One Deck Dungeon

One Deck Dungeon

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遊び方説明【日本語訳・和訳】
By onics
日本語化の代わりとなるよう、ゲームの内容を説明しています。
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初めに
本ガイドは、日本語化の代わりに加え、ゲームシステムの説明を目的として作成しました。

このゲームの説明は「HOW TO PLAY」に詳細に書かれているのですが、
下の画像のような英文のため、未プレイだと、翻訳したとしても理解しにくい部分があります。

そこで、ゲームの進行順に迷いそうなところを重点的にまとめています。
あくまでゲーム自体は英語のため、要所で元の英単語も併記しました。
プレイや購入の参考になれば幸いです。
ダンジョン攻略開始前
《HOW TO PLAY該当箇所…2:HOW TO RAID A DUNGEON、4:DIFFICULTY LEVELS

起動後画面
ゲームは、「NEW GAME」から初めます。
中断後に「NEW GAME」を選んだ場合、進行中のデータを破棄してよいか確認が出るので、
「ABANDON GAME」を選ぶと新しく始められます。

それ以外は、下記の通りです。
  • QUICK PLAY…全てがランダム選択。アンロック要素もあるので基本は選びません。
  • CONTINUE…ゲームを中断した場合、ここから再開可能です。
  • OPTIONS…音量や画面のほか、アニメーションの有無などが変更できます。
  • CARD LIBRARY…主人公やダンジョンも含め、印刷されたカードが元になっています。
             その全ての情報を見ることができます。

ダンジョンおよび主人公選択
「NEW GAME」を選択した次の画面についての説明です。
上の画像のように、最初のダンジョンは、最も簡単な1ドットの「DRAGON'S CAVE」、
理由は後述しますが、主人公(HERO)は「PALADIN」がおすすめです。
各主人公については、ガイドの最後に触れています。

画面中央に「CHOOSE 1 OR 2 HEROES」と書いてあるとおり、主人公は2人選択も可能です。
対戦ではなく2人で一緒にダンジョンを攻略するモードですが、
難易度調整のために主人公の能力も大幅に弱体化&変化します。
実績にも関係無かったため、1人プレイでは1人を選択した方が良いでしょう。
ゲーム中に「a hero」「one hero」と出てくるのは、この2人モードがあるためです。
意図せず2人プレイになることもあるので、その場合はリセットしましょう。

アンロックの適用選択
画面右下の「PROGRESSION」のチェックボックスは、アンロックの適用の有無です。
最初なので変わりませんが、基本的にはチェックを入れて適用させましょう。
これを外さないと取れない実績が1つあるので、外すのはその時くらいです。

難易度選択
画面左下の「BACK」の右にあるのは難易度で、下記の通りです。
  • NOVICE…レベル2、ポーション2つで開始。
  • STANDARD…レベル1+2~4XP、ポーション1つで開始。ボスに到達するとアンロック+1。
  • VETERAN…レベル1、ポーション1つで開始。ボスに到達するとアンロック+2。
  • FEARLESS…レベル1、ポーション無しで開始。ボスに到達するとアンロック+3。
アンロックボーナスは低めで、ボスに到達しないと意味がありません。
そのため、多くの場合は難易度をNOVICEにしましょう。
レベルについては後述しますが、NOVICE以外ではレベル1スタートのため、
開始時のダイスが1個少なくなり序盤が厳しくなります。
徐々にアンロックする要素もあるので、そちらが進んでからの選択を推奨します。

カード詳細
ダンジョンや主人公も全てカードであり、
右クリックをすることで詳細を見ることができます。
上の画像は、今回のダンジョン「DRAGON'S CAVE」を右クリックしたところです。
ダンジョンカードに限らないですが、中央の「FLAME AURA」など、
大きな太字のフォントは単なる名称のため、翻訳しなくても支障はありません。
逆に、小さいフォントの英文の方には効果が書かれているので重要になります。

ダンジョンは全3階なので、3行に分かれています。
地下なので1階では1番上の行のみ適用され、2階では1番上と2番目の行、
3階では全ての行が適用されるので、下に進むほど難しくなるという訳です。
画像下の矢印をクリックすることでボスの詳細も見られます。
これらはダンジョン内でも、ダンジョン名を左クリックすると確認できます。

まだこの段階では理解できないことが多いと思いますので、
右クリックや左クリックで詳細が見られることだけ覚えて下さい。

ゲーム開始
以上を選択したら、右下の「START GAME」から始めます。
ゲームターン
《HOW TO PLAY該当箇所…9~10:THE GAME TURN、11~12:TURN OPTION:

「START GAME」を選択した次の画面についての説明です。
探検(EXPLORE)
最初に上の画面になるのですが、このたいまつは言わばカード置き場で、
まだカードを置いていないのと同じ状態です。

どれかたいまつをクリックします。
すると、全てのたいまつにカードが裏向きに置かれ、「閉まった扉(closed door)」が現れます。
この行為を「探検(explore)」と呼びます。
最初のたいまつの数=扉の最大数は「ドアリミット(door limit)」と呼ばれます。
通常は4つですが、数が変わるダンジョンもあります。

探検をすることで時間が経過したような演出が入ります。
ここで一旦、頻繁に用いられる重要な2つのアイコンの話をします。

HP(HEALTH)

このゲームにおける生命力です。
ほとんどの場合はハート型のアイコンで表され、単語としては「health」が使われます。
ヘルス・ポイントの意味でも使われるそうなので、以下、【HP】と書きます。

画面左上の上から4番目の長方形にハート型のアイコンと数字の5が書かれています。
これが主人公の最大【HP】を表しています。

ダメージを受けてもこの値は減らず、減った【HP】分のハート型のトークンが乗せられます。
現在【HP】は表示されないので注意しましょう。
最大【HP】からハート型トークンの数を引いた値が現在【HP】となります。
【HP】が減ることは、「damage」や「lose【HP】」と表記されます。
【HP】が0以下になるとゲームオーバーです。

