Lords of Xulima

Lords of Xulima

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日本語版スターティングガイド
By 火月@ryon3kag
ちょっとプレイしたけど良くわからん!という人のための、初歩的なガイド集。
   
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何はともあれ日本語化
英語だらけでそもそも辛い、というのはよくあります。幸い、日本語化MODを作成してくれている方がいらっしゃるので、ありがたく導入しましょう。

「lords of xulima 日本語」でGoogle検索[www.google.co.jp]すると、情報が出てきますので、そちらのページを参照してください。
難易度設定
 難易度は次の三つです。ゲーム中に設定を変更することはできません。
  • Normal
     いわゆるイージーモード。サクサク進めたい場合やお試しプレイの場合に。
  • Old-School
     開発が考えたノーマルモード。そこそこ敵が強くなっていますが、無理ゲーというほどではないです。大丈夫、致命傷で済みます。
  • Hardcore
     ハードモード。辛いです。このモードのみ、Ironman設定ができます。Ironmanの場合、セーブが町でのみとなりますので、いつでもセーブできる通常モードとは別の戦略が必要となります。




 難易度が難しくなるほど、ゲーム内の物価が上がります。そのため、容易にアイテムを購入したりできなくなります。特に食糧は、ハードコアだとノーマルの約3倍ぐらいに値上がりするので、交渉スキルの重要性が高まります。
パーティー作成:クラス別短評
 特にこだわりがなければ、クイックスタートで作成されるデフォルトパーティーを使用しましょう。バランスよく組まれているパーティーなので、序盤をウロウロする程度なら十分楽しめるパーティーです。
 パーティー作成をしたい場合は、カスタムパーティーの作成を選択します。Gaulen以外の5人のキャラを作成することができます(Gaulenは固定キャラのため、カスタムはできません。ポートレートも通常では差し替え不可能です)。

