ゲームを起動すると何故か「全てのJRPGファンへ」という英文が出てくる濃度100%のJRPG。
現状UIの遅延や不便な要素が多いので改善されてから購入した方がいい。

・仲間の数が多い
本作の最も特徴的な部分と言えばやはりこれ。
どのキャラも魅力的で全員に声優を起用する程気合が入っている。
本作のスピンオフ作品の開発が決定したというが、自分が好きなキャラが出るのであれば是非とも買いたい。

・強制加入メンバーを控えに回せる
好きなキャラでパーティを組める。更に主人公も控えに回せる。

・忠実なJRPG
宿屋に泊まると暗転と共に謎のジングルが流れる。
会話中は頻繁にキャラの頭上に「！」が出てくる等、JRPGには欠かせない謎のお約束が盛りだくさん。

・バッカーの名前がゲームに出てくる
クラウドファンディングで資金を募ったゲームなのでバッカーの名前やバッカーが考えたであろう拠点の名前等がゲームに登場する様が面白い。
特に面白いのが戦争のミニゲームで、戦っている最中に戦死者が出るとバッカーの名前が出てくるのだが明らかにウケを狙ったようなふざけた名前が出たり、基本ランダムなのか同じ人物が何度も戦死して大変シュールである。

・人外が多い
ゲーム序盤からパーティメンバーにイケふさな人がいる。
しっかり仲間を集めていれば人外だけでパーティが組める。
ユニコーンをオカズにしている海外ニキでも遊びやすい　※個人の感想です


・令和のゲームとは思えない程不便過ぎる要素が多い

1.ルーン関連が不便過ぎる
装備品の一部であるルーンは町に行かないと変えられず、ダンジョンで技を増やすルーンを拾ったとしてもすぐには使えない。
しかもルーン屋はどの町にでもある訳ではない。

2.パーティメンバーの入れ替えは宿屋か拠点でしか行えない
サポートメンバーに特定の人物を入れればセーブポイントで編成できるが、サポート枠という貴重な枠を使ってやっと普通のRPGと同じ利便性になるくらいなら編成はデフォルトで付けておけ。
控えメンバーは3人まで置いておけるのだが、宿屋で編成しなければ戦闘メンバーとの交代すら出来ないのは不自然。一緒に行動してるんじゃないのか？

3.移動速度を上げる方法が貴重なアクセサリー枠
これを装備する事を前提に敢えて通常の移動速度を遅くするくらいなら常にこの速度で移動させて？
移動中にキャンセルボタンを押すと主人公を歩かせる事ができるが、歩きなんて使わないからキャンセルボタンを移動速度アップにすれば全て解決するのに何故やらなかった。

4.融通の利かない作戦
回復アイテムの使用を許可していると回復量100の薬草を持っていても回復量10の料理を使って瀕死の味方を助けようとしてしまう。

5.オートセーブが不便
オートセーブのタイミングが限定的過ぎて殆ど役に立たない。
数十分にも渡るイベントの最中には一度もオートセーブもしてくれない。ちょっとした空き時間にメインストーリーを進めるのはリスキー。

・ゲームバランスが色々おかしい
1.防御の影響があまりにも大きすぎる
防御の計算式が現代の感覚ではあり得ない程酷く、単純な引き算なのか同じ攻撃を喰らって1ダメージで済むキャラと60ダメージ受けるキャラが出てしまう。
そんなバランスなのでタンク系キャラでパーティを組んだ途端難易度が急激に下がる。

2.キャラのバランスも色々とおかしい
キャラ毎に攻撃の射程が異なり、 S < M < L　の3種。当然射程の短いSのキャラ攻撃力が高いのがゲームとして理にかなっている筈だが本作はその限りではない。
射程がLなのに全ての性能が破格のキャラがいる。
それとは真逆に射程Sで魔法が一切使えない脳筋なのに魔法使い以下の物理攻撃力のキャラが居たり、射程Sは前衛に配置しないと攻撃が届かないというのに防御が低めのキャラが多かったり何かと不遇。

3.魔法が使いにくい
MPの燃費が悪すぎてダンジョン攻略中に使用するとボス戦までに枯渇する。
攻撃魔法の威力も消費に見合わないものばかりで、ボス戦では攻撃力を上げるバフを掛けて物理で殴った方が遥かに効率が良い。

・戦闘中やUIのテンポが悪すぎる
メニューの切り替えに謎の間がある。
戦闘のテンポは本当に悪く、アニメーションが長すぎる雑魚的との戦闘は苦痛。
ところで、逃走に成功したメッセージを約3秒間見せる意味とは？

