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Posted: Sep 15, 2024 @ 12:27am

丁寧な導線でとても進めやすく、パズルが解けた時のスッキリ感も併せ持っていました。会話や物語は一切無いままいきなり開始します。もちろん仕掛けについても規則の解説はありませんが、すべて見たままその場の知識で解ける範囲となっています。

世界の内外からお互い干渉して解いていく形式が不思議であり直観的です。主人公は球体の世界(オーブ)を持ち歩き、それらを渡ってパズルを解いていきます。オーブの中に入って仕掛けを動かすと今度は外に出て新しい場所へ行くといった具合に。オーブの中にさらにオーブを持ち込むのですが、数は決まっているから無限ループのような頭の理解を超えるような難題はありません。
丁寧だと冒頭に記述した通り、仕掛けがプレイヤーに「ちゃんと進められている」事が分かるように作られています。進捗具合によって後戻りできなくなったり、キーとなる物を持って入ると効果音でお知らせしてくれたり。そういった地味ながらも細かに反応を返してくれるので、無駄にやり直しさせられずに自然と解き進められました。
ステージクリア型だと正解するまで手順が正しいのか分からないものですが、ゲーム全体で一つの世界を構成している本作は誰でも最後まで見届けることができるように作られたんだと思います。クリアしてもなお自分が何者なのか、目的、世界観だとかは分からず仕舞い。なんとなくですけどこれで世界が循環するようになったのかなと、そういった背景の想像をしてみるのもいいかも。

一つだけ助言です。オーブはその場で持ち替え可能です。「Aを持つ→Aを置く→別の所に置いたBを取りに行く」と私はやっていたのですが、「Aを持つ→Bを持ってAを置く」ができます。途中まで持ち替えに気が付かず悩んだ場面があったので。
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