私は本業でプログラムを書くこともあり、このゲームのようにロジックを処理することを生業としています。
つまり昼も夜も場所が違うだけで同じことをしているわけで、factorioは給料が発生しない仕事というわけです。
最初は楽しめました。失敗しても困る人はいません。クレームをつけてくる人もいません。
しかしプレイ時間が50hを超えた当たりからクリアを目的とした遊び方に飽きてしまい
無駄を見つけては修正し、複雑なラインを単純化、生産や電力を制御するための回路設計を深夜まで続けました。
このようなプレイを続けた結果、睡眠不足となり、給料がもらえる方の仕事にも支障が出始めました。
生活のための仕事のはずが、仕事のために生活を犠牲にしていたのです。
そして現在、factorioは私のお昼の仕事にもなりました。

時間泥棒と揶揄されるcivilizationと違い、仕事を失っても仕事ができます。

このプレイ時間を見て買うか買わないか判断してください。

なんとか飽きることができました。
やっと惑星を脱出できた気がします。

追記
なんとなく他の方のレビューを読んでみたのが失敗の始まりでした。
私と同じような方々が沢山いて、自分も書いてみよう、書くだけなら、という軽い気持ちでした。
そんな些細なきっかけで、あのやりがいに満ちた仕事の記憶がフラッシュバックしてしまったのです。
気が付いたら私は、また鉄鉱石を手に入れるために奔走していました。

このゲームは、一度手を出したら、人間の意志ではどうしようもなくなります。
このゲームから解放されるためには、周りの方々のサポートが不可欠です。

留年しました

三大欲求を少しだけ上回ります。特に食事と睡眠は忘れずにとってください。

投稿者のプレイ時間を見て判断してください
私？　入門者です

factorio
それは自動化をひたすら追求するゲーム。
言い換えれば手仕事の価値を徹底的に否定するゲーム。
とりあえず柳宗悦に謝れ。


宇宙船が墜落して名も知らぬ惑星に独り取り残されたあなた。
生きる糧はなんとか調達できたものの所詮ぼっちはぼっち。
先の見えない孤独な日々に絶望したあなたに
空飛ぶスパゲッティモンスター（毒電波とも言う）が優しくささやきかけました。
「YOU 自分でロケット造って帰ればいいじゃん！」
かくて妄想にとりつかれたあなたは壮大な試みにとりかかったのでした。

でもさ、ロケット造るより無線機作る方が早くないかい？


ロケット造るには材料が不可欠だよね！
ということであなたはまず鉄板と銅板をつくることにしました。
”鉄と銅で宇宙船を造るなんて絶対無理”
そんな簡単なことすら分からなくなっていたのは
心を病んだあなたにとってきっと幸せなことだったのでしょう。

まずはその辺に転がっていた岩をガシガシ積み上げて石の炉をつくる。
露頭で手掘りした鉄鉱石と銅鉱石を放り込む。
これまた露頭で掘ってきた石炭を放り込んでしばらく待つ。
…できた！
……
………
…………めんどい。

そんなあなたの前に再び現れたスパゲッティモンスター（というか毒電波）が告げました。
「You すべて自動化しちゃえば良いじゃん！」
幸いあなたは大変手先が器用でした。
具体的には鉄板と銅板だけあれば自動採掘機でもベルトコンベアでも作れるくらい。
手掘りはめんどい？じゃあ採掘機を作ろう。
鉱石を石の炉まで運ぶのがめんどい？じゃあベルトコンベアを作ろう。
ベルトコンベアを作るのがめんどい？じゃあベルトコンベアを作る組み立て機を作ろう。
組み立て機を作るのがめんどい？じゃあ組み立て機を作る組み立て機を作ろう。
お告げのままに自動化に突っ走るあなたなのでした。


そんなこんなで石炭火力発電所まで建設したあなたに大自然が牙を剥きます。
あなたがぶちまけた環境汚染を吸収して増殖した巨大な蟲の群れが怒りに我を忘れて襲いかかってきたのです。
どう見ても腐海ですありがとうございました。
ですが悲しいかな、ここには青き衣をまといし十六歳の美少女も地下で千年眠り続けた旧世界の怪物も見当たりません。
頼れるのは己のみ。
でもこんな状況ですらあなたは自動化にこだわります。
蟲どもが目の前で発電所を食い荒らしているのを横目に黙々とセントリーガンを組み立てるあなた。
本当に真っ先に作るべきは自動銃座ではなく『お薬』だったのかもしれません。


