Out of the Park Baseball 19

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OOTP19におけるMLBルール
By 丸山拓真
簡単にMLBルールを紹介する。
   
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1.初めに
OTP19には様々なリーグが収録されているが、一番ルールやデーターが充実しているリーグは間違いなくMLBであろう。このゲームを持っていながらMLBで遊ばないのはもったいない。もし遊ばない理由がルールを知らないという事だったら悲しい。

 そこで、本稿ではOOTPにおけるMLBの操作方法を説明する。あくまでも、OOTPでのMLBの操作であり、ここで書いた内容が実際のMLBのルールとは異なる可能性がある。また、十分に気を付けるが、このガイド自体が間違っている可能性もかなりある。もしそのような点を見つけたら可能な限り修正するからコメント欄などで指摘してくれたらありがたい。また、筆者は以前OOTP17、18でNPBについてだが基本操作について雑ではあるがガイドにまとめた。それらに書いた内容はここでは書かないから、分からないところがあったらそれらを確認してほしい。

 最期に少し馬鹿にしているようだが、ここでは1000000=1Mと換算し、1000=1Kと換算するし、MLBで~年働いたという表現はMLBでの登録日数が~年だと変換してもらいたい。
最後にこのガイドは
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=388574444
を読んでいることを前提としている。
 また、説明用にコミッショナーモードでデーターに手を加えてあるから整合性が取れていない画像が出てくることもある。
2.予算の設定
 まず、最初にMLBのGMに就任したら、下の画像を呼び出してほしい。ここではNPBの時と違い三つの予算を決定する必要がある。一番上の予算は以前説明したから、下二つについて設定する。
  • 1.Draft Budget
これはファーストイヤードラフトの予算。所謂普通のドラフト。MLBではこの予算は自分で設定しなければならない。そうなると、どのように設定するか迷うかもしれないが、その場合は下に書いてある数字を見て決めよう。Recommended Draft Slot Amountsの後に書かれている数字だ。そこに書いてある数字は所謂、おすすめ予算である。あとで詳しく説明するがここは神経質にならなくてよい。
  • 2.Intel Amateur FA Budget
これは国際アマチュアドラフトにおける予算である。これはいわゆる指名して選手を獲得するドラフトではなく、解禁日に一斉に選手と自由に交渉するドラフトである。ここの予算は上限が5Mと決まっている。この上限を下回っていても全く問題がないが、とりあえず5Mに設定しておくのが無難である。
3.ロースタールール
 予算を設定し終えたら、日程を進めても全く問題ない。特に事情がないならゲームを進めよう。
さて、日程を進めたら選手の不振、怪我トレードなどで一軍や二軍の間で移動をさせたくなるはずだ。ROSTER&TRANSACTIONSの画面を表示させよう。OOTP15のガイドにこれらの詳細な説明が書かれているからまずはそこを読んでほしい。ここでは具体的な操作や、補足的な説明を行う。



3-1 故障者リスト(DL)
 まず、故障者リストについて補足的な説明。もし、選手にケガが発生し、その選手の代わりを使いたい場合、多くのプレイヤーはここに故障した選手をDLに置き、代わりの選手を何らかの方法で用意するだろう。選手をDLに置くとき、10日か60日かの期間を選ぶことになる。この数字の違いはだいぶ大きい。なぜなら数字が違うだけではなく質も違うからである。これを理解しない限りMLBを適切に運営することは難しい。

 まず10日の説明を行う。10日を選んだら、選手はActive Roster(以下一軍と書く)からのみ抹消される。つまり、一軍枠が一人空く事になる。代わりの選手を40-Man Roster(以下40人枠と書く)から選択するのであればこれで問題ない(ほかの問題を引き起こす可能性はあるが)。しかし、40人枠以外から選手を登録させるときは40人枠に空きがない限りそれはできない。

 なぜなら一軍に登録するには40人枠に登録される必要があるからだ。NPBで言うなら、支配下登録を行われていない選手はベンチ入りができないことと一緒。40人枠は支配下だと思ってくれれば納得すると思う。

 であるから、40人枠に空きがなく、40人枠外から選手を調達する場合は何らかの方法で空きを作るか、60日DLに選手を置く必要がある。この点において60DLと10DLでは数字と質が違う。

 60日DLでは一軍枠に加えて40人枠からも選手を抹消できることになる。40人枠が空くということは空いた人数分、追加で40人枠に登録できるから40人枠以外の選手を40人枠に登録して一軍登録することができるようになる。

 下の画面では上二人を一週間のケガなのに60日DLを選択している。一見、60日から7日を引いた53日間選手がDLに滞在するため無駄のように思われるかもしれないが、40人枠外から選手を追加したいが、40人枠にすでに40人登録している上に、他の選手を40人枠から外したくない時、このようにわざと60日DLを選んで40人枠と1軍枠を空けることはある。場合によっては有効な手段であるから覚えておいた方がいいだろう。

 ちなみにどのような怪我でもDLの日数選択に制限はない。3日で治るような怪我でも60日DLに登録することができる。ただし、さすがに怪我をしていない選手をDLに入れることは出来ない。 

 しかし、便利なDLにも欠点がある。まず最初に上げられるデメリットはDLは怪我が治ったからと言って途中で切り上げることはできない。
 怪我が治った選手を戻そうとすると、このようなエラーが起きる。DLに入れた代償として怪我が治った後も何もしないで遊ばせるしかないのだ。
 次の欠点として、DLではMajor serviceが追加されることがあげられる。この選手は一週間のケガで60DLを選択し、まだ怪我が治っていないときの状態。Major serviceが5年と105日になっている。これはMLB登録年数を表しており、6年に達するとFAになる。
 そして、上の画像は数日後の様子。Major serviceが増加していることが分かる。このようにDLにいる選手はただ遊んでいるだけでなく、FAまでの日数を消化してしまう。

 これが嫌なら、まずマイナーに落としてDLに置こう。そうすれば発生しない。ただしマイナーオプションは消化される。ただし、この操作ができるのはDLが使えないオフシーズン時だけだ。

 DL中に日数を消化する現象は単純なようで複雑だ。DLは選手を枠からの抹消する操作ではあるが、実質的に1軍枠の拡大である。枠から選手が減ったから、代替え選手が登録できるのではなく、代替え選手分の枠が増えただけ。

 つまり、何が言いたいのかというと、DLに入れられた選手は働いていないだけで1軍にいるのと同じ意味を持つ。なぜならDLに入れられた選手のMLB登録日数が増えるから。そして、当然代替え選手のMLB登録日数も増える。つまり、DLにいる選手と1軍枠にいる選手は全員MLB登録日数が増える。よって、実質的に枠からの抹消ではなく、枠の追加である。