時(TIME)

画面右上の砂時計とその上側の数字の37は、残りの「時間」です。
ほとんどの場合は砂時計型のアイコンで表され、以下、代わりに【時】と書きます。
【時】は敵や罠として遭遇する「エンカウンターカード」の枚数、すなわち山札の枚数です。

【時】が0になると次の階に降りることができるのですが、
ボス戦で勝つためにはなるべく稼ぎをする必要があるため、
【HP】の次に減らさない方が良い値と言えます。
【時】が減ることは、「cost」や「spend【時】」と表記されます。

ゲーム開始時も含め、毎ターン【時】×2を費やします。
これはエンカウンターカードを使わずに捨て山に移動するということなので、
ゲームにランダム性を付与する意味が大きいと思います。

探検を行うと【時】×たいまつの本数を費やします。
これは単純にエンカウンターカードをその枚数置くことによるものです。
【時】は山札の枚数なので、マイナスにはなりません。
残りの【時】がたいまつの本数より少なければ、【時】の分だけ閉まった扉が現れます。

たいまつが1本でもあれば探検はできますが、
同じ1ターンで【時】×2を費やすので、多くの扉を置いた方が効率的です。
よって、基本的には「場が全てたいまつになったら探検する」と考えれば大丈夫です。

最初の【時】は44ですが、いきなり31まで減ってしまうので驚くかもしれません。
上の画像のように、このダンジョンには、「HALL OF STATUES」という名称の
「その階での最初のターンの前に、【時】×5を費やす」特性があります。
その後、最初のターンで【時】×2、探検で【時】×4、ターン経過で【時】×2を費やすため、
最初だけ特に大きく減ったように見えるわけです。

扉の選択
1ターンに1度、扉をクリックして選択することができます。
画面上に敵、下に「戦利品見込(POTENTIAL LOOT)」の内容が出て、
「入る(ENTER)」か「逃走する(FLEE)」か選択肢が与えられています。

「FLEE」を選ぶと、必ず扉の選択画面に戻れますが、
ターン経過の【時】×2を無駄にしたことになります。
更に、「開いた扉(open door)」はそのまま残って邪魔になる上、
その数だけ強くなる「SWARM」を持つ敵もいます。

時には思い切って逃走することも必要ですが、
ある程度ダメージを受けても戦利品は獲得できますし、回復手段もあります。
次の扉が有利という保証もないので、少々の不利なら逃走しない方が良いでしょう。

なお、敵の中には「エンカウントの前に、(Before the encounter,)」
で始まる特殊能力を持った敵がいるのですが、
逃走した場合はその後に書かれたデメリットは適用されません。

「ENTER」を選ぶと、エンカウンターステップに進みます。
エンカウンターとダイス
《HOW TO PLAY該当箇所…6:USING DICE、7:PLACING DICE、13:ENCOUNTERS

エンカウンターステップを理解する上で、必要となることについての説明です。

エンカウンター(ENCOUNTER)
上の画像は、扉をクリックして現れるエンカウンターカードの表側です。
黄色の剣のアイコンが書かれた「COMBAT」と、
緑色のトラバサミのアイコンが書かれた「PERIL」の2種類があります。
直訳すると「戦闘」と「危険」となりますが、直感的に分かりにくかったので、
以下、それぞれ「敵」と「罠」とします。

その総称でもある「ENCOUNTER」ですが、以下、カタカナで「エンカウンター」とし、
エンカウンターステップを行うことを「エンカウント」とします。

カードの周囲はいずれも「戦利品(loot)」で、
アイテムが左、XPが上、スキルが下に書かれています。
これは実物のカードをずらして重ねることで一覧にできるデザインなのですが、
ゲームではその必要は無いため並べて書かれます。
このように、戦利品と敵や罠との組み合わせは1枚のカードとして決まっています。

カード中ほどのイラストの右に、
『黄(yellow)』や『桃(pink)』や『青(blue)』に色分けされたマス目、
「チャレンジボックス(Challenge Box)」が書かれています。
こちらは以下、単に「ボックス」とします。

ダイス(DICE)
このゲームでは、1~6の6面サイコロを4色用います。
単語では「die」(単数形)や「dice」(複数形)と表記されます。以下、「ダイス」とします。
なお、「die」は「死ぬ」と同じ綴りですが、本作ではその意味で使われません。
【HP】が0以下になることは、「ゲームが終わる」と表現されます。

上の画像のように、ダイスは色によって異なるアイコンでも表されます。
特に、画像の太字「black heroic dice」の右にあるウニのようなアイコンが、
『黒』ダイス1個を表すことには注意です。

『黄』や『桃』や『青』ダイスは、それぞれ同色のボックスに置けます。
『黒』ダイスは、その他の3色のどれとしても使える上位互換的な存在です。

また、イメージとして、『黄』は強さ(Strength)、
『桃』は軽快さ(Agility)、『青』は魔法(Magic)を表しています。

敵(COMBAT)
上の画像の敵を例にして、ボックスの説明も行います。

まず、灰色の部分はボックスではなく、特殊能力です。
「FADE」という名称と「あなたがスキルを使うごとに【時】×1を費やす」と書いてあり、
こちらのスキルが使用しにくくなります。

ボックス(Challenge Boxes)
ボックスには【HP】と【時】のアイコンが書かれています。
もしこの敵に何もしないで終了すると、その全てである【HP】×4と【時】×4を失います。

ダイスはボックスに置く(place)ことができ、条件を満たして覆う(cover)ことで、
覆った部分の【HP】や【時】を失わなくて済みます。

以下が、ダイスの置き方のルールです。
  • 正方形 (small)
    この敵の『黄』と『青』ボックスは、正方形です。
    正方形のボックスは、「同色でその数字以上のダイス1個」で覆えます。
    ダイスを複数個置くことはできません。

