※古レビュー。日本語対応につき一部加筆。現在多くのスキルやアイテムが追加されRPGとサバイバルの中間ゲームとして完成しなお新作作業の傍ら細かくアップデートされている！

デーモンの侵攻により地獄と化した世界で、野山に逃げ延びたサバイバーが仲間を集め科学技術やオカルトを研究し、キャンプを守りつつ反撃すると言う感じのゲーム。難易度高め、日本語非対応につきそれなりに英語の読解力があるのが望ましい。直近のサムライスキルやキョンシーなどの追加に合わせてついに公式対応した！

まだまだ早期アクセス中ながらサバイバルRTS要素に様々な装備やスキル、探索で発見できるアーティファクト、様々なデーモンと豊富な内容に加えキャラクターの特性にエイリアンに誘拐された経験、とかあったり魂を変換してスキルをシャッフルする儀式があったりとユニークなところも多くこれからのアップデートが非常に楽しみ
デフォルト難易度は非常にきついので仲間を失いながら進めたりするのもゲームのうち、と言うのでなければForgiving以下でプレイするのがよさげ。
あと字体のせいで数字が潰れやすいので解像度高めでプレイしよう（筆者はうっかり数値バグかと思いました）

以下はプレイ時のアドバイスとこまごました解説、先に読んじゃうとつまらないかもなので買った後自分でプレイしてから参考にされたし






＞ゲームはいくつかのレベルで進行する

・ベースキャンプ：在来の資源やスクラップを採集しながらプレハブ式の建造物（いまのところ自由建築方式ではない）や畑、スパイク壁などを設置しキャラクターを生活させて装備を整える。人数と活動に応じて発見率が高まり、日数とそれに応じた規模の襲撃を受ける。最初は井戸の近くに建物を置く事になるだろうが可能な限り守りやすくデザインしよう

・ワールドマップ：周囲の街に人員を送り、敵をかいくぐりながら足りない物資を集めさせたりアラートで発生する斥候デーモンの排除や救助ミッション、一部のイベントへの対応へ向かう。また何もないとこを指定してその周囲を偵察させる。序盤はベースに最低限の一人だけ残して可能な限りの戦力を送るのが望ましいが食糧や水、作業の中断には注意しよう。また発見率は襲撃の規模を決めるもので100%になると即襲撃されるわけではない。そろそろかな、と感じたら外に人員を割くのは待とう

・戦闘マップ：街に入った際や襲撃を受けた際は直接操作を行う。現在のとこサバイバーのAIはあまり賢くないのでスペースキーで頻繁に一時停止してターゲットを指定したり移動させる必要があるだろう。敵は負傷者やアーマーの少ないメンバーから狙うが犬や遠距離型は特に厄介なので危険があれば先に物陰に隠れさせたりしよう。また背後からの攻撃は倍のダメージを与える、上手く引きつけよう


＞リサーチ

・オカルト書斎と研究テーブルで2種類の研究ポイントを取得する必要がある
・いくつかのリサーチには研究書や検査キット？を必要とするがそのような素材がある場所は非常に危険、装備を整えるか近隣の偵察で敵の少ない別の場所を探そう、敵が落とす素材もある
・瞑想やカモフラージュをとれば発見度の上昇を抑えられる、また非常に高価なコストで上昇した発見度を半分にする魔除けの儀式を行えるが、そこまで来ると装備品に回した方がいいかもしれない
・右クリックで詳細や作れるものに必要な材料を確認できる、研究所はいくつか設置しうっかりすぐに使えないものにポイントを割かないように注意しよう


＞イベント

・半定期的にランダムイベントが起きる、デバフやボーナスをもたらし、ダイアログの下に選択肢があるので可能なら選択
・カース：出所不明の呪いが一定期間作業効率を低下させる、のちに時間経過かハーブを炊いて解除できる
・凶兆：空が赤く染まりデーモンの攻撃性を上げる。時間経過かオカルト研究ポイントで対抗儀式を行って解除
・遠吠え：メンバーの一人が人狼の影響を受けてしまい遠吠えで敵をひきつけてしまう。同様に研究ポイントで原因の呪いの出所を探りデーモンを倒すことで解除できる。攻撃速度上昇のアクセサリーがもらえる
・ロックボックス：誰かの隠し金庫を発見する。スクラップ100で開錠、見逃すと次のイベントまで見つからないが良いものが入ってるとも限らない。ウェイストランドなら大金持ちになれたのに・・・

