Sniper Elite 4

Sniper Elite 4

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Sniper Elite 4 日本語攻略ガイド
By Habotan JP
Sniper Elite 4はかなり面白いゲームですが、残念ながらSteam版は日本語対応していません。自分で見つけるゲーム攻略の楽しさは残しつつ、プレーする上で基本となる要素をかいつまんで説明します。解説は3章構成にしています。

第1章:最初のステージをプレー中に表示されるチュートリアル要素の中で、クリアに役立つ部分を日本語で解説します。

第2章:ゲームシステムを理解してきた方向けに、プレー中に表示されるチュートリアル要素の幾つかを解説します。

第3章:ネタバレを含むゲーム中のテクニックや敵AIの法則等について解説します。ネタバレを嫌う方は2章までご覧いただければと思います。
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第1章 まずはプレーしよう
Single PlayerのNew Gameで、ストーリーモードを始めることができます。

難易度は全部で6種類あります。
このゲームを始めてプレーする方については、個人的にHard以下をおススメします。

Hardcore以上の難易度とそれ未満の難易度の違いはいくつかありますが、最大の違いは
  1. 画面に表示される情報(HUD)がかなり少なくなる
  2. ミニマップが無くなり、敵の配置がほぼ分からなくなる
  3. マーキング後の敵の透視が出来なくなることです。
HUDが表示されなくなって最も困ることは、ゲームのクリア目標が、MAPや画面から見えなくなることです。

このゲームでは、敵基地にある機密文書を盗んでくることや、敵司令官を倒すことなどがクリア目標になります。ところがクエスト目標が表示されなくなると、広いマップの中のどこにある文書を探せばよいのか、あるいは沢山いる敵キャラの中の誰が司令官なのか、分からなくなります。

一応、最高難易度でも、ターゲットに近づくことでターゲットまでの距離が表示されるので、初見プレーでもクリアは可能ですが、片っ端から家宅捜索しなければならなくなるため、後述のステルスプレーと組み合わせると、かなりマゾい感じになります。

2と3はともかく、1については初見プレーをするにあたって、このゲームで何をすればよいのかが分からなくなりやすいので、筆者の様に英語で書かれたクエスト内容の意味が良く分からない方は、注意が必要です。なお、難易度は1ステージ毎に切り替え可能なので、徐々に難易度を上げることができます。

Loadoutというボタンから、装備するアイテムを選択することができますが、取り敢えずプレー中に色々拾えるので、初期状態のままで十分と思います。

1-1 チュートリアル完了まで
オープニングムービー終了後、キャラが操作可能になります。最初の敵を暗殺し、先に進むとBinoculars (双眼鏡) を使うよう指示があります。

よく見るとこの先に敵が1体。敵1体を左クリックでスポット、双眼鏡を片付け、接敵しようとしたら、ん?体が動かない? 双眼鏡を使えって? もう使ったよ!ってなりましたか?

敵2体の他に、頭上にクレーンで吊り上げられた荷物があるので、そちらもスポットする必要があります。ちなみにクレーンを狙撃することで、敵を倒すこともできるので試してみてください。

狙撃はライフルを装備した状態でスコープをのぞき込み(右クリック)、マウスホイールで倍率を上げ、スペースボタンで息を止め(照準の手ブレが無くなる)、赤い照準補助を参考にしながら、左クリックで発砲します。

後は画面の指示通り、敵の死体や野営地からアイテム回収しながら進むと開けたマップに到着し、簡単なチュートリアルはお終いです。

双眼鏡でサーチし、スナイパーライフルで狙撃。サーチ&デストロイがこのゲームの基本っていうことですね!

1-2 敵にバレた!?
見晴らしのよい高台から双眼鏡を覗き込んでいると、こちらに気づいていない敵がワラワラ。

ボーっとしている敵にスナイパーライフルを打ち込むと、音楽が変わり、マップになんか三角の表示が!?いきなりバレた?

Returnボタンを押してチュートリアルを開いてねって表示されている?(ちなみに筆者のゲーム環境ではリターンボタンを押しても何も起こらず、Enterを押すとチュートリアルが表示されます。表記ミスかな?)

この時表示されるチュートリアルを解説すると、敵は銃声を聞きつけて、発砲元に集まってくるよ!って書いています。

三角の表示は、敵が感知した発砲元の場所なので、基本的にはここに向かって敵が集まってきます。

もしミニマップの"ふち"が黄色くなっただけであれば、敵にはまだ見つかっていないので、離れて隠れたり、裏に回って有利なポジションに移動することもできます。

発砲元と敵の距離が近い場合、敵から見つかりやすくなります。

もしミニマップの"ふち"が赤で囲まれた場合、敵がプレーヤーを発見し、発砲しようとしてきている状態にあることを指します。ただし、敵から見えない位置に移動し隠れると、しばらくの間はミニマップが赤色のままですが、次第に黄色(索敵中)、白(通常警戒)に戻ります。

赤の三角と共に、プレーヤーの幻像が画面に現れた場合、敵がプレーヤーを最後に発見した位置がそこであることを表します。そこに敵が集まってくるので、離れた場所に移動することで、隠れることができます。

1-3 敵に気づかれにくい戦い方
いくつかの行動については、敵に位置を悟らせずに攻撃することができます。
  1. サウンドマスクの利用
  2. 消音武器/消音弾の利用
  3. 接近戦

①サウンドマスクの利用
最初のステージをプレーしていると、しばしば上空を飛行機が音を立てて通過する時があると思います。

この時、画面上部の中央付近に、音響マークが出ます。
このマークが出ている時、敵は発砲音を聞き取ることが出来ません。
他の音によって発砲音をかき消す現象、これをサウンドマスクと言います。

また、飛行機の利用以外にも、発電機を壊すことでサウンドマスクを作りだすことが可能です。
発見したら、Rボタンで蹴ったり、狙撃して、発電機を壊してみてください。
発電機の破壊音に紛れて発砲すると、こちらの位置が分からない敵が右往左往する様が見れると思います。

なお、発砲した弾が敵に着弾しダメージを与えた場合や、キルした時、あるいは敵の近くに着弾した場合、敵は発砲元は分からなくても、攻撃を受けたことには気が付いて、警戒態勢を取るようになります。

②消音武器/弾の利用
武器の中には発砲音がしない(高難易度では発砲音が小さい)タイプの武器があります。
初期武器のピストル Welrodもその一つです。
ピストルは射程が短いため接敵することが必要ですが、敵に居場所を悟られずに攻撃が出来ます。