  • 横長(wide,large)
    この敵の『桃』ボックスは、横長です。
    横長のボックスは、「同色でその数字以上の合計のダイス複数個」で覆えます。
    正方形2個分の大きさですが、ダイスを何個でも置くことができます。

  • 盾(armor)
    この敵の『桃』ボックスには、緑色の盾のアイコンが書かれています。
    盾ボックスを全て覆わない限り、盾の無いボックスには一切ダイスを置くことができません。
    最優先で覆わざるを得ないボックスです。
癖があるのは、横長より正方形のボックスです。
横長のボックスは、1のダイスでも置け、その分合計を増やせます。
それに対し、特に正方形の6のボックスは6以外のダイスは置けず、
たとえ5のダイスが10個あったとしても覆うことができません。

罠(PERIL)
罠は、上の画像のように、敵と比べて2点ほど変わっている点があります。

1点目として、上下2つに分かれているのは選択肢でどちらか一方を選びます。
灰色の部分に書かれている砂時計のアイコンは、選ぶ際に費やす【時】を表します。
つまり、この罠では、ノーコストで下の合計11の『桃』ボックスに挑戦するか、
【時】×1を費やして、上の合計6の『青』ボックスに挑戦するかを選べます。

2点目として、罠では選んだ選択肢の『ボックスの色』と『黒』ダイスのみを振ります。
それ以外のダイスは、スキルなどで変換できる可能性があっても振りません。

スキルには敵と罠のどちらで発動可能かアイコンが書かれているのですが、
罠で発動可能なスキルは非常に少なく、選択肢が重要になります。
エンカウンターステップ
《HOW TO PLAY該当箇所…14~20:ENCOUNTER STEPS

エンカウンターステップは、一般的なゲームにおける戦闘と言えます。
このゲームの特徴であるダイスを用いた処理について、順を追って説明します。

1.敵の特殊能力・罠の選択肢
  • 敵に限り、「エンカウントの前に、(Before the encounter,)」
    という特殊能力を持っている場合があり、ここで適用します。
    下の画像では、「Before the encounter, one hero loses【HP】×1」
    と書かれているので、「ENTER」を選ぶだけで【HP】×1を失いました。
その1ダメージを表すため、この次以降の主人公のイラストに、
ハート型のトークンを1個置いています。
この場合の【HP】は、最大【HP】の5から1を引いて4ということになります。
  • 罠に限り、2つの選択肢のどちらを選ぶかをここで選択します。

2.ヒロイックフィート(HEROIC FEAT)の使用
「ヒロイックフィート(HEROIC FEAT)」の使用の有無を選択します。
職業固有の技で、主人公のイラストの下の青色の巻物のような部分に記載されています。

PALADINでは、上の画像のように、
「XPが4以上の扉を開いたとき、『黒』ダイス1個をここに蓄える。
 ここに蓄えたダイスを任意の数振る。(最大2個)」と書かれています。
上の画像は、この敵のXPが4のため『黒』ダイス1個が置かれた状態です。

使用する場合は、青色の巻物のような部分を選択します。
使用しない場合は、下の「SKIP HEROIC FEAT」を選択し、
このヒロイックフィートでは次戦以降に『黒』ダイスを持ち越すことができます。
ただし、巻物の右下にドクロマークにバツ印のアイコンが付いています。
これはボス戦使用不可という意味で、ボス戦には持ち越せません。
今回は使用せずに温存します。

なお、上の画像は画面全体が暗くなっていますが、
このように選択可能な箇所だけが相対的に明るく強調されることがあります。
それ以外の箇所はクリックしても無反応となるので最初は焦ってしまいますが、
落ち着いて明るい部分を探しましょう。

3.ダイスを振る
中央のダイスプールという場所にダイスが並べられるので、クリックして振ります。

上の画像の左上の赤枠に注目してください。
振るダイスは、この『黄』・『桃』・『青』と同じ数になります。
言わば、主人公の攻撃力のようなものです。
戦利品のアイテムを獲得すると、この数字を増やせます。

さらに、ダイスプールの一番下に『黒』ダイス1個が追加されています。
これは、画面右の赤枠部分に書かれていて、レベルが2のときのボーナスです。
難易度NOVICEで始めたことにより、初期レベルが2になっているためです。

ところで、敵の『桃』と『青』ボックスの塊の右上、灰色の「FLAMES」の右に、
ポツンとある『黄』ボックスが少し離れているように見えると思います。
これが、前述したダンジョンカードの部分です。


上の画像のように、全ての敵に右側のボックスが追加されます。
このダンジョンの1階では、【HP】×1を失う『黄』3のボックスが追加されるので、
『黄』ダイスが増えるアイテムを獲得すると楽に進められそうです。
次の階では、更に『青』5のボックスが追加されることも先読みできます。

また、全ての罠に左側のボックスが追加されます。
灰色なので分かりにくいですが、罠のボックスは1色なので、選んだ選択肢と同色となります。

4.スキルの使用・ダイスを置く
ダイスをボックスに置いていきます。
この時、スキルを使用してダイスを操作することもできるので、覚えていて下さい。
ただ、現在(初プレイ時)のPALADINはそのようなスキルを持っておらず、
左にある唯一のスキル「ARMOR」も、パッシブスキルのため暗くなっています。

繰り返しになりますが、正方形のボックスは「その色でその数字以上の1個のダイス」、
横長のボックスは「その色で合計がその数字以上となる複数個のダイス」です。
基本的に大きい数字のボックスは大きいペナルティとなっていて、
数字を超えたダイスを置くとその分無駄にしていると考えることができます。
まず、同じ数字のダイスがあったらそのまま置いて行くといいでしょう。
以下のように考えてダイスを置いていきます。