＞その他
・救助ミッションにおいては檻を開ける間メンバーの一人は動けなくなる、その間に来るデーモンの増援から守る必要があるのみならず、開錠中のキャラを動かしたりして開錠作業が中断されるとタイマーが戻ってしまうので気をつけよう
・探索ミッションにおいては敵を全滅させれば即時完了になるが、敵を避けて物資の箱だけ漁ることも可能なようだ
・キャラクターのステータス右上の歯車をクリックするとキャラの名前や外見をいじれる
・うっかり見逃してたけどコンマとピリオドで建造物を回転できる

建物の回転は","キーだぞ！

世界に悪魔が現れ文明社会は崩壊、
人々が悪魔に蹂躙されていく中で隠れ家を作り
状況の打開策を考えながら生活をしていく
世紀末悪魔サバイバルSLG。
難易度標準でクリア済みでの感想です。

何処に向かっても悪魔だらけなので
小さな隠れ家でひっそりと生活します。
食料・飲み水・疲労・体力の概念があり、
生存者達が生活出来る様に
・畑を作る
・井戸を掘る
・危険を承知でスカベンジに行く
・ベッドを作るetc.
材料を集め、数々の施設を建設しながら生活していきます。
生存者の数が増えるほど、食料や飲み水の消費が増減したり
ソリース管理の要素が多いです。
あまりダラダラリスクを避けて時間をかけていると
敵の襲撃の激しさも増してきます。

攻撃範囲に入った敵を自動で攻撃、
時間を停止して命令を出すRTS形式です。
キャラクターの特性で
・ファイター
・ディフェンダー
・斥候
・侍
・技術者
・オカルト信者
・芸術家etc.
様々なジョブがあり、装備出来る武器の種類や
得手不得手の概念があります。
経験を積んでいくと生存者の特性も増えていきます。
ただ悪魔にやられると、キャラは容赦なくロストします。

隠れ家に隠れているだけでは物資が底を突くので
決死隊を組んで外に物資を探しにいく事が出来ます。
・悪魔を倒せる自信があるなら殲滅して物資を安全に回収
・ステルス技能の高い者に物資を回収させる
手に入れた物資は生きて隠れ家に戻ってこられれば
そのまま手に入ります。
スカベンジでしか手に入らない
レアな道具や装備品が見つかる事も。

時には外出中に生存者を救助して仲間にしたり、
別の生存者グループを見つけて取引、
数々のワールドイベントが起こります。

イージーモードも存在しますが
制作者が意図した難易度標準基準で考えると高めの部類で
キャラはロストして当然のバランスです。

・理不尽要素
スカベンジ中の悪魔との戦闘は
敵の配置もマップの構成も自動生成で
戦略とか関係無しに凄まじく不利な状況が生成される事があります。
コチラの逃走速度より敵の攻撃が早い事も多く、
少し歩いてエリア内の全敵が
アクティブになる配置だと大被害になります。

生存者救出ミッションでは一定時間ごとに敵が沸きますが
エリアの壁際に牢屋がある場合、2タイル側で突然敵が沸いて
救出した非武装の生存者が不意打ちでロスト、
などのコンボも希にあります。

個人的には悪魔と世紀末という題材、
悪魔が強敵で最初から最後まで人類が悪戦苦闘するバランス、
一部理不尽に感じる要素はありましたが
隠れ家の備えをしっかりしていれば、立て直しは可能で
全体的に手応えがあり、夢中になってプレイを出来ました。
2ケタはロストしましたが、それでもクリアまでいけたので
体感では中々練られているゲーム性だと思います。

リソース管理ゲームは嫌いな人はトコトン嫌うので
万人にはお勧め出来ませんが、刺さる人はハマるゲーム性なので
PVを見て興味が沸く様なら試してみても良いと思います。