・ミニゲームの中で頭一つ抜けてクソなものがある
戦争と一騎打ちがあまりにもつまらない＆ゲームのテンポが悪いので事実上クソゲー。
どちらにも共通して言えることは、戦略性もないのに無駄に演出が長い。
寄り道ではなくメインストーリーで発生するので避けようがない。これ自体をスキップさせる機能を追加して欲しい。

・パッドでプレイしてもマウスカーソルが消えない
マウスカーソルも仲間の一人なのかも知れない。


プレイヤーを苛立たせる要素が多いがゲーム自体はつまらなくないので一応親指は立てておく。
特にキャラの個性と数は際立っているので、事前に情報を仕入れて気に入ったキャラが居たら購入するのもアリかも知れない（全員が戦闘に出せる訳ではないが）
今年発売した9000円のプレイヤーに不便を強いる国産クソアクションRPGよりは断然マシ。

良かった点は、SFCやPS1時代のRPGと変わらないので、ダメな点だけ、愛を持って列挙します。

・UIがわかりづらい。メニューや店の、どこで何ができるのか不明瞭。ステータス > ルーンの画面とルーン屋の変更UIほぼ一緒なんだからどこでも装備させてよ。
・ステータス画面のウィンドウ切り替えや回復エフェクト後に操作できない謎ウエイトがあったりと、いたるところで操作不能の変なウエイトがかかっていてテンポが悪い。
・主人公の背後のブラー処理がきつくて目にくる。
・戦闘時のカメラワークが無駄に動いて何やってるかわからない。キャラクターが同時に動くんだからカメラは固定しよう。うん。
・マップの移動が遅い。遅すぎる。「このボタンで歩けます」いや、そうじゃないだろ。
・移動速度アップのアクセサリの意味は？　ワールドマップ上にもっとギミックがあったり、足が速くなるといけなかったところに行けるなどがあるならわかるが、なにもないのだからアクセサリなど装備しなくても最初から移動速度を早くしておいて…
・まとめ買いができない。
・レベルアップが虚無。次のルーン枠が解放されるのは10～20レベルぐらい上がらないといけないので、その間はステータスが上がるだけでプレースタイルに変化がない。
・100人いるから仕方ないが、育てる自由度はない。アイテム付け替えだけ。
・ボスやマップのギミックで何回も同じ演出を見せられるのが苦痛。簡略化してください。
・MPの燃費が悪すぎる。
・アクセサリとルーンまで持てる数が30。このせいで仲間の入れ替えやルーンの付け替え、ダンジョンに潜る前に倉庫とルーン屋を行ったり来たりすることになって地獄。いくつでも持てるようにするか、ルーン屋に行かなくても着脱できるようにしないと面倒すぎて仲間を入れ替える気もおきない。
etc

そこは当たり前に配慮をしてほしい。
QAって思った通りに動いているかじゃなくて、よりよくするために何が必要かっていう視点でもやるべきだと思いますよ。
特に移動、メニュー、戦闘周りは、なん百、何千と繰り返すのですから配慮してしたりないなんてことはないはずです。絞り出してください。

偉そうですが、過去の経験や栄光にひたらず「本当にこれでいいのか」を突きつめてゲーム制作をしてほしいです。
ましてやこれはクラウドファンディングで、制作陣も作りたいゲームだったはずですし、あの幻想水滸伝を作ったスタッフならもっとできるはずです。

今作は微妙でしたが次回作はまた買います。期待してます。

キックスターターに参加して、待つこと数年・・・やっと遊べました^^;

発売前に逝去されました村山氏のご冥福をお祈り申し上げます。

プレイ感想としては、最近の親切ゲームに慣れてる人には色々と不便なとこも多いって感じるかも知れませんが、古き良き時代のRPG知ってる人や、魂の経継承作とも呼ばれている幻想水滸伝シリーズにハマってた人には刺さります。
自分的には、オススメです。

難易度も自分で調整できるので、ハードで無理って思えばノーマルに落としてクリア目指すのもアリです。
(但し難易度調整は、ハードからノーマルへは落とせますが、ノーマルからハードへ上げる事は出来ないので注意)

多分全仲間キャラを迎え入れるのは、大変だと思うけど何周目になるか分からないけど、やり遂げたいですねぇー^^;　