クラス別短評
Arcane Soldier
 いわゆる魔法剣士。どちらもスペシャリストに比べると一段落ちるが、どちらも使えるということはどんな状況でも対応可能ということとも言える。物理攻撃はスキル含め単体攻撃ばかりなので、複数相手に魔法を使い単体に物理攻撃という使い分けが出来るのはこのクラスしかない。
Mage
 純後衛の魔法使い。前衛メイジは縛りプレイでしかない。装備はダガー、ポールアームが使えるが、武器攻撃も考えているならスタッフを、武器攻撃を捨てるならダガーをもたせる。
 序盤から中盤にかけて大活躍するが、終盤はやや力不足。ただ、魔法のみに振るとスキルポイントが余り気味になるので、他に探索系スキルを取る人が居ない場合に担当させるのも有り。
Cleric
 ヒーラー兼中衛。FFで言う白魔道士ではなく、D&Dのガチムチ僧侶。とはいえ、前衛も出来るレベルであって前衛専門とするには心もとない。
 回復魔法及び強化魔法が使用できる。中衛、後衛のどちらに伸ばすにせよ回復魔法はこのクラスに任せるのが一番良い。
Thief
 シーフではあるが、どちらかと言うとWizardryのニンジャに近い。理想的な中衛キャラで、Quick Strikeスキルによって素早く再攻撃できる。
 また、手裏剣(遠距離:ダメージ+出血)を使える唯一のクラスである。出血ダメージは自動で治らない状態異常で毎行動後に蓄積分の継続ダメージを与えるもので、例えばLV1キャラでも手裏剣を3回投げれば、通常攻撃4~10のレベルでも毎ターン15ポイント程度のダメージを与えられるようになる。
 鍵開け&罠解除も使えるクラスであるので、特にこだわりがなければパーティーに1人は欲しい。
Divine Summoner
 召喚士。神のしもべを召喚し、戦闘に参加させる事ができる。しもべは全クラス揃っているためどんな状況でも対応できるが、行動毎に1体ずつしか呼べず、また隊列の枠を使用するので通常は最大2体までとなる。仲間が死んだ場合はその枠を使って召喚することも出来るが。
 性質上、長期戦になりやすいボス戦や強敵戦で特に力を発揮する。雑魚戦でも使えなくはない(手数が増える&前衛の的が分散するため)。
Paladin
 アルケインソルジャーがメイジ+戦士であるなら、パラディンはクレリック+戦士である。前衛をこなしつつ回復及び強化をすることが出来るクラスで、強化魔法で防御を固めて戦闘を安定させることに定評がある。
 また、前衛としてではなく後衛に置いてポールアームを使わせることで、後衛から前衛並の攻撃を行いつつヒーラーとして行動もできるようになる。
 とはいえ、アルケインソルジャーと同じくそれぞれの専門家に比べればスキル的に劣るので、サブクラス的な位置づけに近い。クレリック+パラディンと組ませて、クレリックの隙間を埋める形で動くような感じがいいかもしれない。
Barbarian
 小手先の技には頼らない、純粋な物理攻撃キャラ。PPを使うスキルは覚えないので、通常攻撃しかできないが、他に考える必要もないのでかえって使いやすい。
 序盤では攻撃スキルを使えるソルジャーに劣るが、スキルが揃う終盤では高速で攻撃するDPSキャラになっている。物理オンリーなので物理に強い相手には弱いが、出血が付き攻撃速度が早い剣などを使わせると純粋に強い。
Bard
 遠距離攻撃が出来る後衛のバフ・デバフ要員。強化をかけて、弓で攻撃したりアイテム係になったりするお仕事。
 味方の強化だけではなく、敵への弱化も出来る。ただし、効果範囲は「自分の周り1マス」であるため、中央の列に配置しなければ効果は薄いし、2列隣になってしまう召喚された味方にはバフが届かないのが弱点。弱化に関しては位置に関わらず全体に効果が発揮する。
Soldier
 攻撃スキルを使う戦士。バーバリアンと違い、こちらはスキルを使うことで一撃必殺を狙うタイプの戦士。
 技の種類によって、相手をスタンさせたり出血ダメージを増やしたりと、状況に応じた攻撃を出来るのが利点。バーバリアンより汎用性は高いが、攻撃力という点ではバーバリアンよりは劣る。
Gaulen(Explorer)
 固定キャラの主人公専用クラス。戦力的には完全な中衛で、戦闘よりも冒険用スキルの方が充実している。
 Knowledge of Herbsというスキルを持っており、これを最大にするとリスポーンしないハーブの取得個数を増やすことが出来るため、最大スキルになるまで地面に落ちているハーブは採取しないこと。また、難地形で素早く移動でき食料を節約できるKnowledge of TerrainsというスキルもOld-School以上の難易度では取っておきたい。
 シーフが居ないならDisarm/Lockpickingを、バードやメイジがいないならIdentifyを取らせることを推奨する。初回プレイならマップの視認性が上がるExplorationを取るのも有り。
パーティー作成:信仰する神の選択
 職業を選ぶと、次は信仰する神を選択する必要があります。面倒であれば、タリエットを選べば問題ないです。

ナレット(Nalaet)
 HPが増えるが割合上昇であるし、終盤でもHP500程度にしかならないため、ボーナスで+25分にしかならない。推奨しない。
タリエット(Taliet)
 スピード上昇。他に選ぶのが思いつかない場合はこれを選べば外れは無い。
カルスケット(Kersket)
 序盤は有用だが、終盤に連れて価値は薄れる。前衛なら選択するのは悪くはない。
ベルベット(Valvet)
 序盤は有用だが、終盤に連れて価値は薄れる。前衛なら選択するのは悪くはない。
フェブレット(Febret)
 パラディンなど、回避優先の前衛には価値がある選択だが、呪いや病気などで相殺されるので注意。
ラズネット(Raznet)
 先制行動ができるので、戦闘開始時に行動する必要があるバードや召喚士には便利な神。
ゴロット(Golot)
 取得経験値が上昇するため貴重なように見えるが、ゲーム内でスキルとして普通に存在する要素なので、わざわざ初期取得するメリットは薄い。
アルナット(Alnaet)
 ナレットと同様で、割合上昇なので終盤でようやく10~15ポイントしか増えない。取る必要はない。
ユル(Yul)
 推奨しない。取得ボーナスは誤差レベルでしかない。