RimWorldにShelteredを加えたようなゲームです。
開発にオカルト研究枠があり、面白いですが、
研究時の音がなんとも言えないノイズで恐ろしい（笑

開拓できる資源が限られていて（植林や研究で一応無限にはできる）
地図上の拠点に食料を持たせた探索班を送り
悪魔を殲滅してアイテムを回収します。

拠点には定期的に襲撃があり、
早々に敵数が増えるのをしのぎきれるかが課題に。

問題点としては、
土地が平地で建設に制約がほぼ無く
資源的に作れる物が制約を受け、
再スタートしても同じ構図になりがち

イベントで要求されるアイテムの難易度が高く
なかなか解除出来ないのに影響が強すぎる。
開発速度-50%や襲撃危険度の速度アップ等々

今後の発展に期待

■2019/05/03
難易度ノーマルで、キャンペーンをクリアしました。
日本語化MODのおかげで、ストーリーも理解できます。作成者に感謝。

このゲームは、マップを探検し、生存者を集めて、キャンプを充実させ、食料確保と装備強化を行うサバイバルゲームです。
定期的にデーモンからの襲撃があり、探検中も山岳地帯や街には協力な敵がたくさんいます。
最初は、勝てるわけないと思っていても、装備が良くなれば勝てるようになるので、バランス調整は秀逸です。

キャンプを充実させるだけでも楽しいですが、キャンペーンもあるのでマンネリを防げます。
難易度ノーマルでクリアしましたが、強い生存者でも敵の遠距離攻撃で簡単に死ぬので、かなりハードです。
楽しむなら、難易度を下げるか、MOD導入をオススメします。

悪魔に支配された世界をサバイバルするコロニー運営ゲーム。
プレイヤーは3人のサバイバーに指示をして、拠点建設やワールドMAPの探索、資源回収などを行う。
最初は棍棒や弓等の原始的な武器だが、研究が進めば近未来的な武器も使えるようになる。

定期的に拠点への襲撃があり、日数経過でより強力になっていく。
サバイバー救出イベントは割と頻繁に起こるものの、拠点の人数が増えると悪魔に発見されやすくなる仕様のため、誰でも彼でも救っていくと襲撃頻度が上がり、結果的に強力な悪魔が出やすくなる。
らしいのだが、結局は数は正義なので助けて拠点防衛と内政の足しにした方が、結果的に発展速度が上がるので楽になる。

日本語化MODがワークショップでサブスクライブできるようになったので、気になってた人は買いやすくなったんじゃないかな？

さすがにRimWorldほど出来ることは多くないが、独特の雰囲気と大味なバランスは似て非なるものだと思う。後はぶっちゃけ好みの問題かなぁ・・・自分はそこそこ楽しめてます。

reレビュー
大型アップデートもといDLCが来ていたのでおよそ三年ぶりにプレイした上でレビュー編集。
初回レビュー時にダメ出ししていた点など幾つかが改善されていたので大分快適さが上がり、名作気味になりました。
個人的に良いと感じたポイントを幾つかピックアップします。

1. 戦闘で体力が尽きたサバイバーは短時間であれば蘇生させることが可能になった。
   （但し、蘇生後は長時間にわたって戦闘時以外でも足枷となる「強烈な」デバフが付く。トラウマや脚の負傷など様々）。
   これにより、「死」が若干遠のいてタンク役の特性吟味も多少は緩くなる他、
   侍などの回避近接アタッカーもまあまあ使えるように。あくまでもまあまあ。最高難度だと論外。
   なおデバフは重複するので幾つも重なると作業速度や移動速度が壊滅的になりお荷物になったり最悪の場合、帰還後の拠点で餓死もありえます。
   あと地味に一度体力が尽きたサバイバーを戦線復帰させて再び体力が尽きてもまた叩き起こして戦線復帰が可能です。
   当然どんどんデバフが重なっていくのでどんどん使い物にならなくなっていきます。
   
   
2. サバイバーを救助するなどリクルートが成功した際に、スクラップを支払うことでロールやスキルのリロールが可能に。
   スクラップは20から始まって少しずつ値上がりしていく他、
   人数が増えるなどするとリロールに使うスクラップが最初から50になっていたりするので序～中盤は使えたものではないですが終盤のお供に。
   あくまでも汎用サバイバーのリロールですのでユニークサバイバーの獲得には役に立ちません。
   