消音の性質を持った武器は、Suppressed armと表示されています。

また、Suppressedと書かれていないスナイパーライフルやピストルでも、Suppressedの弾薬を使うことが出来る場合があります。

通常弾よりも威力が低めで、弾道が落ちやすく、入手も比較的難しいですが、敵に気づかれずに攻撃可能です。

例えばスナイパーライフルでSuppressedの弾薬を使うには、Qボタンで使用アイテム一覧メニューを呼び出し、スナイパーライフルに選択を合わせ、左クリックを押すことで、使用する弾丸を切り替えることが可能です。

余談ですが、各種アイテムについても、Qボタンでメニューを呼び出し、左クリックで用途を切り替えることができます。

③接近戦
敵に接近し、Eボタンで接近戦が仕掛けられます。

敵が断末魔を上げていても音はしないので、敵にバレませんが、アクション中はプレーヤーが視認されやすいため、敵集団の真ん中で接近戦を仕掛けるとすぐにバレるため注意が必要です。

なお、敵の正面から接近戦を仕掛けることも可能です。

1-4 ミニマップの見方
ミニマップの見方を簡単に説明します。

  • 灰色のマル
    スポット(双眼鏡で敵情報を確認)する前の敵です。プレーヤーが敵に近づくことで自動的に追加されます。灰色のマルが表示されない敵(隠密の敵)は見たことが無いので、付近にこのマークが無ければ、敵はいないと考えてよいでしょう。

  • 円錐マーク
    スポットした後の敵です。円錐の先端は敵が向いている方角を示しています。円錐に灰色の影が入っている場合、建物の階が違う時など、敵とプレーヤーの高度がある程度離れていることを表しています。

  • 主人公周辺にある白い円
    敵から視認される範囲です。白い円の中に敵がおり、かつプレーヤーの方角を見ている時に発見されます。木の陰や暗闇に紛れると、5メートル程度しか離れていなくても相手から見つからないこともあります。プレーヤーの姿勢(立ち、しゃがみ、伏せ)でも視認される範囲が変わってくるので、色々試してみましょう。草むらに入ると円の大きさは0になりますが、敵が50センチメートル程度まで近づいてくると発見されるため注意が必要です。

1-5 HP回復方法は?
Easy以外の難易度では、HPの自然回復はありません。
HP回復アイテムには2種類あり、そのどちらかを使うことになります。

  • Medikit:救急バッグのマークです。HPを全回復させることができますが、少しの間動けなくなります。敵から隠れている時に使いましょう。
  • Bandage:バンドエイドです。HPを2メモリ分回復させることができ、移動しながら使えます。

使い方は簡単でQボタンでクイックメニューを開き、使いたいアイテムを選択、クイックメニューを閉じ、Fボタンで使用です。

それぞれのアイテムは所持数に限度があります。ステージ選択時に持ち込みアイテムを選べるので、不安があれば持参することも可能です。

ただし敵の野営地や民家を探索すれば結構簡単に見つけることができるので、それ程困ることはないでしょう。

1-6 マップに落ちている手紙はなに?
色々な種類の手紙がありますが、基本的にはゲームの雰囲気作りのためのギミックで、ステージクリアには直接関係ありません。

いわゆる収集要素で、トロフィー取得を狙うならば頑張ると良いかもしれませんが、無理に全部を集める必要はありませんので、見かけたら収集する程度の方が精神衛生上良いと思います。ミッション毎に30以上の収集要素が点在しています。

野営地の机の上や箱の上にあるほか、敵が持っている場合もあります。敵が手紙等を所持しているかどうかは、敵を双眼鏡で覗いたときに「Special Item」という表示が出るかどうかで確認可能です。盗むコマンドはないので、無力化(殺害)して奪い取りましょう。なお、死体を双眼鏡で覗いても、スポットすれば手紙等の有無を確認できます。

一度獲得した手紙等の収集要素は、周回プレーでも持ち越されますので、2周目以降に挑戦することも可能です。

1-7 グロ注意!
敵狙撃時のカットインが結構衝撃的で、何度も見ていると萎える方もいるかもしれません。

そういう時はOptions、Gameの中にあるX-RAY(レントゲンのようなもの)をオフにすると良いです。

敵が倒れるシーン含めてオフにしたい場合には、各種選択できる●● Camerasをオフにすると比較的、心安らかにプレーできると思います。

1-8 スニーキングゲームか、キルゲームか
ある程度慣れてくると、敵に気づかれないまま、単身で敵部隊を壊滅させられるようになってきます。けれど本部は呑気に周辺を警戒しているのみ。それでいいのか、本部!!?

メタルギアソリッドシリーズとは違って、麻酔弾が無く、敵を無力化させる=事故死か殺害という選択肢しかありません。

スナイパーエリートの良いところはゲームの自由度が高いところで、ターゲット以外、不殺さずというスニーキングゲームとしても、サクサク敵を無力化するキルゲームとしても、自由に遊べます。

どちらのプレースタイルが有利なのか、参考に書いてみます。

①スニーキングの方が難易度が高い
敵地のど真ん中で敵に見つかるとどうなりますか?ハチの巣ですよね!

ということでスニーキングプレーの方が、敵にバレないように遠方から攻撃するプレーよりも大変なことが多いと思います。

もちろん積極的にキルするプレーについても、敵との戦闘機会が増えるために、死なない立ち回りが求められますので、別の意味で難易度は高いです。

②非殺傷(スニーキング)によるクリアボーナスはない
頑張ってターゲット以外は全員スルーしたとしても、クリア時に得られる経験値にボーナスはかかりません。(調査不足なだけで、実はあるかもしれませんが。)

どんどん敵兵や車両を破壊した方が、クリア時の褒章(=経験値)が多い気がします。

③キャラクターのレベルアップにはキルプレーが効率的
キャラクターのレベルアップに必要な経験値は、敵や車両を無力化した時に随時入ります。
ミッションクリア時の経験値はそれほど多くないので、敵をキルすることがレベルアップの近道と言えそうです。

ただし、レベルアップのための経験値テーブルは結構ゆるめで、1周目をある程度キルを抑えながらプレーしても、Lv20程度までは上げることができると思います。
※最後のスキル解放に必要なレベルは30です。

