日本語設定について。

ゲームのオプションメニューでは英語しかありません。
ライブラリからThe Painscreek Killingsを右クリックしメニューから主語を選択し日本語選び再度、ゲームのオプションから日本語選択OKです。

参考になれば幸いです。

万人受けするAAAタイトルが「大人しく座ってるだけで次々と美味しい物が口に放り込まれるフォアグラゲー」だとしたら、このゲームは「大口を開けて突き進み自ら大量の海水を取り込むことでわずかに混じるプランクトンを味わうクジラゲー」。

待ちの姿勢でいると一個も面白くない。向こうからはイベントらしいものを何一つ見せてこない。よっしゃ、そんならこっちから行って見つけたらぁ！　という気概があるのならわりと面白い探偵ゲー。推理に行き詰まったら足で稼げ！　現場百回だ！　なに？　現場が神社！？　そんなのもうお百度参りじゃん、願い叶っちゃうじゃん……

ちなみに事件が起こりすぎてとっくに廃村になり、人っ子一人住んでないゴーストタウンをひたすら歩き回ってメモや日記を読んで鍵を手に入れて番号錠を回してするだけなので、頑張って気分を盛り上げて行かないとやってることはすごい地味。でもゲーム外にメモ帳を用意して、自分用推理メモを作る作業は楽しめる。特に手書き。リーガルパッド、法廷モノの映画でよく見るあの黄色い法律用箋なんか使ってみてもいいよね！

探索型ミステリーアドベンチャー。
先日クリアしました。

主人公は新聞記者で、4年前に殺人事件が起きた町を探索して、事件を解いていきます。

文字を読むのが中心となります。日本語化されていないので、英語を読めないと辛いと思います。

このゲームの特徴は、甘やかさない、ということ。
マーカーも、ヒントも、手助けになるようなものはありません。
自分で探索、推理する必要があります。
ファミコン時代のゲームを思い出させる不親切さがあります。

私はそこが一番楽しいと感じました。
ストーリーと謎は良く出来てますし、一本道ではなく、同じ謎解きに複数のルートでたどり着けるのが楽しかった。
メモを片手に全力で取り組める、手堅いミステリーでした。

ぜひおすすめです。

このゲームは若干のホラー要素を含みます
ホラー苦手な人が純粋な推理ゲームを期待してプレイすると、いざその時にプレイ意欲を削がれる可能性があります。実際削がれました。

それでもなんとか自分を鼓舞してプレイを再開し、初回は達成率90%、その後攻略を見て達成率100%でクリアした上での感想です。ストーリー上のネタバレは含みません。

「クエストマーカーのようなものはなく、調査で得られた情報を自力で整理して事件の全容を構築していく」
以前Return of the Obra Dinnをプレイした僕にはとても魅力的なゲームシステムに見え、また次第に明らかになっていくストーリーラインも実際に素晴らしいものでした。

しかしそれに反して、ゲーム体験としてはかなりストレスフルなものとして記憶に残ってしまいました。
このゲームを手短に説明するとすれば、昔Flashで流行った脱出ゲームを、3Dで町1つ丸ごと使って行なうようなゲームです。
町の中には入れる(または入れるようになる)建物がいくつかあり、その中には無数の部屋・引き出し・棚・張り紙・引き出し・棚・鍵付きの引き出し・引き出し…。とにかくたくさんの干渉可能なオブジェクトが存在します。そしてほとんどの引き出しは空っぽです。

僕のプレイでは、明らかに見えていたはずのキーアイテムを見落としてしまったことが2回ありました。
(もちろん見落とし自体は僕のプレイングの非です)
早々に諦めて攻略情報を参考にしてアイテムを回収し、自分の注意力散漫を呪いましたが、これを自力で再捜索するとなると、その範囲は町全体にまで及びます。
骨太といえば聞こえはいいですが、先述のような脱出ゲームと、3Dかつ町規模の舞台の相性は最悪であると僕は思いました。

50％オフだったので購入、総プレイ時間16hでクリア。
(ランクA、97％)
こいつのお陰で週末が潰れました(褒め言葉)

ジャーナリストの主人公が、上司命令でとある町で数年前に起きた
町の有力者殺人事件(未解決)に首を突っ込むお話です。


以下ちょいバレを含む本作品の概要＆特徴です。

・町には誰もいない
→有力者が亡くなって身内が締め切った＆住民が離れて
　寂れてます。人が離れていくので警察も捜査を打ち切る、
　という悪循環です。そのため人の声は留守電などの
　記録音声しかありません。バールがあればこんな扉や
　箱ぶち破るのに、と何度も思う事でしょうが、一応
　それができないのは、町のあらゆるものが放棄された訳では
　ないという最低限の建前があるからだと思います。
　まぁそれらの理由を差っ引いても、主人公は不法侵入に
　あたると思いますが。