   
3. サバイバーのポートレートが編集可能に。256x256以下のjpg、png対応。
   他ゲーで使ったポートレート画像96x96とかも良い感じに引き伸ばしてくれているので手軽に使えました。
   具体的にはwizardry外伝 五つの試練用に作ったポートレートなど。もしかしたら一番嬉しい要素かも。
   縦横の比率が異なる画像でも読み込ませると何やら勝手に横に伸ばしたりして調整してくれます。
   ポートレート編集機能により、今までは無個性だったサバイバーにも個性を付けられてプレイに彩りが添えられました。
   
   
4. 拠点襲撃の目安となるゲージのシステムが変更。
   単なる日数の経過＆サバイバーの人数ではなく、木が生い茂っていると隠れ蓑になったり建物が多いとゲージが増え易くなったり、など。
   これにより樹木の伐採に気を使うようになりました。また、砂漠はただでさえ植樹が気軽に出来ないので木材確保に頭を悩ませるように。
   あと公式アナウンスによればこのシステムの追加と同時にサバイバー救助イベント発生率が向上したとのこと。
   実際、やけくそなぐらいサバイバー救助イベント発生するようになったので救助イベント発生アイテムの価値が相対的に大幅に低下。
   
   
5. 幾つかの装備の強化など。
   盾っぽい装備品全般が大幅に強化。近接武器装備時は遠距離攻撃を一定確率でブロックする効果が追加。
   あと50カリバーの攻撃速度がほんのり上昇。近接武器も幾つかスキル追加されたりなど強化。
   多分それ以外にも色々ありそう。
   
   
6. アウトポストシステムの追加。
   不要なサバイバー達を遠くへ押しやって維持コスト0で資源供給源として働いてもらうことが出来ます。
   1つ目の基地はわりと良心的なコスト＆研究リソースで作成出来ますが、2つ目以降はまた違う素材を要求されます。妥当なコスト増ですね。
   砂漠だとある程度人数が増えると水や食料の枯渇が常に1-2日先に迫るようになるので「今は」使わないと判断したサバイバーを遠くへ押しやるのに便利。
   また、キャンペーンモードではサバイバーの人数をどんどん増やす必要があり、
   そうなると画面下をスクロールして各サバイバーの状態を確認するため手間がかかるのだが、
   アウトポストシステムで拠点に不要と判断したサバイバーを遠くへ押しやることで表示をスッキリさせることが出来ます。
   ここら辺は以前の仕様でイライラさせられた点を大変素晴らしい手法で解決しているので満足。いやむしろ尊敬出来るぐらいナイスな解決の仕方です。
   また、アウトポストシステムで畑が不要になった事で畑を管理するAIのアホさ加減も一緒にストレスフリーになった。何という力技な解決策。
   あまりにもアウトポストが便利なので古いverの空気を味わいたい方はこれを縛るだけで不便だった昔を味わえると思います。

etc...以前使用可能だったプレイヤー側に有利なバグ？は引き続き多くが使用可能。大変ありがたいです。
具体的にはクラフト品完成時に二倍作成確率+10%なんかは二倍の数を作成出来た際に素材消費なしで再びクラフトにとりかかるなど。


以下、プレイ所感。
私がプレイした段階での仕様では、一人のサバイバーをアウトポストに送り出すだけで一日60ものトマトを拠点に送り出してくれるようになったので、
砂漠仕様のナーフが入っていないとかそういうのかもしれませんが滅茶苦茶便利でした。というか拠点の菜園全部破壊しました。
ついでに、サバイバーはチームを組んでアウトポストの位置まで移動させてアウトポストに組み込んだ瞬間にそのサバイバーの痕跡が下がります
（サバイバー一人の痕跡が3で、アウトポストに組み込むと-1.5。探偵や諜報員のスキルで最初から0のサバイバーを組み込むと更に-1.5されるのはバグ？）。
アウトポスト候補地へ移動中のPTがランダムイベントで襲撃される場合もありますので、単独で向かわせる場合は必ず事前のセーブを。
基地を設置するにあたり、基地が占領する範囲の探索ポイントは幾つか潰す必要があるっぽい？のでランク5の悪魔がうろつく箇所に基地を設置するのは終盤になりそう。