 やたら、MLB登録日数にこだわるのは、MLBではFAや年俸調停はMLB登録日数によって発生する。初心者はこれを軽視しがちだが、選手がいつFA権や年俸調停権を獲得するこかは非常に重要で、この管理はGMの重要な仕事の一つだ。ゲームに慣れてくると、きっと、選手のFAや年俸調停権を遅らせるために主力を降格させる措置をすることになるだろう。

 さて、話をDLに戻すが、DLから選手を移動させるときよくエラーが発生する。これについて少し説明を行う。

    1.DLからマイナーに落とす時
 DLからマイナーに落とす時

選手がマイナーオプションを持たない、マイナー行きを拒否する、DLに選手を登録するとき60DLを選択した。

 選手がこの3つの条件の一つを満たす場合、基本的にDLから直接マイナー降格はできない。特に、頻発するものは60DLに入れたときのエラーだ。まずはこれを説明し、マイナーオプション、マイナーリーグ降格拒否は別の項で説明する。

 まず、60DLは40人枠から抹消される。これまた、あとで説明を行うがDFAで降格させた場合と異なり、メジャー契約が破棄されるわけでは無い。

 そのため、怪我が完治し、DLの滞在日が60日を過ぎた場合、選手はメジャー契約を結んだまま40人枠外の選手になる。しかし、40人枠外の選手はメジャーリーグ契約を持つことは出来ない。

 であるから、60DLからマイナーに復帰させる場合は、まずは40人枠に選手を登録させて、この矛盾を解決する必要がある。そして、登録後、好きなマイナーリーグに落とせばいい。

 この、40人枠に登録後にマイナーに落す操作をしたときにエラーが出た場合

 選手がマイナーオプションを持たない、マイナー行きを拒否する。

 この二つの条件のどちらか1つが必ず該当することになる。
 
    2.DLから1軍枠への移動の際のエラー
 DLから1軍枠に選手を異動させる場合もエラーが発生する場合がある。だが、この場合はシンプルで1軍枠に復帰させる際に、1軍枠に選手が、異動させたい選手を含めて26人以上になる場合と、40人枠に選手がすでに40人いて、復帰させる選手を含めて40人枠に選手が41人以上いる場合だ。

 当然だが、すでに1軍枠に25人選手がいる場合、選手を1軍枠の中をから、復帰させたいだけの人数の選手を降格、解雇などでまず減らす必要がある。そのあとに、選手をDLから復帰させる操作が必要だ。

 同様に、40人枠に40人いる場合も、何らかの方法で選手を40人枠から減らす必要がある。また当然のことだが、前述したように1軍枠に登録する際は必ず40人枠にも登録させる必要がある。つまり、DLからの復帰以外でも、基本的に1軍枠に選手を登録した際には自動で40人枠にも登録されることになる。

 ちなみに、DLに入れた選手を復帰させないで、別の候で説明するDFAや解雇を行うことも可能だ。解雇するならDLに入れる必要はなく入れる前に解雇すればいいのだが、DFAは選手が怪我をしている場合にはできないことを知っていても損はないだろう。


3-2 トレード
 シーズンを進めていくとチーム状況をみてトレードを行うことがあるだろう。トレードとは選手と選手、あるいは選手と金を交換することであるが、交換する選手によっては複雑な状況を作り出す。ここではトレードについて簡単に説明する。
 まず選手を分類するとき、いろいろな分類法がある。それらの優劣は状況や何を観たいかによって変わるがここでは以下の分類法で選手を分類する。またここでは操作説明することが目的だから受けとった選手についてのみ記述する。
    1.マイナー選手(40人枠にいない選手)
    2.40人枠にいるマイナーリーガーかつマイナー行きを拒否しない選手
    3.40任枠にいるがマイナー行きを拒否する選手
    4.1軍にいてマイナー行きを拒否しない選手
    5.1軍にてマイナー行きを拒否する選手
トレードについて説明するときはこの分類が一番説明しやすいためこの項では上のように選手を分類する。

    1.マイナー選手(40人枠にいない選手)
 まずは1を受けった時話は早い。何も考える必要はない。アシスタントGMが処理してくれる。具体的にはその選手が元居たレベルに相当するチームに割り当てられる。例えばルーキーリーグから獲得したら自チーム傘下のルーキーリーグのチームに勝手に割り当てられている。
 ロースター画面の右の方にTRANSACTION LOGというのがあるからそこを閲覧するか、トレードしたらメールが届くからそれを閲覧してリンクをたどれば問題ない。この閲覧方法はすべてのトレードに共通している。

    2.40人枠にいるマイナーリーガーかつマイナー行きを拒否しない選手
 2を受けとった場合からややこしくなる。まず選手はPlayers Designated for Assignmentにおかれる。

 ここは選手を一時的に宙ぶらりんにしておける場所であり、トレードで選手を受け取った際はまずここから選手を異動させる。この場所の正式名称はDesignate Player for Assignment。

 まず、この場所が何かを説明する前に、メジャーリーグ契約について簡単に説明しなければならない。まず、メジャーリーグ契約とはMLBに出るための契約であるが、それは同時に40人枠を確約する契約である。この契約を結んでいない選手は40人枠に登録できないし、この契約を結んだ選手には賃金の支払い義務が生じる。また、マイナー契約の選手が昇格するときには拒否権無しに最低賃金でメジャーリーグ契約が結ばれる。

 ここで本題に入るが、トレードは以前結んだ契約をそのまま引き継ぐことが基本だ。トレードしたからって選手の契約は変わらない。であるから、40人枠にいた選手はチームが変わろうがメジャー契約を結んでいるし、それを引き継ぐ。となると逆が言え、この選手はメジャー契約がある限り40人枠に登録されていないといけない。

 これにはチームと選手の意思は考慮されず機械的にそうなる。選手がMLBに来る見込みがなく、マイナーでプレーさせたくともとりあえず40人枠に置かなければならない。であるから先ほどの画面には初期設定であるから1軍枠とA+のロースターが表示されているが、どちらかを40人枠に変えるか、選手名を右クリックすれば選択肢が出てくるからそこで40人枠に登録する必要がある。
 上の画像のように40人枠を表示させドラッグで異動させる(この画像では既に移動させた後である。)。しかし、それだけでは話は終わらない。問題は40人枠に移動させたあとだ。

