サバイバー系が好きな方なら楽しく感じられる要素は詰まっている。このジャンルをやったことがない方でも複雑な要素はないので手軽に楽しめるゲーム。難しいステージもあるのでやり甲斐も存在している。

気になった点として、基本はオーソドックスなサバイバー系だが、正式リリース後に追加されたステージで探索する必要があるなど変則的なルールのステージが数は少ないがあり、煩わしく感じるかもしれない。あとそこまで軽いゲームでもないので低スペックだと後半から厳しい可能性あり。

ストーリーは普通にステージクリアしているだけでは謎が多く理解しづらいが、強化ポイントを使って年表を解放しつつゲーム内で読める小説(Kindleでも配信されている)を読んで少しずつ理解するという楽しみ方が用意されている。


ギミックが面倒なステージが極一部あるが通常ステージをやる分には楽しくプレイでき、エルシャダイのあのセリフも聞けるのでオススメしたい。

まず最初に、エルシャダイ等とのつながりのある世界観ですが
それを知らなくても殆ど問題がない作品です。聞いたことがある名前等を見てちょっと得した気分になれる程度です

ヴァンサバ系は正直やったことが殆どなく「2Dマップで死ぬまでお互い強くなり続ける」というイメージでしたが
本作はステージクリア型かつ制限時間が存在するためお互い強さに上限があるタイプです
1ステージにかかる時間もだいたい15~30分程度なのでメリハリをもって遊びやすいでしょう

以下、プレイして感じた良かった所と好きではなかった所

～良かった所～
本作は平たんな2Dワールドではないマップが殆どです
普通に歩いてジャンプ台を見つけて乗ったりしてもいいですがニトロという超ダッシュか大ジャンプに使える燃料があり
これを駆使する事で大幅にショートカットする事が出来ます
ニトロジャンプで高度を稼ぎ、ニトロダッシュで距離を稼ぐ！両方使う事で滑空してるかのような気分にもなれるでしょう
また敵の攻撃から逃れるために使ったり、ニトロダッシュはコインの回収距離が増えるので散らばったコインを集めたり等
使う人と時と場合によって千差万別の活躍が見込めるニトロ移動は本作屈指の良要素です
なお、ニトロゲージがない時にも長押しする事で無理やり1回使えますが大ダメージを受けます。どうしようもない時にだけ使いましょう
そして2回使ったら 死ぬ。慈悲はない

本作では武器の購入と強化、宇宙服の強化はコインを消費します
この手の強化はランダムに獲得するイメージが強いですが武器の購入以外は任意で可能です
ただしどれをやってもコインを消費すると値段が上がります。最終的には1回5000コインを超えるレベルに…
故に、まず何を優先してあげていくか、何を後回しにしてもいいかはよく考えないといけません
自分の中でテンプレが出来てもステージによっては資金の都合や敵の攻め方から変えざるを得ない時もあるでしょう
そこがパズルのようで面白い部分でもあると思います

上記の仕様、そしてロケットの打ち上げにもコインがかかる事から
一気にコインを使い切ってしまえばロケット打ち上げ代が足りず酸素不足で時間切れの死を迎える事になってしまう
そのため次のロケットの費用も頭に入れておきながら強化していくとなるとどうしても十全な強化がしづらい事が多いです
それでも敵の猛攻をかいくぐり、お金に余裕が出てきて武器の強化を果たした時の爽快感！
それを成せる段階になるとBGMもこちらを鼓舞するようなものになる事が多く、非常にテンションがあがります
戦闘メインのステージ程耐え忍ぶ苦しみと乗り越えて無双する時のカタルシスの乖離が激しいので、是非苦難を乗り越えてロケットを打ち上げてください