レベルアップによる恩恵もスキル解放のみで、HPやスタミナがLv1毎に増えるものではないため、それ程頑張ってあげる必要は無いように思います。

④武器のアップグレードにはキルが必須
後述しますが、各種武器は、1.威力 2.命中精度 3.射程 の3要素をアップグレードさせることが出来ます。

アップグレードの条件は、武器や要素によって異なりますが、ヘッドショット30回など、敵キルによって条件を達成するものばかりです。

愛用の武器をアップグレードさせたい場合には、キルが必要になります。

なお、最高難易度のAuthentic Plusでは、武器アップグレードは無効になるので、最終的に最高難易度を目指す場合には、こだわらなくても良い要素になります。

⑤スニーキングプレーは楽しい!
ここまで、スニーキングプレーをするメリットを殆ど挙げてこなかったのですが、個人的にはスニーキングプレーをおススメします。

他の方のレビューにも書かれていますが、敵AIはスニーキングプレー向けの挙動をしていて、あまり突撃してこない作りになっています。

また、敵の哨戒範囲にも絶妙なスキマ、思わぬ侵入ルートが設けられており、スナイパーエリートの製作者が、スニーキングプレーでもクリアできるように、細心の注意を払ってゲームデザインをしていることを感じることができます。

取り敢えずスニーキングプレーをやってみて、もしバレたら経験値稼ぎにキルする程度の軽い気持ちで進めると、良い塩梅かと個人的には思いました。

Hard 殲滅プレー<<< Normal スニーキングプレー < Authentic Plus 殲滅プレー <<<<< Authentic Plus スニーキングプレー 位の難易度の開きがあると思っていますが、色々なギミックを駆使しながら、敵の裏をかくスニーキングプレーをぜひ一度プレーしてみてください!

1-9 参考URL
ゲームをプレーするにあたって大変お世話になったサイトをご紹介します。
もちろん閲覧しなくてもクリア可能ですが、ご参考までに。

日本語でのストーリー紹介、操作方法、実績情報など
https://seesaawiki.jp/sniperelite4_info/

マップに点在する手紙、発電機等の位置など
https://sniperelite4maps.de/

プレーガイド(英語)
https://guides.gamepressure.com/sniper_elite_4/


第2章 ステージを1つ2つクリアしたら
スナイパーエリート4にも慣れてきたでしょうか?

ステージが進むにつれ、新たな敵兵や戦車等も登場しますが、基本的な流れは同じです。

スナイパーエリート4では、敵をライフルで狙撃する以外にも様々な戦法や、育成要素等がありますので、よりゲームを楽しめる要素について少しご紹介します。

2-1 スキルツリー
プレーヤーは経験値を得ることでレベルアップし、レベルが5ずつ上がることで、新たなスキルを取得することができます。

スキルは同一レベル帯から1つ選択する仕組みになっています。スキルの付け替えはミッション開始前なら何度でも可能なので、スキルリセットの心配はいりません。

スキル選択画面の表示方法ですが、ミッション選択画面に表示される Loadoutの左上にあるEdit Skill Treeを選択することで可能です。

ランク(Lv)
選択肢1
選択肢2
Rank 5
Max Heart-Rate
狙撃時の呼吸を止められる時間が延長
Increase Heard-Rate Recovery
走った後や呼吸を止めた状態を続けることで上昇する心拍数が下がりやすくなる
Rank 10
Target-Focus Speed
双眼鏡によるスポット完了速度が爆速になる
Improved Search
敵やアイテム箱からのアイテム入手にボーナス
Rank 15
Reduced Fall Damage
高所からの落下ダメージを減少
Improved Bandage
絆創膏による回復量が3メモリになる
Rank 20
Reduced Explosion Damage
爆発によるダメージを半減
Faster Trap Defusing Speed
罠解除のスピードが上昇
Rank 25
Slow Heart-Rate Increase
狙撃時の呼吸を止められる時間が延長
Increased Heart-Rate Recovery
走った後や呼吸を止めた状態を続けることで発生する心拍数が下がりやすくなる
Rank 30
Increased Ammo
所有できる弾薬が25%増加
Extra Items
出撃時に同種類のアイテムを3個まで持っていける。更にステージ内で通常よりも1つ余分に保持できるようになる

2-2 ミッション開始時の武器・アイテムの選択
ミッション選択時にLoadoutで持参する武器を選ぶことが可能です。

武器カテゴリーは、①スナイパーライフル ②サブマシンガン等 ③ピストル の3種類に分かれています。

②サブマシンガン等のカテゴリーには、ショットガンとパンツァーファウスト(対戦車砲)が含まれます。

同一カテゴリー内の武器は、常に1種類のみ所有が可能で、スナイパーライフルを2丁所持することはできません。

一部の武器は鍵マークがついていて、特定の条件を満たさないと選べません。

例:Trench Gunというショットガンを使うためには、敵スナイパーをTrench Gunで倒す必要があります。


武器に星マークがついているものについては、Sharpshooter Tokensというポイントを使って、購入(アンロック)する必要があります。このTokensはキャラクターのレベルアップ時に獲得可能です。
TokensはLoadout時の持参アイテムの種類を増やす(アンロック)する時にも必要です。

武器もアイテムも、一度アンロックすれば、次回以降はTokensを使うことなく好きなだけ持ち込めます。

2-3 武器のパラメーター
DLCを含めるとかなりの種類の武器を選択可能ですが、その能力はそれぞれ一長一短です。

武器選択時に表示されるパラメーターの内容はこちらです。

  • 武器名
    武器選択時に一番上に表示されています。工具マークが目印です。

  • 常時消音機能が付いているかどうか
    ピストルの初期兵装Welrod等、一部の武器は通常弾で消音機能が付いているものがあります。武器名の下にある「i」マークの横に武器の特性 「Bolt-Action (Suppressed)」等が記載されていますが、(Suppressed)の記載があれば、常時消音機能が付いています。

  • Regular/Suppressed Ammo :
    装填できる弾丸の種類です。常時消音機能が無い武器でも、Suppressed Ammo(消音弾)を装填できる場合があります。消音弾を使いたい時は、この表記のある武器を使いましょう。

  • Magazine Size:
    マガジン(弾倉)に入る弾の数です。多ければ弾倉交換の必要回数が減るため、継続戦闘時間を延ばすことができます。

  • Damage:
    攻撃力です。スナイパーライフルは一撃必殺のものが多いですが、たまに低威力のものもあるので、注意が必要です。ヘッドショットが出来れば、威力の低さは問題になりません。

  • Muzzle Velocity:
    弾道の落ちやすさです。パラメーターが高ければまっすぐ飛ぶため、スコープで狙いを付けるときの予測が付けやすくなります。呼吸を止めることで表示されるエイムアシストを利用するならば、気にする必要はありません。

  • Recoil Dampening:
    発射時の反動の小ささです。パラメーターが高ければ、反動が小さく狙いやすくなるかもしれません。Rate of Fireが高く、反動が大きい武器の場合、狙いが付けにくくなるかもしれませんが、個人的にはあまり気にならないパラメーターです。なお、息を止めた状態で発砲前後にカメラを動かさなければ、反動の大小にかかわらず先ほど撃った場所に銃口が戻ってきますので、微補正をかけた精密射撃が可能です。

