狐になって点在する記憶を辿る自立と別れと愛情のお話。
景色と音楽がとても美しいので、動物で野を駆けるゲームが好きな人には是非プレイして欲しい。
ゲームとしてはフィールド上のチェックポイントを探して回るタイプであるため、運によってプレイ時間にばらつきが出ると思いますが、私は迷いながらも3時間ほどでクリアできました。

注意点としては、ゲームを始める前に設定を開いて日本語字幕に設定すること。
サントラが出ていないのが非常に残念。

18/01/09に公式で日本語が追加され、ゲーム内の字幕なども日本語になったので購入。
可愛らしい親キツネを操作しながら３匹の子供を探すストーリー。
序盤は謎解きパズル要素が少しだけありますが簡単です。
マップの各所にある光の柱がある場所を調べる事で人間側の家族の話が語られ、
キツネの旅と照らし合わされつつ、進んでいく感じです。

とにかく移動距離が長くて疲れるので序盤でやめようかと思いましたが、
中盤から後半にかけて一気に展開が早くなるので先が気になってしまい結局クリアしました。
雰囲気や環境音・音楽はとても良く、戦闘もないので何も考えずにまったり遊べますが、
他の方のレビューにある通り、文化の違う家族愛がテーマなので日本人には理解されにくいと思います。
ただ、キツネの話は感動できるので雰囲気が好きなら損はしないと思います。

言語表記にもありますが
日本語は「インターフェイスのみ」で
ゲーム内の会話は英語です。
そして会話は意外と多いので、
英語できない方には注意が必要です

映像・音楽は非常に綺麗です

追記
初めてプレイする際は解説モードはオフの状態で遊んで下さい！解説モードはクリアしたひと向けの開発者トークで、しかも日本語字幕がありません。そして本編の会話の大半も見られなくなります！
追記終わり

何気なく雰囲気に惹かれて買っても、つまらないと思ったり、途中で投げ出すひとも多そうです。なので、オススメかと言われるとオススメとはいいづらい。しかし私はすっかり感動し、気に入った（多分今後生きていく間に、このゲームでの体験を何度も思い出すと思います）ゲームなので、オススメとさせていただきます。

グラフィックも音楽も素晴らしく、肝心のストーリー、ラストまで終えたときの充実感というか感動はお約束出来ます。ラスト直前からエンディングまでの間の私は完全にゲーム世界に入り込んでしまい、しばし現実を忘れてお風呂のお湯を長いこと出しっ放しにしました…。泣きました（それでもお風呂のショックよりもゲームに感動してです）。

そこまで辿りつけないひとが少しでも減るように何か注意書きしておくとすれば…

・ヒントもないまま広いマップをかなり走り回ることになります。多くの人がいったりきたりもすると思います。
（風景きれいキツネかわいいだけで満足し、最初から当てもなく走りまわるつもりで買えということ）

・微妙にジャンプアクションを求められます。面白いわけではないのでうまく出来なかった場合キレる可能性あります。
（そんな難しいわけではないので出来なくても一切焦るな。余裕のある精神状態のときに買えということ）

・意外と話は長い。そして広い、ヒントなし、必ず迷う。
（一切焦るな。二時間でクリアできると思って買うと焦るぞ。時間にも余裕あるときに買えと言うこと）

・中盤からラストにかけての没入感、そのテンション維持がラストの感動に直結する。
（つまり少しでも焦っていたり、日を跨いだ状態でクリアすると全然感動できなくなる。そしてこのゲームには上に書いたように焦り、イライラポイント多し。一切焦らず時間にも精神にも余裕があるときに買えというｋ

ちょっと待ってこのゲーム本当に素晴らしいんだけれどやっぱりオススメできない…注意書きがすごく長くなる…。

なので、つまりだ、

私のように完全に上記のような事態を事前に想定して、一切焦らず、時間にも、精神にも余裕があるときに、じっくりまったりのんびり、リラックスして、完全にひとりのときに、お風呂のお湯を張ったりせずにプレイすれば大丈夫です。

始める前に日本語字幕をオンにしておくことを推奨します。えっ英語聞き取れるんですか！し…失礼しました…！

狐さんの旅路とジョセフ氏の想いとがリンクして世界を彩っていきます。
見つけたアイテムとそれにまつわるジョセフ氏の独白。道中で目にする壊れた車や使用感を感じさせる道具の数々その他もろもろもジョセフ氏の話を聞いていれば何か感じるのではないでしょうか。

