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Posted: Jul 13 @ 9:42pm
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まさに心のオアシス。現実で辛く厳しいことがあったときも島で出迎えてくれるヴィーナス達を思えば生きる気力が湧いてきます。運営型のゲームですけど無くなった場合を想像できないし、したくないくらい生活の一部になっています。
撮影のためにビーチバレーを頑張る大変健全なゲームです。

プラットフォームの違い
現時点でDMM版とSteam版の二種類。私はわざわざDMMアカウントを作成するのが手間だったため、利便性をとってSteamで始めました。中身は同じで特に支障なく遊べています。以前はポイント関係でDMMがお得だったようですがお好きな方でいいのでは。プロフィールに飾って周囲に見せつけよう。
Steam版で一つ注意。プロパティを開いて「ゲーム中にSteamオーバーレイを有効にする」がONになっているかご確認を。このチェックが入っていないと有償の購入画面でエラーになります。

撮影と育成
ビーチバレーというのは体裁で、最終的な目的は撮影です。撮影を充実させるためにガチャから水着を入手し、フェスを繰り返してアクセサリーやポーズを集め、ヴィーナスを鍛えて周回効率を上げると共に専用ボイスなどの報酬を獲得する。やることはほぼ撮影に帰結します。
撮影に特化するだけあって水着の種類がものすごく多い。もう衣服だろうが下着だろうがお構いな……いえ水着でした。同種を複数重ねて強化するシステムがあるのですが、その素材が比較的集めやすくてしかも重ねると性能の他に水着自体も変わるのです。布面積が減ったり形状が変容したり着崩しのデザインが凝っています。
肝心の撮影機能は近年の他作品に搭載される「フォトモード」に比べると劣ってしまいます。遠近・角度以外にも調節できたらもっと捗るのになと思いつつ、それでもオイルやユニットポーズなど撮影に関する新要素を追加してくれているから何だかんだで飽きないんですよね。

育成は想像以上に複雑で時間を要します。ヴィーナス自身のレベルはもちろん、潜在能力と応援ボード、さらにそれぞれを強化する仕組みが複数あって慣れないとわかりづらいです。資金を注ぎ込めば一気に強くなれるものでもなく、毎週イベントをコツコツ消化して半年~年単位かけて地道に積み上げていく他ありません。
育成項目がいくつもある分、お気に入りの子を鍛えていけば特別感が出てきます。撮影しながら愛でていたらいつの間にか軌道に乗れているもんですし、肩肘張らずに。
イベントは週替わりでその期間中だけトレンド水着の性能がアップしますが、終わっても撮影でずっと使えるのは大きな利点です。費やしたコストがいつまでも腐らず、また「特定の装備を持っていないと話にならない」と排斥されることもありません。他のプレイヤーと競うイベントは最近は開催を控えているようで自分のペースで進められます。

惑わされる課金設定
課金は率直に言えば高額です。一般的なゲームの販売価格と比べてはいけません。大型セールを狙って安く購入することが習慣化したSteam内であればなおさら。始めてすぐは課金設定に戸惑ったものです。
・数千円相当の有償水着を購入しても全員ではなく一人のみ解放
・有償限定ガチャを天井まで回したら新品グラボが買えそう
運営型ですし全くの別物だと割り切る覚悟がいります。しかもガチャだから毎回お目当ての子が手に入るはずがありません。追い続けると貯蓄した石が際限なく飲まれてしまいます。どこまで勝負するかを自制する強い精神力も求められます。

そんな課金ですがフェスにおいて必須ではないと頭で理解していても、ヴィーナスのモデルは高品質かつ水着も細部まで手の込んだ作りで訴求力は十分にあるから非常に困ります。開発陣の性癖が詰まった新規キャラと水着、既存キャラの弱点を分析して補うべく実装されたトゥルーカラーコーデなど。まんまと石を搾り取られるわけですね。
幸いにも無償石の配布は多い方でしょうし、毎週なにかしらの無料ガチャも用意されているからガチャを回しやすい環境ではあります(当たるとは言っていません)。
あまり固執せず、適度な距離感を保ってプレイすべき。意志薄弱な私は早々にブイブイの島の環境に染め上げられました。このようにいずれは茹でガエルの如く何も感じなくなっているでしょう。

まとめ
「フェスを周回して撮影をする」と一言で表せるくらい単純ではありますが、色んな意味で深みがあります。なのに本作に関するデータやシステムの解説は公式・外部のどちらも情報が乏しく手探りに近い状態です。取っ掛かり部分が少し辛いかも。
一番の長所はヴィーナスの撮影が楽しい。コレが本作のすべてです。眺めているだけで心の傷が癒えるのを実感できます。育成は全然わからなくても雰囲気で乗り切れます。たまにトレンド水着が引けないときもあるけれど、その虚無期間含めて気長に付き合う心構えで接するのがよろしいかと思います。
そして俺と同じ沼に落ちろ!
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