 40人枠はNPBの支配下登録と同じで、ここに置いた後選手をどこでプレーさせるかを決める必要がある。NPBで支配下登録されている選手の中には2軍でプレーしている選手と1軍でプレーしている選手が混ざっているが、MLBでも同様に、基本的には40人枠の25人以外はマイナーリーグでプレーしている。

 つまりNPB同様にMLBの40人枠は所属チームを表さない。であるから、40人枠に登録したら選手をどこかのリーグに割り当てる必要がある。今は2について話をしているんだから彼を好きなマイナーに置けばよろしい。そして、これは4も同じである。ただ、4の場合は1軍にいたんだからもちろん降格扱いでマイナーオプションを消費する。違うのはその点だけだ。
    3.40任枠にいるがマイナー行きを拒否する選手
 つぎは3について説明する。SSを取る都合上5の選手の画像になるが気にしないでほしい。大きな流れは前と同じ。まずは40人枠に登録するところまで話を進める。
 上の画像はハーパーをコミッショナー権限で移籍させAAAに落とそうとしている画面である。DLの説明の時にも軽く触れたが

マイナーオプションがあろうが5年MLBで働いたら、選手の同意無しにはマイナーには落とせない。

 つまり、特別な契約をしていなくともMLB登録日数が5年を超えたら、MLBのルールで選手はマイナー行きを拒否できる。

 そうなると自発的にマイナー行きを希望する3は発生しないように思えるが、同意があればマイナーに行けるんだから3も発生することはある(ただし、降格させるには後述するマイナーオプションが必要になる)。「このチームならマイナーであることが仕方ないが、ほかのチームでは俺の方はMLBにいるのがふさわしい」とか思っているのだろう。また、同意するかしないかは選手の判断であり、この前は拒否していたが今日はおk何てこともある。とはいってもハーパーは絶対拒否するだろうけど。

 こうなるとGM的には話術で何とかしたくなるが、このゲームでは説得などというコマンドはない。だから拒否されたら、おしまい。

 一応この場所には7日置けるから置いておいてもいいのかもしれない。その間にスパムのように何回も試してはいかが?3と5の違いはトレードにおいては実は何もない。ただ流れ的に細かく分類した。

 とはいえ、ここは一時的な場所である。7日経ったらあきらめてMLBに置くかトレードに出すか決めなければならない。それは経営的判断できめてくれ。最善の方法は選手やチームの状況で変わる。

 あまりい方法ではないが、ダイナミックな解決として解雇とDFAがある。この場面でDFAがうまくいくとは思えないが...。

 DFAについてはあとで詳しく述べる。
 
 そこで、解雇してどうするのかというと、解雇して即マイナー契約を勝ち取れれば40人枠から外れてしかもマイナー行きにできる。デメリットとしては、
 マイナー契約ができない、そもそも契約ができない、ほかのチームと争奪戦になった、マイナー契約だからもう一回40人枠に登録させたら、賃金を二重に払う必要が出てくる

 などがある。解雇はあくまでも自チームの野球選手でなくなるだけで賃金の支払い義務がなくなるわけでない。そして、マイナー契約できたとしてももういっかい40人枠にする時は新たに契約書を書くから二重に賃金が必要になる。よく考えて行動しよう。それに、マイナー契約が無理でメジャー契約になったら同じ問題にまた直面する。解雇が有効な選択肢であるかを事前に十分に検討しよう。
 
3-3 トレードができない場合
 トレードで選手を獲得するとき、あるいはトレードで選手を放出するとき、それができないことがある。理由としては、当然ながらその選手がいらない、トレードの対価に納得がいかない。これらの理由でほとんどが説明できるだろう。しかし、それだけでないのがMLBのロースタールールである。ここではそれらについて説明する。
    1.トレード拒否条項がある。
    2.10/5ルール対象選手
1.については説明しない。理由が明白だから。2について説明する。
 トレードを行うとき、上の画面のように中央にメッセージが出ていて、Make this work nowが押せなくなっていることがある。この画面が出現した選手は10/5ルールの対象者である。

 では、10/5ルールについて簡単に説明する。10/5とは10年フルシーズンMLBで働いていて直近5年間同じチームに在籍した選手に与えられるトレード拒否条項である。通常トレード拒否条項は選手とチームの同意によって与えられるが、10/5によるトレード拒否条項はMLBから与えられ、チームと選手間の合意なしに与えられる。しかし、あくまでも拒否できるだけであって選手がそれを了承したらトレードできる。

 つまり、一方的にプレイヤーが有利になるルールだ。このゲームでもそれは同じで、アリゾナではなくてLADやNYYのような強いチームを運営していると10/5ルール対象者でも了承してくれることは普通にある。ただ、ここでも説得なんて項目はないから拒否られたらお終い。また、この画面では自チームは受け取る側であるが放出するときも10/5に該当していて放出できなかったなんてことはよくある。その場合はあきらめるしかない。

 どうしても、放出したいときは解雇かDFAで解決するしかない。
3-3 選手の契約の確認
 選手の異動には契約内容が密接にかかわってくることを述べた。となると、事前にその情報を入手したうえでチーム運営を行いたいと考えるのではないだろうか?大丈夫だ。ちゃんと確認できる。ここではその確認方法を説明する。
 まずはプレイヤーのプロフィールをからCONTRACTのページを観よう。ここに大事な情報はほとんど書いてある。必要な箇所だけ説明する(上の画像は説明のためコミッショナー権限で編集したデーター)。

 まずは上段中央これは現在既に行われている契約である。トレードをしたときに引き継ぐ契約である。何年契約か、オプションの有無、何年契約で今何年目であるかなどだ。トレードを行うときはまずはここを観よう。

 次に上段左は、今年が最終年の場合、既に結んだ来年以降の契約内容である。中央と記載内容は変わらない。ただ、テキサスが延長予算を使って結んだ契約であるというだけ、当然これも引き継ぐ。勘のいい方なら中央と左で矛盾していることを見抜くと思われるが、それはコミッショナーモードで編集したからであり、通常はこんなことは起こらない。コミッショナーモードはこのように矛盾したことも行えるから、このモードを使うときは注意しよう。あとで整合性が取れなくなってしまう。

 つづいて、下段中央、ここには項目がたくさんある。SSには全部映っていないからここで書いて必要なところを説明する。

  • 2.Major League Service Time
    3.Rule 5 Draft Eligibility
    4.Minor League Options
    5.Option used this season



