2020/03/07更新
このレビューに動画をつけてみました。
https://twitter.com/s2_Chelse/status/1235547961792192512
少しでも多くの人にこのゲームを楽しんでほしいです

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2019/01/26

リリース当初に購入したは良いものの、どう遊べばよいかわからず放置していた。SkyrimのModいじりも一区切りついて、触ってみたのが運の尽きだった。ある程度遊べたのでレビューを書いてみようと思う。

何が楽しいかと聞かれたら、正直答えづらい。キャラクターの移動は遅くテンポが良くないし、自キャラは弱くすぐ死ぬ。買い物一つするのに隣町への移動も命がけ。たかだか50円の建材を買いに行く途中に野盗に襲われて死ぬ。金を持っていないと「貧困は犯罪だ」とかぬかす連中にボコボコにされ、牢へ入れられ奴隷として拉致される。何もやましいことをしていないのに「待て、検問だ」と衛兵に止められ、拒否すると殺される。野生動物（犬やカニ）と戯れようと森に行くと首の長い動物に生きたまま食われて死ぬ。こんな場所に居られるかと新天地を探しに行く道中で、人の皮を被った化け物に生きたまま皮を剥がれて死ぬ。とにかく死んでばかりだし、歯向かったところで勝てないのでどうしようもない。手足はゲジゲジ並にポロポロ取れるし、ダルマになるのも慣れたもんだ。

このあたりで自分が"この世界で最底辺の人間"なんだと理解する。ウジ虫みたいな存在だ。ウジ虫らしいプレイスタイルをしなければいけないとようやく気づいた。死体を漁って日銭を稼ぎ、他人の喧嘩で出た骸のハイエナをする。ようやく人並みの装備が手に入っても、使い方がわからずケンカを売った相手にボコボコにされる。それを繰り返して武器の使い方を覚え、少しづつ強くなっていく。

ただ、自分は今この世界に夢中。延々と続くリアルおままごとをしているような感覚。キャラクター育成にも時間がかかるので、長くプレイすればプレイするほど愛着がわき、このゲームがどんどん楽しくなる。あまりにも時間泥棒で処理も重く、控えめに言ってグラフィックも美しくはないため、正直人を選ぶゲームだがシングルプレイのオープンワールドでかつ、シビアな難易度を経験したい人にはとてもオススメできるゲームです。



ウジ虫の独白
[ユニーク]
[本]
盗品

死体漁りで得た金を握りしめ、食料を買いにBARへ向かう。あの頑固店主が盗品を買い取ってくれたら、もっと早く金が手に入ったのに。初めて干し肉を買い、食った。感動した。隣のテーブルでは黒いフードをかぶったおっさんが白飯を美味そうに食ってた。かっこいい鎧に大きな太刀、その隣にはパートナーらしき似たような格好をした女がいた。心底ムカついた。こいつは俺には無いものを全部持っている。ムカついたので殴ってみたら"逆襲"という罪で牢屋に打ち込まれた。衛兵がうるさく小言を言う牢屋に96時間も入れられた。せっかく死体から拾った武器も没収され金も無くなった。金が無いので、とにかく食べ物を求めてウロウロしていたら山ヤギを見つけた。捌いて喰ってやろうと思ったが、山ヤギに蹴られて意識を失ったところまでは覚えている。

どうやら俺は旅人の団体に治療され、足枷をつけられて牢屋につっこまれたらしい。奴隷として拾われたようで、不思議で巨大な石像のある場所で今は鉱夫をしている。最低限の食事と命の保証はある分とても安全だ。暇を見つけてに日記を書く時間もできた。今日もまた石を掘って、代わり映えのない日々を日記に書くとしよう。

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