『黄』…3のボックスには、無駄のない3のダイスを置く。
『桃』…6のダイスは、無駄のない6のボックスに置く。
    (一応3のボックスにも置けるが、失う【HP】が多くなる)
『青』…6のボックスには、何も置くことができない。
    5のダイスを3のボックスに置くことができるが、
    できることなら【HP】×2を失う横長の11のボックスを覆いたいので、
    そこに『青』と『黒』ダイス全てを置いてみる。

ダイスは赤枠の位置にドラッグ&ドロップで置ける可能性があります。
左側は、コストとしてダイスを使用するスキルがあれば、そこに置くことで発動できます。
アップデートにより、ダイスを置ける場所が光るようになって大変分かりやすくなりました。
横長のボックスのダイスは合計9となり、9/11と表示されています。

2と6の『黄』ダイスが余りましたが、右側の赤枠の部分、
『黒』ダイス変換ボックス(the heroic die converter box)に置いています。
ここに任意のダイス2個を置くと、小さい方の値の『黒』ダイス1個に変換されます
スキルとは別の扱いで使用回数制限も無いので、非常に重要です。

今回は2と6のダイスなので、小さい方の『黒』2ダイス1個に変換されます。

変換した『黒』2ダイスを横長の『青』ボックスに置くと、
11/11となって見事にちょうど覆うことができました。

ダイスは、既に置いたダイスをドラッグしたり、
画面上の「REMOVE DICE」などで自由に置き直せます。
画面下の「結果(CONSEQUENCES)」も確認しつつ、「END ENCOUNTER」で次へ移ります。

5.損害結果(SUFFER CONSEQUENCES)
覆えなかったボックスに書いてあるアイコンの合計を失います。
これは前述の「結果」の部分でリアルタイムで確認することもでき、
今回は【HP】×1と【時】×3を失いました。

ここで、PALADINのスキル「ARMOR」について触れておきます。
「【HP】×2を失いそうなごとに、【HP】×1を失うのを防ぐ。
 別の方法でダメージを防ぐことはできない。」と書いています。
すなわち、ダメージ半減(端数切り上げ)で、自動的に発動されます。

今回は適用されませんでしたが、このセクションの画像を見ると、
結果の【HP】が、ボックスのハート型のアイコンの数から半減しているのを確認できます。
このためPALADINは耐久力が高い上、
放っておいてもスキルが適用されるので、何をしていいか分からない初心者におすすめです。

6.戦利品獲得(CLAIM LOOT)
以上の流れは1回で終了し、ダメージの有無に関わらず、
ゲームオーバーにならなければ、戦利品獲得に移ります。

戦利品は扉の選択時にも確認できましたが、
アイテム、スキルまたはポーション、XPの3つの中から選択します。
アイテムとスキルの上限はレベルによって決まり、
レベル2の場合は、画面右に「3 ITEMS 3 SKILLS」と書いてあるとおり、
ともに最大3個ずつ持つことができます。

どの戦利品にするかは迷うところですが、アイテムが最優先です。
単純に振れるダイスの数が増えるので、早めに上限個数まで持ちましょう。
スキルは物によっては、ダイス+1個より力を発揮します。
強力そうなスキルがあれば、適宜手に入れると良いでしょう。

不要になったアイテムとスキルは後からXPに変換することができるので、無駄になりません。
中途半端にXPを獲得しても、それ以降はアイテムが1つ少ないと考えることができます。
すぐにレベルアップできる場合を除き、直接XPを獲得するのは控えた方がいいでしょう。


それに関して重要な注意点があります。

2個目以降のアイテムまたはスキルを手に入れる際、上の画像のような画面になります。
画面左上に既に入手したアイテムが変換された場合のXPが表示されていますが、
そこしかクリックできないと思ってクリックすると、
そのアイテムをXPに変換する代わりに失ってしまいます。
意図せずにアイテムが1個減るとかなり厳しいです。

実は、中央の細かい文字の英文には「アイテムをクリックすると獲得します。
代わりに現在のアイテムと置き換えることもできます。」と書いてあります。
つまり、中央に表示されているアイテムをクリックすることで、新規での獲得が可能です。

もし所持数が上限でどれかをXPに変換せざるを得ない場合は、
limit(リミット)」を用いた英文が表示されます。よく見るようにしましょう。

元に戻す(UNDO)
以上の全般について、画面下の「UNDO」でかなりの範囲まで戻すことが可能です。
戻せないのは、サイコロを振る、閉まった扉を選択するなど不確定な行為を挟んだ時です。
予期しない結果となったら、とりあえず押してみましょう。
スキル・ポーション等
《HOW TO PLAY該当箇所…21:SKILLS AND POTIONS、22:SKILL AND POTION EFFECTS、27:SKILL AND POTION ICONS、23:LEVELING UP、6:USING DICE

前述のエンカウンターステップを繰り返してダンジョンを進んでいきます。
必要な残りの知識について説明します。

用語

上の画像の単語は用語として使われていて、翻訳すると以下のようになります。

 gain     
その色と値のダイスを得る。
 roll
その色のダイスを振って得る。
 increase
ダイスの値を(1~6の範囲で)増加させる。
 decrease
ダイスの値を(1~6の範囲で)減少させる。
 reroll
ダイスを振り直す。
 change
ダイスを変更する。
 prevent
損害結果として【HP】や【時】が減るのを防ぐ。
 discard
ダイスを(一時的に)除去する。
 mana
『青』のスキルのコストとして限定で使用できるダイス。
 ※出目の部分が紫色になっています。

