfare Officer)
EF-24Gの電子戦分野は余りにも機能、操作が多く、戦闘しながらの電子戦は困難を極めます。その為に後席に電子戦を任せる搭乗員、電子戦士官,EWOを召喚する事でEF-24Gの性能を十二分に引き出す事が可能になります。EWOはVTOLVR歴が長く、通常戦闘と電子戦の正しい知識を十分に備え、パイロットの意思を尊重できるofficerである事が求められます。

EWOがコックピットに座って最初にやる仕事は、インターコムのホットマイクをオンにして、パイロットと機体機能の分担をどこまでやるかを尋ねる事です。そしてパイロットの攻撃目標、行動を理解し、コミュニケーションを取り、そして電子戦を用いたアプローチを提示又はその行動を妨害しない範囲で電子戦を行う必要があります。

AIM54C誘導にノイズモード飛ばしてレーダーをぶち壊したり、ハードロックされてるのにノイズモードをかけるような大馬鹿野郎は、即座にコックピットから叩き出されます。というか叩き出せ、早急に、今すぐに、RIGHT NOW。ぶっちゃけパブリックロビーのEWOは何一つ理解してない三歳児しかいないので載せないほうがマシ、存在がデバフ、無限にNOボタンを連打しろ。

二つの頭、四つの目は航空機の性能を向上させる強力な手段です。



おわり