 1.はトレードができる状態かどうかである。ただ、これはチームが交渉の余地があると考えているかどうかである。簡単に言うとどのトレーディングブロックにいるかどうかだ。Availableならトレードができる可能性はある。とはいっても10/5に該当しているプレイヤーもAvailableになっている可能性があり、事実このプレイヤーのプロフィールは先ほど10/5ルールで獲得できなかった選手のものである。

    2.Major League Service Time

 2.はMLBで何年働いているかであり、マイナー降格の拒否権があるか、FAが近いのかなどを判断できる。ここは年数表示だが下には日数表示もされておりどちらも重要だ。

    3.Rule 5 Draft Eligibility
 3.はルール5ドラフト対象であるかを示している。Eligibaleなら対象選手、Protected(on secondary roster)なら40人枠に入っていることにより対象に入っていない事を示している。また、lneligible(less than Xpro years)はそもそも、この選手はプロ登録年数が足りていないことにより対象外でこの選手はX年プロ野球選手として過ごす必要があると言っている。あとX年たつと対象になるという意味ではない。

    4.Minor League Options
 4.はマイナーオプションが何個残っているかを示している。

    5.Option used this season
 5.は今年マイナーオプションを使ったのかを示している。YESなら使ったということだ。
ここを見ることで契約関連は十分把握できる。
3-4 マイナーオプション
 さて、以前はこのマイナーオプションを説明していなかったから簡単に説明する。とはいうものの、OOTP15のガイドを読めば理解できるから、ここでは補足説明をする。

 まず、マイナーオプションは1軍枠に登録されず40人枠に置かれた
時点
で1つ消費され、1年に1個のみ消費される。

 これは、最初の1年は1軍枠に登録されず40人枠に登録された場合はオプションが使用されるが、次の年はずっと1軍枠にいた場合は2個目は使われない。さらに、この選手が3年目にふたたび、1軍枠に登録されなかったが40人枠に登録した日が1日でもあると2つ目のオプションを消費することを示している。

 であるから、40人枠に登録したら、少なくとも9月のロースター拡大は積極的に使用しても、マイナーオプション的には損はない。ただしマイナーオプションがすべて使われた場合は考えることが一つ増える。

 なぜなら、3つ既にマイナーオプションを消費している選手は、DFAを用いるか、解雇した後にマイナー契約を結ばない限りマイナーに降格されることができないからだ。

 つまり、マイナーオプションをすでに3つ消費した選手をセプテンバーコールアップ時に昇格させたとき、翌年の春は選手を単純には降格させることができないのである。

 であるから、もしマイナーオプションを3つ使用したのなら、あえてセプテンバーコールアップで昇格させないのもチーム運営上考慮されるべき選択肢となる。

 上で書いたマイナーオプションをすべて消費した選手をマイナーに降格させる方法の一つであるDFAは次の項で説明する。

 ちなみに、MLBに詳しい方ならこの説明はおかしいと思われるかもしれないが、OOTPでは完全にマイナーオプションは再現されておらず、実際とのMLBとは違うルールになっている。
3-5 DFA
 今まで何度か問題解決方法としてDFAを挙げてきた。ここではその方法と意義について説明する。

 まず、大前提として選手を40人枠から外すには60日DL、解雇、DFAの3種類ある。60日DLについては既に説明したし、解雇については説明はいらないだろう。

 では、DFAとはいったい何のために行うのだろうか?答えは選手を40人枠から外し、かつその選手をマイナーで育成を行うために行う。

 例えば、40人枠限界まで選手を登録していたが選手が故障したため、代わりを40人枠外から調達する場合を想定しよう。この時、怪我した選手を60DLに入れ、新たに40人枠に選手を登録し、一軍枠に選手を追加するという操作を行う。

 この時は何も問題ないが怪我した選手が治ったときに問題が発生する。40人枠に対して選手が41人になってしまうからだ。誰かを40人枠から外さなければならない。ちょうどよく誰かが故障すれば40人枠から外せるのだが、ちょうどよくそんなことが起きるとは限らない。となると誰かを解雇して枠を空けることになる。

 この時解雇する事に選ばれてしまった選手に対して、解雇するのはもったいない、ぜひとも成長したらMLBに戻ってきてほしいと思ったらDFAを行うことで解決できる可能性がある。

 DFAは失敗する可能性があるが選手を失わずに40人枠から外すことのできる手段である。これがDFAの意義であり、DFAとは40人枠から選手の保有権を失わずに抹消する手段だ。以下に操作方法を説明する。

 また、これから紹介する方法は上の例のようにいつ41人になってしまうかが分かっているときや落とせたらそれはそれでいいけど落とせなくても何とかなるなんてときに使う方法で、どちらかというと一般的な方法ではないと思う。

 まずはトレードの時に見た画面を呼び出してほしい。DFAの前にウェイバーについて説明を行う。ここではすでに左のWaivers(以下ウェイバーリスト)に選手がいるが説明のためである。気にしないでほしい。

 まず、DFAを行うには選手をウェイバーリストに登録する必要がある。ゲーム的にはドラッグで登録できる。ウェイバーリストに登録とは、選手の保有権を放棄するために行う。40人枠から選手を取り除くには絶対に必要な措置だ。そして、その期間は3日。この期間中に他チームはウェイバーの選手が欲しい場合、自チームにその選手が欲しいと通告することができ、そのときゲーム的にはオートプレイが止まりメールが配信される。この通告をクレームといい、ここでもこれからはクレームという。
 他チームから通告されたとき、このようなメールが来る。これがきたら、まだ引き返せる。もし選手を渡したくないのなら、ウェイバーリストから選手を取り除けばよい。これもドラッグすればよい。

 また、トレードを行ってもよい。トレードを行うなら普通にトレードするように選択すればよいし、取り除くなら右クリック→Transaction→Remove Player from Waiversでできる。ただ、当然取り除いた場合は40人枠から外すことはできないから、何の問題解決にもならない。40人枠のルールを守ることは絶対であるから、何もしなかったら流出するがそれは仕方ない。それが嫌なら、取られてもかまわない選手をDFAするか、いらない選手を解雇する。あるいは、トレードで40人枠内の選手を放出し、40人枠外の選手を獲得するしかない。

 あとで詳しく話すが、残酷な話だが、流出すれば選手が自チームからいなくなるのだから、当然40人枠からも居なくなる。つまり問題は解決したことになる。

 ただ重要なことだが
ウェイバーリストから取り除くにはマイナーオプションが残っていなければならない。
これはめちゃくちゃ重要だ。マイナーオプションを既に消化したプレイヤーはクレームをつけられたら渡すしかない。トレードも行えない。マイナーオプションの確認無しにウェバーリストへの登録を行わないようにしよう。
 オプションがない選手をウェバーに登録し、クレームが来ると、上のようなメールが来る。このようなメールが来たらもう遅いのだ。とはいえ獲られることを恐れる必要はない。