リプレイということで以前スルーした最高難度の砂漠をプレイしましたが、序盤は食料事情があまりにもしんどいので
棍棒を作成して各種建築物を建設し終えるとすぐさま遠征に出かけて食料確保しないと開始早々に餓死目前です。
しかし棍棒一本程度じゃ遠征先では戦いにならないので、どうせ戦いを避けるなら実入りが良い方に行った方が効率的では？
という発想から、最初から最強格の敵がうろつく廃墟巡りをして最強武器などを持ち帰りそれを売ったり装備出来るサバイバーを吟味するプレイになり申した。
これはこれで面白いけど何か違うよな…という違和感はあるものの、
マジで砂漠は食料も水も足りないので拠点は研究と畑管理だけする感じで頭数が揃うまではひたすら遠征ゲーム。
あと砂漠はデフォで雨水を収集する桶が存在しないので水不足に悩まされます。
そしてそれを解消してくれるのがDLCで追加されたアウトポスト。
アウトポストで食料や木材を自動的に供給されるシステムを作り出して拠点の人員は2-6人を研究、
1-2人をクラフト、1-2一人を井戸水組み上げマシン、残りはスカベンジという具合に調整して終盤までプレイしました。拠点に畑なんて要らなかった。
アウトポストで得られる資源はこの先調整が入るかもしれませんが、設置可能な基地の数を増やすのは結構面倒なのでこのバランスでも悪い気はしません。




前述した通り、この値段のコロニーシミュレーターゲーとしてはなかなか良いクォリティに仕上がっています。
戦闘面がマップの狭さ等により若干残念感はありますが、マップが広いと今度はスカベンジが面倒臭くなったり防衛に向いているスポットで敵を待ち伏せする時間が長くなったりと、
悪い点もどうしても発生するので取捨選択でこうなったのかもしれません。


あれこれ色々記してきましたが、何やかんやで200時間以上やっているので私はこのゲームのことが好きなのかもしれません。
でも実績獲得の面倒臭さは勘弁な！拠点の木材刈り取りと鉱石等全部掘り尽くしはズル出来たからいいけど！

///////////ここから2020年05月上旬のレビュー///////////

難易度普通より一個簡単と、普通より一個上の最高難易度をクリアしたのでレビュー。
基本的にはリムワールドのようなゲーム。
なので、リムワールドと比較してのレビューになります。

リムワと違ってこちらはキャラクターに「ストレス」や「欠損・病気」の概念など細かい部分がないのでリムワと比較するとかなりカジュアルなプレイ感触。
しかし、建築物の形状なども固定化されている他、殴り込みに行った先で建築物を構築することも出来ない為自由度が大きく損なわれている。

キャラクタのご機嫌取りなどをせずに拠点構築、技術ツリーの研究に専念して効率最重視の拠点作りを行うのは楽しかった。
あと地図上で見つけたアイコンをクリックするだけでそこで手に入るものが解る上に、地図機能のサーチで欲しい素材があるアイコンだけ強調表示出来る点などは最高だった。
惜しい点としてはアイコンにマーキング付ける機能などもあれば言うことはなかったという点ぐらいか。

マップがかなり広大ではあるが、低難易度であれば拠点で研究・開発するより敵を襲って素材を回収した方が効率的なので
マップが広い＝略奪先が多岐にわたるという目線で見られるので良し。
高難易度の場合は敵を倒して略奪がかなりしんどいが、皆殺しにはせずとも結局こっそり侵入して漁る候補が増えるので良し。
また、マップの移動速度もゲーム内時間でそこまで時間がかかるものでもない点が助かった。この点はリムワに比べると大幅に良い。かもしれない。

リムワの場合拠点の食料が尽きたら作物が育つまでマップを旅しながらそこらにあるものを食べて飢えを凌ぐことも出来たが、
このゲームだと遠征中のメンバーは拠点にある食物を食べるので一度食糧危機が発生すると大変な事になる。
あと遠征中のメンバーが疲労しないのは大変良かった。本当に良かった。すっげー良かった。めっちゃ良かった。