焦点を当てているのは大事な人への想い。それと人生です。
「大事な人」という言葉を聞いて浮かぶ想いが人それぞれであるように、また人生が人それぞれであるようにこのゲームの価値も人それぞれになってくるかと。

私としましては感受性に訴えかける仕掛けの数々に参っております。こういうのメロメロに好きなんですよ。
是非声高にやってみてくれ！と言いたいところですが、誰に言われるでもなく手に取ってみようと思える状態のほうが素直に作品を受け止められるのではないかと思います。

真面目に書いちゃってますがレビューの必要性が薄いですね。人がどう思ったかなんて先入観は本当に邪魔っ気ですしレビュー読んでほしくないです。
あれ…じゃあなんで私はレビューなんて書いたんでしょうか…？

キツネさんになって美しい大自然を闊歩し、いろんな動物との出会いや時に過酷な環境を乗り越えて子供達を探すネイチャーアドベンチャーを期待しているならば、買わないほうがいい。

移動できるのは無駄に広い割には移動の自由がない空間で、確かに綺麗だが自然だとは言い難く、文字通り夢の中か心象風景といったところ。景色に抑揚はなく少し見たら飽きてしまう面白みの薄いところを延々と走らされ、ちょっと憂鬱な気分の人生の吐露というよりも愚痴みたいな語りを聞かされる。
主人公の半生も、共感するにはひねくれすぎていて、だからといってドラマチックかというとそうでもなく絶妙に平凡である。とにかく聞いててつまらない。
無駄にだだっ広い空間の移動はたいへん面倒。マップに遊び心がなく、移動や探索の楽しみには見いだせない。せめてアマ公くらい動かしてて楽しければよかったのだが、操作性も良好とは言い難い。

ゲームというコンテンツはその定義が非常に広範であり、コントローラーを通してインタラクティブにキャラクターを操作してエンディングを目指す本作も確かにゲームではあるだろう。だが、ゲームという存在の定義と、ゲームが持っているべき意義というのは別であるはずだ。この作品はショートムービーのような映像作品ではなく、ゲーム作品である意義は果たしてどれほどあるのだろうか？

キツネになって幻想的な世界をひたすら歩くゲーム。
特にこれといってこうしろという指示はない。
のんびりとマイペースに、色々なところに散らばっているスターと、メインアイテムを探すのが目的。（多分）
アイテムを取るとバックの話が進むみたい。

・グラフィック
→めちゃくちゃ幻想的。とにかく綺麗だし、どこか哀愁漂うテクスチャで不思議と惹かれる。
・音楽
→癒される。他ゲーで人殺しまくってる合間とかにやると気分が落ち着く気がする。
・操作がシンプル
→使うのは移動キーとジャンプとダッシュに加えてアクション？キーのみ。特定のイベントもEキーしか使わなさそうだし、どうしたらいいかの説明も言葉こそないものの可愛らしいイラストが出てくるのでわかりやすい。


・日本語非対応。
→怒涛の長文ラッシュ。英語がわからん人はかなりきついと思う。今後の日本語対応or有志の日本語化MOD等に期待。


触った感じではめちゃくちゃ綺麗ですごく面白いゲームだった。
日本語対応すればもっと楽しめそうだなといった感じ。
まだリリース当日で、これからコンテンツがどんどん発展していくと思うので期待ができそう。
もっといろんな人に知れ渡ってほしい。。

頑張って良い所探したけど無かった！無かったんだ！ﾕﾙｼﾃ！

初見初回プレイ時のクリア時間は約90分(1時間30分)
内、約7～8割が移動時間です。勘の鋭い子はここで察するな？

簡潔に評価をしますと探索ゲームとしてもノベルゲームとしてみても中途半端な出来のゲームです。
美味しい肉と美味しい魚を一つの鍋にぶち込んでごった煮したようなそんな感じのゲームです。



まず最初にゲームを起動したとき、美しく広がる雪原の風景とそこに現れる1匹のキツネ
普通に見たら「おっ！なんだか面白そう！」と思いますが、そこから少し進むとだんだん異変を感じてくると思います。

少し進むともう一人の主人公（）の男の自分が足りナレーションが始まります。
字幕をオンの状態で始めるとゲーム画面中央やや下の方に、かなり大きめのウインドウで字幕が表示されますそれも文字がずらーっとそして何行も。
この地点でまずせっかくの美しい風景を眺めながらプレイすると言うコンセプトが台無しだし、男のナレーションの内容もキツネと一切関係ないというダブルコンボ
正直ここで「あっこれは…」と感じましたが、とりあえずプレイを続けました。