即入金したバカなバッカ―のひとりです。
・平坦なストーリーと印象の薄いテンプレキャラたち
・テストプレイしてたらすぐ気づくレベルのバグに遭遇したり(60FPSにするとエンカ率激減)
・ムダにHP10ハンマーを越えるボスのおかげですさまじくダレる戦闘
・PS時代をほうふつとさせるUI
・やたら燃費の悪い産廃魔法
・履いたら外せなくなる呪いのシューズ→マイナスをゼロに感じさせるアイテムは悪手。
数々のクソ要素にメンタルをやられかけたプレイヤーに立ちはだかる序盤の山場、試練の遺跡。
前金払ってなかったらたぶん精神的にムリだったが後でどんな低評価レビューつけるかだけを心の支えとしその怒りをユースケの拳にためてためていま必殺の徹甲パンチでクリア。
なんかそのままズルズルとゲームクリアまで……くやしいっ

テレポと交易でカネの問題が解決し始めると少しずつ快適になってゆき、自由度やお約束のコンテンツが増えて物量の力で不評が賛否両論くらいには上向いていきました。
後半は剛力のルーン4つつけたサメ姉貴が4ケタダメージ出すようなパワープレイも可能。
約60時間かけて仲間全員集めてほぼ遊びきった今なら、まあまあ楽しんでいたと思えなくもない。

総じて美術部と演奏部はいい仕事していたと思います。(なるけみちこが歌ってる！)
一騎打ちはシステムこそ不自由で精神的過去作から何ら改善されていませんが、演出としては格段にパワーアップしており、これはこれでわかりやすい進化点なので評価したいです。
あとは音声切替が楽にできるところでしょうか。
英語ボイスでたまに笑えるキャラを見つけるのが楽しかったです。

ズルい気もしますがプレイヤーの期待する古き良きってのは
2024年最新のゲームデザインと知見で洗練された古き良きであって、開発者の逃げ口上に堕しかねないヘボいUIとか思想から生まれた前時代的理不尽要素ではありません。
システム・キャラ・UIともに精神的過去作のデッドコピーをなぞってる感覚がぬぐえません。
ゼイタクいうと大人数キャラRPGのゲーム性やコンテンツがさらに発展した姿が見たかった。
（劇場の役者がフルボイスとかそういうことではなく）

とはいえしょせんデザインもシステムもガワの話。
至上の名作と名高い過去作2も当時のゲーム媒体の制約のなかで、戦乱の理不尽や恐怖に翻弄される少年少女たちの苦難と冒険、痛ましくも鮮烈な友情を描ききった非常に完成度の高いストーリーだからこそ四半世紀経っても語り草になってるわけで、今回お出しされたものに私含めたバッカーどもがいちばん期待してたのもおそらくそこだったはずですが、どこかで見たようなテンプレキャラの繰り広げるどこかで見たようなテンプレ展開に終始する様子を見てプレイヤーはゲームの早い段階でその手の期待を持たなくなるでしょう。本当に残念だ。

標榜するところのJRPGがイキの良かった時代に生まれた良くも悪くも心に痕を残すストーリーテリングや先鋭的な演出は、現代ではインディーゲーム界隈にその多くが受け継がれさまざまに変貌を遂げています。
百英雄伝は王道の模倣に執心するあまり、それらの遺産を受け継げていないようです。

試練の遺跡クリアまでは言語道断。そこ抜けて5～60時間遊んだら、それなりに大量のコンテンツ量で脳みその思考回路もいい感じに低下するのでうああ～モモちん(英語音声推奨)つよい～みたいな感じで泡吹いてクリアする頃には賛否両論～やや好評の中間くらいの評価に落ち着くのではと思われます。
なんせ「それっぽい」ゲームではあるので。
というかここでボロクソにけなしたままだと過去の名作の思い出に傷がつくようで気分が悪い。
もし次回作が出るならもう少し攻めた内容になるのではないかという淡い期待を1ボッチ添えてサムズアップ。

ストーリークリアまでプレイしたのでレビュー。
このゲームは『幻想水滸伝』という名作RPGの開発スタッフが携わって開発しているPRGです。
そのため、幻想水滸伝を踏襲したシステムが多く、幻想水滸伝が好きだった方はとても懐かしい気持ちで遊ぶことができると思います。
キャラクターやシナリオも同様で、プレイしていると様々な箇所で「こいつ〇〇に似てるな」や「これ幻想水滸伝であったシーンだな」と感じました。

このゲームは百英雄伝の名の通りキャラクター(仲間)が非常にたくさんいるのでパーティ編成をするときの選択肢が非常に多く、何度でも楽しめると思います。
ただし、その分、仲間集めは大変です。
ストーリーを進めることで仲間になるキャラクターもいれば、いろんな都市を訪れて特定の条件を満たさないと仲間にならないキャラクターもいます。
(アイテムを渡す、戦闘で勝利する、ミニゲームに勝利する、などなど)