その他、以下を抑えておくと良いです。

 value
値。ダイスの出目(1~6)のこと。
 up to~
~まで。~以下。
 each,every
~ごとに。
 ※同じ効果を複数回や数倍受ける可能性があります。
 convert
変換する。
 empty, uncoverd
ボックスがダイスで覆われていない状態。
 exile
ダイスを追放する。そのゲーム中使えなくなる。
 ※ジェネラルサプライの項目にて後述します。
 1s
1のダイス複数個。「all 1s」なら、1のダイス全て。  

数字について、ダイスの値については太字のアラビア数字(1, 2, 3~)、
ダイスの個数については英単語(one, two, three~)で統一されているようです。

例として、「PHANTOM」という敵の「ETHEREAL」という特殊能力は、
「immediately discard all 1s and 3s rolled」。
「振って出た1と3のダイス全てを即座に除去する」ですが、次からはまた使えます。
「rolled」も重要で、振らずに得た1と3のダイスは除去されません。

ポーション(POTION)
主人公は、最初から「HEALING」ポーションを持っていて、
画面の右、上の画像の赤枠の部分をクリックすると使用できます。

このゲームで数少ない回復手段ですが、少し変わっていて、
「ターンやラウンドの最初に、1人の主人公は3ダメージを回復する。
 もしくは、いつでも2ダメージを回復する。」と書かれています。

【HP】×3を回復できるタイミングですが、上の画像のように、
「+」の書かれたハート型のアイコンの数が3個に増えるので、すぐに分かります。
そして、【HP】が0になった際に自動で使用してゲームオーバーを防いでくれるのですが、
この際の回復量は【HP】×2となってしまいます。
ポーションの使用にはターンを消費しませんので、こまめに使って行きましょう。

ポーションの個数は、画面右の「POTIONS:」に書かれていて、
レベルアップをした際には1個増えます。上限所持数は6個です。

また、戦利品として特殊なポーションを獲得できることがあり、その際も1個増えます。
ポーションの種類と個数は紐付いていないので、特殊なポーションは全く使わず、
増えた分を「HEALING」ポーションとして使うこともできますし、その逆も可能です。
ただし、既に持っているポーションと同じものは獲得できません。
また、ポーションはスキルやアイテムと異なり、後からXPに変換することはできません。

スキル(SKILL)
スキルは画面左に表示されます。種類も多く、このゲームの醍醐味と言えます。
数も多いので翻訳については割愛しますが、ルールに基づいてアイコン化されていて、
ポップアップすると出る英文も比較的短く平易になっています。
また、使えるときのみ明るくなるため、プレイすれば理解していけると思います。

多くのスキルにはコストが必要で、上の画像の左の欄のアイコンがそれにあたります。
翻訳すると以下のようになります。

『黄』『桃』
『黄』や『桃』ダイスをアイコンの個数分置きます。値は問いません。
『青』3
『青』のスキルは「マナ(MP)」と呼ばれ、少しだけ変わっています。
『青』ダイス1個または複数個を置いて、数字、ここでは3以上になるようにします。
『青』X
上記の数字の条件が無いようなものです。
『桃』X または『黄』X に変換する(例:『青』4を『桃』4または『黄』4に変換する)
というように、結果にXの値を用いるため、こういう表記になっています。

これらはダイスをドラッグ&ドロップして使用します。
コストとしてダイスを失って他のダイスを得るので、交換する感覚です。
このゲームで値の小さいダイスは使い道が限られるので、
1のダイスや複数のダイスを有効利用するのが攻略の鍵となります。

スキルのコストでも、『黒』ダイスはどの色としても使用できます。
『黒』ダイス変換ボックスを経由してスキルを使うのも、重要なテクニックです。

上の画像のスキルは、ともにコストを必要としません。

 矢印の輪 
フリースキルです。クリックで使用します。
(無し)
パッシブスキルです。クリックの必要は無く、条件を満たしていれば自動的に発動します。

例として、上の画像は「CRSHING BLOW」という名称のスキルで、
右下に敵を意味する黄色の剣のアイコンしか無いので罠では使えません。
ドクロマークにバツ印のアイコンが無いため、ボス戦でも使えます。

波線の左側のアイコンのとおり、コストとして『黄』ダイス1個を失い、
波線の右側の文章のとおり、『黄』6ダイス1個を得ます。
(数字は出目。剣のアイコンが1個あることが、『黄』ダイス1個を表しています。)

『黄』1や『黒』1からでも、確定で6のダイスを生み出せるのは非常に強力です。
このようにダイスの運要素を軽減できるのが、スキルの面白さです。

スキルを複数個持っていれば、それら全てを各エンカウントで1回ずつ使えます。
ダイス以外のコストは必要としないので、多く持つほど有利になると言え、
クールタイムも無いので毎回のエンカウントで温存する必要もありません。

スキルの上限所持数は画面右側に「3 SKILLS」などと書かれていますが、
ダンジョン開始時に持っているスキルはカウントされず、
戦利品として獲得したもののみで判断されます。
該当のスキル名称の文字は黄色く表示され、区別が付くようになっています。

例えば、下の画像では8つスキルがありますが、
ダンジョンで獲得したのは右下の「FLAMEWAVE」のみです。
また、スキルとアイテムの現在所持数は、
画面左上の主人公の名称を左クリックすることでも見ることができます。

スキルのアイコン化はルールに基づいて厳密になされていて、
慣れれば英文は読まずに上の画像だけで効果が特定可能になります。
一覧が「HOW TO PLAY」の27P「SKILL & POTION ICONS」にありますが、
1つのスキルでしか使わないようなアイコンも多いので、
よく使うものを英文と合わせて自然に覚えていけば良いでしょう。

アイテム(ITEM)
このゲームのアイテムはシンプルで、
振れるダイスの数が1個増え、物によっては最大【HP】×1も増えるだけです。

【HP】を100%や割合で回復できるようなものは無いので、
こまめに回復していれば、最大【HP】はあまり気にならないと思います。
【HP】増加付きのアイテムはそうでないものの上位互換となりますが、
XPも多い傾向があるので、XPに変換してしまうのも手です。

