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55 people found this review helpful
2 people found this review funny
206.0 hrs on record (32.0 hrs at review time)
基本的にはCIV5のシステムを踏襲して発展させたもの。
ただし見た目は似ていてもゲームのアプローチがかなり異なる。

CIV5が出来ることを制限してゲーム性を表現していたのに対して、CIV6は選択肢を増やすことでゲーム性を豊かにしているという印象。
故にシステムは若干複雑になっている。

 例えばCIV5では、都市を作る際、目に見えて良い立地に都市を立てて土地を囲い込めば簡単に十分な見返りが得ることができた。ただし都市を作るとペナルティも発生するからバカスカ都市を立てたらダメだよ。という具合だった。
ところが今作では、都市を作ることのデメリットは少ないからいくらでも立てていいよ。ただし計画的に都市設計して「何をする都市か」考えて作らないと大きなメリットは得られないよ。という感じだ。実際自分もCIV5の定石で挑んだ最初のほうのプレイでは、何とも言えない半端な都市が数個並ぶだけのしょっぱい文明になってしまった。
 社会制度の選択、ゴールドの使い道等も、多くの選択肢を与えるよう作られている。前作はこの辺かなり決め打ち的な運用が求めらえていた。

自由にすれば面白いというわけではないが、戦略シミュレーションゲームは考えて楽しむゲームなので、それをより多く促してくれる今作の仕様のほうが個人的には好みだ。

というわけで。
良い点
・都市区画の設計が面白い。計画通りの出力を誇る都市が出来たときはそれはうれしい。そこに核を撃ち込まれようならそりゃあもう・・・
・選択肢の多様化という点で基本的に一貫したシステムになっている
・以前の作品より、時代変化でゲーム性や戦術が変わるよう仕向けられている
・遺産建造時などに流れるムービーなど、ビジュアル面も前作では物足りないとされていたものが追加・復活している。
・主題歌が良い (テンションあがる)
・日本語吹き替え対応 (かっこいい)
・ローカライズがまとも (めずらしい)

悪い点
・CIVの醍醐味の1つである「外交」の存在感が薄くなっている (悪い点では一番気になっている)
・UIの一部が使いづらい
・最序盤の蛮族が強い。他文明より組織的に襲ってくる。もうお前らも文明作れよ。
・AIの挙動が疑問 (まだ理解が浅いせいかもしれないけど、なぞの行動に見えたり、理不尽な思考に見えたりする行動が多々ある。)

その他
・日本の世界遺産・自然遺産はリストラされてしまった。残念。
・偉人には日本人がちらほら出てくるよ。

システムの根幹の出来がとても良いと思うので、あとはアプデで細部を調整してほしいです。
Posted October 26, 2016.
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3 people found this review helpful
23.1 hrs on record
村を作るゲーム。街づくりゲーというよりサバイバルゲーに近い。

住民は寒さに凍えて死んでしまう。食料がないと飢え死にしてしまう。健康度が低いと病気で死んでしまう。原因が特になくても突発的に死んでしまう。災害が来ると問答無用で死んでしまう。幸福度が低いと仕事する気がしなくなって村が廃れて死んでしまう。子供作れる環境を作らないと老人ばかりになって寿命がきて誰もいなくなってしまう。そんな中、村の生産を維持しながら村を発展させて人口を増やしていくゲーム。

人口スケールが小さい分村人一人ひとりの重要度が高く、その村人がどこに住んでどんな仕事をしていてどんな家庭構成をしているかが重要になってくる。場合によっては住民は一人単位で管理しなければいけない。

ちょっとした原因でバランスが崩れて村が壊滅、ってことがよくあるので難易度は高い。この手のシミュレーションでもなかなかない面白みがあるゲームだと思う。

公式に日本語化はされていないものの、ワークショップに日本語化MODがありわりと簡単に日本語化が可能なのでプレイに言語面での支障はない。今後アップデートの予定もあるらしいのでセールなどの機会にぜひプレイしていただきたい。

Posted December 24, 2014.
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23 people found this review helpful
20.8 hrs on record (20.3 hrs at review time)
Civilization シリーズのFiraxisのゲーム。随所に「らしさ」が見え隠れする。

ゲームは大きく分けて、実際エイリアンと戦場で戦うターン制ストラテジーパートと、部隊の技術や設備を強化育成する戦略パートに分かれる。戦術パートで持ち帰ったエイリアンの技術を研究して新しい武器や設備を整えていく。研究力や技術力の出力が増減し、それにより発展スピードが変わること、どの研究を優先して進めるかで戦闘の難易度、戦略パートでの資金繰りや他組織(主に世界中の都市)との関係、それらのバランスが変わってくるところもCivっぽさである。戦争狂、内政屋はご用心。