百英雄伝には仲間集め以外にも本拠地拡張やミニゲームといったやりこみ要素があります。
ミニゲームは種類が豊富で、ミニゲームに熱中しすぎてメインストーリーが進まないこともあるかもしれません。
こうしたやりこみ要素が多く、仲間集めやミニゲームのすべてを遊び尽くそうと思ったら100時間は遊べると思います。

・戦争イベントというシステムがあるのですが、各部隊が戦闘をするシーンが長く、戦闘中はプレイヤーは基本的に見てるだけなので手持ち無沙汰になりがちでした。
・一騎打ちイベントでは、幻想水滸伝では「攻撃、防御、必殺」という３すくみの要素があって敵の発言をもとに敵の行動をよみながら裏をかく心理戦があり、３すくみを活用した遊びでしたが、このゲームの一騎打ちイベントは３すくみになっておらず、テンションゲージを貯めて仕掛けるだけになっているのであまり楽しめなかったです。
・アイテムが宝箱からドロップするのですが、ルーンという強化アイテムがお店にもっていかなければ使えないため、ダンジョンでたくさんドロップすると所持品の枠を圧迫してしまい、所持品を捨てなければならなくなりがちです。
・所持品がいっぱいの状態で宝箱を開けようとした場合、何が入っているのか確認できないので所持品を捨てる必要があり、宝箱を開けたときに不要なアイテムだったとき所持品捨てなきゃよかったなと思うことがあります。
・MP回復のアイテムがお店で購入できないため、魔法が使いづらく感じました。

一部進行不能となってしまうバグがあるようです。
なので１つのセーブスロットに上書きするよりも、小まめに分けてセーブしておく必要があります。
なお、ロードが遅いという意見が発売前にプレイヤーから出ていたようですが、PC版ではロードはとても早く、特に不自由なく遊ぶことができていました。

幻想水滸伝が好きだった方には懐かしさも相まって楽しめるゲームになっていると思います。
幻想水滸伝を未プレイの方はもしかすると古臭かったり、遊びづらいゲームに感じるかもしれません。

ひとまずストーリークリアまで終わったので。

まずですが、とてもおもしろかったです。

クラウドファンディングに参加して本当に良かったと思っています。

そして、これから二周目にもトライしていこうかなと。

個人的な評価をまとめると

「声がついて超リッチになった幻想水滸伝」

という感じです。

ただ、本当に不満点も多く、オススメとしていいものか…とも思っています。

以下に個人的に感じた良かったところと悪かったところを列挙します。

ネタバレも少し含みますのその点は留意願います。
（ストーリー的なところのネタバレはしていません）

▼キャラクターが魅力的で多彩
とにもかくにもここが一番でキモ、本当にキャラクターが素晴らしい。
主人公のノアはストレートに主人公しているし、脇を固めるメインキャラたちもキャラが立っています。
個人的にはマールリッジさんがかなり好きです。
敵ボスのオルドリック公爵もルカ・ブライトほどではありませんがしっかり悪役且つカリスマ的な立ち回りで好きです。
正直動機が今ひとつよくわからず最後は小悪党か？となった辺りで幻滅はしましたが。
声優様の熱演も相まってキャラの魅力はとても引き出せているなと。
デザインも本当にどのキャラも可愛いしかっこいいし大満足です。

▼シナリオ
幻想水滸伝の息吹を強く感じさせる王道的なストーリー。
単純ではありませんが勧善懲悪感もあり、且つ主人公の成長もある。
様々なキャラを少しづつ仲間に加えながら大きな敵に立ち向かっていく感じは本当にたまらないなと。
おそらくほとんどの人がイメージする幻想1・2に比べれば完成度の低さは否めませんが、王道的でわかりやすかったのは好意的に受け止めています。
何より空気感が素晴らしいと感じます。
好みもあるでしょうが、自分は好きです。

▼BGM
非常に良いです。
耳障りが良く、ゲーム体験を阻害することがなく、世界を盛り上げる。
且ついくらでも聴いていられるような素晴らしいBGMです。
サントラ流しながら作業したくなります。

▼システム
とにかく幻想水滸伝を感じさせます。
交易、鑑定、本拠地、etc…。
古くからの幻想水滸伝ファンはこれだけでも超満足かなと。
自分も本当に嬉しく、幻想だ！幻想だ！と何度も口に出しながらプレイしました。
戦闘の感じ、ドットの雰囲気、ゲーム全体を流れる空気感、すべてが「幻想水滸伝だ！」と感じさせてくれて本当に…。
スタッフの皆さんもキックスターターに参加してくださったみなさんも本当にありがとうございます。
このゲームが令和にプレイできたことに感謝します。