  • Stability:
    照準時の手ブレの大きさだと思われます。息を止めれば無関係なパラメーターです。

  • Max Zoom:
    狙撃時のスコープの最大精度です。パラメーターが大きい方が遠くの標的を大きくとらえられ、狙撃が有利になると思われます。ただし、Authentic Plusでは倍率が固定されます。

  • Rate of Fire:
    パラメーターが高ければ、次弾発射までの時間が短くなります。ワンショットでキルできなかった場合や、複数の敵を同時に相手取る時に有利になります。

2-4 武器のアップグレードとスキン
各種武器は、1.威力 2.命中精度 3.射程 の3要素をアップグレードさせることが出来ます。ただしAuthentic Plusをプレーする時は、アップグレード内容は適用されません。

アップグレードする方法は敵兵を武器毎に指定された方法で一定数以上キルすることです。
条件を満たすと自動的にアップグレードが適用されます。


武器のアップグレードと武器のスキンは、ミッション選択時に選択できる武器選択画面の下部に表示されるSkin/Upgradesから表示可能です。

最初はSkin選択画面が出るので、アップグレードはSkinの隣にあるUpgradesをクリックして確認します。

武器によって「30 Sound-Masked Kills(30回サウンドマスクキルを実行)」や、「20 Kills over 100m(100メートル以上離れた場所から20キル)」など、アップグレードの解放条件が異なりますので確認してみてください。


ちなみにゲームプレー中はQボタンで表示されるアイテム選択画面の中から、装備中の武器を選び、少し待つことで到達状況を確認することができます。


Mastery Skinでは武器のスキンを変更できますが、各武器に設定されたアップグレード要素を全て解放した後、選択可能になります。

それまでは、Mastery Skinの解放要素(20回心臓を狙撃するなど)を稼いでも、カウントされません。

武器のスキン変更による隠密効果の変化などは、未検証のため不明ですが、効果が無いという海外コメントもあります。

アップグレード解放要素として書かれている英語が意味不明なものについては、動画を検索すると解放方法を紹介しているものもありますので、参考になると思います。

2-5 銃器類の特性
スナイパーライフルは便利ですが、他の武器、道具もそれぞれに特徴があり、使いこなすことでより幅広い状況に対応出来るでしょう。

殆どの武器、道具はQボタンで選択時に、2種類の使い方を選択できるようになっています。

  • スナイパーライフルとピストル
    通常弾・消音弾を選択することができます。最初から消音機能が付いている武器や、消音弾を使用できない武器については、選択できません。

  • サブマシンガン
    近距離の敵に連射性の高い銃弾を浴びせることが可能です。装弾数は多く見えますが、1人の敵を倒すのに1マガジン消耗する(のは私だけでしょうか?)ので、効率が悪いです。マップ内に弾薬が沢山落ちているのが特徴らしいですが、サブマシンガンをぶっぱすると敵はワラワラ集まってきますし、それらにサブマシンガンで対処しようとすれば一瞬で返り討ちに合うので、使いどころが難しい武器です(縛りプレー向け?)

  • ショットガン
    サブマシンガンと同じ武器枠に装備することができます。装弾数は少ないですが、攻撃力は高いので、全弾命中させられるくらい接敵している状態ならば、胴に当ててもキルできます。威力減衰が激しいのか、5メートル以上離れていると確殺できない時もあり、キル確認をしっかりしないと反撃されてしまうので注意が必要です。
    また、接近しすぎると、敵が装備しているStick Grenadeが爆発し、自分も死んでしまうことが偶にあります。

    サブマシンガンもそうですが、右クリックで肩にストックを押し当てて射撃が出来るようになり、命中精度を高めることができます。ただし、歩行速度が極端に落ちるため、移動しながらの射撃には向きません。

  • パンツァーファウスト
    サブマシンガンと同じ武器枠に装備することができます。戦車等を遠距離から倒すことができます。発射音はしっかり敵に聴かれてしまい、例え戦車が爆発しても敵がこちらに殺到するので、予め退路を確保しておくことが重要です。

  • ピストル
    火力は控えめですが、スナイパーライフル同様、消音弾を装填できます。またプレーヤーの初期装備のピストルはDLC武器を除き、唯一の消音武器です。ヘッドショットを決めれば火力の低さは十分カバー可能ですが、ヘルメットを装着している敵には注意が必要です。

    ショットガンと同様に、右クリックで構えを取り、命中精度を高めることが可能です。

2-6 爆弾・地雷類の特性
爆弾・地雷類の武器について紹介します。大半が設置型で、狙った対象に当てることが難しい反面、一度設置すればプレーヤーが別の行動をとっていても仕事をしてくれるので、使いようによっては便利です。

また、爆弾類の最大の特徴は、攻撃を加えてもプレーヤーの位置が悟られないことです。駆使することで危機的状況の打開が可能になるでしょう。

  • Stick Grenade
    時限式の爆弾を投げます。アイテム選択後、Fボタン長押しで投げる場所を決めることができます。投擲をキャンセルしたい場合は、左クリックでできます。
    敵が密集している部分に投げ込んだり、遮蔽物の向こう側に投げ込むことができ、使い勝手の良い武器です。

    クイックメニューでタイプを変更すると、最初の着弾地点に貼り付きます。敵に当てれば敵にも貼り付きます。

  • TNT
    広範囲を爆破可能な兵器です。通常タイプの場合、投げ込んだだけでは爆発せず、別途狙撃等を行うことで起爆させることが必要です。Stick Grenade同様、Fボタン長押しで投擲できますが、重量の為か、それ程遠くまで投げることができません。

    タイプを変更すると、時限式に切り替わり、狙撃等による起爆が不要になります。ただし、敵が起爆解除のためにTNTを拾い上げ、起爆を阻止しようとすることがあります。成功率は確率依存だそうです。

  • Teller Mine
    マンホールのような形の対人/対戦車地雷です。どちらの敵にも使用できるので、汎用性の高い兵器です。

    タイプを変更すると、2回踏まれることで起爆するようになるため、より多くの兵士を巻き込むことができます。

  • S-Mine
    Schrapnellmine (=榴散弾地雷)という対人地雷の一種です。設置型の地雷で、敵が接近すると起動し、広範囲の敵にダメージを与えます。完全に対人兵器で、戦車等にはダメージを与えることができません。

    タイプを変更すると、起動までにラグが発生し、後続の敵にもダメージを与えられる可能性があります。

  • Trip Mine
    ワイヤー式のトラップを設置し、うっかりワイヤーに触れた敵を爆殺します。Fボタン長押しで起点を作り、移動することでワイヤーを貼る位置や長さを調整できます。再度Fボタンを一度押すと設置が完了し、Fボタンの代わりに、Fボタン長押しをすると、もう一つTrip Mineを設置できます。駆使することで、様々な方向からの敵に対応した防御陣を形成できます。