レベル(XP LEVEL)
経験値であるXPは、青色の中心に黄色が配されたランタンのようなアイコンで示されます。
戦利品のXPは、2・3・4の3パターンです。
レベルアップに必要なXPはレベルによって違い、残りのXPは薄いアイコンで表示されます。
レベルアップ時の端数については基本的に切り捨てられるので、ピッタリ獲得するのがコツです。

以下は、参考程度に記載します。
もし余分なXPが2か3の場合、該当のカードを戦利品として獲得していれば、
それを除くものだけでレベルアップしたとみなして持ち越すことができるようです。
例えば、必要XPが8で2→2→3→4と戦利品を獲得した場合、
2・2・4でレベルアップできるので、切り捨てずに3を持ち越します。

実際は、XPをギリギリにすること自体がほとんどありません。
上記の例だと2→2の時点でXP3はひとまずアイテムやスキルとして獲得しておき、
XP4で一気にレベルアップを狙う方が効率が良いからです。
レベルもカードになっていて、左クリックで詳細が確認できます。
レベルアップのメリットは、以下のとおりです。
  • アイテムとスキルの上限所持数が増える。
  • ポーションが1個増える。
  • レベル2とレベル4になったときに、『黒』ダイスが1個増える。
  • レベル4が最高。それ以降は、5XPごとにポーションが1個増える。
ボス戦は、レベル4にしてアイテムを上限まで持つのを前提としている節があるので、
まずはそれを目指すようにしましょう。

ジェネラルサプライ(GENERAL SUPPLY)
残るは上の画像右側の赤枠の部分ですが、上限個数までの残りの数を表しているだけです。
『黄』・『桃』・『青』ダイスはそれぞれ8個、
『黒』ダイスは6個までしか同時に使えず、ポーションは6個までしか持てません。

ある色のダイスを同時に9個使用することはまず無いのですが、
『黒』ダイスが6個までと少なく、変換ボックスの関係でたまに上限に達します。
その場合、超えそうになる直前にその色の全てのダイスから除去するものを選べます。
1などの小さい値のダイスを一時的に除去して終わることが多く、意外と影響は少ないです。

一方、DLCを購入すると意識する機会が増えます。
ダイスが「追放(exile)」されたり、「悪霊(Fiend)」カードに置いたりすると、
ジェネラルサプライの数自体が減ってしまいます。
また、「追放(exile)」されたダイスをゲーム中に戻す手段はありません。

いずれにせよ、しばらくは頭の片隅に留めておくくらいで良いでしょう。
階段とボス戦
《HOW TO PLAY該当箇所…24:DESCENDING、25:BOSS FIGHT

ボス戦と、それまでの流れについて説明します。

階段を降りる(DESCEND)
上の画像のように、【時】が0になると画面右上の砂時計が階段に変化します。
「DESCEND(降りる)」を選べば、次の階に進みます。
画面下の「STAY ON FLOOR」を選べば、この階に留まることもできます。

この状態になると探検はできませんが、扉を選択してエンカウントはできます。
まだ扉が3つ残っていますので、もう少し留まって戦利品を獲得したいところです。

しかし、階段が出現してからは、【時】×1を費やすと、【時】×1が階段の上に置かれます。
上の画像は、ターン経過によって【時】×2を費やしたところです。
階段の上に置かれた【時】が3個になるごとに、【HP】×1を失います。
つまり、今回のように2個置かれただけならペナルティはなく、
次の階に降りるとリセットもされます。
このデメリットと戦利品獲得とを天秤にかけて、扉を選択するか降りるかを決めます。

次の階では、捨て山=使ってないエンカウンターカードを山札とします。
このゲームは本来は実物を用いるので、
戦利品のスキルやアイテムは捨てずにステータスとして使います。
つまり、戦利品として獲得している分、2~3階では最初の【時】も少なくなります。

ボス戦(BOSS battle)
2階、3階と進み、更に階段を降りるとボス戦となります。

ボス戦は、基本的な流れは敵とのエンカウンターステップと一緒です。
ただし、ドクロマークにバツ印のアイコンが付いたスキルは使用できません。
左上のアイコンのとおりボスは敵扱いなので、罠限定のスキルも使用できません。

そして、以下の点が異なります。
  • ボスも主人公と同様に【HP】を持っています。
    カードの左下に大きく書かれていて、上の画像のドラゴンでは6です。

  • ドクロのアイコンの付いたボックスが登場します。
    主人公が損害結果の【HP】を失った後に、
    ドクロのボックスを覆った数だけボスにダメージを与えます。
    その際、ボスの上にダメージ分のドクロトークンを乗せます。
    上記の順序のため、相打ちとなりそうな場合でもこちらが敗北します。

  • 交互に行う一連の流れを「ラウンド(round)」と呼び、
    ボスか主人公の【HP】が0になるまで、ラウンドを繰り返します。
    ボスの【HP】を0すれば、ダンジョンクリア!