▼戦闘キャラのバランスが悪い
個人的にキャラが大事なゲームと考えるのでまずはこれから。

回避系近距離前衛(ミオとか)は回避率が低いのか敵の命中が高いのか、攻撃に当たりすぎて正直使いづらい。
せめて中距離であってほしかった。
特にミオはストーリー中で強制的に加入してくることが多く、近距離だから前に出さなきゃならないのにすぐに死んでしまう。
このため回復するより復活させずに5人で戦ったほうがアイテム消費もなくコマンド入力の手間の省けてマシとなるが、
これは本当に無駄だし邪魔と感じました。
キャラ自体は好きなのにゲームデザインでヘイトを覚えてしまうのはデザイナーの不手際と言うか怠慢と思います。

後衛は攻撃食らった場合にダメージが軽減されるなどの措置が欲しかった。
直接狙ってくる相手がいるとHPの低い後衛はすぐに死んでしまうため扱いづらすぎる。

また、複数枠を使うキャラはその価値を感じられない程度の強さでしかない。
一人で2人分の仕事ができるわけではなく、普通に通常キャラの一人分程度の仕事しかできないため、
複数枠を取る意味がわからない。
せめて2回行動ができる、代わりにSP回復は1ターンずつなどのちょっとデメリット…ただしスペックは高い
くらいじゃないと経験値配分の面で言っても使う意味がまったくないを超えて使うことが大きなデメリットになっている。

キャラが多いゲームなのでかなりの愛がない限りはこうしたキャラは結局ベンチウォーマーになる。

ルーンの装備できる数やデフォルトのルーンで差が出るのはいいとしても上記はかなり深刻、且つ救いがほとんどない状態で使っても弱いどころか使うに使えないのは本当に調整したのか疑わしくなります。

また、サポートキャラで戦闘時になんらかの効果を発揮するキャラは毎回発揮で良いと思う。
素材集め系は中盤からは使い所がなく結局それ以外になるが、
戦闘効果系はせっかく強いのに発生がまちまちすぎてやはり使えないと感じる。
バランス的にも毎回発生で問題があるとは全く思えず、なぜそうしていないのかが意味不明。
結局カバン容量アップかダッシュになる。
せっかくの多彩なキャラに効果が非常にもったいない。

キャラクターが魅力のゲームなので、救いようがないくらい弱いキャラはつくらないでほしかったというところ。
調整次第でどうにかなるところですし今後のアップデートで救われることを期待します。

▼説明が不足しすぎている
次に行く場所の説明とかではなく、システムについての説明が不足しすぎていると感じます。
例えばステータスアイコンの説明。
どういった仕事をするステータスなのかどうかどころか、マークだけで名前もわからないのでイメージもし辛い。
おそらくローカライズの手間を省きたかったのでしょうが、これではただの手抜きです。
ルーンの説明でなんとか理解できましたが、それを見ないとわからないというのはどうかなと思います。

カードのアイコンなどもそうで、とにかくこうした「システム上の説明不備」がやたらと多いです。
結果としてゲーム自体を戦略的に楽しむことが難しくなる。
どうせわかんないし作戦も何もなくパワーカードを投げるだけでいいやとなってしまいます。

ヘルプも肝心なところの説明が抜けてるという物が多く、ほぼ見返しても意味がないので見る気がなくなります。

こうした手抜きとしか思えないような非常に不親切な箇所が目立ちます。

▼移動の問題
ダッシュは通常でももっと速度があってほしい。少なくともダッシュブーツ時のダッシュ速度がデフォルトでいい。
マップが広すぎるため、現在の速度はあまりにも遅いと感じる。

世界観のために仕方ない面もあるのかもしれないが、店と店が遠すぎるなどマップの構成に不満を感じることが多かった。
このゲームではセーブポイントも兼ねているのだから宿屋は"常に"街の入り口付近に配置してほしい。
やはりこれもキャラのサイズに対してマップのサイズが広すぎることも原因。

街の中でファストトラベルさせてほしい。
これもマップの広さry

▼UIデザインが悪い。
パーティー編成時にソート機能がほしい。
レベルや能力値、装備でのソート機能があるだけでかなり違う。

アイテムのソート機能が微妙で使いづらく、キャラも非常に多くなるのにキャラのソートも今ひとつ。
拠点で一括身支度する際にキャラを探すのがとても大変だった。
せめてソートメニューに「現在仲間にしているキャラ」などのメニューがほしい。
一括身支度では拠点に出来た施設はその場で利用できるなどの措置があっても良かったのではないかと思う。
また、装備を引っ剥がす機能はいいのですが一人ひとり選ぶのも大変なので現在パーティーにいないメンバーは一括で引っ剥がす機能も欲しいです。
装備部位でのソート機能もあると尚良し。（特にアクセサリーは付替えが多いのでかなりほしい）