・至るところにあるドキュメント類がほぼ情報の全て
→大半が日記や手紙などの手書き(風フォント)であり、
　各人で癖があるので慣れないと読みづらいです。
　タイプライター文章が神に見えます。

・カギがやたら多い
→鍵探索ゲーと言っても過言ではありません。鍵のかかった箱を
　開けたら中には鍵、なんてのはしょっちゅうです。
　幸い使った鍵はインベントリから消えるので中盤以降どれが
　どの鍵か分からない、という事態は軽減できますが、
　言い換えると開けた場所を覚えておかないとストーリーの進行を
　阻害する可能性もあります。なお鍵穴をポイントして、Unlockと
　出るものは大半が開けられます。またどの鍵を使うかは指定が
　必要なので、偶然開くという確率は低いです。
　あとインベントリアイテムのコンバイン要素はないので、
　そこは安心してOKかと。

・カギ同様に暗証番号も多い
→操作性からしても総当たりとかはまず無理です。
　たまに六桁のとかも出てきます。理不尽な謎パズルとかは
　無い代わりに、数字を絡めたロジックのものも幾つかでてきます。
　番号の記されたドキュメント等は、ジャーナルの記録だけに
　頼らずに別途カメラで撮影しておくと便利だと思います。
　もちろん自分でメモも可。

・移動がだるい
→そう広くない町ながら、結構歩かされます。ファストトラベルが
　欲しくなりますが、町中にも結構インタラクトを必要とするものが
　出てくるので、諸刃の剣になりますが。正直主人公は車に
　折りたたみ自転車を積んでくるべきだったと思います。
　Run/Walkは設定でトグルにもできるので、探索と町中移動で
　使い分けを推奨。

・オブジェクティブ等の表示はない
→最終目的がはっきりしている分、途中経過の一切は
　プレーヤー任せです。次に何をしろだのの、システム的な指示は
　一切ありません。ジャーナル類は全て自動記録されますが、
　手書きドキュメントは手書きのままでの表示です。
　カメラによる画面キャプチャと、自分のメモを駆使しないと
　短時間での小刻みプレイは難しいかもしれません。
　なお人物相関図みたいなのも表示されないので、
　これだけはメモしておくことを推奨。


・アイテムやインタラクトが必要なオブジェクトの配置が
　一部いじわる
→まぁリアルなら隠そうとしてるんだからそりゃ分かりにくい
　場所に隠すよね、と思うくらいには目立たない場所に配置されて
　いたりします。ですがどこかにはヒントは記されていますし、
　ヒントのA地点のアクションから遠くのB地点で何かが起こる、
　というようなRPGめいたロジックの謎解きはありませんので、
　どうぞヒントを元に目を皿のようにして探して下さい。
　(目視だけでなくレティクルによるポイント＆クリックを推奨)
　個人的には制作スタッフは往年のThief/Thief2とか
　好きだったんじゃないかと思います。


長くなりましたが、ファミコン時代のアドベンチャーゲームが好き
(＆英語が読める)な人には割とオススメできるのではないかと
思います。個人的には時間制限要素の無い『殺意の階層』っぽい
内容に思えました。(あくまで「っぽい」だけですので、同じものを
求めると肩透かしを食う可能性が高いので注意)

初クリア時、プレイ時間13時間、98％でした。思っていたよりも難易度は高くありません。
ヒントがないと言っても、手に入る日記や手紙にわかりやすいヒントというか、次に何をすべきかの情報はたくさん丁寧に書かれているので、何をしたらいいか分からないという状態には殆どなりませんでした。
本格的な推理、探偵が出来ると紹介されていますが、実際には推理要素はほぼありません。ひたすらに、手に入れた鍵や数字がどこで使うものかを、それまでに手に入れた情報から予想することの繰り返しです。
事件の真相のほとんどは鍵を開けた先にある日記や手紙からおのずと勝手に明らかになり、鍵を集めて開けて回っているだけで勝手に事件は解決します。推理ゲームでも探偵ゲームでもなく、鍵探しゲームでした。

しかし鍵を見つけて開けて、段々と明かされていくストーリーは、王道、お約束ど直球の内容ながら、とても上質です。それぞれの登場人物の残したテキストから、それぞれの思いや関係に触れていく中で、この街に自然と感情移入できるように、事件を理解できるようにと、丁寧な表現とゲームテンポを用いて工夫されています。