  • 特殊能力が個性的です。
    この「DRAGON」は、「ドクロのボックスには、『黒』ダイスを置くことができない」
    となっていて、上位互換だった『黒』ダイスの数少ないデメリットとなります。

  • ダンジョンカードの影響は受けません。

  • ボス戦で【時】×1を費やすときは、代わりにダイスを追放します。
    一部のスキルにはボス戦用の【時】を費やさない表記があり、適用はまれです。
ボスは事前に分かる上に何度も参照でき、ランダム性も無いので、
意識してアイテムやスキルを入手するのがコツです。
このボスでは、まず2つある盾の『桃』5のボックス対策が最低限必要。
片方でも覆えないと【HP】×11の致命傷となります。
その上でドクロのボックスを覆えないとダメージを与えられないため、
3色それぞれのダイスを確定で6にするようなスキルも欲しいところです。
アンロック
《HOW TO PLAY該当箇所…3:HERO PROGRESSION

ボス戦終了後の「アンロック(PROGRESSION)」について説明します。

チェックマーク(check-marks)
アンロックは、上の画像のように、
各主人公の右側のシートをチェックマークで埋める方式です。

獲得できるチェックマークの数は、
レベル4でボス撃破だと8個、レベル3でボス撃破だと7個でした。
これに難易度などのアンロックボーナスを加味した数となります。
ゲームオーバーになった際にも少し獲得できるものの、
数は明記されておらず不明。おそらく階とレベルにより変化します。

チェックマークの色は、選択したダンジョンのドット(dot)の色と一緒。
すなわち、1ドットでは緑色、2ドットでは黄色、3ドットでは赤色が与えられます。
これらは、黄色のチェックマークで緑色を埋めるように、
下位のものとしても使用することができます。

シートは主人公ごとにありますが、内容は共通です。
どこから埋めていくか迷いますが、実は一番上の「BASIC」以外、
フォーカスと呼ばれる「HEALING」「COMBAT」「DUNGEON」などは選択式です。
フォーカスのおすすめはダントツで「HEALING」です。
迷ったら「BASIC」と「HEALING」を並行して埋めていきましょう。

BASIC
  • ベーシックスキルを1つ選ぶ。
  • 最大【HP】が1増える。
  • スキルかアイテムの最大所持数が1増える。
ベーシックスキルは数種類あり、毎回その中から1つを選ぶことができます。

最大所持数増加は「or」という性質上、スキルとして表示されます。
右側の欄の「○ ITEMS」には反映されずに少し分かりにくいので注意です。
特にレベル1のときの恩恵が大きく、難易度を上げる際に役立ちます。

HEALING
  • 開始時のポーションが1つ増える。
  • ポーションを使うと、【HP】×1を回復する。
  • 階段を降りると、【HP】×1を回復する。
  • ボス戦でのラウンド終了ごとに、【HP】×1を回復する。
2番目が強力で、「HEALING」ポーションなら最大で【HP】×4を回復します。
「HEALING」の良い所は、階段が現れた後の【時】×3=【HP】×1のダメージを補え、
居座って戦利品を獲得して成長の遅れを取り戻せる点です。
もちろんエンカウントで受けたダメージも回復できるので、安定感は段違いです。

COMBAT
全てコスト不要のフリースキルです。
  • 敵限定:『黄』ダイス1個を同値の『桃』ダイス1個に変更する。
  • 敵限定:全ての『黄』1と『黄』2ダイスを振り直す。
  • 敵限定:『黒』3ダイスを得る。
  • 敵限定:ダイス1個の値を1増加する。
どれも値を大きく増やせないのが厳しいです。
総じて破壊力に欠け、唯一無二の「HEALING」フォーカスに比べると、
戦利品でスキルを獲得すれば十分となってしまいます。

DUNGEON
全てコスト不要のフリースキルです。
  • 罠限定:5のダイス1個を6に変更する。
  • 罠限定:【時】×1を無視する(選択肢のコストでさえ)
  • ボス戦限定:『黒』ダイス1個を振る
  • 罠限定:ダイス1個を振り直す
罠限定だとボス戦で使えないのを補うように、ボス戦でしか使えないスキルがあります。
しかし、道中は3つ、ボス戦は1つのスキルしか無いことになるのが残念。
罠で使えるスキルは非常に少ないので対策になりそうですが、
最初のスキルは5のダイスが無ければ意味が無いなど、どれも今ひとつの性能です。

ベーシックスキル・フォーカス選択
「BASIC」で手に入れたベーシックスキルと、
「HEALING」「COMBAT」「DUNGEON」などのフォーカスからどれを使用するかは、
上の画像のように、ダンジョン選択時に選択します。

画像のベーシックスキルは、波線の左側が矢印のフリースキル=ノーコストで、
「ダイス1個の値を1増加させる」と便利そうですが、罠限定&ボス戦使用不可です。
このように小粒なスキルばかりですが、
運要素を減らせるスキルが最初から使えるのは大きな魅力です。
ガントレットモード・主人公
《HOW TO PLAY該当箇所…5:GAUNTLET MODE

以上で一通りの説明は終わり、プレイ自体はできるようになったと思います。
最後に、今後のプレイのため、他のモードや主人公について説明します。

ガントレットモード(GAUNTLET MODE)
通常モードのボスを一通り倒すと、起動後画面に「GAUNTLET MODE」が追加されます。
これは立て続けに5つのダンジョンを攻略し、
かかった回数の少なさ(最高が5)がスコアとなるモードです。
立て続けと言っても、中断も可能です。

アンロックの無い状態から始まり、
他の主人公に変えた場合でも、アンロック状態は引き継がれます。

関連する実績が3つ(+DLCで1つ)あるので、実績解除目的ならプレイすることになるでしょう。
ノーミスで5体のボスを撃破する実績もありますが、
無理な難易度では無く、難易度NOVICEの「PALADIN」なら比較的簡単に解除できました。


主人公(HERO)
各主人公は、それぞれ変わった特徴を持っているので翻訳を兼ねて説明します。
ちなみに、スキルなどの中で各主人公の能力の英文が一番複雑なので目安としてください。
以下は、全て1人主人公についてのみの説明となります。

各主人公はカード左側に書かれている初期ダイスの色にバラツキがありますが、
合計は同じでボス戦に備えてアイテムでバランス良く育てるため、
序盤以降はあまり違いを感じないと思います。
ARCHER

