Stellaris

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【Stellaris 3.4.2】3.4系でのポートレート追加系Modの記述方法の変更点
By fatal_errorjp
このガイドは古いので、以下リンク先の3.8.2向けのガイドを見るようにしてください。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2982605349

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Stellarisは3.4から日本語にも公式対応することとなりました。
多言語対応の影響で、ポートレート定義の記述方法にも変更が入っています。
取り急ぎその回りについて記載しておきます。
   
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概略
3.4系では、以下の3.3系のポートレート作成のガイドの説明を前提として3つの変更点があります。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2766755737

1. ランダム帝国定義
直接日本語名称を記載する形式をやめ、ローカライズ用のファイルを参照するようになりました。

2. ネームリスト定義
直接日本語名称を記載する形式をやめ、ローカライズ用のファイルを参照するようになりました。

3. ローカライズファイル
今までのように英語環境用のローカライズファイルに記載するような形式ではなく、日本語用のローカライズファイルを別途用意しなくてはいけないようになりました。
1. ランダム帝国定義
Before
3.3系では以下のように、直接日本語を記述していました。
############################################################## # ランダム生成される帝国名用の定義 # name : 種族名 # plural : 種族名(複数形) # home_planet : 惑星名 # home_system : 恒星名 # name_list : ネームリスト…思いつかないので公式のHUM1を使い回し ############################################################## #最大全角6文字 ### D言語くん種族(有機種族) d-man-biologicals = { d-man1 = { name = "D言語くん" # ← 日本語 plural = "D言語くん" # ← 日本語 home_planet = "D Lang" # ← 日本語 home_system = "DMD" # ← 日本語 name_list = "HUM1" } d-man2 = { name = "D言語くん" plural = "D言語くん" home_planet = "D" home_system = "GDC" name_list = "HUM1" } # 以下略 }

After
3.4系では日本語部分は後述する、ローカライズ用のYAMLファイルに記述します。
ランダム帝国定義のファイルには、そのYAMLファイルに対応するキー名を記載するようにしましょう。
############################################################## # ランダム生成される帝国名用の定義 # name : 種族名 # plural : 種族名(複数形) # home_planet : 惑星名 # home_system : 恒星名 # name_list : ネームリスト…思いつかないので公式のHUM1を使い回し ############################################################## #最大全角6文字 ### D言語くん種族(有機種族) d-man-biologicals = { d-man1 = { name = SPEC_D-MAN # ← キー名 plural = SPEC_D-MAN_pl # ← キー名 home_planet = SPEC_D-MAN_planet1 # ← キー名 home_system = SPEC_D-MAN_system1 # ← キー名 name_list = "HUM1" } d-man2 = { name = SPEC_D-MAN plural = SPEC_D-MAN_pl home_planet = SPEC_D-MAN_planet2 home_system = SPEC_D-MAN_system2 name_list = "HUM1" } # 以下略 }
2. ネームリスト定義
Before
ネームリスト定義も同じです。
このように3.3系では日本語を直接書いていましたが
d-man-biologicals = { selectable = { always = no } ship_names = { corvette = { "アードヴァーク" "アクセンター" "以下略" } destroyer = { "アムステルダム" "オースティン" "以下略" } # 非常に長いので省略 } }

After
3.4系ではローカライズ用のキーを一旦書いておきます。
d-man-biologicals = { selectable = { always = no } ship_names = { corvette = { HUMAN1_SHIP_Aardvark HUMAN1_SHIP_Accentor # 以下略 } destroyer = { HUMAN1_SHIP_Amsterdam HUMAN1_SHIP_Austin # 以下略 } # 非常に長いので省略 } }
3. ローカライズファイル
Before
3.3系では公式で日本語に対応していなかった関係で、
日本語を使う必要のあるModについては、以下のようにする必要がありました。

1. Japanese Langage Modが導入されていること
2. 英語環境用のローカライズ定義に日本語を記載していくこと

C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Paradox Interactive\Stellaris\mod\(MODのディレクトリ名)
└localisation
 └(MOD名)_l_english.yml

l_english: ################################################################### # 種族のローカライズ定義 ################################################################### d-man-biologicals:0 "D言語くん(有機)" d-man-biologicals_desc:0 "プログラム言語の1つ、D言語のマスコットキャラクター。プログラム言語マスコット界隈の中では恐らく最も人気のあるマスコットキャラクターだと思われる" d-man-biologicals_plural:0 "D言語くん" # 長いので以下略


After
公式で日本語対応がなされたので、日本語用のローカライズファイルを作ります。
Japanese Langage Modは不要です。(むしろ入れているとおかしくなります。)
前述したランダム帝国定義とネームリスト定義に記載したキー名も忘れずに追加しましょう。

C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Paradox Interactive\Stellaris\mod\(MODのディレクトリ名)
└localisation
 └(MOD名)_l_japanese.yml

l_japanese: # ← ここ重要 ################################################################### # 種族のローカライズ定義 ################################################################### d-man-biologicals:0 "D言語くん(有機)" d-man-biologicals_desc:0 "プログラム言語の1つ、D言語のマスコットキャラクター。プログラム言語マスコット界隈の中では恐らく最も人気のあるマスコットキャラクターだと思われる" d-man-biologicals_plural:0 "D言語くん" # 長いので以下略 ################################################################### # ランダム帝国ローカライズ定義 ################################################################### SPEC_D-MAN:0 "D-Man" SPEC_D-MAN_pl:0 "D-Man" SPEC_D-MAN_planet1:0 "D Lang" SPEC_D-MAN_planet2:0 "D" SPEC_D-MAN_system1:0 "DMD" SPEC_D-MAN_system2:0 "GDC" ################################################################### # ネームリストローカライズ定義 # 今回のサンプルでは公式で使われているキーをそのまま使っているため、 # 内容は記載する必要はないが、もしオリジナルのキー名を付けた場合は # 以下のように記載すること ################################################################### HUMAN1_SHIP_Aardvark:0 "アードヴァーク" HUMAN1_SHIP_Accentor:0 "アクセンター" HUMAN1_SHIP_Amsterdam:0 "アムステルダム" HUMAN1_SHIP_Austin:0 "オースティン"

また、他言語向けの記述が必要な場合は、同じように言語別にローカライズファイルを用意しましょう。
1 Comments
fatal_errorjp  [author] May 30, 2023 @ 2:49am 
3.8.2でまた変わったのでガイドを1から作り直しました。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2982605349