この無人の街でかつて起こった悲しく切ない出来事に、しばらくの間心をはせることでしんみりしたいなと思った場合には、安心してオススメ出来ます。

ただ、自主的にメモを取りまくり、それぞれの人物相関図を作ったり、断片的な情報の時系列を並べ直したり、無数の情報から他の情報と矛盾する嘘を見抜いたりといった、いわゆる本格的な探偵活動を期待されている場合には、猛烈な肩透かしを食らうことになります笑

メモを取った方がいい場面、ゲーム内のカメラで写真を撮っておいた方がいい場面というのは、確かに何個かあるのですが、それらはほぼ全て、何かの暗証番号になっていそうな、意味ありげな数字についてだけです。繰り返しになりますが、このゲームでプレイヤーが頑張って調べる必要のあることは、事件の調査ではなく、街中に隠された鍵を探すことのみです。

事件の現場で一人調査を開始するところからスタートするが、何をしたら良いのか解らない。自分がどの様な考えを持っていて、誰の何の証拠を入手したいのかまったく解らない。
ある程度のガイドが必要だと思います。


下記の手順にて日本語化できます。

①steamクライアントを起動して、「表示」→「ゲーム詳細」→「The Painscreek Killings」を選択
②「The Painscreek Killings」と表示されているタイトルを選択した状態で、マウスを右クリックして「プロパティ」を選択する
③プロパティ画面で「言語」タブを選択する。
④言語画面で「英語(English)」を「日本語(Japanese)」にする
⑤プロパティ画面を閉じて作業終了です。

上記の操作で日本語化に必要なファイルを勝手にダウンロードします。

廃墟となっている町で過去に起こった未解決事件の真相を突き止めるクライムサスペンス・ミステリーアドベンチャーです。

オススメする唯一の点はストーリーの内容・質です。
日本語訳も上質で、誤字脱字は一部ありましたがよく見れば気が付く程度で進行に影響ない許容範囲。
事件が少しずつ明らかになっていくスピード感と過程の仕掛けも悪くなかったです。
ゲーム性としては（ゲームをクリアするという意味合いで）推理力よりも調査力が必要だと思います。
なにせお助けヒントとか無いので現実でもメモを取ったり工夫しないと苦労するかなと。

簡易MAPはあれど町が広くてあっちへ行ったり来たりと走る時間も多く、一見すると有象無象のウォーキングシミュレーターと感じざるを得ません。
そのせいで序盤でツマランと感じ止めてしまう人が多そうなのが勿体なく感じます。
前評判を知らなかったら私も途中で投げていた可能性有り...。
とにかくストーリーが面白いので高評価レビュー率を信じて進めてください。

あとホラー苦手な人向けにネタバレしない程度に言うと、陳腐なジャンプスケア（びっくり驚かし系）演出にビビらなくて良いです。
怖かったとしても真相を知りたくなる魅力的なストーリーなんで耐えられます、たぶん。
※廃町を調査するという不気味な雰囲気があるので、それすら駄目だとアウトですが（笑）

私はsteamの面白い推理ゲームと問われればReturn of the Obra Dinn、調査・探偵ゲームならこのThe Painscreek Killingsを挙げます。
はっきり言ってプレイした人数が少ないだけでもっと多数に評価されるべき名作です。
あなたの人生の貴重な時間を使って挑戦してみるも良し、もちろんプレイせずに人生を終えるのもありでしょう。
是非あなたが正しいと思う選択をしてください。
そして、挑戦される方には真相に辿り着けるよう健闘を祈ります。

これは推理ゲームではない、
大きな脱出ゲームだというのが正直な感想です

事件の背景を考える時間よりも
鍵を探すために奔走する時間のほうが長かったからです

「Return of the obra dinn」「Her story」のような
プレイヤーに推理することを要求してくるようなゲーム
ではありません

鍵と、錠前を開けるための数字を
町中で探しながら、少しずつ事件の真相に迫っていく
というスタイルなのですが
プレイヤーが行っていることは能動的な捜査とは言えません