    タイプを変更すると、起動までにラグが発生し、後続の敵にもダメージを与えられる可能性があります。

    状況再現が出来ていませんが、時々敵がすり抜けるときがある気がするので、油断禁物です。

  • Satchel Charge
    金庫や壁、非起動時の戦車等、ゲーム上設定されている特定のターゲットに対してのみ設置可能な爆弾です。設置可能な対象については、画面上に半透明の白色のカバンの様なものが表示されるので、接近し、Rボタンを押すことで設置できます。もう一度Rを押すことで、一定時間後に爆破させることができます。また、設置した爆弾を遠距離から狙撃することでも起爆可能です。

    所持数は無限でステージ2の中盤以降は、表示こそされませんが、特定ターゲットに対してはいつでも使用できるようになります。


2-7 回復アイテム・石・口笛の特性
前述の通り、Easy以外の難易度では、HPの自然回復はありません。
HP回復アイテムには2種類あり、そのどちらかを使うことになります。

  • Medikit
    HPを全回復させることができますが、少しの間動けなくなります。
    タイプを変更すると、HPが2メモリ分回復し、一時的に心拍数を安静状態まで下げることができます。

  • Bandage
    HPを2メモリ分回復させることができます、移動しながら使えます。
    Bandageの効果を高めるスキルを装着することで、3メモリ分回復させることも可能です。
    タイプを変更すると、HPを1メモリ分回復させ、幾らか心拍数を低下させることができます。

  • 石・口笛
    石を投擲し、物音を立てることで着弾地点付近に敵を誘導します。
    口笛はプレーヤーの位置に敵を誘導します。

    トラップに誘い込んだり、裏に回り込んだりできますが、周囲の敵が警戒態勢に入るので、注意が必要です。同じ相手に複数回使用すると効果が減少します。
2-8 難易度の違い
ゲームに慣れてきて、もう少し難易度を上げてもいいかな?と思ったら参考にしてください。

難易度上昇によって、変わる項目と、変わらない項目がありますので、列記します。

項目
変化する内容
変化しない内容
敵兵について
攻撃の命中精度が上がる。
プレーヤー発見から戦闘開始までが早くなる。
硬くなって倒しにくくなる。
敵兵のプレーヤー感知範囲。
基本となる敵の挙動(巡回ルートや交戦時の距離の取り方)。
敵の配置と兵科。
1マップ当たりの敵兵の数。
画面に表示される情報
ミニマップ、クエスト目標、プレーヤーの体力、装備中のアイテム、装填されている銃弾の残弾数、スタミナゲージ、スナイプ中の姿勢情報、敵スポット後の透視像、敵の視線、警戒解除等の文字、サウンドマスク発動アイコン、マップ中の敵兵情報、現在地、落ちている武器のスペック表等が非表示になる。
赤く表示されていた爆発物の色が変わらない
双眼鏡で覗いたときに表示される敵までの距離や所有物等の詳細情報。
Letter From Home等の取得できる手紙や、野営地等に設置されている弾倉・救急箱、Satchel Charge設置場所等は今まで通り白く光る。
全体マップ自体は閲覧できる。
敵スナイパーが放つ光も見える。

※戦闘時や警戒時の音楽、警戒解除時の音、スナイパーに見られた時の効果音等は聞こえるので音楽や効果音の意味を理解していればおおよその状況は把握できる。
戦闘関係
息を止めた時に発動したスナイプアシストやズーム機能の消失。
風と重力の影響で銃弾の軌道が変化。
エイム時の手ブレが大きくなる。
消音弾からも微かに音が出るようになる。
リロード時に弾倉に入っている銃弾が廃棄される。
武器のアップグレードが無効化。
フレンドリファイアによる被弾。
スコープを覗いたときに表示される風の強さを示したメモリ。
スコープを覗いた時に調整可能な照準距離設定。
武器毎の所有銃弾数(Qボタンから確認可能)。
武器のスキンは変更可能。
その他
望遠鏡やスコープの倍率が固定化。
オートセーブの頻度が低下。
マニュアルセーブ&ロードは可能。

第1章で書いたようにHUDの情報がHardcore以上になると見えなくなるため、正直別ゲームと言える位、初見プレーにおける難易度が高まります。

もし最終的にAuthentic Plusのプレーを意識するならば、まずはHardを選択し、Optionから選択できるエイムアシストや息止め中のズーム機能をオフにしてみてください。

それでも難易度を上げていけると思ったら、難易度Custom(カスタム)を選ぶ選択肢もあると思います。

例えば敵の強さや狙撃関連はAuthentic Plusだけど、HUDはHardの難易度で大半が見えるようにする等のカスタムができます。
*ゲーム内ではこの例の設定の場合、Hard難易度相当をクリアしたと処理されます。

1ステージずつ難易度設定を変更できるので、徐々に難易度を上げるプレーも可能です。

第3章 ネタバレ上等な方向け
ゲーム内のチュートリアルに書かれていない内容について色々と書こうと思いますので、攻略方等を自分で見つけたい方は見ないことをおススメします。

3-1 スナイピングの方法1 弾道変化の要因
難易度が上がるとエイムアシスト機能が無くなり、自力でスナイプする必要が出てきます。また、風向きや重力の影響で、弾道は逸れ、スコープの中央に敵を照準して発砲しても当たらなくなります。

突然ですが、150メートル先のターゲットと200メートル先のターゲット、狙撃するならばどちらが簡単でしょうか?

200メートル先のターゲットの方が弾道計算が簡単で、正確な射撃ができると思っています。

縦軸と横軸、それぞれ別に弾道が変化する要因があります。

・縦軸(上下)=敵との距離・スナイパーライフルの距離設定・重力

・横軸(左右)=敵との距離・風向き



照準補正の早見表はこちらです。

敵との距離
横幅の補正値
ライフル推奨距離
縦軸の補正方向
50メートル
15%
100メートル
やや下向き
100メートル
50%
100メートル
スコープ中央
150メートル
75%
200メートル
やや下向き
200メートル
100%
200メートル
スコープ中央
250メートル
150%
300メートル
やや下向き
300メートル
200%
300メートル
スコープ中央

詳細は次項で解説します。

3-2 スナイピングの方法2 縦軸の合わせ方
ターゲットとの距離が200メートルの場合
  1. 敵との距離を確認します。Authentic Plusでも双眼鏡でスポットすれば測量可能です。