そして数年後。
そこには巨大な製造プラントが誕生していました。
無人制御の列車が運んできた大量の鉱石を呑み込む溶鉱炉の列。
材料を電子機器・機械部品・そして武器や弾薬に加工していく無数の組み立て機。
それらを結ぶ迷路のようなベルトコンベア。
建設作業すらロボットによって自動化された世界がそこにはありました。
そんな巨大建造物の片隅、無数の機械が生み出す作動音に混じって聞こえる人の声。
「…ロケット制御装置の生産は順調、ロケット燃料も問題なし。だが飛行用ロボットフレームの生産が滞っているようだね」
「材料のプラスチックの供給が途絶えているようじゃな。上流がどうなってるか誰か確認してくれんかの？」
「えーっと、プラスチック製造工場自体は問題なし。原料の石油ガスを供給する精油プラントにもトラブルなんか起きてないんですけどｗ」
「もっとまじめにやって。プラントまで原油が届いてないじゃない」
「見ろ、油井とパイプラインが蟲に襲われてやがる！防衛のためのセントリーガンまで喰われやがった」
「全員スクランブルだ！戦車の足ではとても間に合わん、列車砲を出すぞ！」
「「「「「「おう！」」」」」」

それは全部あなたの独り言。
なんということでしょう、長過ぎる孤独は人間関係すら自動化したようです。


そして！ついに！ロケットが完成しました！
後は打ち上げに必要なパーツをロケットに自動的に積み込むだけです。
がんばれ！母星と病院はもう目の前だ！

ハマるひとは徹底的にハマるので、
5日以上の休みがある日にやるか、時間制限を厳格に決めるか、香川県でやろう！

俺は確かにこのゲームを「おすすめ」と評した。

だが、買うな。
このゲームを買ってはいけない。

買ったが最後、お前は
「Aを作る効率を上げるためのBを能率よく作るためのCを量産するためにDとEを大量に用意する」
と言った終わりのない作業に身をやつすことになり、気づけばその日は10時間ほどこのゲームをプレイすることになる。
そして、それが半月ほど続き、お前が消費する時間は100を超える。

このゲームは、そう言うゲームだ。
DとEを大量生産するための「F」と成り果てたい人のためのゲームだ。

具体的な内容は……PVにすべて詰まっている。
このレビューを呼んで、PVを見て、それでも買ってしまう人は……楽しんでくれ。

○ストーリー説明（バイター(敵)目線）
僕らはバイター。惑星に住む生き物。
いつものように平和に暮らしてたある日、空から自分たちと違う小さな生き物が降りてきたんだ。
僕らは遠巻きから見ていたんだけど、その小さな生き物は地面を掘ったりして何日か過ごしてた。
数日経った後、奴は見たこともない物を大量に作り出して、邪魔だと言わんばかりに僕たちの巣を攻撃してきた！
しかも攻撃してきただけじゃない。僕たちが苦手な煙を大量にまき散らしてこの星を汚染しはじめたんだ！

野郎ぜってー許さねぇ！この星の自然は僕らが守る！

○次回予告
やめて！うかつにレーザータレットに近づいたら燃え尽きちゃう！
お願い、死なないで中型バイター！　あんたが今ここで倒れたら、この星の平和はどうなっちゃうの？
巣はまだ残ってる。これを耐えれば、工場長に勝てるんだから！
次回、「バイター死す」。デュエルスタンバイ！

○説明
最初は手で石炭を掘ったり鉄鉱石を掘ったりしながら、作れるものを作っていく。段々と要求が大きくなる設備に対して「もう我慢ならん」と、どうにかこうにかして今まで手作業でやっていた資源集めを自動化する。
資源集めが自動化して少し楽になると、さらに設備からの要求が大きくなるので「設備ども、そこへ直れぃ！」と生産ラインを整え始める。
整え終わったら、なんか資源が詰まってると気が付き、自分の見通しの甘さに頭を抱え、効率Upのためにラインを弄りはじめる。
気が付くと時計が0時を過ぎて慌てて布団へ飛び込んで寝る。

つまり、家内制手工業→産業革命→工場制機械工業までを体感し、生産ラインの
素晴らしさを知り、より効率（楽をするため）を求めて改良を行い、
最後に、出来上がった美しいラインを見て悦に入るゲームです。

何かを作って喜べる人にはとてもお勧めできます。