次に、美しい風景を十分に探索して堪能できるように配慮してなのか、MAPがとにかくめちゃくちゃ、めちゃくちゃ広いです。
探索ゲームとして考えたら広ければ広いほど探索(お散歩)が楽しめるのでとても良いのですが、自然風景ですのでまず代わり映えが無いです
つまりどこまで行っても変りばえのない風景が続く単調クオリティってわけですね

まぁまだそれくらいなら我慢できますし、よくある事だと思って我慢はできますが、ここでストアページの紹介文にもあるある一文を思い出してみよう
『息子(男)の人生に関わるアーチファクトを見出していきましょう。』
そう、つまりストーリーを進めていくにはアーティファクト(要するにイベント発生アイテム)を見出す＝発見する必要があるんです。

おや、人間さん何かに気づきましたか？
お察しの通り

『このくっそだだっ広いMAPから、各所に点在する複数個のイベント発生アイテムを集めなきゃいけない』

って事なんですよ！しかも次のMAPに行く為にはイベント発生アイテムをコンプしないといけないと言う優しい配慮付きだ！ そんな配慮いらないよバカ！



この程度ならまだ舞えますが、このイベント発生アイテムの配置場所があまりにもエグい、酷い。
大袈裟な例えになりますが

『MAPの端から端まで移動するのに5分近くかかるMAPの4隅に設置されたアイテムを集めないといけない』

と言う感じです。大袈裟のように聞こえますがだいたい間違ってないです。 AからB、そこからCへ移動で10分近く掛かるとか頭沸騰しちゃうよぉ！

持ちのロンロン先に進むにあたってMAPはさらに広くなり、そして集めるアイテムの数も微増していきます。
ついでに集めるだけじゃ許されず、更にギミック処理もしなきゃいけないというめんどくさい面白い要素も追加されます。
だんだんギミックを作るのがめんどくさくなったのか、終盤ではひたすら走る！飛ぶ！するだけになります。この要素必要だった？

ただ一部クリアに必須のギミックは、壁ジャンプで強引に突破することが出来ますので(出来ていいのか...（驚愕）)まぁ気にはならないでしょう！



キツネの旅も男の自分の過去語りも終盤に向かって行って、『面白くなるか！？』
ってなりましたが最終的に心が折れました。
ネタバレになりますので伏せますが

結局の所、男は思春期時代に親子のギクシャクを乗り越えて気持ちが通じ合っていたのに最後の最後で切り捨ててパッパは孤独に死ぬし
キツネサイドはキツネのママァ…(パッパ？)が探していた自分の子供たちは全員皆殺しにされて落ち込んでツライサンだし
キツネの子供たちを皆殺しにしたあの黒い動物の正体は明らかにされない・復讐するなりなんなりの救済処置がされないからめっちゃ後味悪いし
タイトルにもなってるFIRST TREEが最後に出てくるけど特に何もしてくれる(正直子供が死んだ事を無かった事にしてくれる神樹様かと思ってたらただの樹だし)わけでもないし
その樹が「最後に子供たちに向けて何かメッセージを残しますか？」とか「ねぇどんな気持ち？ｗ」をナチュラルにやっててくるし(伐採するぞこの野郎)
男サイドは将来が不安だ…いい父親になれるだろうか…とか言って〆からのエンドロールに入ったから「なるほど新しい命授かるから良い父親になれるか不安なんだな！」って思わせといて、エピローグでは赤ちゃんすら出てこないし
エピローグでは男を操作できるけど住んでる所が明らかに人里から離れてる上に、なんだか室内外が散乱としてて「なにも解決しなかったのか…」だし
夢に出てたキツネが男の前に現れてとある場所に誘導してくれるけどこれがまた糞長いわただひたすら走らされるわの苦行だし(10分近く走ったぞこの野郎！)
エピローグではFIRST TREEみたいな樹出てくるけど樹の表面に『幸せは他人が与えてくれるもの！なのであなたも幸せを与えよう！』とか言う文字が掘られてるし
「なんなの気持ちよくなれる薬キメてるのか、酒飲みまくってへべれけ状態で書いたの！？」って思うような突然の美徳を押し付けをしてくるしなんなの

と、まぁ言えばキリがないので割愛しましたがこんな感じで不満が大爆発しましたバーカ！

キツネサイドも男サイドも何一つ解決してないままストーリーが終わるので、後味悪いったらありゃしないのが本当にダメでした。
ノベルゲームで言うなら起承転結の『結』が無い状態で物語が終わります。
こんなのでどう考察しろって言うんだ…俺にだってできない事だってある…
これに共感できるって言う人はこんなゲームしてないで親が居なくなる前に真剣に向き合って腹割って話し合え。