  2. スナイパーライフルのスコープを覗き込み、スナイパーライフルの距離設定を200メートルに調整します。
    *覗き込んだ後、Qボタン・Eボタンをそれぞれ押すことで、スコープ画面の右下に0メートル~500メートルまで、100メートル刻みで調節できます。

  3. 以上で縦の軸合わせは完了です。スコープの真ん中に敵を照準し発射すると、200メートル先の相手にそのまま命中するはずです。

ターゲットとの距離が150メートルの場合
この場合は、弾道についての追加的な計算を必要とします。
  1. 双眼鏡で測量する

  2. スナイパーライフルの距離設定を調整します。
    距離設定は100メートル刻みのため、距離を200メートルに設定します。

  3. 距離設定200メートルにした場合、スコープの真ん中に着弾するのは200メートル先の相手のため、150メートル先の敵目標に命中させるには、スコープの真ん中よりも、少し下に狙いを付けて発砲します。
    例えば、ヘッドショットを狙うならば敵の首あたりに照準を合わせて発砲するイメージです。

ターゲットとの距離が120メートルの場合

120メートル先の敵に対して、200メートルの距離設定で狙撃する場合は、更に下方を狙う必要があります。どの程度下げる必要があるかは、装備しているライフルのVelocityの性能によると思われます。シューティングレンジで感覚を掴んでみてください。

ここまで読んでいただいた時点で、「ん?120メートルの敵ならば、100メートルの距離設定の方がいいんじゃないの?」と思われた方、大正解です。

距離設定を100メートルにして、スコープの真ん中に合わせて発砲すれば、100メートル先の相手にピッタリ命中させることができるので、120メートル先の敵を相手にする場合は、スコープを敵の上方に合わせる必要があります。ヘッドショットを狙うならば、敵の中空に照準を合わせることになります。


ターゲットとの距離が中途半端な場合

150メートル先の敵の場合、距離設定を100メートルにしても、200メートルにしても、それ程変わらないということも、ご理解いただけると思います。個人的には200メートルに設定して、下方修正する方がおススメです。筆者はヘッドショット狙いが多いのですが、スコープの下げ幅が多少余分でも、胸等に弾道が飛んでいき、大体どこかには命中させることができます。

100メートルに設定している場合、敵の頭上を狙うので、上げ幅が大きすぎると銃弾が敵の上空を飛んでいくだけで、命中しません。命中する・しないに関わらず、敵を撃つと、例え発砲音を聞かれなかったとしても、着弾音には気づかれて警戒されてしまうことが多いため、命中させて体力を削った方が無難です。

ただし、スナイパーライフルの距離設定を毎回調整するクセを付けていないと、とっさの時に初期設定の0m設定で発砲してしまったり、100メートルの相手に200メートル設定で発砲してしまったりします。このゲームでは、100メートル設定の利用頻度が高いため、100メートルを基本形として調整する方が、ミス回避につながるかもしれません。


なお、消音弾を使った場合、弾はより下に落ちやすくなりますので、追加の補正をしてください。

3-3 スナイピングの方法3 横軸の合わせ方
横軸は敵との距離と風力で弾道が決まります。

敵との距離が近い場合、風力の影響は小さく、遠い場合には影響がより大きくなります。

ターゲットとの距離が200メートルの場合

スコープを覗くと上部にメモリが見えます。これがその瞬間戦場に吹いている風の強さを表します。

200メートル離れた相手を狙う場合、横軸は上部のメモリと同じ分だけ、ずらします。それだけでOKです。

例えば、風力メモリがスコープの中央から10センチメートルだけ右にずれて表示されている場合、敵を狙うスコープの中心を、左に10センチメートルずらして発砲します。ちょうどメモリの先端が、ターゲットと重なるイメージです。

メモリの位置=発砲の位置 になるわけです。


ターゲットとの距離が10メートルの場合と300メートルの場合

もし敵が10メートル先にいて、先ほどと同様に、風力メモリがスコープの中央から10センチメートルずれている時に、狙いを10センチメートルずらすとどうなるでしょうか?

ターゲットにはかすりもしないで、虚空を飛んでいくことでしょう。

敵との距離が近い場合、風力の影響は殆どありません。


300メートルの場合についても、10センチメートルずらして発砲しても当たりません。ずらす量が少なすぎるためで、20センチメートルずらす必要があります。

このように風力の影響は、敵との距離と密接に関係しています。シューティングレンジで試射してみた結果、スコープの中央から風力メモリまでの幅の補正は、距離に応じて以下のようになると考えています。

敵との距離
幅の補正値
50メートル
15%
100メートル
50%
200メートル
100%
300メートル
200%

幅の補正値とは、スコープの中央から風力メモリまでの幅を100%として、敵の距離に応じてその幅をどの倍率で補正すれば良いかを示した値です。

例えば前述の通り、200メートル先の相手であれば、スコープの中央から風力メモリまで、右に10センチメートルの開きがある場合、横軸の調整はスコープの中央を左に10センチメートルずらして発砲すれば命中します。(敵をスコープの中央ではなく、メモリの先端に合わせて撃つ)

100メートル先の相手で風力メモリが右に10センチメートルずれている場合、左に5センチメートルだけずらして発砲すればよいということです。(敵をスコープの中央とメモリの先端のちょうど半分の位置に合わせて撃つ)

300メートルならば左に20センチです。(スコープの中央とメモリの先端の距離の2倍の位置にする)

上記は誰かが検証して書いてくれた記事からの引用ではなく、シューティングレンジで試射している中で発見した法則なので、細かい補正倍率やそもそもの法則が正しいのか、十分に検証したものではありません。一度、半信半疑で試してみてください。

検証にはシューティングレンジで、エイムアシストありで狙ってみると、発砲しなくても着弾地点を確認できます。

<補足>
  • 遠距離の狙撃は狙った場所にピンポイントで当てることが難しい場合が多々あります。遠距離の場合にはヘッドショットよりも胴に複数発撃ちこむ方が、確実性が高い時があります。また、周囲に爆発物があるならば、そちらを狙撃する方が確実性が高いので、敵の周辺も確認しましょう。

  • このゲーム内の風力の影響は横軸にしか影響を及ぼしません。下から上に噴き上げるような風はなく、風が縦軸の弾道に影響を与えることはありません。

  • 現実世界の狙撃では発砲者付近の風の強さと、ターゲット付近の風の強さが異なる場合があり、それも計算に含める必要がありますが、風の強さは一律(同じ)となっています。

3-4 隠密プレーを有利に進める方法
通常警戒状態の敵の背後を潜り抜ける以外にも、敵の包囲を潜り抜ける方法がいくつかあります。

  • 電灯の破壊
    夜のステージの街灯や室内灯など、明かりが付いている部分は多数あります。こうした場所の付近を通過すると、ミニマップ上の敵からの視認範囲が大きく広がることが確認できると思います。

