Low Magic Age

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レベル補正と種族ヒットダイスの解説(Level adjustment,Racial hit dice)
De sssnext
この世界には色々な種族が存在し、そのうちのいくつかをプレイヤーの種族として選択できます。高い初期能力値や強力な特殊能力を持つ種族は、代わりにレベル的なハンデを背負います。本ガイドはこれらの強力な種族につく2種類のレベルハンデ、レベル補正(Level adjustment)と種族ヒットダイス(Racial hit dice)の解説となります。
   
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ネコミミでスタートすることは認められません。
Catfolk(猫人)は特に人気のある種族です。

それはD&Dに限らず伝統的なファンタジー世界の魅力的な種族であり、人に近い「美しい」種族だけでメンバーを構成しようと思った場合、人間とエルフ一族を選択した後に第三の種族として候補に挙がる事でしょう。

そのステータスボーナスは簡潔で快適です。高い移動力と合計6点のステータスボーナス(と後ちょっとした何か)を持ち、不愉快なペナルティを表す赤い文字や数字は一切ありません。黄色で+1と書かれているだけです。もし初心者が初心者なりに数字を見比べて強力な種族を探そうとした場合、おそらくはこの種族に強い興味を示す事でしょう。

・・・そしてキャラクターメイクを完了しゲームを開始する段階で、これの真の意味を知ります。


Catfolkを含むチームでスタート出来ないのです。レベル補正が邪魔をするのです。

結局のところ、最高にキュートでかわいい猫ちゃん(と他のレベル補正を持つ種族全般)と一緒にゲームをするには相当に面倒な段取りを踏まなければいけません。少人数プレイをして後で雇うか、あるいは後で解雇することが前提の生贄でキャラの枠を埋めるか、さもなくば極めてインチキ臭いオプション項目をonにしなければなりません。
補正つきキャラの雇用方法
レベル補正の無いキャラクターでゲームを進め、レベル補正のあるキャラクターの初期レベルまで育てた後、雇用します。
アリーナなら非戦闘中、アドベンチャーであれば冒険ギルドのある町で可能です。雇用するキャラクターのLVに応じてお金がかかります。
レベル補正(Level adjustment)
レベル補正を持つ種族は、レベルの値で実力を測るような場面で数値分LVが高いとみなされます。
必要経験値の他に、出現する敵のレベル・店の品ぞろえ・解禁される装備の+強化度合いなどが影響します。
こういった要素においてはLV3の人間とLV2のCatfolkとLV1のドラウは同等であると見なされます。

現在のゲームバージョンにおいてゲームスタート時に使うキャラはLV1である必要があり、レベル補正を持つ種族は作成時点でより高いLVとして扱われます。ようするに初期からは使えません。(なんてこった!)

レベル補正は直接ステータスに影響せず、戦力的には純粋なLV差として機能します。
レベル補正の無い種族に比べて呪文や特技の習得が遅れ、レベルに付随するHP/判定値/能力値/攻撃倍率で差がつきます。
種族ヒットダイス(Racial hit dice)
種族ヒットダイスは、簡単に言えば固有の能力がほとんどない劣化クラスです。
それはLV依存のボーナスの大半(ヒットポイント、特技、判定ボーナス、攻撃倍率、スキル点と割り振り上限値)を与えます。また、種族固有のスキル適正(例えばLizardfolkだと水泳等)もいくつか与えます。しかし、通常のLVボーナスでもらえる4LV毎の能力上昇は種族ヒットダイスでは貰えません。

これは通常のクラスと比べると非常に弱いです(通説では、4の種族ヒットダイスと1の通常クラスは同等の戦力であると言われています)。故に、高い種族ヒットダイスを持つことは大きなハンディキャップとなります。(4の種族ヒットダイスと3のレベル補正は同等のハンディキャップと見なせます。)
レベルで遅れることの戦力的な見地
これらのLV的なハンデを背負っている種族は、クラスレベルの成長がレベル補正のない種族より遅れることになります。それによって高いクラスレベルによる恩恵を受けられる時期が遅れます。

最も顕著な差が出るのは魔法で、ウィザードやソーサラー等の魔法使いでは2LV差毎に覚えられる魔法が1段階遅れます。LV20に到達するまではこの差は絶対的なものとして働きます。

アリーナにLVの上限はないのでLV20以降では覚える呪文の差はなくなりますが、クラスレベル依存の判定は常に差がついたままです。LV20(+5レベル補正+6種族ヒットダイス)のトロール・プリーストはLV31のオーク・プリーストと比べて呪文の行使力が11低くなり、敵の抵抗力を打ち破る確率に55%の差が生まれます。これはLV120とLV131になっても変わりません。
最強の種族は人間とエルフ
結局のところ、現在実装されていないものを含め、ほとんどの種族においてメリットとなる能力を超えるレベル補正や種族ヒットダイスによるデメリットがかけられています。Catfolkは現在実装されているレベル補正のある種族の中で最も強力ですが、それでも人間やエルフと比べると霞みます。他はもっとひどいです。(ホブゴブリンのように)

ただ単に強いチームを組みたいのであれば、人間とエルフと、他のレベル補正のかからない種族を選択してください。
チート・オプション
なお、上記の世界の定理をひっくり返す方法が本ゲームには用意されています。
「レベル補正と種族ヒットダイスを世界から取り除く」オプションです。

これをオンにすると上記のシステムが消滅し、人間とエルフの人権も消滅し、高いステータスボーナスを持つ種族でごり押す世界へと変わります。申し訳程度に敵の判定値が+2されますが、オーガやトロールのハンデとしては不当に安すぎるものです。将来、マインドフレイヤーやヴァンパイアやゴールドドラゴン等のより重いハンデを持つ種族がプレイ可能種族として追加された場合、このオプションルールはさらに狂ったものになるでしょう。

これは結局、ゲームを逆方向に破壊するための道具であり、バランスの良いゲームを提供しません。

なお、このルール下で種族ヒットダイスを持つ種族のキャラクターを作成すると、正規の手段で作成されていない(本来持つはずの種族ヒットダイスを持たない)キャラクターであるとしてHRのアイコンがつきます。
今後のアップデートで望むこと
ゲーム開始時にこれらのレベル補正と種族ヒットダイスを持つ種族をデフォルトで最初から選べるようにしてほしいと思っています。ゲーム開始時に拒否するのでなく、ただ単に「最初から強い敵がでるけど覚悟はありますか?」と聞いてください。トロールご一行様が開始直後に皆殺しにされるかもしれませんが、それはプレイヤーの責任です。

種族の能力的なバランスに関しては、Modで種族をいじれるようになればいいなと思います。開発があれこれやるより、よく知っているプレイヤーに任せて最適解を出させた方がはるかに効率的だからです。
1 commentaires
d2revolution 19 févr. 2022 à 9h36 
アドベンチャーモードのレベルキャップはキャラクターのレベルと補正込みのレベルのどちらにかかるんでしょうか?もし補正込みのレベルの方にかかるのであれば、レベルキャップ到達時点において補正無しのキャラとTierに違いが生じてしまうので、レベル補正持ちは弱いと言わざるを得なくなるでしょうね。