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Posted: Dec 1, 2014 @ 8:19pm
Updated: Nov 20, 2015 @ 1:55am

タグに Beat 'em up と追加されているのを疑問に思っていたのですが、実際に遊んでてみて納得しました。プレイヤー視点こそ一人称ですが、FPSでお決まりのステルス or ガンアクションは中心になっておらず、殴る。蹴る。ガードする。掴んで、更に殴る。といった肉弾戦が戦闘のメインとなっているので、確かに CAPCOM のベルトスクロールアクションをプレイした時に得られる快感と近いものを感じました。

ボウガンや二丁拳銃といった遠距離武器も用意されているのですが、プレイヤーが常備している訳ではなく、道中殴った敵が地面に倒れるなどして手放してしまった物を拾って使うことになります。自分がノックダウンした時はせっかく拾ったアイテムを強制的に付近に落としてしまうことになるので、使用するには再び拾いに行かなければなりません。また地面に落ちたアイテムはプレイヤー同様に敵も拾うことがあります。ここらへんも CAPCOM のエイリアン vs プレデターを彷彿とさせるものがあります。

普通、一人称視点のゲームで SPACEバーはジャンプが割り振られてることが多いのですが、この作品ではガード、若しくは敵の攻撃をタイミング良く防ぐことで相手をノックバックさせるパリィといった動作が与えられています。そのため上下にも奥行のある世界を移動するにはするのですが、高いところに登って、こちらが遠距離武器で一方的に射撃するといったチキン戦法は取れません。戦闘に突入すれば、完全な安置などは存在せず(厳密には一部ボス戦で可能なようです)、やるかやられるまで殴り合いが続きます。他にも SPACEバーで防御態勢を取っている間に A or D を押すことで左右に素早くスウェーして相手の攻撃をかわす動作があったり(このスウェー中に攻撃キーを押すことでカウンターに繋がります)、Eキーで特定の敵だけに焦点を合わせることが出来るようになっていたりして、ジャンプがない反面、中々凝ったフルコンタクトバトルを楽しめるようになっています。

公式のスクリーンショットを見る限りでは、オープンワールドと勘違いされる方もいらっしゃるかも知れませんが、チャプター毎に一本道を進行し、要所々々に程良い長さのムービーが流れるといった具合です。

最初から設定されている難易度で挑戦しましたが、死亡した際にオートセーブされた直前の場面から何度でもリトライ出来る親切な仕様に助けられたのもあって、特別難しいといったことはなかったです。一応エンディングまで通しでプレイした感想では、往年のベルトスクロールアクションと比べて多少時間はかかりますが、適度な難易度含め、ノーコンテニュークリアの目標を立てても、比較的労力をかけず、達成可能な範囲のゲームだと思います。

※ 難易度をノーマルに設定した場合の話です ※

ちょっと誰かを殴りたい時は、一呼吸置いて Zeno Clash の世界で怪しい格好した奴ら(本当、キャラクタデザインは癖が強く、これだけでも人を選ぶかも知れませんが、僕はすんなり受け入れられましたし、何より原始人風な衣装のヒロインが愛らしいです。このゲームの投稿されたスクリーンショットを眺めてみると、自分と同じく、ヒロインを撮ったものが大半なのが驚きです)を素手で懲らしめてみてはどうでしょうか?
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