また、拠点でのアイテム倉庫のソートが非常に悪い。
装備とアイテムしかタブがないためアイテムを探すのがものすごく大変。
装備ならせめて装備部位ごとのタブがあっても良いと思う。

▼演出系はもう少し飛ばせるようにしてほしい。
例えばですが鍛冶の演出をいちいち見るのは面倒くさい。
戦争パートの演出も長い、移動だけの場合ですら演出がかかって飛ばすことすら出来ない。
イベントに関しても飛ばせるようにしてほしい。特に二周目もあるのならなおさら。
B長押しでスキップ可能と知りました。説明しといてくれよ…。こういうとこだよ…。
こうした細かいウェイトポイントが多すぎてテンポが阻害されるケースが散見される。
快適なゲーム体験というのは現代のゲームにおいては非常に重要なファクターと思います。
昔に比べてずっとエンタメが増えた昨今では「かったるい」と思わせた時点で失敗です。
改善すべき点かなと思います。

▼自動でテキストが進む機能はイベント中でもON/OFF切り替えできるようにしてほしい。
事前に設定しておかなければならないのは不便。
また、バックログ機能もほしい。
うっかり読み飛ばしたときに情報を二度と確認できない。

▼カメラ問題
ワールドマップに出た際のカメラの方向を自動で設定しないでほしい。
出た際に混乱してしまう。
北固定、もしくは町やダンジョンに入る前の方角のままにしてほしい。

ダンジョンや街で自動でカメラが動くときに妙な動きをすることが度々あり、悪酔いしそうになる。
おそらく苦手な人はほんとうに酔ってしまうと思う。
手動での回転もできないのも違和感。
大型オブジェクトで画面が"完全に"覆われるようなマップデザインになっているのにカメラが回転もできないのは違和感がある。

▼料理対決イベントが長過ぎる上に運ゲーすぎる
審査員が完全ランダムで、好みもほとんどランダムのため結局ほぼ運ゲー。
ショートケーキで5点取れるキャラがフルーツパフェに0点入れたときは「は？」と声が出ました。
相手の料理が好みにハマってしまうとある程度当たりでもきついし、
逆に好みに外れている場合は適当でも勝てる。
そんなわけでつまらない割に何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もやらされてものすごく長い。
まだあんの？と何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も思いました。
正直3戦くらいでも十分。
でもこれを終わらせないと仲間にならないキャラが居るためキャラを揃えようと思うとやらないと行けない苦行。
イベント内容も不自然に人が死にまくるし、なんだかなぁという感想です。
できの悪い料理漫画なんでしょうか、それにしたって死にそうな目に合うことはあっても普通死なないでしょ…しかも料理関係ないし…。
挙句の果てにカードパックでネタバレされて「もうだめだこれ」となりました。
ベーゴマについてもだいたい同じことが言えます。
とにかくイベントが多すぎるし長すぎるし面倒すぎる。
ミニゲーム強要はRPGではご法度だと覚えてほしいです。


▼SP温存の意味がわからない
温存しても戦闘後にSPがなくなってしまう。
作戦自体の意味がわからない。

▼ゲームバランス
戦闘ゲームバランスについては昔ながらの…という感じですがまぁ不便とはまた別な問題ですし、
それはこのゲームの個性と捉えてよいものと考えているので個人的には問題なし。

ほとんど詰まることはなかったので難易度自体はちょっと高めかなという程度でした。

ただ、たまにあるボスクラスとの強制連戦でセーブも回復もできないのは流石にどうかと思いました。
（これはバランスではなくデザインの問題）

また一部の仲間加入条件の煩わしさはちょっと…特にシャリンメダイは…。
ミニゲーム強要系の仲間はだいたい
「なんでこんなことやらされてんだ」
と人生を振り返りたくなるくらい面倒くさく、かつ長い。
いつの時代のゲームやってるんだっけと思わされます。
煩わしさを難易度と履き違えるのはクソゲーの第一歩だと思うので、こういった点は批判されて然るべきかと愚行します。

一部ルーン技が死に技となっていて使いづらいのも微妙なところで、50％で外れるような技がデフォルトで付いていて外せないキャラはそもそも使うなと言われてる気すらします。