エルシャダイの他にそろそろ寿司を食べないと死ぬぜ！とコラボしており
コラボステージが最初からプレイできますがこれがとてもやっていて楽しい
3Dマップを縦横無尽に飛び回る本作において違った世界観のマップを探検出来るのはまさに冒険といえるもの
コラボステージクリアで手に入る限定のモノもあるので、是非楽しんで行ってください
そして出来れば更にいろんな世界の四角を見せてくれる事を期待しています

ステージクリア型のゲームであり、ロケットを打ち上げる毎に敵の沸きやステージに変化が出る本作ですが
最初のロケットを打ち上げるまでの無音のBGM、1つ目を打ち上げた後の静やかな曲調
そこから徐々に盛り上がりを見せていき、後半戦に差し掛かるとプレイヤーを鼓舞するような曲に変わっていきます
残り時間ギリギリ、復活回数ナシ、そんな状況で最後のロケットを打ち上げるコインをなんとか確保して
ニトロジャンプでロケットまでたどり着けた時になるファンファーレ…まさしくゲーム体験と結びつく「ゲーム音楽」です
BGM自体はステージエリアごとに同一なのでエルシャダイのように数多くはないですが、聞き飽きる事はない素敵なものばかりです

～好きではなかった点～
本作、いくつか戦闘がメインではなく探索メインのステージがあります(本当にいくつか程度)
だいたいは導線に従って見ていけばいいのですが広大な500mの世界は移動するだけでも大変なのに
ほぼノーヒントで次に進むための手掛かりをこの四角の隅々まで探せ！とやられるのは時になかなかのストレス
だいたいのステージが初見でもクリア出来るいい塩梅の難易度であったが故に、30分程度のリトライを数回は結構しんどかったです
戦闘ステージオンリーにしろ！というにはもったいない作品なので無くしてほしいとは全く思いませんが
もうちょっとヒントを増やしても良いんじゃないかなと思いました
最終版のとあるステージ、ワンダフルのホログラムに触れるとオブジェクトが出ると気づくまでに4回蘇生使い切りの時間切れになりました…

これは正直不具合も混じってる気がしないでもないですが、何の前触れもなくいきなりロケットの代金が桁が上がったり
逆になんでこの段階で急に滅茶苦茶安いの…？ってなってる事があります
段階を踏んで比例して上がるのではなく、急に増えたり減ったりする場所があるのは初見殺しみたいなものであり
初見でいくらコインを残すべきかの判断が難しくなるなぁと思いました
ただ流石にいくつかの場所は設定ミスな気はするのでいつか変わってるかも…

本作の武器は初期武器とストーリー入手品以外はショップでのアンロック型であり
一度アンロックした武器はそれを取り消す手段がありません
そもそもヴァンサバライクなんだしどの武器が使えるかランダムの方がそれっぽいのでは？とも思いますが
使ってみたら自分に向いてないので毎回リロールで見送りたくなるハズレ枠が出来てしまった時
最初から買わなければよかった…と後悔先に立たずになってしまうのがちょっと悲しい所かなと感じました
まあ、どの武器も使ってみると意外な楽しみ方があるので時には使ってみるのも楽しみの幅が増していいと思います
毎回同じ武器使うのも味気ないですしね。好きな武器1本は確実に手に入るし

本作の収集要素のひとつであるステラAIデータ
世界観の解説が見れるので是非とも集めたいところですが
一部のもの以外はどこでどうやったら入手できるのか知る手段がありません
ヘルメットはどこそこのステージをクリアしたら手に入るようになるよ！みたいなのがあるのですが…
なんとなく、既に入手したデータのありかをもう一度開封したら出てくる気がしないでもないですが
それはまた後日確かめてみたいと思います
→2-1以降にランダム配置されているようです。一度クリアしたステージをまた遊んで探すのもいいでしょうね


細かいプレイ感やシステム等はほかの人が書いてくれているので自分がプレイして感じたことを書きました
良い事もそうでない事もいろいろありましたが本作をやるか迷ってる人に特に伝えたいのは


という事です。君もたまごとソーダを携えながら寿司を連射してロケットを打ち上げよう！