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20.4 hrs on record (9.8 hrs at review time)
PCゲームのメトロ2033は私の人生の中で一番美術、芸術的に優れた作品だと感じました。

この作品の原作はロシア人作家ディミトリ氏が手掛けた『metro2033』という小説で文明社会が滅び放射能の影響で地上に住めなくなった人々が地下鉄(メトロ)跡の廃墟を住居にして生き延び突然変異によって生まれたミュータントたちが地上を支配するというストーリーです。

ディミトリ氏は12歳からのゲーマーでありゲーム化されることは映画化される事と同じくらい光栄であると語っていてゲーム化される事で本を読まない世代でも物語を感じることができると考えているそうです。

ディミトリ氏の作品はメトロに住む人々の描写が素晴らしい、とくに紙幣や硬貨が価値のなくなり弾丸を硬貨として使用する発想は衝撃を受けた。

私がこの作品を選んだ理由はまるで自分自身が体験しているかの様な没入感にあります。

主人公は幕間の独白を除き、ほぼしゃべらないそれにゲームに必要なゲージ類(UI)を排除しているので次々に起きる出来事が直接伝わってくるように感じる、たとえるならジェットコースターなどのアトラクションに乗っているかのようにです。画質も息をのむほど美しくそこにいるかのように感じさせてくれます。

没入感は優れた作品にしか生まれないと私は考えています。優れた写真には引き込まれるような美しさがあり、優れた音楽には身を委ねたくなるような美しさがある。没入感なくしては美術芸術は語れません、だからこそゲームであっても芸術品として語ることができるのだと私は思います。
Posted January 22, 2016.
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