 結論として、こだわりがなければタレット。先制行動が必要ならラズネット。序盤に楽をしたいならベルベットやフェブレットというのも有り。他の神はロールプレイ以外に信仰する必要はありません。
パーティー作成:ステータスの意味
 パーティー作成時には関係ないが、レベルアップ時に5個あるステータスのうち2箇所を選択し、それぞれ1ポイントずつ上昇させることが出来ます。キャラの役割にもよるが、大体3箇所伸ばす必要があるため、振り分けには気をつけましょう。

  • SPD
     ゲームの性質上、スピードが遅い=行動が回ってこない=全てにおいて劣る事となる。よって、スピードはどんなクラスでも優先的に振ることを考慮する。毎回振る必要はないが。
     また、行動速度の他に回避にも影響するため、前衛は特に多く振り分けることで相対的に防御力が高くなる。

  • CON
     最大HP上昇を担う。前衛クラスはHP上昇をスキルで賄えるので、どちらかと言うと後衛向けのステータスである。特にメイジなどHPが貧弱なキャラは、SPD/CONと振るのがお約束となっている。

  • ENE
     最大PP上昇を担う。スキルをよく使うキャスターで振りたくなるが、1ポイントにつき2PPしか増えないため、効率が悪い。ある程度のPPを確保しているのであれば、PP回復ポーションを使用するほうが良い。

  • STR
     戦士系では必須。攻撃力の他、装備可能重量にも影響するため、前衛には必須ステータスである。後衛には不要なスキルとも言う。

  • AGI
     敏捷性は攻撃、防御の双方にボーナスが付くが、STRやSPDに比べてそれぞれ半分の価値にしかならない。装備に必要な分だけ伸ばす程度(最終40-44)で良いし、ハーブでAGIを伸ばして割り振るポイントを節約するのも良い。これもキャスターには特に不要なステータスである。弓使いや槍使いなら、装備できる最低限を振る。

 レベルアップ時の割り振りは、SPD+何かを基本として割り振るのが無難です。
序盤を乗り切るためのTips
 パーティーを作成したらゲーム開始です。日本語化していれば、最初のチュートリアル部分も日本語化されているので、プレイ自体に戸惑う部分は少ないでしょう。
 しかし、ゲームの性質上、序盤が一番難易度が高いため、お約束的な行動を知らずにプレイすると死にまくるクソゲーと感じてしまいます。そんな序盤をこなすためのTIPS集です。

最低限知っておくべき操作
F5 - クイックセーブ
F8 - クイックロード
ESC - メニュー表示

Tips集
  1. 隊列を組む
     パーティーを自作した場合、隊列は適当に配置されているため、Gキー、あるいは右下ミニマップの左端のアイコンをクリックして隊列画面を表示し、適切に並び直すこと。隊列は重要な要素のため、ここが適当だとどうにもならない。
     前衛後衛によって武器が届く距離が違うが、それ以外にも左右の距離によって攻撃出来ない場合もあるため、配置には気をつけたい。

  2. スキルトレーナーを利用する
     Velegarnの村にいるGalvan the Trainerが提供するトレーニングは、購入すると次のレベルアップ時に1スキルポイントを余分にもらえる。スキルポイントは使用しない場合は次のレベルアップ時に持ち越せるため、お金に余裕がある時には常にトレーニングを受けるようにすると素早くキャラを強化できる。

  3. 巫女の祝福を利用する
     巫女は50g.c.払うと祝福によってパーティーを一時的に強化してくれる。Velegarnの村の畑で作物を収穫する仕事をすると、全部収集した際に100g.c.となるのでこれを利用して、実質無料で祝福を受ける事が可能。作物は2日でリスポーンする。

  4. 致命傷≠戦闘不能
     戦闘でHPが0以下になると致命傷を負うが、別にそのまま戦闘不能が継続するわけではない。致命傷を消すのは24時間の休息が必要だが、休息でHPを回復させるだけなら致命傷ペナを受けるものの戦闘に参加できる。
     致命傷ペナはそれなりに大きいが、それでも全く戦闘出来ない状態よりは全然良いので、すぐに町に戻れない状態であるなら、致命傷を受けたまま探索続行するのが良い。

