JUMP KING QUEST
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日本語化MOD
От jcky_2
JKQのテキストを英語から日本語に翻訳する方法
   
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JUMP KING QUESTの日本語化
※本記事はJUMP KING QUESTの公式日本語版がリリースされる前に書かれたものです。公式版が出たら大人しくmodを削除しましょう。

■はじめに
 2025/2/13にJUMP KING QUEST(以降JKQ)がついにリリースされました。本記事執筆時点では英語版しかリリースされていませんが、幸いJKQはUnityで開発されているため、XUnity.AutoTranslatorを導入することで日本語環境でゲームをプレイできるようになります。

※【免責事項】XUnity.AutoTranslatorを導入する前に、必ずデータのバックアップをとるようにしてください。また、導入前後で重大な問題や損害が発生しても当方は一切責任を負いません。内容をすべてご了承いただける方のみ、導入を行ってください。



■XUnity.AutoTranslatorの導入
  XUnity.AutoTranslator [github.com]はUnity向けゲーム内に登場するあらゆる文章をリアルタイムで自動翻訳してくれるツールです。指定した翻訳エンジン(google翻訳やDeepLなど)を使い、結果を自動的にローカルPC環境へ保存するため、一度翻訳が終わった文章はインターネット未接続であっても使用することができます。また、翻訳結果を手動で編集したり、各ユーザ間で共有することも可能であるため、非常に使い勝手が良い便利なツールです。


インストールに必要なもの
以下2つが必要です。
  • XUnity.AutoTranslator本体
  • フォントデータ

 本体とフォントデータは以下のURLからダウンロードできます。
ダウンロード先URL [github.com]

リンクを辿ると以下のようなファイル群が出てきます。
(XUnity.AutoTranslatorファイル群)


※記事執筆時点ではv5.4.4が最新版のようですので、このバージョンであることを前提に記述します。

本体は
「XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher-5.4.4.zip 」[github.com]、フォントデータは「TMP_Font_AssetBundles.zip」[github.com]をダウンロードしましょう。ダウンロードが完了したらそれぞれのzipファイルを解凍してください。

JKQ環境へXUnity.AutoTranslatorをインストールする
 まずはJKQインストールフォルダを開きましょう。steamクライアントの「ローカルファイルを閲覧」から辿れます。
(インストールフォルダへの辿り方)


 JKQインストールフォルダへ先ほど保存したzipから解凍した以下のファイルを移動します。→SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe
→arialuni_sdf_u2019
(既定の2つのファイルを移動した図)


 次に、「SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe」を実行しましょう。実行したら自動的にコマンドプロンプトが開くので「Setup completed. Press any key to exit.」という文言が表示されたら適当なキーを押してウィンドウを閉じます。


 実行した結果、以下のファイル構成になるので、「JKQ(Patch and Run)」を一度だけ実行しましょう。
(SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exeを実行した結果)

 これでXUnity.AutoTranslator本体のインストールは完了です。次に本体の設定を進めていきます。

XUnity.AutoTranslatorの本体設定
 JKQインストール環境に生成された「AutoTranslator」フォルダ内に「Config.ini」があるのでメモ帳などで開きましょう。 開くと以下のような内容が表示されますので、それぞれ編集が必要な場所を見ていきましょう。

[Service] Endpoint=GoogleTranslate FallbackEndpoint= [General] Language=en FromLanguage=ja [Files] Directory=Translation\{Lang}\Text OutputFile=Translation\{Lang}\Text\_AutoGeneratedTranslations.txt SubstitutionFile=Translation\{Lang}\Text\_Substitutions.txt PreprocessorsFile=Translation\{Lang}\Text\_Preprocessors.txt PostprocessorsFile=Translation\{Lang}\Text\_Postprocessors.txt [TextFrameworks] EnableUGUI=True EnableNGUI=True EnableTextMeshPro=True EnableTextMesh=False EnableIMGUI=False [Behaviour] MaxCharactersPerTranslation=200 IgnoreWhitespaceInDialogue=True IgnoreWhitespaceInNGUI=True MinDialogueChars=20 ForceSplitTextAfterCharacters=0 CopyToClipboard=False MaxClipboardCopyCharacters=450 ClipboardDebounceTime=1.25 EnableUIResizing=True EnableBatching=True UseStaticTranslations=True OverrideFont= OverrideFontTextMeshPro= FallbackFontTextMeshPro= (※以降、記載省略...)

①翻訳エンジンの設定
[Service]カテゴリ内の記載を以下のように編集します。(※google翻訳を使うことを想定した記述)
[Service] Endpoint=GoogleTranslateV2 FallbackEndpoint=GoogleTranslateV2

②翻訳元、翻訳先の言語種別の設定
[General]カテゴリ内の記載を以下のように編集します。(※翻訳元の種別を英語、翻訳先を日本語に設定します。)

[General] Language=ja FromLanguage=en

③一度の翻訳で指定できる最大文字数の設定
[Behaviour]カテゴリ内のMaxCharactersPerTranslationを以下のように2500文字に編集します。

[Behaviour] MaxCharactersPerTranslation=2500

④表示フォントの指定
[Behaviour]カテゴリ内のOverrideFontTextMeshPro、およびFallbackFontTextMeshPro項目をそれぞれarialuni_sdf_u2019に設定します。

[Behaviour] MaxCharactersPerTranslation=2500 ~~中略~~ OverrideFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019 FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019

以上の編集を行うことで、JKQ起動時にリアルタイムで日本語翻訳するようになります。

手動翻訳のやり方
ゲーム中のテキストの翻訳結果はPC内の「(JKQインストールフォルダ)\AutoTranslator\Translation\ja\Text\_AutoGeneratedTranslations.txt」に自動的に保存されますが、結果に納得いかない場合は.txtファイルの中身を手動で編集することで自身の好きな内容に上書きすることも可能です。
自身で編集したい場合、以下のような書式で上書きしてください。
(翻訳前の英文)=(翻訳後のテキスト)

※自動翻訳では翻訳精度が低い場合が多々ありますので、メニュー項目などの一部のテキストを編集したファイルを以下に公開しておきます。解凍したフォルダ以下全部を自身の自動翻訳環境のフォルダにそのまま上書きしてください。(もちろん使わなくても問題ありません)

https://drive.google.com/drive/folders/1MbH3VY4fRf0SKQEOnq4teQ6FplVzEJ7J?usp=drive_link


■XUnity.AutoTranslatorのアンインストール方法 ※2025/03/01追記
元の環境に戻したい方向けにXUnity.AutoTranslatorのアンインストール方法を記します。

JKQを落とした状態(=未起動状態)でsteamアプリのJUMP KING QUESTのプロパティを表示し、以下のように「ゲームファイルの整合性を確認」を選択してください。

100%まで待つと自動的にXUnity.AutoTranslatorのパッチが外れます。念のためJKQを起動し、自動翻訳が無効になったことを確認してください。

手順としては以上です。インストール時に入れたフォルダ・ファイルはそのままにしても問題はありませんが、気になる方は削除してください。
削除対象のフォルダ・ファイルは以下の通りです。
AutoTranslator 以下全部 ReiPatcher 以下全部 arialuni_sdf_u2019 JKQ (Patch and Run) SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe

■最後に

本記事を執筆するにあたり、お~るげーむず(仮)様の以下の記事を大いに参考にさせてもらいました。この場を借りて御礼申し上げます。
「How to use "XUnity.AutoTranslator"」 [note.com]