    こうした電灯を破壊し、暗闇を作り出すことで敵からの視認範囲を狭め、通れないルートを通れるようにすることができます。

    更に、電灯が破壊された音、もしくは破壊された瞬間を目撃した敵は、破壊された電灯付近まで接近して状況を確かめようとします。もし消音弾等で電灯を破壊した場合、プレーヤーには気づかずに電灯に向かってまっすぐ歩き、数秒間電灯のあった場所で立ち尽くしますので、その背後に回り込み、通り抜けたり無力化することができます。

    ただし、破壊に気づいた敵とその周囲は警戒態勢に入り、電灯を確認する敵(1人)と、その背後を警戒しつつ遠方から見守る敵に分かれて配置されるため、複数の敵がいる場合は背面に回り込めない場合もあります。

    しかしながら電灯を壊した方向に警戒中の敵は全員視線を向けるため、敢えて侵入経路から遠く離れ電灯を破壊し、そちらを警戒させることで迂回することも可能です。

  • 爆発物の利用
    爆弾の爆発音は大きいらしく、かなり広範囲の敵を警戒態勢にさせることができます。敵の警戒を爆発した方向に集めることができるので、敵を爆破させる以外にも、注意を引き付けることができます。

    更にTNT等、一部の爆弾は投げ込むと解除しようとする敵と、地面に伏せて被害を逃れようとする敵に分かれます。地面に伏せている間は無警戒状態になるので、ダッシュですり抜けても発見されなくなります。

  • プレーヤーをわざと発見させる
    プレーヤーを見つけると、黄色の視認ゲージが溜まり、続けて攻撃に入る赤ゲージが溜まります。黄色ゲージの蓄積がわずかな場合は、「気のせいか?そんなわけない」などと言いながら、そのまま警戒を続行しますが、黄色ゲージがかなり蓄積された場合には、警戒モードに移行しつつ、近づいてきます。
    敵が少ない場合には、裏回りすることで敵を回避できます。

    わざと発砲するテクニックも同様です。

    敵が多い場合はわざと攻撃モードに移行させ、姿を隠す方法もあります。敵は最後に敵を見た場所の方角を向いて警戒し、ジリジリ近づいてくるので、その間に大回りして裏どりすることができます。

  • 死体をわざと発見させる
    死体を担ぎ、敵の近くに投げ込めば、敵は死体にくぎ付けになります。むごいですが爆弾を詰めて投げることも可能です。投石は着弾地点周辺をキョロキョロしながら警戒するのに対し、死体の検分は比較的長めに死体を見る時間に充てられるため、より安全に進むことができます。

  • 発電機・クレーン・爆発物・車両等を爆破する
    爆発物の利用と同様、敵の注目を集めることができます。特に発電機は故障の原因を調べるために敵が近づいてきますので、利用できます。
    これらのギミックの起動には消音ピストル(Welrod等)が最適です。

  • コンテナ・屋根の移動
    ハシゴや登れる壁の存在に気が付く人は多いと思いますが、登れるコンテナや屋根は見落としが多いのではないでしょうか。
    一見敵の間をすり抜けるしかないような道でも、コンテナに登り、そこから屋根に上がることができる場合や、コンテナ経由でショートカットできる道もあります。また、敵はコンテナを通って移動はしてこないので、コンテナを経由して別の道に逃げると、追跡されない場合も多々あります。

    コンテナの上や屋根の形状によっては匍匐状態になれないため、敵に発見されないよう気を付けてください。

3-5 敵AIの挙動
1.警戒状態のいくつかの挙動
ミニマップ中にて敵兵が黄色アイコンになる警戒状態。
警戒状態にもいくつかの警戒パターンがあるようです。

  1. 特定のポイントに不審な動きがみられた場合
    石や電灯の破損等、頭上に「?」マークが現れるケース。
    この場合、1名が代表して現場に近づき、周囲はそれを後ろから見守り警戒することが多いです。
    敵が一斉に現場に集まってくれると楽ですが、上手くいかないことが多い気がします。

  2. 死体の発見や爆発、戦闘モード(赤)から警戒に戻った場合
    警戒ポジションを頻繁に変えながら、爆発地点等の周囲を走り回ります。
    敵の背後に回り込んだり、迂回しようと後方を歩いていると、ポジション変更のために後ろを振り返り走ってくる敵に目撃されやすいので注意が必要です。敵が走りながら頻繁にポジションを変えている時は、急にバックダッシュしてくることを想定しながら動きましょう。

  3. 周辺の味方から警戒を言い渡された場合
    隣が黄色いから、自分も黄色に。というパターンです。黄色マークになるものの、警戒状態の震源地から遠い場所にいる敵の場合、警戒している方角がバラバラで、警戒解除も早いことが多いです。

2.警戒状態の伝播と阻止
上述の通り、周辺の味方から警戒を言い渡された場合、警戒状態になり、一定範囲内の敵が一斉に、あるいは徐々に警戒状態に変わっていきます。
狙撃時に多い警戒状態への移行は、①発砲音を聞いた ②着弾音を聞いた ③味方が撃たれて負傷した ④味方が撃たれて死んだ 等が挙げられます。

④味方が撃たれて死んだ瞬間を目的した場合、警戒状態になりますが、その目撃した敵兵を素早く無力化し、その敵兵の無力化についても別の兵について①~④の条件を満たさなかった場合、警戒状態は広まりません。よって、敵兵2体が警戒しているケースなどでは、2体を無音で素早く処理することが出来れば、警戒状態の伝播を阻止できます。


3.敵排除時の巡回ルート交代
A区間を巡回している敵と、B区間を巡回している敵がいるとします。
A区間の敵を排除し、B区間の敵が異変に気が付いてA区間に来た後、プレーヤーを発見できず、通常警戒(白色)に戻った時、B区間に戻らずにA区間の警備を引き継ぐ場合があります。

A区間を抜けるつもりで排除した場合には、もう一度敵を排除しなければいけない状態になってしまいます。逆に、A区間を抜けるためにB区間の敵を排除し、A区間の敵をB区間に招くことが出来れば、警戒網の穴を作ることができます。


4.特定の敵のおびき寄せ
通信兵や、暗殺ターゲットなどの中には、屋内に引きこもって遠距離からのスナイピングを狙えない場合があります。しかし、近辺の敵にわざと発見され、交戦状態にすることで屋外に誘い出すこともできます。通信兵を交戦状態にするのは本末転倒では?