最初はキツネが親子関係が壊れた男と父親の関係を修復するお手伝い(心を繋ぐ)感じの温かいゲームかと思ってたんだ
でもそうはならなかった、ならなかったんだよ。
だからこの話はここでおしまいなんだ。


ただ一つだけ敢えて褒めるとしたら、キツネサイドの探索MAPが後に行くにつれてだんだん綺麗な風景になっていくって言う所でしょうか
特にチャプター4のMAPはあたり一面黄金色に輝いていて、思わず声が漏れる位とても綺麗で、端から端まで探索したくなりたくなりました。

唯一面白かった所は、たまに男がキツネの事を思い出したかのように呟く事でしょうか。


無味無臭のゲームをプレイしたい人にはお勧めしますが、健常者さんには一切オススメはできませんのでお気を付けください。

あっキツネは可愛いかったゾ！

母キツネを操作して子キツネを探す旅に出る3Dアクションアドベンチャー。
冒頭で明らかになるが、キツネの旅は主人公ジョセフが見た夢の話である。

全6ステージ。オートセーブのみ。
高画質化したPS2レベルのグラフィック。
面倒な謎解きやパズルもなく、光の柱を調べつつ各ステージのゴールを目指すだけなので難易度は非常に低い。
フィールドは広大で迷いやすい作りになっているのにマップが見れないのが非常に不便だった。
また大量の収集アイテムが配置されている。
実績コンプを目指す場合、取りこぼしてしまうと2周目確定（前のステージに戻れない）
クリアまで2～3時間程度。
自分の環境では、PS4パッドが認識しなかったが、Steam入力を無効にしたら解決した。

キツネ操作時に光の柱を調べると、ジョセフが恋人レイチェルに自分語りを始める。
内容は、キツネとは全く関係ない自分の人生、父親との関係、家族愛など。
自分語りは英語フルボイス。字幕が改行されてないので凄く読みにくい。
ジョセフ達は、声だけで直接姿を現す事はない。
初期設定では、字幕オフになってるので注意！
さらに解説モードにチェックを入れると、ゲーム中に開発者も乱入して自分語り（ナレーション?）を始めてしまう。
こちらは英語ボイスのみ字幕なしなので、何を言ってるのかさっぱり分からなかった･･･

可愛いキツネを操作するキツネウォーキングシミュレーター･･････
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
まさか、おっさんの自分語りを延々と聞かされるゲームだとは夢にも思わなかった。

キツネの操作は、歩く、走る、ジャンプ、掘るとシンプル。
とにかくキツネの足が遅すぎる！膝に爆弾を抱えたレスラーかよ ※上り坂だと更に遅くなる
ジャンプは2段ジャンプ可。
特定の場所を掘ると、隠しアイテムが出て来てジョセフが自分語りを始める。
戦闘はないが、ステージ1でウサギを狩る事は出来る。
ちなみに全てのウサギを狩ると、怪獣並みにデカいウサギが出現する隠しイベントが発生

・キツネになりきれる
・アラスカの自然を上手く再現した温かみのあるグラフィック

・フィールドが無駄に広い
・マップが見れない
・キツネの足が遅すぎる
・前のステージに戻れない
・開発者ボイスに日本語字幕なし

キツネと人間の2つの物語を同時進行する独創的なゲーム。
物語は、人間メインでキツネはオマケレベルである（キツネは探索要員）
ジョセフの自分語りは、かなり人を選ぶ要素。
可愛いキツネを操作して遊びたいだけの人には絶対にオススメ出来ない！
かなり迷ったが、キツネ好きなのでオススメにしときます･･･
微妙なゲームだが、決してクソゲーではない。

グラフィック・環境音共にとても雰囲気の良いゲームだと思います。
チュートリアル等のインターフェイス関連は日本語化されていますが、ストーリーは翻訳されておらずナレーションと共に長文の英語が一気に表示されます。

２段ジャンプを使用させる場面が多いのですが、雰囲気ゲーの割にはちょっとシビアな感じがしました。
進む方向等はマップや矢印が表示されるわけではないので、光で表示された場所に寄り道をしながら察するしかありません。

ABZU等のゲームの「雰囲気」を楽しめる人にはおすすめですが、「ゲーム」を楽しみたい人はストレスが溜まる作品だと思います。