  5. 宿を利用する
     宿屋で休むと、手持ちの食料は消費しない。屋外で休むより、宿屋で休む方が安上がりである。

  6. 勝てない敵とは戦わない
     進行上、かなり上のレベルの敵が序盤から配置されている。戦闘に入る前に敵を調べ、危険レベルが厄介程度までの相手なら、どうにか勝つことも出来るが、それ以上の危険度の相手は避けたほうが無難である。

  7. 食料は多めに用意する
     食料は腐らないので、お金に余裕のある時に食料を余分に買っておくと、急な遠出でも対応出来る。GaulenのKnowledge of Terrainsを取っておくと、更に余裕が出来て安全。
     食料が尽きるとステータスに大幅なマイナスが付くため、非常に危険な状態となる。最低でも2日分は常備しておきたい。

  8. 休息はこまめに使用する
     HPやPPは自然回復しないが、休息することで回復することが出来る。特に序盤は常に満タンにしておくことを心がけたい。治りの早さはHP>PPなので、序盤で予め回復させてから休憩するのは、かえって効率が落ちることに注意。

  9. ポーションを活用する
     HPやPPが増えてきた場合、ポーションを使うほうが安上がりの場合もある。特に戦闘中に回復が間に合わず、一発食らったら致命傷となる場合はポーションを使用しておきたい。
     回復アイテムは勿体無い病が発症しやすいが、序盤はローグライクのように使いきらないとかえって辛い状態になりやすいので、大人しく使い切るつもりで行動したい。

  10. 手裏剣は切り札
     シーフが居るなら、手裏剣は常に用意しておく。血が流れる敵であれば、毎ターン20ダメージぐらいはすぐ出せるようになるため、対強敵戦での切り札となる。
     相手がアンデッドだった場合でも、出血ダメージこそ無いが通常ダメージがかなり大きいため、やはり切り札として使える。

  11. 敵はなるべく全滅させる
     ゲームデザイン上、敵の数は固定配置、エンカウント含め有限のため、できるだけランダムエンカウントの敵も全滅させてボーナス経験値を取得しておくと、中盤から終盤が有利になる。もっとも、固定配置相手だけでもレベルが余ってくるので、プレイ時間と進み具合の兼ね合いで選択する。

  12. マップはよく探索する
     隠し通路や見えにくい配置の箱など、探せば結構見落としがちなコンテナが落ちているので、怪しい感じの場所はくまなくチェックすることで、資金にかなりの余裕が出来る。

  13. 序盤はスクロールを活用する
     最初の町に落ちている箱などには、いくつかスクロールが入っているが、これは序盤でこそ輝く消耗品であるので、強敵だと感じた相手にはガンガン使って行くべきである。

  14. 経験値について
     このゲームで取得できる経験値は、戦闘中に生き残ったターン数によって分割される。つまり、開始直後に落とされたキャラはほとんど経験値を得られないが、ラストターンに落とされたキャラはほぼ全部の経験値を得られる。もちろん、生き残ればフルでもらえる。

  15. トラップ、鍵開けについて
     Perceptionスキルを上げると、マップや宝箱に配置されているトラップを発見することが出来るようになる。
     トラップの解除は、歯車が緑になった時にクリックする。難易度によって色の変わり具合や歯車の数が変わる。
     鍵開けは左の歯車から右の歯車まで、指定されたマス数で通れる道を探すマインスイーパーもどき。同じマス数で行ける道が複数有ることがほとんどだが、どうにも分かりにくい場合は一旦キャンセルして開き直すと配置が変わるので、やりやすい配置になるまで再チャレンジすると簡単。

 後は、気合と根性で何とかなります。Old-SchoolのRPGを遊ぶのに一番大事な要素です。はい。
1 Comments
qb_dp Apr 6, 2016 @ 4:39am 

非常に感謝します