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おそらく人によって好みが分かれるであろうWWⅡのFPS
シングル・マルチ共にあり（マルチは人が全くいない）
2014年リリース

・ストーリー
第二次世界大戦のワルシャワ蜂起を中心としたレジスタンス活動を描く物語。
ストーリーに関してですが、レジスタンスものなので味方と共に戦うのを想像していましたが、単独行動が多く、味方がいても
戦闘では空気になりがち（味方のAIが良くない）で熱い展開があまり感じられず。後、主人公が1人でV2ロケットの発射基地を制圧する展開にはさすがにつっこみたくなりました。
時期的にWWⅡものが珍しく、さらにレジスタンスもので珍しさに拍車をかけているのにストーリーの印象は個人的に薄かったです。

・グラフィック
グラフィックはCryengine3を使っていて、2014年のゲームの割には綺麗ではないです。そのわりにはエフェクト処理が重い。
また、カットシーンの画質がなぜか荒く、ムービー<ゲーム画面という状態。

・ゲーム性
ステルスとアクションのバランスがちょうどよくて、どちらでも楽しめるのが魅力。
ステルスは敵に気付かれないように敵をおびき寄せて倒したり、死体を隠したり、敵の視界に入らないように進んだりと今でもよくあるステルス。しかし、ステルスに失敗しても圧倒的に主人公が不利になるわけでは無いため気軽にステルスが出来る。失敗しても敵の量が増えるだけなのでデメリットはあまりない。
ただ、結構判定が甘くて発見ゲージが最大まで行かなければバレない（でも死体が見つかったり、銃声がすると警戒状態にはなる）ので多少無茶が出来ます。横にいても平気なこともあります。そのかわりに視力が高め。
戦闘に関しては、主人公の体力が高く（かわりに回復速度が遅い）、敵の体力が低いため敵をどんどん倒せて爽快。ただ、無理をすると死ぬので、隠れるのも重要です。
また、武器バランスがしっかりしているのでスナイパーライフルで狙撃もよし、マシンガンで突撃もよし、ライフルで隠れつつ戦うのもよし、ピストルも結構強いのでピストルで戦うのもよし、というように戦闘の幅がとても広い。加えて、効果音に重みがあって、銃を撃っているという感じが伝わるのも好評価。
QTEや初見殺し要素はありません。今どきのFPSとは少し違うゲーム性

・ゲームテンポ
ゲームテンポが比較的ゆっくりなので速いテンポが好きな方には不満が出るかもしれません。

・AI
敵のAIは良くカバーポジションを変えたり、裏から回り込んできたり、見つからないように接近してきたりなど、かしこい一面があります。
しかし、撃たれても同じ場所でカバーしたり、棒立ちだったりするのでおバカな一面も見られます。
味方のAIはやる気あるのかと言いたいくらい悪い。

・レベルデザイン
マップは基本的に広く、一本道ではないのである程度は自由に進める事が出来ます。しかし、使われていない部分も多くもったいない感じがしました。

・まとめ
可もあり不可もありという感じで人によっては意見が分かれるでしょうが、私はこのゲームをおすすめします。
バランスが全体的にとれていて、戦闘もステルスもやりごたえはあります。微妙な点は多いですが、
今どきのFPSとは少し違ったFPSをやりたいのであれば、セールが来た時に購入してみてはいかがでしょうか。