 なぜなら、強い選手はウェバーに載せないからだ、取られて後悔する選手は基本的にウェバーに乗せないだろう。

 さて、DFAの説明からは逸れるが、ここでは何もしなかった。残念だが、40人枠ルールは絶対に守らなくてはいけないのだ。時には涙を流し、このように放置する必要も出てくる。

 さて、説明のためにクレームがつけられないであろう選手をウェイバーリストに登録し、3日そこに滞在させた。したの画像は3日経った後の画像である。
 メッセージが中央に出てきたが読む必要はないokで問題なし。画像を見ると、左のウェイバーリストにCLEARDED Waiversと書いてあることがわかる。これはウェイバーリストを通過したという意味である。はっきり言うとウェイバーになんて選手を乗せたくないのだ。

 つまり、これは40人枠から選手を外す際のペナルティである。だから大文字でクリアー!なんて書いてあるのだ。さて、無事に通過したのだからDFAについて説明する。
 まず選手を右クリックを押してTransaction→Designate Player for Assignmentを選択しよう。ここが先ほど説明した選手を宙ぶらりんにできる場所だ。
 このようになったはずだ。これで選手はここに、7日滞在できる。その間に処遇を決める。とはいっても、40人枠からの抹消しか選択肢はない。ゲームの操作的にはドラッグしてお好みのマイナーリーグに置けばいい。

 ここでは厳密には、トレードあるいは解雇も選択できる。だが、トレードか解雇するならウェイバーなんてする必要はないのだから、DFAを行う前にやればいい。トレードや解雇よりもクレームで移籍してもらうことが目的なら問題ないのだが、そうならないようにチームを運営する方がスマートであろう。

 ここはDFAを説明するセクションであるから、選手をマイナーに落とす。まずはDesignate Player for Assignment、つまり下段右から選手を移動させる。タブで好きなマイナーリグを選んでそこに置こう。
 そして、次にウェイバーリストからの削除。クリアーした後も乗せておいてもいいが、トラブルを生む可能性があるからすぐ削除しよう。右クリック→Transaction→Remove Player from Waiversでできる。以上がDFAである。

 ただし、上記の流れはうまくいった場合の話だ。トレードで記述したようにここでマイナーに落とす際、選手にはマイナー行きを拒否する権利を持つ場合がある。DFAでもそれらの権利があり、発動条件もトレードの際と同じ。

 マイナー行きを拒否された場合、対処法としては

トレードを行う、解雇する

 しか選択肢がなくなる。ウェイバーをクリアしたからといって安心しないように。あくまでもウェイバーリストへの登録はチーム都合で行われ、降格を受け入れるかは選手の都合しだいだ。

 また、これはDFAであるが一般的なDFAではない。次の項目でより一般的なDFAについて説明する。
 
3-6 一般的なDFA
 DFAの意義を説明した際に、怪我を例に出した。しかし、それ以外でも40人枠が厳しくなる時がある。

 それはルール5ドラフト前やトレード直後である。先ほどのDFAは40任枠が埋まることがあらかじめ予想できる際にはかなり有効だ。マイナーオプションがあればやめれるのだから。しかし、突発的に40人枠が厳しくなることはよくあるし、そのほうが多いのかもしれない。

 また、ウェイバー登録中は1軍で仕事をしながら、そこに乗せることは可能だ。しかし、現実的な話としては、トレードでいい選手を獲得した際、1軍登録したいが、変えたい選手がマイナー行きを拒否しているために、DFAで元々いた選手を40人枠及び1軍枠から抹消したいという場合はあよくある。

 こんなとき、元々チームにいた選手がDFAができるのを待つのではなく、強制的に元々いた選手を1軍枠及び40人枠から抹消し、トレードで獲得した選手を1軍登録させる方法がある。そして、これこそが一般的なDFAだ。
 まず、画像のようにWaive &Designate Player for Assignmentを選ぶ。
 このように先ほどと違いDesignate Player for Assignmentとウェイバーリストに同時に置かれた。これで1軍枠は空いた。ここからの流れは先ほどと同じであるが、Designate Player for Assignmentとウェイバーリストの経過が同時に始まるから先送りできる時間が短くなる。また、Designate Player for Assignmentに置かれたプレイヤーはそこに居る間はMLB及びマイナーリーグではプレーできないことにも注意が必要だ。とりあえず進路が決まるまでマイナーで試合に出るなんてことはできないのだ。

 でも、このおかげで即座に40人枠および一軍枠が空く。すぐに変えの選手を登録できる。

 次にDFAにおける注意点を述べる。ある選手がメジャー契約で複数年契約を選手と行っていたとしよう。その際DFAを打診されて、それを受け入れたとしても、契約自体はなくならない。もっというと、支払い義務があるマイナー契約が結ばれる。このゲームではマイナー契約には契約金のみの設定しかできないが、この場合はオプションや賃金は例外的に設定されるマイナー契約が結ばれる。DFAを行っても支払い義務がなくならない点は注意しよう。
 例えばこの一番上の選手がそうだ。彼はDFAにしたが契約は変わらない。ただ40人枠から外れただけ。
 ただし例外規定が一つだけある。さきほどの選手はMLB年数が6年未満であったからコミッショナーモードで契約内容を変える。
 さきほどの選手は一番下の選手である。彼は1年契約に変えた。そうなると今は40任枠にいないから自動更新が終わり、FA交渉解禁日にFAになる。MLBは宣言を行ってFAになるのではなく、契約が切れたらFAになるのだ。

 この場合は厳密にいうと、年俸調停で0円提示を行うことでFAになるのだが、このゲームでは40人枠外の選手が年俸調停対象になると、ゲームが自動的に0円提示を行ってくれる。

 一見デメリットに見えるかもしれないが、年俸調停権を持つのにDFAされる時点で、来季の戦力だとは言えないし、戦力と感じている選手をDFAにするのは奇妙な気がする。

 また、マイナー契約には賃金を設定できず、ゲーム的には0円の契約を結ぶから、来季マイナーに置きたい場合も一回解雇して、マイナー契約を新たに結ぶ必要があるのだ。簡単に言うと、年俸調停権のある選手を40人枠から外すのは、NPBでいう支配下登録選手を育成契約に変えるようなものだ。