▼[同行者]欄
おそらくバグだと思いますが、1人しか連れ歩け無いのに枠が4つあり、なぜか同行者を設定した後は必須キャラが配置できるようになります。サポートキャラではなくとも。
何が起こるかがわからなく怖いため実行はしていませんが、サポートキャラ以外をサポート枠に置いたら何が起こるんでしょうか…。
直ちに危害があるなどのバグではありませんが非常に紛らわしいため修正を期待します。

▼一騎打ちが理不尽ゲー
演出はとてもよいです。演出は本当にいいんです。
しかしながらじゃんけんになっているわけではないが非常に割の悪い運ゲーかなと思いました。
明らかに相手のほうがスペックが高く回復やスキルなどがないため対策のしようがなく、運で上振れ無い限り基本的に勝てない。
とにかく理不尽を強いてくるという印象が拭えなかった。システムの設定もほぼないようなもんだし。
こんなことならじゃんけんゲーのほうが一万倍はマシです。
ブレイクポイントとやたらたまらないテンション溜めて仕掛けなければならないとかいうクソシステムがなければまだ良かったんですが。
あるいはこちらにもブレイクポイントの設定があるかどちらか。
溜まるまで迎え撃つしか無いがその間はダメージが蓄積されるため、ブレイクした後はうまいこと引きがいい組み合わせにならない限り勝てない。
しかもしかけるも失敗することがあり、こうなったらもう終わり。
せめてリタイアでやり直しでもさせてくれと思いまくりました。
とにかくイライラ要素がひたすらに強いストレスクソ運ゲーでした。
いくらなんでも相手"だけが"有利な一騎打ちはダメすぎるでしょ…。
この作りならイベント演出だけで十分だったと思います。
勝つまでトライさせられるじゃんけんにもなってないゲームなんだから。

▼英雄コンボの大半が魅せ用
複数人のターンを消費して攻撃する割には割に合わない技が殆どで、
これをやるなら別々に通常攻撃したほうが強い…というものが大半。
せっかくの演出がこれではもったいないと感じました。

▼その他の不満点
釣りポイントは初めからマップに表示してほしい。

占い屋で確認した情報は常時メニューで見れるなどできるようにしてほしい。
いちいち拠点に帰って占い屋に声をかけるのは非常にオーバーヘッドが大きい。

ワールドマップではどこでもセーブできても良かったように思う。
宿屋セーブは幻想っぽくあっていいんですが、流石にだからといっても古きに堕していいというものでもないかと…。
それも残しつつ更にブラッシュアップしてユーザーフレンドリーにすることこそ正統進化かなと愚行します。

拠点でキャラの装備を剥がすことが可能だが、何らかのイベントで突然パーティーメンバーの編成を求められるケースが有りこのときに装備を変更できないことが結構あって困った。



▼カードゲームの演出が長すぎるし無駄すぎる。
実績のために120回以上という途方もない回数やらされるのにとにかく演出が長い。
いちいちターン演出とか意味もないリーチ！演出などは一切不要です。
一度見るくらいは構いませんが、飛ばせるオプションくらいつけてほしい。
やりこみ要素とはいえこれはシンプルに理不尽。
鍛冶とか本拠地増設のときにも思ってたけど、こういう演出は回数重ねると本当に虚無になるので飛ばせるようにしてほしい。

▼台本集めも大変すぎる。
正直これをランダム出現にする意味が全くわからない。
再抽選に30分待たせるのもひたすらに苦行なだけでなんの意味があるんでしょうか。
そんなにプレイヤーが憎いんでしょうか？


以上となります。

良かった点に対して不満点の数が多すぎてどうだったんだよ！思われるかもしれませんが、

これだけの不満点がありながら面白かったと思える出来だったとも言えます。

個人的にはこれらを改善していただいて初めて「オススメだからやってみて！」と胸を張れるかなぁ…と思っています。

が、それでもなおここではGoodの意味でおすすめとさせていただきます。
次回作への期待も込めて。

＞スタッフの皆様
またクラウドファンディングやるなら絶対参加させていただきます！ありがとうございました！

良くも悪くも幻想水滸伝の頃から何にも変わってない
当時から無駄に歩くの遅くてイライラさせたりするシリーズがあったり
作品自体は面白いのに痒い所に手が届かない事が多かった
今回もスタート時では所持できるアイテム量が少なかったり
面白くもないマップのミニゲーム要素があったり
経験値補正があって強くなるほど雑魚専のうま味が減るシステムなのに
逃走失敗する確率が結構高かったりと
なんか全体的に少しずつストレス溜めさせる作りになってる
もう少し快適性を追求しても良いと思う
面白いのにもったいない出来