鍵や数字を探すことが捜査と言えるんでしょうか？

鍵を見つけていけば真相にたどり着けます、
しかし、それはプレイヤーが推理したわけではなく、
事件が収束してしまった、という印象を受けました

他の方のレビューを見ると、「能動的」
という言葉が多いのですが、自分は違和感を持ちます

「能動的」な捜査なのであれば、
事件そのものにゲームプレイの焦点を当ててほしい

犯人・凶器・動機・殺害状況などの推理を
プレイヤーに可能な限り介入させてほしい

それが自分が推理ゲームに求めていることです

このゲームは違います
事件の背景は鍵を開けて、日記などを読んで
明らかにしていくのですが
プレイヤーに許される推理の幅が少ない、
あれこれ考える要素がありません

鍵探しゲームがメインで
殺人事件が付け足されているように感じました

ストーリー自体は面白いです、間違いなく
ただ鍵が多すぎる
鍵や数字入力の数を半分ぐらいにしてくれれば
自分も「おすすめ」にしていました

ここまで生意気なことを書いてきましたが
このスタジオの次回作もミステリのようで
スクショなどを見ると
ちゃんと推理が必要なゲームのように見えます
期待してます

主人公は女性ジャーナリスト。過去に事件のあった町を調べてこいと言われるところからスタートします。
最初に書いておきますがこのゲームは「とてもゲームの都合に満ちあふれているゲーム」であることを理解するべきだと思います。

例えば

• ゴーストタウンとは言ったものの生活感が残っており、人だけが突然居なくなったかのような町
  
• 電気は止められておらず普通に照明とかもつきますよ？
  
• 鍵多過ぎ。一人暮らしでも寝室に鍵かけたりするの？
  
• 日記多過ぎ。この町の人は日記を書く義務でもあったの？
  
• かと思ったら見付けた日記はだいたい３～４ページで終わりで日も飛び飛び
  
• そもそも鍵を見付けたからと言って勝手に住居に侵入していいんですか？
  
• あ、でも最初から鍵のかかっていない建物もありましたね！

思い付くだけでも結構な数の不自然な点はあります。こんなのでいいんですか？

いいんです、ゲームなんだから！

だいたいこの一言で片付きますね。
この町に住人はいませんが、先に言ったように日記が多く残されており、それを辿っていけばかつて人々がここで暮らしていたのを感じさせてくれます。顔も新聞記事等で明らかになるので、人物名だけであれこれ考えるよりは情報が入って来やすいでしょう。「ゲームの都合」とは言いましたが見せ方は上手だと思います。それと雰囲気は物悲しさが漂っておりＢＧＭも相まって孤独感、不安感を煽ってくれます。なんかね、後ろを振り向きたくなるんですよ。
もちろん町並みや小物の再現なんかはリアル寄りで好感触。日本語の翻訳もほぼ完璧。上記のお約束に目をつぶれば今までに無かったゲーム体験が得られると思われますし、特に探索好きな方に強くおすすめしたいゲームです。
他ゲーで例えると、RPG等でマップの隅まで埋めたい！とか、メトロイドヴァニア系で新たなアイテムを手に入れて探索範囲を広げるのが好き！とか、脱出ゲームも好き！とかならかなり適しているでしょう。
反対にそれに当てはまらないと非常に苦痛なゲームだとも言えます。探索が基本のゲームなんですよ。しかもそこそこ広い範囲で必要というね。そして見落としが手詰まりに繋がる可能性を秘めていると言えばおわかりになるでしょうか。

－以下チラ裏なのでお付き合いできる方だけどうぞ－

そんなこんなでのんびり探索してクリアするのに２０時間以上かかりました。評価はまさかの９９％。え？見落としあったの？マジで？　１００％じゃないとか探索ゲー好きの名折れだわ！　と思いつつも　１％かよー、どこだよ見落としたのはー、また町全体を探すのか？　（※グッドエンドを迎えているので問題は無いのですが、１００％にしたい（コンプリート実績もあります）という私情からです。）と不安にもなりました。結果から言いますと取れていない実績から漏れを補完できたのですぐに１００％にすることはできました。その流れで実績コンプも目指して達成！　非常に満足、もはやこのゲームでやることはなくなった！　と、このときは思っていたのです。

ふと考えてしまったんですよね。このゲームって一体どれだけ早くクリアできるんだろう？　って。気になったら実践するしかない。やりましたよＲＴＡを！

取り敢えずは必要アイテムだけを取る（話なんかわからなくても関係ないんです）プレイで２７分弱を記録。これは難なく達成。うーん？　何か物足りなさを感じた自分は１００％（評価を出す）ＲＴＡに手を出してしまったのです。一度クリアしているとはいえ新規セーブデータでの１００％達成は困難を極めました。まず記録を取る前に１００％にならない（見落としがある）。全実績取得済みなので何が足りないのかも導き出せずにひたすら探索しかありませんでした。そうした末に再び１００％を達成できたところからようやくスタート。何回かやりましたがベストは４２分半を切るものでした。
ＲＴＡ（Speedrun）界隈を見てもこのゲームでやっている人いないっぽいんですけどね・・・。

というわけでＲＴＡをやるのもおすすめですｗ