 最後になるがDFAについて簡単なアドバイスを送る。DFAは実質的な戦力外と呼ばれるが少しニュアンスが違う。なぜなら、MLBでは解雇はいつでもできるからだ。即枠から外したいのなら解雇でも十分だ。DFAで支払い義務はなくならないのだから、解雇したって金銭的には同じことである。では、なぜDFAが選択されるのかというと、その選手をマイナーには落とすが将来的にはMLBで使いたいという思惑があるからだ。つまり、能力不足かつ将来的な可能性がないのならDFAを行う必要はない。

 であるからひどい言い方だが高齢の選手で上がり目が感じられないのなら解雇することは十分に考えられるべき手段だろう。ある程度の能力があればほかのチームが契約してくれるかもしれない。クレームつけられて同じ地区の弱いチームが戦力アップするよりは、いいのかもしれない。
3-7 DFAによる選手の獲得
 先ほどDFAによって選手がほかのチームによって獲得される可能性を示したし、実際に獲得された。これはAIのチームの特権ではなく自分ももちろん行える。
 上の画像のような操作でWaiver Wireを選ぼう。
 これが自分のチームを含めたウェイバーリストである。今回はこのMikeを獲得することにしよう。
 画像のように操作を行ってClaim Playerを押せば完了。
 しかし、残念。今回は獲得できなかった。理由は4つ。クレームに対してチームがウェイバーから取り除いた、より勝率の低いチームがクレームをつけた、40人枠に空きがない、予算不足、このどれかである。
 予算があるチームに変えて再チャレンジ。見事獲得できた。
 ここにいるから彼を好きな場所に移そう。これでクレームによって選手を獲得することができた。ただ、DFAでの獲得には注意しなければならないことがある。それについて次の項目で説明する。
3-8 DFAでの獲得における注意点
 DFAで選手を獲得することに、期待を持っているプレイヤーがいるかもしれないが、貴方が運営しているチームが強豪チームであるならこの方法で獲得する機会はほぼない。それには3つの理由がある。
    1.DFAには強い選手は出現しない。
    2.DFAは弱いチームの方が有利
    3.そもそもオートプレーではメールを見逃す。
    4.実績がある選手、強い選手には注意!

    1.DFAには強い選手は出現しない。
 1.についてだが、強い選手は誰だって1軍で使いたいし、有望株は40人枠からなるべく外さない。そもそもDFAをされる選手は流出を覚悟されてる選手である。そんな選手が強いことはまずありえない。さらに、強くてもチームに居場所がない選手はまずトレードでチームを去る。だから将来性が豊かであったり、現在の能力が素晴らしい選手を獲得する機会はかなり少ない。

    2.DFAは弱いチームの方が有利
 2.については、選手にクレームがつけられた際、勝率が低いチームのクレームが優先される。だから強いチームはいい選手が市場に出ても獲得することが難しい。DFAはペナルティかつ格差是正措置でもあるのだ。

    3.そもそもオートプレーではメールを見逃す。
 3.いい選手が稀に出た場合、このゲームはメールで知らせはする。しかし、オートプレイを止めない。だから三日で終わるウェイバー公示は見逃されがちである。

 少し話は変わるが、DFAで獲得したということは、メジャー契約選手を抹消することを阻止したのだ。当然その選手はメジャー契約であるし、獲得したのだから賃金を含む契約内容を引き継ぐ。マイナーで使おうと思っても拒否されるかもしれない。
    4.実績がある選手、強い選手には注意!
 そして、最も獲得する際に注意が必要なのは実績があったり、強い選手がウェイバーにいる場合である。

 少し前の項でクレームをつけられることを期待したDFAはスマートではないと書いたが、クレームを期待してDFAを行うことは少なくはない。なぜなら、長期契約を結んだが思ったように活躍できない選手を解雇する際、誰かが引き取ってくれることを信じてウェイバーに乗せることがあるからだ。解雇を選択した場合は賃金を全額払う必要があるが、DFAを行えれば賃金は全て相手チームの負担になる。

 この問題に悩まされるのは人間だけでなくAIもだ。であるから、AIも実績のあるロートルや、能力はあるが明らかに賃金が釣り合っていない選手をウェイバーに乗せる場合がある。

 このような選手を獲得して、財政が破綻しないように、獲得する際は契約内容を十分に確認しよう。
4.ファーストイヤードラフト
 6月にはファーストイヤードラフトが開催される。ここは主な選手の獲得場所だ。ここで先ほど設定したDraft Budgetを使用する。指名方法などはOOTP15のガイドを参照してもらいたい。
 まずはスロットボーナスのについて説明する。右側の下にSlot Bonus Baselineというものがある。それは契約金の目安だ。マニュアルによるとドラ1はこの3倍の金額を要求し、順位が下がるほど要求金額は減る。また、これに基づいた契約金の請求はドラ5までである。

 とはいえ、これはどうでもいい話だ。なぜなら契約金はスロットボーナスと指名順位によって変わるが、これはあくまでも目安である。最終的には個々の選手の契約金を持って判断するからだ。
 まずは上の画像の通りクリックし、交渉画面を呼び出そう。

 これが交渉画面になる。

 まず、ドラフト指名画面ではいくつかのオファーの仕方があるか、ここではゲームに慣れていない方はどれもえらばないほうがいい。最終的にはどれを選んでオファーをしても変わらないがまずはDraft playerをえらぼう。

 なぜかというと、指名画面では要求金額を正確に把握できないからだ。この交渉画面で契約金額を把握して契約したほうが金の節約にはなる。

 とはいえ、ドラフトで使う金はMLBの各チームの収入に比べたらものすごく小さい。最終的にはDemandを押しても財政的には問題はない。

 さて、交渉によっては入団拒否が起こることもあるだろう。それが、ドラ3以上の順位の選手なら、翌年ラウンドで追加で指名することは一応できる。であるから、今年のドラフト指名選手が気に入らなかったら誰とも交渉せずに入団させないという戦略もとれる。

 とはいえ、来年の選手を予測できないから、不確定すぎる戦略だと思うし、単純計算では来年は今年よりも大きな予算が必要であるからおすすめはできない。

 さて、ここで大事な予算の話をする。Draft Budget設定時に神経質になる必要はないと書いた。それを説明する。まず、ドラフト予算は使わなければ失われる。この一文で無駄が嫌いなプレイヤーは悩んでしまうかもしれないがよく考えてほしい。