3-6 敵兵を簡単に無力化する方法
敵が多すぎて、殲滅プレーでも死んでしまう、そんな時もありますよね。
簡単な倒し方を紹介します。

  1. 草むらの利用
    草むらに隠れ、敵が接近してきた時に、接近戦を仕掛けます。敵は50センチメートル程度まで近づいてこない限り、こちらに気が付かないので、キルを量産できます。

    ただし接近戦実施時は、敵から視認される状態になってしまうため、目標以外の敵兵がプレーヤーを視認できる位置にいる場合、見つかってしまう上に、キルムービー中に撃たれる場合があります。

    口笛等を駆使して、1体ずつ誘導できれば、最も安全かつ正確に無力化できるでしょう。

  2. 石を利用した車両爆発・爆弾・爆発物等による複数キル
    石を投げ、近づいてきたところを一網打尽にします。ただし、投石ではすべての敵兵を集めることができないケースもあります。

  3. 消音弾をミッション開始直後に使用する
    殲滅プレーを行う場合、ミッション開始直後の敵との戦闘が最も難しい部分だと思います。
      理由①敵が密集しており、戦闘が始まると多くの敵兵が周辺から参戦してくる。
      理由②ミッション開始直後のため、敵がいない退避場所や遮蔽物が少ない。

    よってアイテム持ち込みで消音弾を選択し、最初に周辺の敵を秘密裏に処理すると、敵の絶対数も退路の確保も容易になり、ミッションを進めやすくなります。
    また消音弾はプレー中に補充できる可能性もあるので、最初に使っても回収できる場合も十分にあります。

  4. 100m以上離れた場所からのスナイピング
    武器にもよりますが、例えばSpring Fieldならば100メートル以上先の敵兵を狙撃しても発砲音が聞かれません。
    半径100メートル以内に敵兵がいない状況を作れば、消音弾を利用しなくてもプレーヤーの位置を悟らせずに狙撃が可能です。

    敵が気付く距離は武器によって違うようです。


  5. グレネード誘爆
    敵の中には上半身にStick Grenadeを装着している者もいます。
    グレネード部分を狙撃することでグレネードを暴発させることができ、複数キルができます。

  6. 武器の使い分け

    遭遇戦のショットガン

    暗殺・爆破・敵誘導のWelrod

    中・遠距離のスナイパーライフル

    遮蔽物に隠れた敵へのスティックグレネード

    など、シチュエーションに分けて使う武器を決めておくと便利です。

    なお敵に発見され、素早く敵を無力化したくても、照準が定まっていない場合、取り敢えずスナイパーライフルのスコープを覗き込み、息を止めるのもアリです。敵の動きがスローになるため、照準を付ける余裕が生まれます。

    余談ですがQボタンでアイテム選択中も、時間の流れがゆっくりになるので焦った場合にはQをおすことも有効かもしれません。

3-7 戦車・航空機の破壊方法
戦車には色々な種類があります。チュートリアルを読むと、TNTが有効と書いてある敵もいたりするのでその通りに戦うのもアリですが、種類が多いので覚えるのが大変ですよね。

鉄板の撃破方法を紹介します。

搭乗者を狙う
戦車には覗き穴が設置されており、その覗き穴を狙撃することで中にいる搭乗者を倒すことができます。双眼鏡で覗いた時に赤く光って見える部分が狙撃ポイントです。複数搭乗型の戦車の場合、複数の狙撃ポイントを全て撃破する必要があります。

主砲・副砲の射手2名、運転手1名などの構成の場合は、3か所を狙撃します。

全ての搭乗者を無力化すると、Satchel Chargeを設置できるようになるので、爆破します。

戦車本体を狙う
戦車の種類によりますが、トラック同様に外部の特定のパーツを狙撃することで攻撃手段や移動速度を下げることができる場合があります。こちらも双眼鏡で覗き込めば赤く表示されます。外側から損傷を与えられそうな部分を破壊したら、今度は対戦車地雷を設置し、ダメージを与えます。
敵戦車が動けなくなったら敵の背面に回り込むとSatchel Chargeを設置できるようになるので、爆破します。

戦車起動前を狙う
一番簡単な方法ですが、搭乗前の戦車は、直接Satchel Chargeを設置できます。
複数の戦車があるマップで、1体ずつ爆破させていると、敵が別の戦車に乗り込むことがあるかもしれません。

一度乗り込むと処理が厄介になるので、起動前の戦車全てにSatchel Chargeを設置しておき、狙撃等で順番に爆破する方法もあります。


航空機の破壊方法
ステージ8に登場する航空機については、飛行機の両翼の中心、大きなプロペラのある辺りの膨らみを狙撃します。両翼を撃てばよいです。

3-8 経験値稼ぎ・武器アップグレード稼ぎ
セーブ・ロードを繰り返しても、取得した経験値や、武器アップグレード用の達成条件は累計されます。

よって、例えば一番最初のミッションの、最寄りのカメラがある部分に走って近づき、敵がカメラ周辺にトラックを止めて兵を展開するあたりで、爆発物を爆発させると複数キルの経験値と、爆破キルによる武器アップグレード条件を簡単に稼ぐことができます。

このような複数稼ぎができる直前データをセーブしておけば、比較的簡単に稼ぐことができます。

3-9 地雷の発見方法
地雷の発見は困難ですが、双眼鏡を使えば地雷が赤く表示されるので、発見が容易になります。

余談ですが、基本的には地雷は地雷原にのみ配置されています。

地雷原はマップ中に木製看板でドクロマークがかかれている細道にあります。

ここの地雷を解除しておけば、敵が巡回しない安全なルートを作ることができますし、いざという時の退路にもなるので、積極的に解除するとよいでしょう。

なお、敵兵は地雷を解除した地雷原までプレーヤーを追いかけてきますので、万能ではありません。


一部のスナイパーは地雷原を示す看板無しに、自分の周囲に地雷をセットする場合がありますので、接敵時はご注意ください。

最後に
ここまで長々した解説に目を通してくださいまして、誠にありがとうございました。

このゲームはプレーしていて非常に面白かったですし、自分に合った難易度調整が出来る仕様なので、色々新しいことにチャレンジしたい想いに駆られました。

セールならば非常に安いのでぜひ日本の方にもと思いつつ、日本語対応していないために、自分自身も結構苦労しました。

ゲームデザイン的には英語が出来なくてもとても楽しめると思ったので、拙作ながら解説を作成しました。


解説を作ったものの、十分な検証を行ったうえでのアップロードを行ったわけではありません。。

勘違い・誤情報が含まれているかもしれませんので、先にお詫びいたします。

お気づきの点がありましたらぜひコメント欄にてご指摘ください。

スナイパーエリートは面白い! 未プレーの方、途中で挫折したり飽きた方は、ぜひ色々な遊び方で楽しんでください。