Fallout4 　　　 －　ヤギになれない
GTA5　 　　　 －　ヤギになれない
Skyrim　　　　 －　ヤギになれない
The Witcher 3　－　ヤギになれない

Goat Simulator －　ヤギになれる

　フラフープは健康に資する遊具で、レンガは日常生活の安定に有用な資材です。
　本物のヤギはあまり見たことがない、という方は多いでしょうが、世界的には家畜として大変ポピュラーな存在です。本邦でも近年、精強な体質や食に対する選好性の低さから、除草作業を行う動物として注目を集めつつあります。
　そして、これらが象徴する有用性と真っ向から敵対しているのが、このGoat simulatorです。

　不滅のヤギとなって市街地やファンタジー世界に闖入し、主として反社会的行為を行うことによってポイントが加算されることから、暴虐の限りを尽くすことがゲームの基本的な目的と思われます。他にも若干の収集要素等はありますがストーリーのようなものは皆無で、ゲームプレイの動機付けは、ほぼSteam実績とプレイヤーの好奇心のみに潔く丸投げされています。

　本作はデベロッパーのCoffee Stain Studiosが狼狽するほどのスマッシュヒットとなり、それを受けて開発スタッフは「我々はこのゲームを本気で開発したわけではない」といった意味合いのコメントを出し続けながらも異常に精力的なアップデートを行っています。
　明らかに冒頭に挙げた有用性や経済合理性を無視した行為ですが、極言してしまえばコンピュータゲームとは「そういうもの」です。その点において、本作の内容と開発スタッフの態度は（あるベクトルにおいては）極めて模範的であり、倫理的でさえあります。

　その過剰な逸脱行為によって、生きていく上で新しい一歩が踏み出せないプレイヤーや挑戦的な企画に尻込みするゲーム開発者に勇気を与えてくれる、本作はそんなゲームですとは言明しませんが称揚すべき作品だと思います。

Goat Of The Year

やあ （´･ω･)
ようこそ、Goat Simulatorへ
このトランポリンはサービスだから、まず乗って落ち着いて欲しい

うん、「バカゲー」なんだ 済まない
開発者も「ぶっちゃけ10ドルあったらフラフープとかレンガとか本物のヤギを買ったほうがマシだと思う」
って言ってるしね、謝って許してもらおうとも思っていない

でも、このゲームを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う
殺伐としたSteamで、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このレビューを書いたんだ

じゃあ、$10で買おうか

http://www.youtube.com/watch?v=F4U2dYBUYdY

優雅に食事を楽しんでいるカップルの席に突撃して荒らしまわる、通行人をガソリンスタンドに突き飛ばして爆破、高台で景色を眺めている人を後ろから突き飛ばして転落させる、建設途中のビルに何故か置いてあるジェットパックを背負って空を飛ぶ、抗議デモが開かれている場所にガソリン缶を持っていって人々を火だるまに、バーベキューが開かれている所へ崖から巨大な岩を転がしてパニックに陥れたり、と世間でよく知られているヤギの生態を忠実に再現したヤギシミュレーターゲーム。
「フリッピーバード」ならぬ「フリッピーゴート」がゲーム内で遊べたりと、意味もなくイースターエッグも作りこまれている。

一通りプレイして大笑いした後、君は冷静になって考えるだろう。
「10ドルで赤レンガ買ったほうがマシだったなぁ・・・」
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=244298103

山羊がお好き？
結構、ではますます好きになりますよ。さあさどうぞ
Goat Simulatorです。

いい山羊でしょう？んああ仰らないで。本物の山羊じゃない。
でも本物の山羊なんてSteamで開発出来ないし、実績解除は出来ないわ、
コントローラー操作出来ないわ、MOD対応してないわ、ろくな事はない。

物理演算もたっぷりしてますよ、どんな爆発でも大丈夫。
どうぞ購入してみて下さい、いいBAAでしょう？余裕のBAAだ。
BAAが違いますよ

まず始めに、開発者が「こんなゲームに金払うより、もっとましな使い道があるだろ。」
と言っているので、自分に合わなくても泣かない。

さて、肝心のゲーム内容は山羊となり町を恐怖に陥れるというバカゲーそのもの。
人や自分以外の山羊を犠牲にして悪魔の山羊となるといった物から、
キリンになるといった、ゲームの名前を真っ向から否定すると言った物があります。

～～点を稼げ、高さ～～Mまで到達しろ、といった簡単なクエストがあったり、隠しアイテム探しもあり、
リーダーボードと実績にも対応しているため目的がないということはありません。

現時点(2014/2/29)ではまだSteamで買うことが出来ず、公式サイトからしか購入できないので、
まだまだワークショップのコンテンツは少ないもののこれからに期待が持てる。

とにかくバカゲーが好きな人は買って損はないと思いますよ。

「馬鹿なことを真面目にやる」
ロマンあふれる響きのある言葉ですが、これを実行することは難しいもの。
そして、それを本当にやっちゃった作品がこのGoat Simulatorなのです。

ヤギです。すこぶるヤギです。
ヤギが建物を破壊します。人を跳ね飛ばします。スタイリッシュにぶっ壊したら高得点！おめでとう！良かったね！
・・・レビューすることが馬鹿馬鹿しくなるほどのバカゲーです。

普通のゲーム製作会社ならば、こんなバカゲーを作ろうとしたら株主に怒られるどころか、企画書を提出した段階で上司に大目玉であります。
実際、公式アナウンスで「こんなもんに金を払う価値は無い」とぶっちゃけています。実に清清しいほどに潔い姿勢です。そしてそれがまったくの真実というのが素晴らしい。バカだなぁ。

最後に、この作品が気になっている方々へ。
面白いとかつまらないとか、そんな小さなことはを気にしてはいけません。
この作品を購入した人たちは、ゲーム内容にお金を払ったのではないのですから。
製作元であるCoffee Stain Studiosの身体を張った渾身のギャグにお金を払ったのです。

ヤギシミュ。
ヤギになって町を散歩したり家を荒らしたり好き勝手して遊ぶゲーム。
下水道に某亀さんの集団が住んでいたり、ビルの屋上で某ねずみDJさんがプレイしていたりとパロディも多い。
DLCではPAYDAYやDayZのパロディをうまくヤギで表現していて面白い。
実績に関しても面白いネタが多いので挑戦するのも楽しい。
でもミニゲームと宇宙船はちょっとめんどくさかった。
1つだけこのゲームを持っているフレがいないと取れない実績があるので注意。
マルチプレイ対応してくれればさらに楽しめそうなゲームだった。

「こんなゲームを買うくらいならフラフープやレンガを買ったほうがいい」と公言されていますが、
使用するにあたって十分なスペースを必要とするフラフープや、
購入額から換算してだいたい10個くらいしか入手できないレンガを買うよりも
PC環境一つで腹筋強化に充てられるこのゲームを買ったほうが有益なのではないでしょうか。