 ドラフト予算なんて5M使えば十分だ。そんなに多くの金額を捨てることはあり得ない。捨てたとしても多くて1~2M程度だ。また、足りなくなればFA予算を転用できる。少し少なめに予算を設定すれば問題ないはずだ。また、もし、FA予算もドラフト予算もない場合はoffrr slotかそれ以下の金額ならオーナーはオファーすることを許してくれる。

 さらに、チームがシーズンで成功すれば、シーズンだけで多額の利益が生まれ、それは現金保有限界である10Mを簡単に超える。つまり最終的に大量の金をオーナーの持ってかれる。

 それだけでなく、プレーオフ時のチケット収入はめちゃくちゃ多い。その利益を高額契約に使いたいと考えるプレイヤーがいるかもしれないが、そのような金額を結ぶに値する選手はドラフト補償が必要であり、戦略上ドラフト補償の方が価値が大きいと判断されることも多い。

 多かれ少なかれ成功したチーム金はどぶに捨てなきゃいけない。だからあまり金をドブに捨てることに神経質にならなくてよいだろう。
 
 最後に、すべての契約に該当するが今作は「オファーありがとう。でもまだ考えるよ。」的なメッセージではオートプレイは止まらなくなった。またマイナーの昇格降格を委任している場合はマイナー契約締結でもオートプレイは止まらない。いつの間にか契約していることがあるからlogなどでたまに確認したほうが良いだろう。

 当然ながら、「契約金足りないよ、年数がちょっと少ない」などの契約が合意されないメールではオートプレイはこれまで通り止まるし、メジャー契約が締結されたときもオートプレイは止まる。
5.オプション行使
 ここではオプションの行使について説明する。簡単にいうとオプションとは契約画面でつけれるものでOOTP15のガイドのFA権獲得選手との交渉で説明されている。このガイドではそれらの行使の仕方、またされ方について説明する。

 プレーオフが終わるとすぐさまこのようなメールが届く。これらに返信することでオプションを行使していくのである。ただしこれらの中身を見るのは面倒だ。そこで簡単な判別法を教える。メールのタイトルがどのようになっているかで判断できる。
 
     
    1.~voids last contract year=プレイヤーオプションを行使した。
    2.~excutes contract option year=プレイヤーオプションを行使しなかった
    3.~option year decision needed!=チームオプションの行使を決めろ!
3.についてもう少し説明する。 
 いい画像がなかったから、NPBの画像を使うが話には影響しない。もし、オプションを使いたいならVoid last~を選び、使いたくないのなら上を選ぼう。チームオプションは絶対にこの画面から選ばなければならない。特に行使したいのなら。行使しないのなら返事は別にしなくともよいし、行使する場合は年俸調停の期限までに決めればよい。

 なぜ、チームオプションはこの画面で意思決定をする必要があるのかというと、チームオプションでの解雇と単純な解雇では質が大きく異なるからだ。

 チームオプションでの解雇はQOを打診することができるが、普通の解雇では来年以降の賃金を支払わなければいけないし、QOも打診できない。来年以降の賃金を支払うのは財政的に損であるし、QOは多くの場合では拒否されても、受理されてもチーム的においしい場合が多い。この機会を逃すのは多くの場面でもったいない。

 さらに、解雇では即チームを離脱しFAになるがオプションはそれとは異なり決断しても、されても、その結果が反映されるのはFA公示の時である。それまではチームに独占交渉権がある。時間は有効に使おう。

 別にチームオプションは賃下げ交渉をしたいからという理由で使用しても問題ないし、珍しいことではない。とはいっても、FA公示後は他チームが争奪戦に加わる可能性があるし、そもそも契約に応じないというリスクはある。

 とはいえ、それはQOの打診で低減することも可能である。ドラフト補償付き物件は著しくその選手の価値を下げる。もし、チームオプションがあるのなら、よく考えよう。これを上手に使うことがOOTPの攻略のカギだ。
6.ルール5ドラフト
 12月ごろにはMLBではルール5ドラフトがおこなわれる。説明はほかのwebサイトや、ガイドを見れば十分であるからここでは少しだけ補足的な説明を行う。

 まず、ルール5ドラフトではマイナー契約選手かつ一定のプロ年数を持つ選手が対象になる。つまりメジャー契約選手は指名されない。そこで多くの球団が有望株を40人枠に登録する。

そして、同時にDFAを行って40人枠の空きを作る。つまり、ウェイバーリストに大量の選手が登録される。

 さて、40人枠は1.5軍のようなものといわれるが、そもそも、マイナーリーグでプレーさせるのが目的なら別に40人枠に登録させる必要はないし、そのほうが安上がりだ。これはNPBの育成選手と同じである。

 しかし、多くの球団がマイナーでプレーさせることが目的なのに40人枠に登録させる。それはルール5ドラフトの回避のためである。であるからこの時期に40人枠に登録される選手は将来性豊かで、この時期にDFAにされている選手はルール5ドラフトで獲得されることも織り込み済みなわけで、魅力的かというとそんなことは少ないのだが、ほかの時期に比べたら、獲得するチャンスがある。個人的な経験ではいい選手と巡り合えたことはないのだが。

 最後にルール5における注意点を述べる。トレードと同じように、FAで選手を獲得した際最初はDesignate Player for Assignmentに置かれる。この場所にいる選手はルール5によって獲得することができる。これはもったいないから絶対に気を付けよう。ちなみにポスティングや海外FAで獲得した選手は最初からルール5対象者である事が多い。MLB的にはまだ経過日数は問題ないと油断していると持っていかれてしまう。これも気を付けよう。

 これは、どうでもいい話だが、他チームのルール5ドラフト対象選手が欲しい時、なにもルール5で獲得しなければならないルールなんてない。ルール5明けにトレードで獲得したって何も問題ないし、その方法で獲得したのなら1軍縛りもない。ただ、その選手がルール5で獲得されほかのチームに所属したらトレードで獲得してもルール5の様々な制限を受ける。よく考えて行動しよう。

 ちなみに、ルール5で獲得したら60日DLにも置けない。

 また、せこいと思われるかもしれないが、ルール5で獲得した選手は元のチームに返還される。これを悪用することもできる。獲得後即解雇でメジャー契約付きで返還する。その直後にトレードを行う。そうすればトレードで獲得した選手と同じ扱いだ。もっとも其れに値する選手がルール5に出現するかは別の話だが。
7.コンバート
7.1 コンバートの方法
 さて、様々なチーム事情から選手を他のポジションにコンバートさせたいと思うときがあるかもしれない。ここではその方法を簡単に述べる。