ゲームの難易度は高め。一度失った兵士は戻ってこない、不意打ちを食らったときのダメージが甚大、負傷した兵士は一定期間出撃不可なうえに戦闘パートは突発でやってくるなど、戦闘パートでの難易度はもちろん、戦略パートできちんと装備をアップデートしておかないと敵の強化についていけなくなるなどただ一辺倒に戦闘が難しいというわけではない。逆に戦略パートでうまく立ち回れば戦闘の難易度は軽減される。限られた資金や資源をどこに費やすか、そのバランスを常に意識しながらゲームを進めることになる。

全体的に神ゲーといっていいゲームだが、一つ難点をあげるとすれば全体のテンポが遅いということ。上記したような仕様のため戦闘は慎重に行うため時間がかかる、演出も全体的に間延びしているなどの部分にはストレスを感じる。救援要請きたけどさっき戦闘いったばっかだしスルーしようかな・・・などと考えてしまう。ただこの点はいくつかの改善MODがあるため気になる人はチェックしてみるといいかもしれない。

最後にこのゲームはいくつかのバージョンに分かれている。ただDLCはどれも必須というものではなく、大型VUのenemy withinも難易度が高めの新要素や仕様変更が主になるため、必ずしもはじめからコンプリートエディションの購入が推奨されるものではない。試しに無印版だけを購入も全然ありだと思う。
Posted December 6, 2014.
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7 people found this review helpful
457.1 hrs on record (290.5 hrs at review time)
 とにかく良くできたストラテジー。世界的にはこのジャンルでは随一の知名度のゲームである。
ネームバリューに恥じない豊かな戦略性と自由度、そして中毒性を誇る。

 プレイヤーは1つの都市から文明を起こしていくことになる。人口を増やし新しい技術を開発し、新しい都市を立てたり軍備を増強したりしながら相手プレイヤー(AI又はオンライン対戦)と時に協力、対立しながら勝利条件達成を目指していく。

 パラメータもプレイの選択肢も多く、お世辞にも簡単なゲームとは言えないが、決して敷居が高いわけではない。まだゲームについて理解が足りないうちは低難易度で思うがままに文明を育ててるだけで何周も楽しめる。ゲームについて理解が深まってきたら高難易度やオンライン対戦で歯ごたえのあるプレイを楽しめばよりどっぷりこのゲームにハマれるだろう。

ある程度このゲームに慣れてくると、戦略性と対戦相手との駆け引き、この手のゲームの肝であるこれらの部分が余りあるほど肉付けされていることがわかり胸焼けを起こすほど。

 勝利方法を1つの例に挙げると、このゲームの勝利条件は複数あって、どれか1つでも達成すればそのプレイヤーが勝利となる。この手のストラテジーゲームのオーソドックスな勝ち方は強大な軍隊を作って相手を征服すれば勝利となるが、このゲームの場合軍備は最低限に科学や文化の発展に注力したほうが科学方面、文化方面の勝利条件達成のほうが早く達成されてしまうことが往々にしてある。いくつかの文明を征服して超大国を築いたのに他の小国に他の勝利条件を達成されてしまい敗北、なんてことはザラである。もちろんその逆で、軍備をほったらかしにして内政ばかりしていたら、友好的だと思っていた対戦相手に裏切られて征服されて再起不能、なんてこともある。
 勝ち方が多様なだけに最後まで勝敗が読めないことも多く、最後まで気が抜けない駆け引きが楽しめる。

 プレイヤーは2,30ほどの文明から1つを選択しゲームを開始するが、その文明が個性に富んでいて何度プレイしても飽きない。文明には指導者がいて、指導者は有名な歴史的人物から登場し、その人物や文明、国を象徴する特殊能力、ユニットや建造物が固有のものとして登場する。ちなみに日本文明も登場していて、指導者は織田信長、能力は武士道、固有のユニットは侍とゼロ戦である。世界的にはさほど知名度が高くなかったであろう織田信長もこのゲームで海外のゲーマーにも名が知れたのではないだろうか。大量の侍引き連れて戦争しかけてくる人物としてであるが。ぜひとも信長は対戦相手として選択して遊んでみていただきたい。


最後にこのゲームは無印から何度かのアップデートがなされ、システムの追加やバランス調整、新指導者の追加などがなされてきて、別ゲーといえるほどの改良されてきたものなので、無印Civilization5ではなく、Complete Edition の購入をお勧めします。

Posted November 26, 2014.
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