  • ヒロイックフィート
    【時】×2を費やし、『黒』ダイス2個を振って1個除去する。
    または、【時】×4を費やし、『黒』ダイス3個を振って1個除去する。
ダイス2個を振る期待値は4.5近くありますが、コストが重く使いにくいです。
それと、このゲームでは値が大きい方が不利ということがごくごくまれにあるので、
毎回、(残す方ではなく)除去する方を選択する一手間が必要になります。
  • スキル(フリースキル:敵限定)
    【HP】×1のみを失いそうなとき、代わりに【時】×1を失う。
    ボス戦では、【HP】×1を失うのを防ぐ。損害結果の前に使用する。
【HP】×2以上を失いそうなときは使えないので大ダメージには弱いものの、
【HP】×1を失うのをノーダメージに変えることができます。
クリックして発動するのが必須なので、存在を忘れないようにしましょう。
ボス戦では無条件でのダメージ減少となり、頼もしくなります。

MAGE

  • ヒロイックフィート
    探検または逃走するごとに、『黒』ダイス1個をここに蓄える。
    ここに蓄えたダイスを任意の数振る。(最大2個)
探検は4ターンに一回は行うものの、頻度としては低め。
逃走は【時】×2を損するので、心理的にやや逃走しやすくなるかなという程度。
あまりダイスを蓄えられず、微妙な印象です。
  • スキル(フリースキル:罠限定)
    【HP】×1を失うのを防ぐ。損害結果の前に使用する。
罠自体のボックスは【HP】と【時】を大量に失うので焼け石に水ですが、
【HP】×1を失うダンジョンカードのボックスを完全に無視できるのが大きいです。
6のダイスを他に回せたりするので、ダンジョンによっては活躍します。

PALADIN

  • ヒロイックフィート
    XPが4以上の扉を開いたとき、『黒』ダイス1個をここに蓄える。
    ここに蓄えたダイスを任意の数振る。(最大2個)
XP4の敵や罠は強いので、欲しい時に増えるというのが高評価です。
  • スキル(パッシブスキル)
    【HP】×2を失いそうなごとに、【HP】×1を失うのを防ぐ。
    別の方法でダメージを防ぐことはできない。
ポーションの回復量増加をアンロックすれば、
実質8ダメージまでをポーション1個で回復できることにもなり、鬼に金棒。
ボス戦ではドクロのボックスだけに集中しても致命傷を負わないので、安定感は随一です。
ちなみに、【HP】×4を【HP】×3に減らしても、失うのはともに【HP】×2のままです。
つまり、【HP】より【時】のボックスを覆う方が良いという逆転現象も起こります。

ROGUE

  • ヒロイックフィート
    『黒』ダイス1個または2個を振る。どれかが1なら、【HP】×1と【時】×3を失う。
毎回『黒』ダイス1個を振ったとしても、確率的に6回で【HP】×1と【時】×3を失うだけ。
ダイスの増加でそれ以上の損害結果を防げると思えば、コストはあって無いようなものです。
攻撃的なので、実績解除にも重宝するでしょう。
  • スキル(フリースキル:ボス戦使用不可)
    扉がドアリミット以下の場合、逃走した際に、ダンジョンに扉を1つ追加する。
探検にかかるターンの【時】を節約できるということなんでしょうが、
どれだけ恩恵を受けられたかを数値化するのが難しいです。
逃走していると稼げないため、あまり役に立たないでしょう。

WARRIOR

  • ヒロイックフィート
    ダメージを受けるごとに、『黒』ダイス1個をここに蓄える。
    ここに蓄えたダイスを任意の数振る。(最大2個)
「each damage」なので【HP】×2以上を失うと2個蓄えられますが、
最大2個の制限に引っかかると無駄になってしまいます。
『黒』ダイスはこまめに使い、一気に【HP】×3以上を失わないよう心掛けましょう。
  • スキル(パッシブスキル)
    階段を降りたら、【HP】×2を回復する。
意外と大きい回復量です。
また、最大【HP】が他の主人公より1多くなっています。

MIST

  • ヒロイックフィート
    『青』のスキルを使用するごとに、『黒』ダイス1個をここに蓄える。
    ここに蓄えたダイスを任意の数振る。(最大2個)
コスト『青』のスキルはアンロックのベーシックスキルとして持ち込め、
更に次の「PREP」自体がコスト『青』なので、初戦から『黒』ダイス2個を蓄えられます。
  • スキル「PREP」(コスト『青』X:敵限定)
    2マナ(最大6マナ)を払うごとに、『黄』3か『桃』3ダイス1個をここに蓄えて、
    このスキルを「CHAOS ARC」に置き換える。

  • スキル「CHAOS ARC」(フリースキル:敵限定)※下の画像参照
    ここに蓄えたダイスそれぞれに3を加える。
    もしくは、ここに蓄えたダイスを得て、「PREP」(このターンは使用不可)に置き換える。
すぐに使いたい場合は3のダイスを得て、
余裕がある場合は6のダイスにできるため、柔軟性があります。
強力ですが、追加の主人公らしくトリッキーなので、慣れてから使った方が良いでしょう。
終わりに
スキルや敵の特殊能力などの翻訳は割愛しましたが、これで十分ゲームが進められます。

このゲームは「HOW TO PLAY」が充実していて、
細かな例外も含め、特に書かれていないことはありませんでした。
疑問が生まれた場合、《HOW TO PLAY該当箇所》も参照してください。
このガイドの知識を前提にすれば、きっと解決できると思います。

ダイスを用いた戦闘が非常に面白いゲームです。
気になりましたら、是非遊んでみてください!
3 Comments
tanuki Aug 21, 2021 @ 5:09pm 
ありがとうございます!
面白そうとは思いつつ英語で尻込みしていたので
非常に助かりました!
sakymnsj-JP Oct 26, 2020 @ 5:30am 
参考になりました!:)
Tama Oct 12, 2020 @ 2:57pm 
このガイドのおかげで導入が非常にスムーズで楽しく遊べました!感謝…!