このゲームを開発する際に制作会社のSekai Projectはクラウドファンディングサイト　`キックスターター‘　にて支援を募っていました。
特定以上の額を支援した支援者には早期アクセスの権限が与えられますので今回はその権利を利用してプレイした際のレビューです。（なおすでに募集は終了しています）

ステージなな　が作成したナルキッソスの発売から十周年を記念して作られた作品です。

・ 今作に同梱されているナルキッソス1＆2は下記とまったく内容が同じなため絵は変わりませんが、今回新しく追加されるエピソードは絵が下記のゲームと全く異なります。
http://store.steampowered.com/app/264380/。
・海外のファン向けに作られた作品ですが、日本語音声、日本語字幕に対応しています。



内容はsteamにもともとあったナルキッソス1＆2、そして今回steam初登場の姫子エピローグです。
またDLCとして他にも
・ナルキッソス　小さなイリス
・ナルキッソス　ゼロ
・ナルキッソス　スミレ
・ボーナス： エクストラショートストーリー『1980』
・ボーナス： エクストラショートストーリー『1993』

Season PassがDLCとして発売されました。これを購入すればDLCに含まれるすべてのエピソードとNarcissu 10th Anthologyで使われたデジタルサウンドトラックを入手することが出来ます。
内容はボーカル10曲、BGM35曲で総再生時間2時間超の構成となっています。

予定より一年遅れで本日、ナルキッソッス　スミレがDLCとして公開されました。
さらに、ナルキッソス1と２が既存の無料版
http://store.steampowered.com/app/264380/。
に幾つかの変更が加えられた物もリリースされることが発表されました。
恐らく、PSP版と同じものに置き換えられる予定で立ち絵なども変更されるかどうかは不明です。これに伴い、ナルキッソス１と２の旧バージョンは削除され、無料版でのみプレイ可能となることとなるそうです。

各エピソードを簡単に紹介します。

7階のホスピスに行くことになった主人公とヒロインのセツミの話。すべてはここから始まる。
病院でも家でも死にたくない二人が出した答えとは。

前作でヒロインだったセツミと新しい登場人物、姫子を中心に描いた物語。時系列的にはこちらのほうが昔になります。

ナルキッソス２の登場人物の一人である姫子の物語です。ナルキッソス2のEND後のサイドストーリー。

ナルキッソスの完全外伝ストーリーです。

なぜ７階のルールができたのか。その理由を７階の始まりとともに知ることができます。
PSP版でいう最終章です。

コミケのC89で発売されたシリーズ最新作です。12歳から引きこもりになった少女の話。
10年後彼女は７階へといくことになる。何も持たない彼女に起こった出来事とは。

このゲームについての新しい情報は逐一下記のサイトで報告されます。
https://www.kickstarter.com/projects/sekaiproject/narcissu-10th-anniversary-anthology-project

新しい情報、エピソードの追加が入り次第レビューを更新していくつもりなのでよろしくお願いします。

2016年1月28日　レビュー公開
2016年1月30日　作画、Season Pass、少しでも早く追加エピソードを読みたいという方へについての記述の追加、いくつかの文面修正
2016年1月31日　ストーリー内容について、書き漏れのあったボーナスエクストラストーリー『1993』を追加、姫子エピローグの記述を改善
2016年3月6日　2016年3月6日現在の更新状況を追加
2016年4月9日　2016年4月9日現在の更新状況を追加
2016年4月14日　2016年4月14日現在の更新状況を追加
2016年4月30日　2016年4月30日現在の更新状況を追加
2016年9月4日　2016年9月4日現在の更新状況を追加　および、レビュー字数制限により、重要性のなくなった4月9日、4月14日、4月30日現在の更新状況を削除
2017年3月19日　2017年3月19日現在の更新状況を追加、レビュー字数制限により重要性のなくなった2016年3月6日現在の更新状況を削除
2017年5月3日 Season Passとサウンドトラックを追加

ナルキッソスは私の最初のビジュアルノベルゲームです。このゲームは40年前のテレビシリーズ「赤い疑惑」を思い出させる。その時私は、奇跡が起こり、幸子は最終的に生きていると信じていました。どんな一所懸命に頑張っても、誰も彼女を救うことはできなかった。だから、このタイムはもう一度信じて、この病気の彼女は元気でしょう。愚かな考えだ…　俺たちは一般人だ、そんな特別能力を持ってない。不治の病、生きること、死ぬこと、そして去る者と残された者の関係を描いた感動的なビジュアルノベルシリーズ。この物語には奇跡も英雄も悪役も存在しない。冷酷で容赦のない厳正な現実の中ただ生きようと、自分たちなりの死への直面の仕方を探求するキャラクター達を描いた物語。

16年前の今日、二人は淡路島にたどり着いた。コロナの中再びナルキッソスの物語を振り返ると、以前の私に分からなかったことは分かるようになった。
眩しかった日のこと、そんな冬の日のこと。

いくつもの季節を、白い梅雨空を、誰とも言葉を交わす必要もなく過ごした～淡路島に行ったとき、何度もナルキッソスを見に行きたいって気がする。あの夏の夜、ナルキッソスと輝き星、彼女と過ごした時間、ああ、本当に懐かしいな

narcissu２に続く話です
narcissu　narcissu２を読んでない方には読んでからを当然お勧めします。というか読まないとわからないと思います。
話の内容としては２が終わった後の姫子さんの残された時間に関する内容です。
他のナルキッソススミレなどの話は追加DLCで追加予定らしいです。

余談ですがナルキッソススミレをやる前にこの作品を読んだ方がいいと思います。

同じ運命になってしまい、その運命に最後まで抗い抜いた「セツミ先生」、
その運命を心から受け入れ、「愛しくて、かつ大切な人たち」に人生の
わずかな残り時間を余すところなく最後の最後まで心を砕いて、「最後の贈り物」を
残して去っていった「姫子さん」。

ふたりが出した結論は一見、対照的かもしれないけど、実は「同じ答え」なのかもしれない。

「姫子エピローグ」
本当にいいお話でした。

もしも、あの世界で「姫子さん」に出会ったら、「マツダヲタ」の彼女と「アルファロメオ」派
の僕で、やれ「ロータリーエンジン」の素晴らしさを熱く語る彼女と、「アルファV6のエンジン音」でゴハン３杯
はいける変態な僕、という一見かみ合ってるようで、実は「絶妙にかつ絶望的にかみ合わない、不毛な会話」
を飽きるまで語り合いたい、と思います（適当）

え、「小さなイリス」？　あぁ、知らない子ですね（すっとぼけ）。

無料のNarcissu 1st & 2ndをプレイして心を打たれ有料の完結編を購入しました。結果　今までプレイしたノベルの中で１番と思える作品です、沢山の人にこの物語に触れてほしいです。..

ぼくはいつか淡路島に行きたいと思いました
(行ってきました)

久々でゲームで涙した・・・

人生という旅が終わるまで、
ちゃんと生きていられたらいいな。
死という終点にたどり着いたとき、
自分だけの答えが見つかるといいな。

ロードスターにのって海岸線走りたくなります
そんな作品