初プレイでは警戒して難易度をデフォより一個下げたがこれは簡単過ぎてキャンペーンシナリオの終盤以外は物足りなさすら感じた。
なので次のプレイでは最高難易度を選択したがこちらは逆に非常に難しく、何度も身悶えしたし生存者もどんどん死んでいった。
個人的にはこちらの最高難易度の方が「このゲームらしい」と感じるぐらいにはシビアな難易度で楽しめましたが、
二周した上でどうしても残った不満点としては「生存者ガチャ」がめんどくさいという点か。
生存者の職業やスキルなどをリセットする儀式があるが、それを利用しても面倒くさいものは面倒くさい。
どうも生存者ガチャは何らかの補正が働いているのか100回チャレンジして1回しか顔を覗かせない職業がある一方で30回以上出る職業もあるなど余計な補正がやる気を損ねた。
あと最大最悪の不満点として、実績で獲得してる割合が一番低いやつの条件がクソオブクソ。
極稀に獲得出来るユニーク生存者（10人いる）の一人を獲得することから始まるので諦めた。

戦闘の難易度が何とも言いがたい。
最初はとっつきにくさの方が強くて不満点がもりもり溜まっていった。
マップが狭いので思うように動けないし満足のいく有利な地形が見当たらない事も多いので仕方なくてきとーな場所で敵を誘き寄せて戦うケースが多い。
しかし、スナイパーライフルを装備したファイターを3-5人揃えると殆どの戦闘はかなり楽になった。
なった…と見せかけて、最高難易度の最終決戦のマップはめちゃくちゃしんどかった。
自分達と同等レベルの敵が30人以上待ち伏せており、最終的には60人前後倒してEDを迎えるので何度も失敗した。
最高難易度は本当に歯ごたえのある難易度で楽しめたが最終決戦は20分以上かけて失敗を何度も繰り返したのがやや辛いものがあった。


駄目だと思った点
AIも馬鹿だが仕様も馬鹿だな？と思った点として挙げられるのが農作業関連。
「円熟」が100、「管理」が0の状態だと作物を刈り取ってから「管理」を満たさないと無駄が発生するのに
農作業を指示させると先に「管理」を行った後に作物の刈り取りを行う。
これが綿畑の場合は刈り取りが終わる頃には「管理」が80前後まで落ち込んでいる事も普通にあるのでこの壮絶な馬鹿っぷりはキツイ。
キャンペーンミッションで2x人揃えることを要求されるのにUIが20人程度の人数すら一度に表示させることすら出来ないのはどうかと思った。

TIPS:序盤の人数増加と食料生産が釣り合わなくて困った時はコロニー管理で食べ物の種類を1にしましょう。
デフォルトだと食事の際に5種類の食べ物を一気に食べる（それにより強力なバフが付くが）せいで、食料の消費が凄い事になります。
クラフト時に10％の確率で完成品が二倍になるスキルを所持して、完成品が二倍になるとそのまま資材を使わずにまたクラフトを開始します。
その際にまた完成品が二つ出来ると更に資材を使わずに…と一個分の資材で4つや6つ、それ以上のクラフトが出来るバグ？があります。


総合的に見ると研究ツリーの数値のバランスや序盤、中盤、終盤と戦闘の難易度カーブなどは非常に秀逸で楽しめました。
ここら辺の調整は完璧。えらい。中盤の壁を乗り越えた時の達成感は楽しかった。
生存者ガチャの面倒くさささえなければ砂漠DLCにも手をつけたかったのですが、ガチャは懲り懲りなのでやるとしたら暫く後になりそう。
みんな濃ゆい顔であんまり見分けつかないからMODでポートレート差し替えとかあったら良かったのになあ
と思いつつ何やかんやで結構な時間プレイしました。リムワに比べると気軽に楽しめる良いゲームでした。

終末+オカルト版RIMWORLD。

ゲームバランス自体はしっかりしており、低難易度でも片手間にやっていれば簡単に死者が出るが、序盤は片手間でもできるといういい塩梅の難易度。
資源についても有限の資源はなく、生産ができず探索・取引・強奪でしか入手できないものも多いがキーアイテムを無くして行き詰る、便利アイテムがなくて一気に進行が止まる、といったことはない。
順次、装備を更新して行けば敵とは渡り合える。性能はキャラよりも装備に依存している。スキルは内政以外は上位難易度でもない限り影響はほとんどない。