 まずは上のように選手のプロフィール画面から「Set Game Strategy」を選択しよう。なお、この項目では後述する事情からAAAチームの選手を使う。

 すると上の画面に切り替わる。この画面の「none」を選択するとポジションが一覧で出てくる。この中から好きなポジションを選択すればコンバートができる。また、左下にある
  • Never lift ~
  • Never use~
は、それぞれ、「この選手には代打を出さない」、「この選手がつかれている場合はピンチヒッターとして使わない」という意味である。必要に応じて使うといいだろう。

7.2 コンバートの注意点
  • 7.2.1 ポジション適正
 コンバートは選手が全くポジションに適正がない場合でも、コンバートさせることができる便利な指示ではあるが、当然コンバート直後は適正がかなり低く、守備は壊滅的になる。

 さらにそれだけでなく、40人枠外の選手は試合に出場することで成長するため、成長させるには試合に出すしか方法がない。つまり、選手を一人全く適正がないポジションにコンバートさせるだけで多くの勝利をあきらめなければならないだろう。

 また、選手にはプロフィールで確認できる適正以外の適性もある。まずは下の画像のようにBNN Pageを選択してみよう。
 このタブを選択すると下の画像のようになる。
 この画像にあるように、通常選手はそのポジションの適性がなくとも「Range」、「Error」などの能力を持っている。これらが低い場合はコンバートさせてもあまり守備力の工場は期待できないだろう。特に、PからOFやOFからSSなどにコンバートさせる場合は適正はBNN Pageからしか閲覧できないから注意しよう。
 また、上の画像は野手を投手に「Set position」した選手のBNN Pageである。この選手は二刀流ができるから一応カーブボールを投げられるが、大半の野手は変化球を持っていない。つまり野手から投手にコンバートしてもうまくいかない場合が多い。やはり、コンバートする前にはBNN Pageでの確認が必要だ。

  • 7.2.2 コンバートにはマネージャーに介入する必要がある
 このセクションの説明にAAA選手を使用したのはまさにこの理由のためである。自身がGMであるのなら、基本的に打順やどの選手を使うかなどは監督が決める。

 そのため、コンバートを指示することは基本的にGMの仕事ではない。そのため、コンバートを監督は拒否することがある。
 ストラテジーの画面で赤い印がついている箇所はGMが指示することは出来ない。そして、基本的にチームが成功すればするほど監督は多くの項目でGMの介入を認めなくなる。

 であるから、基本的に成功しているチームはコンバートの指示は出せなくなる。もっとも、成功しているチームでも監督が引退した直後に雇われた監督なら可能な場合があるし、マイナーを含めてすべての傘下チームが成功していることは稀であるから、マイナーでコンバートさせて適性を加えてから昇格させることもありだと思う。

 また明日、個人的には実践したことがないが、案外GMが介入するためにあえて評判が悪い監督を雇うことは戦略的にありなのかもしれない。

  • 7.2.3 コンバートのコツ
 コンバートを行うと、選手は自動的にスタメンになり、RPをSPにコンバートした場合はローテの1番手になる。
 
 そのため、現在SSのスタメンだが、2Bの控えとしてある選手を運用したい場合かつ、より監督が好むSSの獲得ではなく選手のコンバートで達成したい場合は、他の選手2人をSSと2Bにコンバートさせる方法で行う必要がある。もちろん、この二人はあらかじめSSと2Bの適性が付いていて構わない。

 つまり、このコンバートというのは単純に選手に適性を付与させるだけではなく、好きな選手を好きなポジションで運用させたい場合にも使える。
 
 もし、用意した選手を監督が装丁していないポジションで使っている場合はこの方法で解決することができる。
8.アドバイス
 ここでは厚かましいがMLBで遊んだことのないプレイヤーに少しアドバイスを送る。
    1.予算のが切り替わるのはプレーオフ前後
 
 シーズン中にオーナーからFA予算が計上されなくて絶望したプレイヤーもいるのではないだろうか?何とかなるかもしれない。それはプレーオフの後から新しい予算になるからだ。今年は計上されているかもしれない。

    2.補強はいつでもできる。
 Preseason beginsから成績の年度が替わり、FA選手は成績表示を去年に切り替えなけらば見れなくなる。なんか、新たなシーズンがはじまり、補強の時間は終わったように思えてしまうがそんなことはない。金があるならいつだって補強はできる。トレードなら無料だ。しかも、FA選手は開幕に近づくほど安くなる。金がないなら待ってみるのもいい。

    3.予算で制限されるのは契約によって加入する選手だけ。
 予算がないと選手の獲得が制限されるが金がかからないトレードにはオーナーは口を出さない。収支がえらいことになるかもしれないが。

    4.40人枠には25人居れば問題ない
 40人枠に25人いないと1軍に25人置けないが、25人いれば1軍的には十分なのだ。AAAにはマイナー契約で出場できる。実際のところ40人枠の残りの15人枠はプロテクトリストであり、ここに入っている選手はルール5ドラフトから守られているという書き方はよくされる。だからとりあえずここに入れるなんて選択はしないほうが良い。

    5.FA補償が厳しいのは上位チームだけ
 自身がプレーオフに出れなかった場合、ドラフト補償は恐れなくともよい。特に上位チームから選手を獲得した場合は特に心配の必要はない。それは1位指名権は取られず、上位チームにサンドイッチドラフトの指名権が渡されるだけだからだ。つまりこちらに損はないぞ。
8.おわりに
 本稿はこれで終わり。このガイドはあくまでもOOTP15のガイドの補足的なものである。分からなかったらOOTP15のガイドを見れば大体のことは解決する。

 また、よくわからないエラーを見つけたらオンラインマニュアルをみればほとんど解決する。グーグル翻訳を使えば、それなりに読める文章にしてくれる。このガイドより信頼性がある情報を与えてくれるはずだ。

 OOTP19には大谷選手もエンゼルスに収録されたし、DAZNがMLB、NPBの放送に力を入れてくれてる。これを機にMLBで遊ばなかった人も、ぜひMLBの球団を運営してみたはどうだろうか?きっと楽しい時間を過ごせると思う。

OOTPオンラインマニュアル
http://manuals.ootpdevelopments.com/index.php
3 Comments
F*ck Norris Jun 30, 2018 @ 9:08am 
no you are good, i was joking, a little overwhelmed at this massive game and was looking for guidence in the right place maybe but wrong language.
丸山拓真  [author] Jun 28, 2018 @ 6:57am 
My English ability is immature, so I can not understand it, but I'm glad if it works for you
F*ck Norris Jun 27, 2018 @ 7:27pm 
cleared that right up