劇場が気になっているならちゃんとおすすめ。

劇場以外では普通なのにいきなりラップを始めたりミュージカル調になるキャラがいたり、やる気0/棒読み/独特の訛り等々大根演技のレパートリーも多彩で台詞差分が思ってた以上に多い。殆どの役で固有の台詞が用意されているキャラもいて、劇場で本領発揮するタイプの仲間も少なくない。
幻水3の頃と違い完全に配役は自由で、シリアスムードの中仲間入りした真面目な老将軍なんかもすぐに赤ずきん役をやってもらえる。
恥ずかしがるキャラと同じくらいノリノリで異性役をやるキャラも多く、演技方法やキャラクター造形の参考にもなりそう。

キャラのセリフについては全種を自力で見るのは不可能なレベルの収録数ですが、そのお陰でストーリーに絡まないキャラでもずっと無言になり空気化するという事もない
サブイベントでの他愛ない相槌からツッコミ等仲間キャラ全員に個別台詞がボイス付きで用意されており、劇場以外のミニゲームも贅沢にボイス入り　そのせいか容量も多いのはご愛嬌…
色んなキャラを見たい人には楽しめる要素が多いと思います

ただ劇場を繰り返しやる際にもプレイヤー的に割とどうでもいいリザルト表示や各種画面遷移に時間がかかったりと、ゲーム自体のUI面の不親切さはどうしても気になってしまうところ
他のミニゲームも全体的に演出やメッセージ表示の長さなどが積み重なりやる気が削がれる部分もある。ミニゲームに関連する実績も多いので尚更。

幻水フィルター込みなら良ゲー
純粋にRPGとして見ると凡作

拠点拡張や各種ミニゲーム等充実して遊べる要素は結構ある
戦闘バランスはあまりとれていない
魔法がほぼ産廃だったり、連携攻撃より個別に殴ってる方が強かったりと
機能を活かしきれてないバランスという感じ。

各種システム面に「今時のゲームでこんな仕様で出すか？」みたいなものが多数ある
アクセやルーンを装備しないと移動速度が速くならない等
貴重なアクセ枠やルーン枠がたかが移動速度上げる為だけに埋まる
各種町にある施設がバラバラ（ある町ではルーン屋があったりなかったり）
いつでもどこでもルーン変更出来ないので新しく来た町にルーン屋がないと付け替える為だけに拠点戻らないといけないとか
ダンジョン中で新しいルーン拾ってもすぐに使いたきゃまた拠点かルーン屋がある町に戻らないといけない等
仕様上快適性がかなり低い
宿屋でPT編成出来るがルーンは変更できないので編成変えたらまたルーン屋いったり等かなり面倒
拠点である程度まとまって編成や装備やルーン変更出来るが、キャラの数が多いゲームでこういう面倒な仕様にしたのはセンスねーわとしか言いようがない。
宿屋で寝ても編成してるPTだけ回復とかね、いやそこ編成してないキャラも普通回復対象だろ、と。

戦争も基本見てるだけで味気ない、適当にやっても勝てるのでデキレース的なポジション。
あとキャラが多い弊害か、１キャラへの掘り下げもほぼなく話しかけるだけで仲間になるのが多いので愛着もわかない。

９０年代のゲームをグラだけ綺麗にして中身は劣悪な感じ
ボリュームはそこそこある
システム面の不便なところをキャラの装備等で補う仕様が今の時代のゲームに合ってない感じがした。

幻水ファンならある程度楽しめるとは思うが、それ以外の人はシステム面でのストレスが多いのでオススメしない。

実績コンプリートまでプレイした感想です。
（幻想水滸伝シリーズ全てプレイ済）

発売してから数日経過後の賛否両論である状況を見て購入するかすごく迷っていました。

結論から言うと私は買って良かったと思っております。Switch版で目立っている不具合関連も
Steam版では、低スペックPCで170時間プレイしてもクラッシュやバグは1度も無く
非常に快適にプレイできました。（クリア後要素の1つを除いて）

大きな不満点は、バッカー（出資者）の名前がエンドロール以外に出てくること。
ゲーム内の町や村にいる汎用NPC、戦争時のログ等で大量に出てくるのが...

ストーリーやゲーム内の内容について、事細かくレビューをしたいのですが
ネタバレになるかと思いますのでそういった部分は書かないでおきます。

＜オススメする方＞
・幻想水滸伝ファン、特に1 or 2 が好きな方
・昔のRPGゲームに慣れている方

＜オススメできない方＞
・今風のゲームが好きな方
・UI周り等の利便性を重視する方


もし、本作品をプレイするなら必ずとは言いませんが「百英雄伝 Rising」を
先にプレイしておくことをオススメします。


最後に、村山吉隆氏へ感謝を。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。