ただ、後半に差し掛かり気になる点があるといえば、拠点に鉱山の類(鉱石マスに被るように設置する)があるのだが、鉱石を取りつくすと一定時間後にマップ上の空いているマスにリポップするのだが、マップ端が建設不可能であるにも関わらず、そこに鉱石マスが沸く場合がある。
こうなるとどうあがいても拠点内ではその鉱物資源は生産できなくなる。
もっとも、永住プレイでもしない限りそれまでの分でクリアには至れる十分な量を得られるし、野外探索でも取れるので問題がないといえばない。
永住してひたすら拠点を回したい私としては気になった点ではある。

相対的にコスパもよく、内容はしっかりしておりオススメできます。

ポストアポカリプスの世界観で悪魔達と現代兵器やオカルト兵器を駆使して生き抜くコロニーシム作品
難易度は高くオカルトという目新しい要素もあり、実績解除も豊富でやりごたえは十分。
全体的なクオリティーはセガサターンとかでありそうなレベルです。


【UIが便利】
襲撃時に自動で防衛配置できたり、定量クラフト機能などがあり
スカベンジでほしい素材のソート機能や、格下相手の自動戦闘など
本来ならMODであるような機能が標準で用意されており、非常に快適です。

【難易度が絶妙】
時間経過で上がっていく難易度は常に少し難しい状態が維持されており
遮蔽物や敵の視野を考慮しながら、歯ごたえあるプレイが楽しめます。
最高難易度の死者0プレイはロード地獄になります。

【拠点づくりが楽しい】
決まった形の建物に設備を導入する形式なので建築の自由度が高くありませんが
定期的に襲撃してくる悪魔を撃退するキルゾーンの構築や動線の最適化など
他人の拠点を見るのも面白いです。


【ストーリーが空気】
あらすじ形式で超展開もあるので、一応ある程度です。
ラストはエンディング分岐もありますが、必要あるのか疑問なレベル。

【つっこみ所が満載なキャラクリエイト】
顔パーツは少ないものの、特性が豊富なので初期メンバーの選定が難しく
菜食主義でボディービルダーの侍がホーリーウエポンで暴れまわったり
けだものでバーサーカーのプリーストが現代兵器を撃ちまくるようなプレイができます。

【昔なつかしい洋ゲー感が強い】
世界観、グラフィック、サウンド、ストーリーなど全てにおいて懐かしい雰囲気の
洋ゲーっぽさがあります。最近のゲームや人気作では感じることも少ないのですが
良くも悪くも古臭さがあります。ここは好みがわかれるところ

通常の難易度をクリアしたのでレビュー☆☆☆☆

Rimworldにオカルト的な技術ツリーが加わった感じのゲーム。生存者は、それぞれ得意なことや不得意なことがあったり、特別な装備を装備する権利をもっていたり、特徴があります。

システムに慣れるまで人がいっぱい死にます。（でも心情が悪くなって、拠点が火の海になることはないよ。やったね！）

数の暴力あり。装備の質と遮蔽物の大切さを教えてくれる良ゲーです。

以下ネタばれ（攻略した状況と感想）☆☆☆☆

日本語WIKI的な攻略情報が見つけれなかったので、誰かのヒントになればええなぐらいのメモです。

【技術の発展】
技術を一段階発展させるアイテムをスカベンジするのがめちゃきつかったです。発展前に作れる装備の最高のもので固めても正面から殴りましたが数人簡単に死にました。誰も死なないようにするために私は以下の方法をとりました。
・トレーダーからよい装備を買う。
・敵に見つからないようにコソコソする。（ステルス）
※オートセーブしてくれるので、ステルスがオススメです。

【拠点】
・研究のポイントがたまりにくいので、研究施設は複数あったほうがよい感じです。
・ベッドと食卓は複数置けます。
・聖水が簡単に作れるうえ、それなりの金額で売れるので、中盤のお金稼ぎにいい感じ。
・防衛はキルゾーン作って、適当に蜂の巣にすればOK。
　（防衛構造は建築スキルの最上位で取れるよ。いらなかったけどね。）

【最終決戦の構成等】
壁役×２、スナイパー×１、レーザービーム×２、ライフル×２
・壁は回避メインとアーマーメインとどちらでも可。
・最期はやっぱり爆発オチだよな！って様式美が好きな方は、建築スキル持ちを連れて行くとよいです。
・回復スキルはトレーダーが売りにくるので、複数人に覚えさせたほうがいいです。

ではよい週末を！ハレルヤ！